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Yamareco

記録ID: 7603659
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
関東

奥久慈男体山 − 座禅小僧、座禅岩(いずれも筆者勝手に命名)、やせ尾根を登って一般コースへ(バリエーションルート)

2024年12月15日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
08:09
距離
11.9km
登り
737m
下り
739m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:52
休憩
1:17
合計
8:09
距離 11.9km 登り 737m 下り 739m
7:37
48
西金駅
8:25
8:26
4
8:30
6
8:50
9:10
40
取り付き
9:50
10:00
50
座禅小僧(筆者勝手に命名)
10:50
10:55
5
小岩塔
11:00
11:05
5
座禅岩(筆者勝手に命名)
11:10
110
座禅岩のコル(筆者勝手に命名)
13:00
3
一般コースへの合流点
13:03
13:37
68
14:52
14:54
5
15:46
西金駅
天候 晴れ 
過去天気図(気象庁) 2024年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
恒例により西金駅に停めて歩きました。
コース状況/
危険箇所等
本ルートは登はん要素の強いバリエーションルートです。
撤退用の登はん具、土付き急斜面を登るためのピッケルは季節に関係なく必携です。
座禅岩、座禅小僧はいずれも筆者が勝手に命名したものです。
やせ尾根ルートは、男体山を南側から、たとえば大円地駐車場から眺めたときに中央を一般コースの頂上稜線へ向けて走っている細い尾根筋です。

取り付きはモミジの美しい谷です。鎖場が始まる場所を、鎖場方面でも正面の谷でもなく、右側の急斜面を攀じます。腕に自信が有れば、70度くらいの土つきの急斜面から岩の凹角気味を一気に詰めることもできると思いますが、自分には無理でした。そこをひと巻きしてやや緩斜面になっている土付きをピッケル頼りで登り、稜線に出ると、穂高のジャンダルムのような岩塔が見つかり、ここからはごく簡単な登はんで岩塔の頂上に立つことができます。ちなみにこの座禅小僧の横にもうひとつ岩塔があるのですが、この座禅小僧の兄弟は、ルートファインディングが遥かに難しい岩塔です。下山時には懸垂下降を必要とします。今回は男体山山頂をめざしたのと、半分は自信がなかったので見送りました。

座禅小僧から座禅岩の登はんが今回のルートのもっとも難しい部分です。谷側へ少し巻きながら、中途に2本の潅木(コナラ?)が生えた凹角気味を攀じていきます。ここもホールドが取れそうで取れないのと、通過する距離はせいぜい5m程度ですが、滑落すると100m以上落ちるでしょう。絶対にしくじらないようにあらかじめ段取りを決め、躊躇なく進まないと力尽きます。この凹角気味を通過したら正面の岩壁をひと巻きして座禅岩の頂上に付くことができます。

なお座禅岩の頂上を狙うだけでしたら、やせ尾根につながるコル(鞍部)へ向かって、座禅岩を右に見るようにして谷を詰めていけば、極端に危険な登はん要素無しに座禅岩に登頂することができます。ただしここも土つきの急斜面なので登はん対応の登山靴とピッケルの使用がお勧めです。

座禅岩の頂上からやせ尾根へは、軽い藪こぎをしながら上に述べたこるまで降りて登り返します。基本的には頂上稜線までのラインがはっきりと見えているのでそこを攀じていくだけです。右側がすぱっと切れ落ちていて、露出感(恐怖感?、爽快感?)が著しいです。露出感の高さを嫌う場合や中途にあるオーバーハングを避けるためには、左側の薮に入ると多少ほっとします。ただし薮の中も斜度が相当あるのと、足元が崩れやすくて結構難しいです。

意外にもここには古い固定ロープがあり、筆者はクラシックルートと勝手に呼んでます。もしかしたら昔はこちらが健脚コースだったのでは?

