楊柳山・高野女人道《関西百名山》
和歌山県
山キチどん
その他9人 - GPS
- 06:29
- 距離
- 17.0km
- 登り
- 1,173m
- 下り
- 919m
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| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2009年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
下山口：奥の院前BSから南海りんかんバスでケーブル高野山駅 |
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感想
南海こうや号は全車指定席、難波で集合し8時の始発1号に乗った。河内長野でO野さんがJoinし皆が揃った。終点の極楽橋ではほぼすべての乗客がケーブルカーへと向かい改札口を出たのは我々のグループだけだった。入会後初参加のK泉さん、体験山行のO崎さんを交え、駅前で皆がそれぞれ自己紹介、S方リーダーの訓示とY本TCからコース説明があり、さあ出発と行きたいところだが、ここで本日のミッションがいきなり始まった。「女人堂到着時刻を予想」のミッションで、距離2.7�辧�標高差320m、終始登り続ける歩き易い道という条件。皆さんに所要時間を予想してもらったところ40分から1時間40分という大きな差のある予想時間が出た。勿論パーティーでの行動なので、時間合せに走るわけには行かない。
9:39 S方Lを先頭に歩き始めた。登山道沿いにはミカエリソウやアキチョウジなど秋の花が目を楽しませてくれた。体験山行のO崎さんにはコンパスの使い方をレクチャーしながら進み、曲がり角に来る度に方向を定めた。もう着いた! と勘違いをした人もいた立派なお堂は清不動。女人堂はまだ800m先である。軈て車道に出てくると右にはバス専用道路のゲートがあり、左に進み車道を少し行くと不動口女人堂に達した。嘗て七口の全てにあった女人堂のうち此所だけに建物が残っている。時刻は10:26、さてミッション1の結果は47分だった。10分以内の誤差の人は5人、最も近かったのは50分を予想したU田た。お祝いにH中さんのキスをと、向けると2歩も3歩も引いてしまったのは一寸失礼か? そして最も外したのは21�圓諒皺戮膨�戦し、子供と歩くペースで予想してしまったと弁解の某府庁職員だった。
暫し休憩の後は、車道を離れて女人道を辿り西へと進んだ。100m余りの登りで弁天岳(984m)山頂に到ると神社があり、3等三角点「弁天岳」が設置されていた。樹木の隙間から僅かに展望があり北の方向に紀泉山脈が望めるので、此所でミッション3：「龍門山を山座同定」をしなければいけないが、山頂から龍門山の西北西の方角は樹林で見通しが利かない。少し先に進んだところでそれらしき姿を捉え龍門山の山座同定を行った。初めての人にはベテランのメンバーが指導し、皆コンパスの先に龍門山を見つけることができた。この山も関西百名山で来年1月に予定している。ミッション1の次にいきなりミッション3になった。ミッション2はと言うと「今日の歩行ルートの地図への書き込み」これは極楽橋からずっと続いている。
山頂を後にし、大門口女人堂跡を過ぎ車道に飛び出すと大門（だいもん）に到った。その名のとおり高野山の総門で300年前に再建された重要文化財の立派なものだった。道路は三叉路でその横に女人道が続いている。“助けの地蔵”から再び登山道となり、入り組んだ道を行くので地図上の位置を見失ってしまった。伐採地に出て漸く現在地の確認でき、振り返ると弁天岳が姿を見せてくれた。相の浦女人堂跡を過ぎるとお腹が空いてきた。鉄塔跡の台座の残る広場で昼食を取った。今は国道トンネルで越えている轆轤峠（ろくろとうげ）の旧道に達すると、大滝口女人堂の跡だ。樹木の切れ目から目指す楊柳山を見ることができた。森の中に円通律寺が厳かに佇んでいたが時間がないので参拝は省略し先に進んだ。弥勒峠の大峰口女人堂跡を過ぎ車道が見えてくると奥の院前で、レストハウスや観光バスの駐車場もあり一大観光基地になっている。
弘法大師御廟に到る川の左岸の道を進み摩尼山を目指した。ルートと思しき鎖のゲートのある曲がり角には「→×」、指導標に従って直進し、次の角を右に入って行った。どうやら単に遠回りを強いられたようで最初の「×」のところでも行けたのだろう。あっと言う間に摩尼峠に達したがここからの登りは一寸きつい。摩尼山(1,004m)の山頂に展望なく祠だけがあった。6分の休憩で先に進むと黒河峠（くろことうげ）で標高は920m。大したアップダウンもなく楊柳山（ようりゅうさん・1,009m）に達した。今回の主目的地だがここも樹林帯で展望はない。ここまでS方Lに引っ張られ高速歩行してきたが時刻はすでに15時、帰りの列車までの時間は2時間、極楽橋まで歩き終えるには時間的にも体力的にもきつくなった。漸く繋がったiモードで時刻をチェックし奥の院からバスとケーブルで戻ることにした。
それでも余り余裕はなく足早に駆け抜けた。子継峠を過ぎ川沿いの道になったところでツルニンジンの花を見つけた。車道を横断して転軸山(915m)に登り返し高野三山を制覇した。やはりここも展望はなく時間が気になり3分の滞在で通過した。本来西に下る予定だったが東への短絡ルートが「→×」になっていたが構わず突入するとしっかりした道で何の問題もなく僅か8分で弘法大師御廟に達した。
参拝者の姿を横目に、御廟の参道を歩き奥の院前BSに戻った。その両側は墓地。流石は高野山だ、江戸時代の大名家や大企業の大きな墓標、一段高いところには豊臣秀吉の廟まであった。16時27分バスを目指して歩いてきたが15分発の臨時バスに乗ることができ、高野山駅では余裕でお土産を買うことができた。
17:06発の最終の“こうや号”に乗り難波へと向かった。車内で最後に残ったミッション2のルート書き込みをして今日歩いたルートを確認した。河内長野で下車したO野さんとH中さんを除いた8人で、難波駅前居酒屋で反省会を行い解散した。
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