ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 7576790
全員に公開
ハイキング
関東

奥久慈ハイキング 西金駅−男体山ー月居山ー生瀬富士ー大子アルプスー下野宮駅

2024年12月08日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
11:37
距離
23.2km
登り
2,074m
下り
2,024m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
9:35
休憩
2:02
合計
11:37
距離 23.2km 登り 2,074m 下り 2,024m
4:57
52
6:33
6:38
22
7:00
7:02
35
7:37
9
7:46
7:51
35
8:26
8:32
16
8:56
11
9:37
9:38
6
9:44
9:46
5
9:51
17
10:08
4
10:12
10:13
10
10:23
10:35
6
10:41
27
11:08
11:09
12
11:21
6
11:27
11:28
5
11:33
11:37
6
11:51
11:57
4
12:01
12:06
10
12:16
12:17
3
12:20
12:21
7
12:28
12:29
1
12:30
12:31
5
12:36
5
12:41
5
12:46
12:59
3
13:02
13:07
11
13:18
3
13:28
4
13:32
13:43
12
13:55
13:56
8
14:04
6
14:10
14:25
7
14:32
14:37
11
14:48
14:52
4
14:56
18
15:14
3
15:17
15:23
12
15:35
15:36
6
15:42
6
15:48
10
15:58
16:03
31
16:34
水郡線下野宮駅
過去天気図(気象庁) 2024年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
紅葉が終わり、登山道を落ち葉が敷き詰めています。そのために滑りやすく鳴っているほか、落ち葉の下の状況がわかりづらく、予期しないくぼみの中に足を入れたり、石で足首をひねって怪我をするなどのリスクがあります。

また、男体山ー月居山および大子アルプスは落ち葉のせいで踏み跡を追いかけづらくなっています。特に大子アルプスは男体山ー生瀬富士に比べると登山者が少ないルートであるため、踏み跡頼りではかなりです。もともとアップダウンの激しいコースで、緩やかな尾根への踏み跡のようなものがあるにもかかわらず、正解はそこからそれて激下りなんて箇所がいくつかあります。自分も今回3回は予定のルートから外れてしまい、過去の自分のログと現在位置とをつき合わせて軌道修正しました。GPSの使用がほとんど必須と行ってもいいと思います。

男体山付近はうっすらと冠雪しました。また登山中に、つもりはしなかったものの2回ほどにわか雪に見舞われました。登山道の積雪、凍結などのリスクも考えると、何らかの滑り止めの傾向がいいかもしれません。個人的には町使いのゴムベルトにスパイクが付いた滑り止めが気に入っています。積雪状態の生瀬富士や大子アルプスを歩くのでない限り、アイゼンまでは要らないかなと。

山王山ー立神山の途中にある滝川の渡渉点は、いかだの橋が充実していたため、靴脱ぎは不要でした。感謝いたします。ただこれらのいかだは豪雨のあとは流されているばあいもあります。ロープで固定しているため、めったに流失はしないのですがこういった場合には靴脱ぎが必須になります。今回の渡渉も、もしいかだが無ければ最後の(つまり立神山川の)1、2歩が水没を免れなかったのではないかと思います。