頂上稜線が近くなると岩場はものすごくもろくなり登はんの継続は難しくなります。ここは薮のほうに移って潅木を使いながら登高するのが安全です。徐々に斜度が下がり、松の潅木などのある藪をひと狐疑すると、一般コースの頂上稜線へ出ます。

その他周辺情報 筆者推しのリンゴ農家小野瀬さん、同日で今季の販売は一応終了。閉店前の駆け込みでひと仕入れできてあわせです。
やや遅めのスタートなので、筆者をまず興奮させる奥久慈稜線のディテールが少しはっきり見える。気持ちをいっそう高めてくれる。
2024年12月15日 07:42撮影 by  SH-M17, SHARP
12/15 7:42
やや遅めのスタートなので、筆者をまず興奮させる奥久慈稜線のディテールが少しはっきり見える。気持ちをいっそう高めてくれる。
林道をひと歩きして、いつもの対面スポットで盟主男体山にご挨拶。今日はあの中央の尾根を行く。
2024年12月15日 08:19撮影 by  SH-M17, SHARP
1
12/15 8:19
林道をひと歩きして、いつもの対面スポットで盟主男体山にご挨拶。今日はあの中央の尾根を行く。
こちらは前回やったブナの木ルンゼ(筆者勝手に命名)。朝のうちは陰気な谷だ。
2024年12月15日 08:27撮影 by  SH-M17, SHARP
12/15 8:27
こちらは前回やったブナの木ルンゼ(筆者勝手に命名)。朝のうちは陰気な谷だ。
鎖場の手前までは健脚コースを登る。日が出ていると、この杉林を見上げるのがすがすがしい。
2024年12月15日 08:43撮影 by  SH-M17, SHARP
12/15 8:43
鎖場の手前までは健脚コースを登る。日が出ていると、この杉林を見上げるのがすがすがしい。
鎖場入り口の標識のところまで来て、名残の紅葉を楽しみつつ、身支度した。
2024年12月15日 08:53撮影 by  SH-M17, SHARP
12/15 8:53
鎖場入り口の標識のところまで来て、名残の紅葉を楽しみつつ、身支度した。
健脚コースと対面する急斜面を登った。枯葉に覆われた70度くらいある斜面を詰めたのだが、その先の岩の凹角気味がちょっと気持ち悪くて、ここは撤退した。トレーニングという意味ではこの程度は無造作に上がりたいところだったが、力不足だ。
2024年12月15日 09:12撮影 by  SH-M17, SHARP
12/15 9:12
健脚コースと対面する急斜面を登った。枯葉に覆われた70度くらいある斜面を詰めたのだが、その先の岩の凹角気味がちょっと気持ち悪くて、ここは撤退した。トレーニングという意味ではこの程度は無造作に上がりたいところだったが、力不足だ。
急斜面を少し巻くと、装備が整っていればそれほどの危険もなく高度を稼げる。モミジの谷と序盤の鎖場を反対側から眺めた。
2024年12月15日 09:31撮影 by  SH-M17, SHARP
12/15 9:31
急斜面を少し巻くと、装備が整っていればそれほどの危険もなく高度を稼げる。モミジの谷と序盤の鎖場を反対側から眺めた。
ひと攀じして、座禅小僧(筆者勝手に命名)の取り付きに到着した。穂高のジャンダルムとなんだか似ている。最後の岩場の登はんは、ここまで来る苦労に比べると、さほど難しくない。
2024年12月15日 09:50撮影 by  SH-M17, SHARP
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12/15 9:50
ひと攀じして、座禅小僧(筆者勝手に命名)の取り付きに到着した。穂高のジャンダルムとなんだか似ている。最後の岩場の登はんは、ここまで来る苦労に比べると、さほど難しくない。
座禅小僧(筆者勝手に命名)から大円地方面を見下ろすと、座禅小僧の兄弟と呼べそうな岩塔が屹立している。こちらは座禅小僧よりも遥かに難度が高く、やると男体山に登頂する前に日が暮れるかもしれないので、今回は寄らないことにした。
2024年12月15日 09:53撮影 by  SH-M17, SHARP
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12/15 9:53
座禅小僧(筆者勝手に命名)から大円地方面を見下ろすと、座禅小僧の兄弟と呼べそうな岩塔が屹立している。こちらは座禅小僧よりも遥かに難度が高く、やると男体山に登頂する前に日が暮れるかもしれないので、今回は寄らないことにした。
そして背後には二つ目のメインディッシュであるところの座禅岩(筆者勝手に命名)が聳立している。正面からの直登は無理なので、少し巻きながら易しいところを探していく。
2024年12月15日 09:56撮影 by  SH-M17, SHARP
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12/15 9:56
そして背後には二つ目のメインディッシュであるところの座禅岩(筆者勝手に命名)が聳立している。正面からの直登は無理なので、少し巻きながら易しいところを探していく。
2本の潅木がある凹角気味のところが難しい。通過する距離は5mもないかもしれないが、落ちると健脚コースまで滑落するだろう。手足の置き順を慎重に考える。どの程度の浅いでっぱりまでホールドに使えるかの見極めと、メンタルトレーニングには最適な中間試験だ。ルートファインディング中に腰に痛みが出始めた。撤退も考えたが、暫く安静にして痛みをやり過ごすことに成功した。結果下山まで問題なく歩くことができた。