水郡線は1-2時間に1本と極端に少ないことと、土砂災害などによる遅延もあるので運行情報をよくつかんでおきます。
一般コースをヘッドライト頼りで登ってきたが、大円地越に近づき、名残のモミジ谷を通過するころ、ようやく写真がとれる程度に明るくなってきた。
2024年12月08日 06:25撮影 by  SH-M17, SHARP
12/8 6:25
一般コースをヘッドライト頼りで登ってきたが、大円地越に近づき、名残のモミジ谷を通過するころ、ようやく写真がとれる程度に明るくなってきた。
冠雪していることに気が付いた。大円地越の気温は6時半でマイナス2度だった。
2024年12月08日 06:33撮影 by  SH-M17, SHARP
12/8 6:33
冠雪していることに気が付いた。大円地越の気温は6時半でマイナス2度だった。
ケヤキの幹が天頂へ向けて一斉に伸びている様子は、葉を落としたこの季節に見上げるのが一番楽しい。
2024年12月08日 06:34撮影 by  SH-M17, SHARP
12/8 6:34
ケヤキの幹が天頂へ向けて一斉に伸びている様子は、葉を落としたこの季節に見上げるのが一番楽しい。
頂上稜線へ向けて白いトレースを追う。
2024年12月08日 06:38撮影 by  SH-M17, SHARP
12/8 6:38
頂上稜線へ向けて白いトレースを追う。
筆者をいつでもご機嫌にしてくれる頂上稜線の平坦路は、雪と霜柱と枯葉を踏むざくざくの足音で歓迎してくれた。
2024年12月08日 06:41撮影 by  SH-M17, SHARP
12/8 6:41
筆者をいつでもご機嫌にしてくれる頂上稜線の平坦路は、雪と霜柱と枯葉を踏むざくざくの足音で歓迎してくれた。
いつもの正面岩壁観望スポットから。
2024年12月08日 06:47撮影 by  SH-M17, SHARP
12/8 6:47
いつもの正面岩壁観望スポットから。
ひと歩きして山頂の祠で縦走の無事を祈った。7時で気温は0度。山頂のほうが若干気温が高いのが意外だ。
2024年12月08日 06:59撮影 by  SH-M17, SHARP
12/8 6:59
ひと歩きして山頂の祠で縦走の無事を祈った。7時で気温は0度。山頂のほうが若干気温が高いのが意外だ。
山道が白い筋に見えて楽しい。
2024年12月08日 07:09撮影 by  SH-M17, SHARP
12/8 7:09
山道が白い筋に見えて楽しい。
朝日が照りだした。高木の幹が赤がね色に輝きだす。
2024年12月08日 07:21撮影 by  SH-M17, SHARP
12/8 7:21
朝日が照りだした。高木の幹が赤がね色に輝きだす。
朝日で金色に染まった枯れ薮の中を白い山道が縫っていく。
2024年12月08日 07:22撮影 by  SH-M17, SHARP
12/8 7:22
朝日で金色に染まった枯れ薮の中を白い山道が縫っていく。
銘菓「おくくじしぐれ」。消費期限1分、みたいな。
2024年12月08日 07:28撮影 by  SH-M17, SHARP
12/8 7:28
銘菓「おくくじしぐれ」。消費期限1分、みたいな。
気になる無名峰を発見。
2024年12月08日 07:32撮影 by  SH-M17, SHARP
12/8 7:32
気になる無名峰を発見。
途中の冠雪した野原が凍った池でもあるように見えた。
2024年12月08日 07:33撮影 by  SH-M17, SHARP
12/8 7:33
途中の冠雪した野原が凍った池でもあるように見えた。
p539。この少し先にスズメバチの巣があって秋には攻撃を受けた。冬季はおとなしくしているから心配はない。
2024年12月08日 07:37撮影 by  SH-M17, SHARP
12/8 7:37
p539。この少し先にスズメバチの巣があって秋には攻撃を受けた。冬季はおとなしくしているから心配はない。
月居山縦走路の名残の紅葉。
2024年12月08日 08:00撮影 by  SH-M17, SHARP
12/8 8:00
月居山縦走路の名残の紅葉。
深紅の登山道を楽しむ。
2024年12月08日 08:06撮影 by  SH-M17, SHARP
12/8 8:06
深紅の登山道を楽しむ。
クヌギの幹の模様は規則的な不規則なような面白さがある。倒木を見て思わず撮影してしまった。
2024年12月08日 08:10撮影 by  SH-M17, SHARP
12/8 8:10
クヌギの幹の模様は規則的な不規則なような面白さがある。倒木を見て思わず撮影してしまった。
またまたおいしそうな無名峰を見つける。
2024年12月08日 08:30撮影 by  SH-M17, SHARP
12/8 8:30
またまたおいしそうな無名峰を見つける。
第一展望台で鷲の巣山の気持ちのいいナイフリッジを望む。今までも見ているはずだが、山座同定できていると楽しい。
2024年12月08日 09:06撮影 by  SH-M17, SHARP
1
12/8 9:06
第一展望台で鷲の巣山の気持ちのいいナイフリッジを望む。今までも見ているはずだが、山座同定できていると楽しい。
月居山のジャンダルムと勝手に呼んでいる岩塔に乗ってくる。
2024年12月08日 09:29撮影 by  SH-M17, SHARP
12/8 9:29
月居山のジャンダルムと勝手に呼んでいる岩塔に乗ってくる。
久慈川右岸の山々を楽しむ。
2024年12月08日 09:30撮影 by  SH-M17, SHARP
12/8 9:30
久慈川右岸の山々を楽しむ。
月居山山頂にて、恒例により有形文化財(?)の6灰皿を撮影した。紅葉はおしまいだった。
2024年12月08日 09:37撮影 by  SH-M17, SHARP
12/8 9:37
月居山山頂にて、恒例により有形文化財(?)の6灰皿を撮影した。紅葉はおしまいだった。
山王山にてモミジの朝日によるライトアップ。
2024年12月08日 09:45撮影 by  SH-M17, SHARP
12/8 9:45
山王山にてモミジの朝日によるライトアップ。
山王山は不遇だけれども、生瀬富士や立神山を始め断崖の奇景を楽しめる観望スポットだ。
2024年12月08日 09:56撮影 by  SH-M17, SHARP
1
12/8 9:56
山王山は不遇だけれども、生瀬富士や立神山を始め断崖の奇景を楽しめる観望スポットだ。
渡渉点。水溜りになっているところは凍っていた。
2024年12月08日 10:10撮影 by  SH-M17, SHARP
12/8 10:10
渡渉点。水溜りになっているところは凍っていた。
いかだ橋が架けられていて、靴脱ぎは不要だった。
2024年12月08日 10:11撮影 by  SH-M17, SHARP
12/8 10:11
いかだ橋が架けられていて、靴脱ぎは不要だった。
右岸(立神山側)へ渡りきる直前が深い。ここにいかだが架けられていてありがたい。渡渉後に通過者のカウンター(自己申告制)があり、筆者は0320だった。
2024年12月08日 10:12撮影 by  SH-M17, SHARP
12/8 10:12
右岸(立神山側)へ渡りきる直前が深い。ここにいかだが架けられていてありがたい。渡渉後に通過者のカウンター(自己申告制)があり、筆者は0320だった。
立神山へ続く尾根の途中で袋田の滝を望む。写真には入っていないが、バックの山王山と月居山が格好いい。
2024年12月08日 10:24撮影 by  SH-M17, SHARP
12/8 10:24
立神山へ続く尾根の途中で袋田の滝を望む。写真には入っていないが、バックの山王山と月居山が格好いい。
さらに筆者が「大キレットミニチュアモデル」と呼んでいるナイフリッジから男体山方面を望む。
2024年12月08日 10:57撮影 by  SH-M17, SHARP
12/8 10:57
さらに筆者が「大キレットミニチュアモデル」と呼んでいるナイフリッジから男体山方面を望む。
立神山山頂にある標石は三角点と読めるのだが、地図上では立神山には三角点はない。
2024年12月08日 11:07撮影 by  SH-M17, SHARP
12/8 11:07
立神山山頂にある標石は三角点と読めるのだが、地図上では立神山には三角点はない。
生瀬富士南峰から岩壁を攀じて北峰をめざす。岩の右側から巻くこともできる。
2024年12月08日 11:22撮影 by  SH-M17, SHARP
12/8 11:22
生瀬富士南峰から岩壁を攀じて北峰をめざす。岩の右側から巻くこともできる。
カシワの紅葉。奥にはまだ緑の葉をたたえる木も見える。
2024年12月08日 11:30撮影 by  SH-M17, SHARP
12/8 11:30
カシワの紅葉。奥にはまだ緑の葉をたたえる木も見える。
手前の鉄塔は大子アルプスの縦走の序盤に通過する。一体どこまで歩くのだろうか。狙ったわけではないのだが、葉を落とした樹木の枝の重なり具合、雲の広がり方が面白くて好きな写真だ。
2024年12月08日 11:31撮影 by  SH-M17, SHARP
12/8 11:31