2024年12月15日 10:18撮影 by  SH-M17, SHARP
1
12/15 10:18
2本の潅木がある凹角気味のところが難しい。通過する距離は5mもないかもしれないが、落ちると健脚コースまで滑落するだろう。手足の置き順を慎重に考える。どの程度の浅いでっぱりまでホールドに使えるかの見極めと、メンタルトレーニングには最適な中間試験だ。ルートファインディング中に腰に痛みが出始めた。撤退も考えたが、暫く安静にして痛みをやり過ごすことに成功した。結果下山まで問題なく歩くことができた。
前傾の写真の潅木の上に立って一息つき、写真前方の第2の潅木を目指す。難度はもう少し上がる。ピッケルを土つきに差し込んで全体重をかける箇所もあった。
2024年12月15日 10:37撮影 by  SH-M17, SHARP
12/15 10:37
前傾の写真の潅木の上に立って一息つき、写真前方の第2の潅木を目指す。難度はもう少し上がる。ピッケルを土つきに差し込んで全体重をかける箇所もあった。
難しい凹角気味を通過すると、おいしそうな岩塔が立っている。正面は緩斜面で簡単によじることができそうだが、滑った場合、左は谷底まで切れ落ちている。前回は凹角を通過しただけで一杯一杯だったので頑張らなかったが、今回は、垂壁だが、落ちてもせいぜい1m程度という難しいけれども安全な右側の壁から登はんを試みた。
2024年12月15日 10:54撮影 by  SH-M17, SHARP
12/15 10:54
難しい凹角気味を通過すると、おいしそうな岩塔が立っている。正面は緩斜面で簡単によじることができそうだが、滑った場合、左は谷底まで切れ落ちている。前回は凹角を通過しただけで一杯一杯だったので頑張らなかったが、今回は、垂壁だが、落ちてもせいぜい1m程度という難しいけれども安全な右側の壁から登はんを試みた。
文字通り岩塔を抱きかかえるようにしてハンドホールドを取ることができ、憧れの岩塔の上に立つことができた。
2024年12月15日 10:50撮影 by  SH-M17, SHARP
12/15 10:50
文字通り岩塔を抱きかかえるようにしてハンドホールドを取ることができ、憧れの岩塔の上に立つことができた。
岩塔の後ろには座禅岩(筆者勝手に命名)へ直登できる凹角があるのだが、リスクテイクはやせ尾根に取っておくことにして、、、
2024年12月15日 10:59撮影 by  SH-M17, SHARP
12/15 10:59
岩塔の後ろには座禅岩(筆者勝手に命名)へ直登できる凹角があるのだが、リスクテイクはやせ尾根に取っておくことにして、、、
少し巻けば安全に頂上に立てる。
2024年12月15日 11:00撮影 by  SH-M17, SHARP
12/15 11:00
少し巻けば安全に頂上に立てる。
座禅岩(筆者勝手に命名)の頂上だ。
2024年12月15日 11:04撮影 by  SH-M17, SHARP
12/15 11:04
座禅岩(筆者勝手に命名)の頂上だ。
座禅岩(筆者勝手に命名)から、これから登はんするやせ尾根を一望する。ここはラインが明瞭で胸がすく。
2024年12月15日 11:06撮影 by  SH-M17, SHARP
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12/15 11:06
座禅岩(筆者勝手に命名)から、これから登はんするやせ尾根を一望する。ここはラインが明瞭で胸がすく。
このオーバーハング気味は回避し、
2024年12月15日 11:30撮影 by  SH-M17, SHARP
12/15 11:30
このオーバーハング気味は回避し、
左側の薮がちな斜面を登った。
2024年12月15日 11:30撮影 by  SH-M17, SHARP
12/15 11:30
左側の薮がちな斜面を登った。
あっという間に高度を稼ぎ、座禅岩(筆者勝手に命名)を見下ろすようになる
2024年12月15日 11:44撮影 by  SH-M17, SHARP
12/15 11:44
あっという間に高度を稼ぎ、座禅岩(筆者勝手に命名)を見下ろすようになる
憧れのブナの木ルンゼ(筆者勝手に命名)の前衛峰。健脚コースからは鉛筆の先のように見えるが、実際は岩尾根の末端だ。
2024年12月15日 11:45撮影 by  SH-M17, SHARP
12/15 11:45
憧れのブナの木ルンゼ(筆者勝手に命名)の前衛峰。健脚コースからは鉛筆の先のように見えるが、実際は岩尾根の末端だ。
天気がよくて気持ちがいい。薮の中の登はんは案外難しいので、怖いが岩尾根に出て高度を稼いだ。
2024年12月15日 11:45撮影 by  SH-M17, SHARP
12/15 11:45
天気がよくて気持ちがいい。薮の中の登はんは案外難しいので、怖いが岩尾根に出て高度を稼いだ。
開放感が半端でない。
2024年12月15日 11:55撮影 by  SH-M17, SHARP
12/15 11:55
開放感が半端でない。
このや背尾根とブナの木ルンゼ(筆者勝手に命名)との間にもう一本ルートを取れそうな気もしてきた)。
2024年12月15日 11:55撮影 by  SH-M17, SHARP
12/15 11:55
このや背尾根とブナの木ルンゼ(筆者勝手に命名)との間にもう一本ルートを取れそうな気もしてきた)。
登はんするルートを白い筋として見て取ることができる。
2024年12月15日 11:56撮影 by  SH-M17, SHARP
12/15 11:56
登はんするルートを白い筋として見て取ることができる。