手前の鉄塔は大子アルプスの縦走の序盤に通過する。一体どこまで歩くのだろうか。狙ったわけではないのだが、葉を落とした樹木の枝の重なり具合、雲の広がり方が面白くて好きな写真だ。
生瀬富士を降り、峠で馬頭観音に大子アルプスを無事に歩ききれるよう祈った。
2024年12月08日 11:43撮影 by  SH-M17, SHARP
12/8 11:43
生瀬富士を降り、峠で馬頭観音に大子アルプスを無事に歩ききれるよう祈った。
泣きながら急登を登り切ると、そのごほうびとばかりに、こんどは気持ちいいほどの急斜面を下る。これを延々と繰り返す。
2024年12月08日 12:01撮影 by  SH-M17, SHARP
12/8 12:01
泣きながら急登を登り切ると、そのごほうびとばかりに、こんどは気持ちいいほどの急斜面を下る。これを延々と繰り返す。
名残の紅葉を楽しみつつ、錦秋に息を呑みつつ数時間歩き続けた去年の縦走を思い出しながら歩いた。やがて風が吹くようなざあっと言う音がしたのだが、風ではなくてひょうだった。
2024年12月08日 12:05撮影 by  SH-M17, SHARP
12/8 12:05
名残の紅葉を楽しみつつ、錦秋に息を呑みつつ数時間歩き続けた去年の縦走を思い出しながら歩いた。やがて風が吹くようなざあっと言う音がしたのだが、風ではなくてひょうだった。
ゴリラ岩(筆者勝手に命名)を右から巻く。
2024年12月08日 12:14撮影 by  SH-M17, SHARP
12/8 12:14
ゴリラ岩(筆者勝手に命名)を右から巻く。
三等三角点「赤坂」(18峰)と17峰との間にある断崖の上を通る。断崖上は数少ない眺望点だ。
2024年12月08日 12:23撮影 by  SH-M17, SHARP
12/8 12:23
三等三角点「赤坂」(18峰)と17峰との間にある断崖の上を通る。断崖上は数少ない眺望点だ。
少し登山道をそれて14峰相当のp373を踏みに行く。
2024年12月08日 12:50撮影 by  SH-M17, SHARP
12/8 12:50
少し登山道をそれて14峰相当のp373を踏みに行く。
何もないけど。
2024年12月08日 12:51撮影 by  SH-M17, SHARP
12/8 12:51
何もないけど。
紅葉の名残り。
2024年12月08日 13:13撮影 by  SH-M17, SHARP
12/8 13:13
紅葉の名残り。
第10峰から続くこの快適な尾根筋を進んで道迷いした。正解は左のテープ脇を折れて急降下する。
2024年12月08日 13:35撮影 by  SH-M17, SHARP
12/8 13:35
第10峰から続くこの快適な尾根筋を進んで道迷いした。正解は左のテープ脇を折れて急降下する。
古い人工物としては唯一の第7峰にある岩の台座。このあと尾根伝いに歩いてしまいルートを外れた。ここは左に鋭角に折れて登山道らしくないところを急降下するのが正解だ。
2024年12月08日 14:11撮影 by  SH-M17, SHARP
12/8 14:11
古い人工物としては唯一の第7峰にある岩の台座。このあと尾根伝いに歩いてしまいルートを外れた。ここは左に鋭角に折れて登山道らしくないところを急降下するのが正解だ。
赤と黄色、そして青空の青が気持ちいい。
2024年12月08日 14:28撮影 by  SH-M17, SHARP
12/8 14:28
赤と黄色、そして青空の青が気持ちいい。
ライトアップ
2024年12月08日 14:29撮影 by  SH-M17, SHARP
12/8 14:29
ライトアップ
旧道を渡って登り返す。左のピークはルートではないのだが少し寄っていこう。
2024年12月08日 14:36撮影 by  SH-M17, SHARP
12/8 14:36
旧道を渡って登り返す。左のピークはルートではないのだが少し寄っていこう。
何もないけど。
2024年12月08日 14:39撮影 by  SH-M17, SHARP
12/8 14:39
何もないけど。
登山者カウンタが設置されていた。
2024年12月08日 14:42撮影 by  SH-M17, SHARP
12/8 14:42
登山者カウンタが設置されていた。
第6峰相当のP327もルートから少し外れるが、寄って行こう。
2024年12月08日 14:45撮影 by  SH-M17, SHARP
12/8 14:45
第6峰相当のP327もルートから少し外れるが、寄って行こう。
何もないけど。
2024年12月08日 14:48撮影 by  SH-M17, SHARP
12/8 14:48
何もないけど。