実はこのルートには古い固定ロープがある(写真上部中央)。危険だから触れないのだが。
2024年12月15日 12:10撮影 by  SH-M17, SHARP
12/15 12:10
実はこのルートには古い固定ロープがある(写真上部中央)。危険だから触れないのだが。
天空へ突き出したやせ尾根ルートを登るのは怖いが気持ちいい。
2024年12月15日 12:11撮影 by  SH-M17, SHARP
12/15 12:11
天空へ突き出したやせ尾根ルートを登るのは怖いが気持ちいい。
古い固定ロープ。
2024年12月15日 12:38撮影 by  SH-M17, SHARP
12/15 12:38
古い固定ロープ。
登はん終盤に正面岩壁の岩の殿堂をながめて興味を新たにする。
2024年12月15日 12:42撮影 by  SH-M17, SHARP
12/15 12:42
登はん終盤に正面岩壁の岩の殿堂をながめて興味を新たにする。
影の端の尾根筋はかつて筆者が直登「もどき」をやったときに取ったルートだ。影になている谷側を登はんする方が訓練になるし、薮こぎも少ないのだが、ホールドのもろさに怖気づいて回避したのだった。
2024年12月15日 12:43撮影 by  SH-M17, SHARP
12/15 12:43
影の端の尾根筋はかつて筆者が直登「もどき」をやったときに取ったルートだ。影になている谷側を登はんする方が訓練になるし、薮こぎも少ないのだが、ホールドのもろさに怖気づいて回避したのだった。
登はん終盤は藪がちになった。しかし薮なら安心と思ったら大間違えだった。足場がもろくて崩れやすい。もはや岩場というよりも土斜面に近いのだが、ピッケルが利くような土斜面ではない。潅木をつかみ、時には遠い潅木をピッケルで取りながら進んでいった。初挑戦のときは降ってくる土を頭からかぶりながら(土をかぶっても怪我はしないから気にしない)高度を稼いだことを思い出した。
2024年12月15日 12:55撮影 by  SH-M17, SHARP
12/15 12:55
登はん終盤は藪がちになった。しかし薮なら安心と思ったら大間違えだった。足場がもろくて崩れやすい。もはや岩場というよりも土斜面に近いのだが、ピッケルが利くような土斜面ではない。潅木をつかみ、時には遠い潅木をピッケルで取りながら進んでいった。初挑戦のときは降ってくる土を頭からかぶりながら(土をかぶっても怪我はしないから気にしない)高度を稼いだことを思い出した。
若干の悪戦苦闘の後、薮の緩斜面になって登はんが終了する。
2024年12月15日 12:58撮影 by  SH-M17, SHARP
12/15 12:58
若干の悪戦苦闘の後、薮の緩斜面になって登はんが終了する。
頂上稜線に飛び出した。
2024年12月15日 13:00撮影 by  SH-M17, SHARP
12/15 13:00
頂上稜線に飛び出した。
山頂の祠に到着し、成功を感謝すると共に下山の無事を祈った。気温は午後1時で7度。この時期としてはやや暖かめだろうか。
2024年12月15日 13:06撮影 by  SH-M17, SHARP
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12/15 13:06
山頂の祠に到着し、成功を感謝すると共に下山の無事を祈った。気温は午後1時で7度。この時期としてはやや暖かめだろうか。
健脚コースを下山し、展望台岩から今日のルートを振り返った。
2024年12月15日 14:13撮影 by  SH-M17, SHARP
12/15 14:13
健脚コースを下山し、展望台岩から今日のルートを振り返った。
座禅岩(筆者勝手に命名)頂上付近をズームした。写真中央を登はんし、中央上部に見える三角形の岩塔によりみちした後に、常緑樹の茂みの裏側から頂上を踏んだのであった。
2024年12月15日 14:19撮影 by  SH-M17, SHARP
12/15 14:19
座禅岩(筆者勝手に命名)頂上付近をズームした。写真中央を登はんし、中央上部に見える三角形の岩塔によりみちした後に、常緑樹の茂みの裏側から頂上を踏んだのであった。
もう一度モミジの谷で名残の紅葉を楽しもう。
2024年12月15日 14:24撮影 by  SH-M17, SHARP
12/15 14:24
もう一度モミジの谷で名残の紅葉を楽しもう。
今年の男体山の紅葉はこれにて見納めだ。
2024年12月15日 14:30撮影 by  SH-M17, SHARP
12/15 14:30
今年の男体山の紅葉はこれにて見納めだ。
ブナの木ルンゼ(筆者勝手に命名)の前衛峰へ挑戦する資格を賜りましたことを感謝いたします。
2024年12月15日 14:44撮影 by  SH-M17, SHARP
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12/15 14:44
ブナの木ルンゼ(筆者勝手に命名)の前衛峰へ挑戦する資格を賜りましたことを感謝いたします。
林道をぶらぶら歩き、下高塚山の前衛峰が擁する美しい弓なりの尾根に気分を良くして、登山を終了した。
2024年12月15日 15:45撮影 by  SH-M17, SHARP
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12/15 15:45
林道をぶらぶら歩き、下高塚山の前衛峰が擁する美しい弓なりの尾根に気分を良くして、登山を終了した。
撮影機器:

装備

備考 アプローチシューズ(バリエーションルート用に別に用意)、ヘルメット、ピッケル、登はん具(ハーネス、ザイル30m、ダイニーマ製スリング50cm2本、110cm2本、ワイヤゲートカラビナ数枚、ロックゲートつきカラビナ3枚、エイト環)ゴム引き軍手、防寒テムレス、ミトン(筆者は厚手の靴下で代用)、タオル、目出し帽、スマホGPS、水、行動食

感想

もともとはブナの木ルンゼ(筆者勝手に命名)の前衛峰をやるはずだった。そのためにあらかじめブナの木ルンゼでトレーニングをしてきたはずだ。それでも直前に恐怖感を抱いてしまいやめてしまった。代わりにもう少しトレーニングをということで選んだのが今回のルートだ。おそらく今年最後の登山になるだろうし(実際にそうなった)、次につながる形で締めくくりたかった。その目的は達成できたと思う。

登はん中の難しい箇所で線香の匂いを感じたのはいささか不吉に感じた。枯葉や腐葉土の中の芳香成分のせいだということは理屈ではわかっているのだが。ちなみに場所によっては野生のローズマリーの香りを感じることもあり、こちらはおなかがすく香りだ。

座禅岩(筆者勝手に命名)の一番難しい部分をルートファインディングしている途中、心臓の鼓動と連動して腰がじんじんと痛み始めた。これはもっと大きな痛みが来る前兆かもしれない。姿勢を変えて痛みをやり過ごそうと、普通に立てるところまで降りた。痛みが出ない姿勢を選んでじっとしていた。この状態で先に行くことは無理だよな。でももしも本当にぎっくり腰になったらそもそも懸垂下降ができるのだろうか。ああ、それに登はん時には大事なツールであるピッケルを斜面の途中に刺したままではないか。見上げようとするのだが、見上げると腰のじんじんが再開する。少しうつむいたような姿勢で痛みが引くのを待った。経験上、この痛みは無理な姿勢を長時間とったせいだから、楽な姿勢で暫く過ごすことによって回復するに違いない。何分安静にしたかわからないがどうやら痛みが出始まる前のコンディションに戻った(ちなみに2024年の大晦日の段階で、同様の痛みは下山後も含めて再発していない)。

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