5峰と三等三角点「釜田」の間にあるベンチ。ここで最後の補給。5峰から「釜田」までの登山道は心を折られる。ニセピーク(21峰のカウント外)が6個もあるのだ。
2024年12月08日 15:01撮影 by  SH-M17, SHARP
12/8 15:01
5峰と三等三角点「釜田」の間にあるベンチ。ここで最後の補給。5峰から「釜田」までの登山道は心を折られる。ニセピーク(21峰のカウント外)が6個もあるのだ。
ただ、雄大な久慈川が見え始めたり、水郡線の汽笛が聞こえだすと、多少元気をもらえる。
2024年12月08日 15:14撮影 by  SH-M17, SHARP
12/8 15:14
ただ、雄大な久慈川が見え始めたり、水郡線の汽笛が聞こえだすと、多少元気をもらえる。
三等三角点「釜田」(第4峰に相当)に到着すると、きつい登りは終了する(あくまで大子アルプスのということわりが付くが)。
2024年12月08日 15:14撮影 by  SH-M17, SHARP
12/8 15:14
三等三角点「釜田」(第4峰に相当)に到着すると、きつい登りは終了する(あくまで大子アルプスのということわりが付くが)。
釜田は昼岩山とも呼ばれているようだ。
2024年12月08日 15:15撮影 by  SH-M17, SHARP
12/8 15:15
釜田は昼岩山とも呼ばれているようだ。
釜田(昼岩山)からは激下りだが。ここでも一回ルートミスしてしまい、激登りをする羽目に陥った。さいわい、おかしいという感覚に助けられて道迷いというほどのピンチには陥らなかった。そんな苦戦の後にもろい岩塔の3峰に到着した。ここを過ぎると、がけっぷちの危険な路だが、歩く苦しさはほとんど無くなる。
2024年12月08日 15:34撮影 by  SH-M17, SHARP
12/8 15:34
釜田(昼岩山)からは激下りだが。ここでも一回ルートミスしてしまい、激登りをする羽目に陥った。さいわい、おかしいという感覚に助けられて道迷いというほどのピンチには陥らなかった。そんな苦戦の後にもろい岩塔の3峰に到着した。ここを過ぎると、がけっぷちの危険な路だが、歩く苦しさはほとんど無くなる。
1峰か2峰か、番外か判らないのだが、終盤の眺望点から久慈川ならびに大子町方面を望む。まもなく登山道は終了する。今までの難路がうそのような明るく緩やかなハイキングコースを通って車道へ出る。登山者カウンタは1071番目であった。
2024年12月08日 15:51撮影 by  SH-M17, SHARP
12/8 15:51
1峰か2峰か、番外か判らないのだが、終盤の眺望点から久慈川ならびに大子町方面を望む。まもなく登山道は終了する。今までの難路がうそのような明るく緩やかなハイキングコースを通って車道へ出る。登山者カウンタは1071番目であった。
明るいうちに下山できたので、月待ちの滝を眺めてきた。いい時期を過ぎた紅葉だが、それでも美しい。
2024年12月08日 16:01撮影 by  SH-M17, SHARP
12/8 16:01
明るいうちに下山できたので、月待ちの滝を眺めてきた。いい時期を過ぎた紅葉だが、それでも美しい。
下野宮駅へ歩く道すがら、残照に映える大子アルプス(1−3峰か?)を眺めて、縦走の余韻に浸る。
2024年12月08日 16:07撮影 by  SH-M17, SHARP
12/8 16:07
下野宮駅へ歩く道すがら、残照に映える大子アルプス(1−3峰か?)を眺めて、縦走の余韻に浸る。
このあたりの久慈川は川床の岩が奇観を呈していて楽しい。長瀞のような感じだ。
2024年12月08日 16:08撮影 by  SH-M17, SHARP
12/8 16:08
このあたりの久慈川は川床の岩が奇観を呈していて楽しい。長瀞のような感じだ。
線路は続くよ。
2024年12月08日 16:15撮影 by  SH-M17, SHARP
12/8 16:15
線路は続くよ。
ひと歩きして下野宮駅に着き、1時間ほど無人駅で列車を待った。このわびしい感じは嫌いではない。少々寒かったが、戸の閉まる待合室があって、吹きさらしではない。
2024年12月08日 17:29撮影 by  SH-M17, SHARP
12/8 17:29
ひと歩きして下野宮駅に着き、1時間ほど無人駅で列車を待った。このわびしい感じは嫌いではない。少々寒かったが、戸の閉まる待合室があって、吹きさらしではない。
最後は下野宮から西金まで夜汽車に乗って縦走の余韻に浸った。
2024年12月08日 17:34撮影 by  SH-M17, SHARP
12/8 17:34
最後は下野宮から西金まで夜汽車に乗って縦走の余韻に浸った。
撮影機器:

装備

備考 雨具(ホームセンターのヤッケ上下)、フリース、目出し帽、ミトン(筆者は厚手の靴下で代用)、ゴム引き軍手(登山中に使用、結構冷えるので、厳冬期は凍傷注意)、タオル、帽子、ヘッドライト、スマホGPS、行動食、水、渡渉用サンダル(今回は出番なし)。

感想

バリエーションルートをやった翌日にこのロングハイキングを歩くのはやや無謀なのだが、ブナの木ルンゼ(筆者勝手に命名)と男体山健脚コース下部の紅葉の美しさに見とれてしまうと、大子アルプスの永遠に続く錦の道を歩いておきたいという気持ちが抑えられなくなった。

しかし、翌朝目覚めたときには体が動かず、やはり二日連続のきつい山行はだなとおもって、3時に起きながら(でも起きたのだ)本など読んでいたらやにわに歩きたい気持ちがふつふつとわいてきた。

実は3時というのはこれをやるのは朝寝坊と思っていた。理想は西金を3時にスタートすることなのだ。3時にスタートすると明るいうちに下山し、3時半の汽車で西金駅へ戻ることができるからだ。

とはいうもののその1本後の5時半(2時間後だ)の汽車も、一応西金まで乗り換え無しでいけるし、きつくて危険な箇所は明るいうちに通過する。無人駅で夜汽車を待つのも悪くない。そんな気持ちになるうちに、歩きたい気持ちがふつふつとよみがえり、荷物を詰めて出発した。

西金駅から暫くはヘッドライト頼りだが、有明の月の明かりに頼ることができて悪くはない。写真にこそ写らないが奥久慈の山々や盟主男体山のシルエットは楽しむことができる。

登り始めは一般コース。このあたりで薄明が始まり、ヘッドライトを消しても歩けるようになる。周囲の景色が徐々にはっきりしてくる夜明けの時間帯のハイキングは気持ちが徐々に軽くなってくる。

そして大円地越が微かにではあるが冠雪していることに気が付いた。昨日の帰宅のドライブの途中時雨れていたし、気温が急降下していたが、積もるということは頭になかったし、明るくなるまでは気が付かなかったので、うれしい不意打ちに足取りがいっそう軽くなった。冠雪はあるかないかだが、その下には冷え込みのおかげで厚く霜柱が立っている。枯葉と雪と霜を同時に踏むざくざくという小気味良い足音まで楽しんだ。

男体山山頂を過ぎて、月居山への縦走路に入るまでの暫くの間、白いトレースを愉快にたどることができた。枯れた薮を最初の朝日が金色に染める中、そこだけ白い道が続いているハイキングコースを歩くのは贅沢だ。来てよかった。

いつものように月居山縦走路では時々現れるアップダウンに息を切らし、とどめの月居山から山王山への登り返しでは、足がケイレンして動かなくなるのではないかという不安と戦った。このハイキングをやり始めた頃は、山王山の登り、立神山への登り、そして大子アルプスのアップダウンと、どこかで足がケイレンして休息を余儀なくされたものだが、何とかブレーキはかからずに歩ききることができた。

生瀬富士の岩稜で一瞬登はんを楽しむと、今回の縦走の本番であるところの大子アルプス21峰が始まる。サディスティックなアップダウンが30回くらい繰り返される。入り口の馬頭観音(石だけだが)に無事を祈る。ひたちのくに(旧県北)ロングトレイルとして正式オープンする前は、余り使われることのなかった山道で実にあるきにくかった。スタートの馬頭観音裏の急斜面が滑って登れず、石を手に持って地面にかませながら、泣きながら這い上がったものだ。

今はそこまでの難コースではないのだが、急登、急下降が繰り返すことには変わらず、今回は特に落葉直後ということも手伝って、斜面は実に歩きにくかった。その中で足がケイレンしなかったのは、太ももの筋肉にお礼を言いたいほどだ。

さらに枯葉は道迷いを誘発した。大子アルプスの山道は時々優しい尾根筋から鋭角に折れて、ありえないような急斜面へ続いていることがある。それでも明瞭な踏み跡をたどれるうちは、踏み跡が薄くなったらすぐに引き返せばいいのだが、今回は正解のルートであっても踏み跡が薄く、逆向きの大人数のパーティーが踏み跡を作ってきてくださったにもかかわらず、3、4回はルートから外れてしまうと共に、正しいルートが見つけられずに難儀した。

幸い、スマホの地図に自分が過去のハイキングのトレースが残っているから、現在位置と重ね合わせることによって正しい山道に復帰することができたが、スマホGPSのデータがなかったら相当な苦戦を強いられていたと思う。

さて、期待の大子アルプスの紅葉だが、昨年の感動を記憶しているだけに、今年は完全に時期を逃してしまった感があった。ところどころ秋を惜しむようにしがみついているイロハモミジの赤や、ハリギリの黄を楽しみながら、アップダウンの苦しさに耐えた。来年も来れるとしたら、もう1ヶ月早く来なくては。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:136人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

ハイキング 関東 [日帰り]
奥久慈男体山から袋田の滝 縦走
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
1/5
体力レベル
2/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら