落ち葉と静寂のブナ林:晩秋の玉原湿原・鹿俣山を歩く

- GPS
- 03:29
- 距離
- 10.0km
- 登り
- 474m
- 下り
- 484m
コースタイム
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2015年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
センターハウスの駐車場は30台程度ですが、近くの広場も含めると全部で1200台置けるようです。(なお、センターハウスはすでに冬期休業に入っていました) |
| コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はありませんが、登山道を塞ぐように倒木があったり、木道が少し痛んでいる場所がありました。また、熊笹が鬱陶しい場所がいくつかありますので、ひっかき傷などの怪我をしないように注意しましょう。同じような景色が続き、登山道でなくても歩けそうな場所はたくさんあるため、積雪時などは道迷いに注意が必要かと思いました。 |
| その他周辺情報 | 玉原へ向かう県道沿いには、今が盛りの「りんご園」や「きのこセンター」があり、アフターも楽しめます。帰り道には、バッハの無伴奏チェロ組曲が流れる洒落た蕎麦店「生そば下山」でおいしい新蕎麦、舞茸などの天ぷら付きを頂きました。 紅葉は玉原湿原周辺はすでに終了しており、 群馬県立森林公園21世紀の森や https://www.city.numata.gunma.jp/introduction/smori.html 迦葉山(かしょうざん) https://www.city.numata.gunma.jp/introduction/kasho.html 周辺が見頃です。 迦葉山(かしょうざん)には天狗の巨大なお面が飾られた山岳信仰のお寺、弥勒寺があり、お参りすることが可能です。また、山自体がぐんま百名山となっており、4時間程度で往復できるようです。 |
写真
http://www.city.numata.gunma.jp/introduction/kowa.html
感想
今年は紅葉の当たり年、色づき始めは1〜2週間早くやってきてしまったものの、見頃の期間は比較的長く、先月には子持山や榛名山で緑色から赤や黄色に変わりつつある、カラフルで活きのいい紅葉を眺めることが出来ました。
みんなのレコにも「これでもか!」的な紅葉が目白押しで、ひねくれ者の自分としてはそろそろ食傷気味。ということで、群馬県沼田市郊外、スキー場のゲレンデにブナ林が広がる玉原高原へ、落ち葉を踏みしめに行ってきました。
玉原高原へと向かう県道沿いは、途中の迦葉山(かしょうざん)や市民の森あたりがまさに見頃。午前中の明るい日差しに、道路一面が真っ黄色に染まります。そして、途中の急坂あたりからはカラマツの黄色にカエデの赤も加わり、いい雰囲気です。
ということは、標高が上の玉原湿原は・・・と、食傷気味だったはずなのに、ちょっとしょんぼり気分(爆)案の定、つづら折りの坂道を上り詰め、道路が平坦になったあたりからは落葉したブナ林となり、青空が抜けるように見上げられます。
気を取り直し、センターハウスに横付けした車から玉原湿原に向けて歩き出します。途中には「ぶなのわきみず」のオブジェがあり、湿原を抜けた先にあるブナ平にも、地元名木百選に選ばれた巨木などの見所が満載でした。
スキー場のゲレンデまで上がると視界も広がり、南側には市内にある戸神山や子持山、榛名山や赤城山、浅間山などの群馬の山々から、遠くぼんやりと富士山の勇姿も拝むことが出来ました。そして西側には谷川連峰、素晴らしい眺望です。
ひと息で山頂に到着すると、南斜面全体に赤い絨毯を敷いたような彩りが見下ろせます。風もなく小春日和のような穏やかな日、柔らかい日差しにのんびりとブナ林のなかを歩き、落ち葉を踏みしめ静かな山を後にしました。
ここ最近は地元の山を再認識することが多く、標高が千mクラスの山に足繁く通いましたが、山はそろそろ初雪の便りを聞く頃。冬にも軽装備で行ける山は少ない群馬県ですが、歴史や史跡巡りなどと兼ねて、これからもあちこち出掛けたいです。
コメント
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yamaonse









リンゴ天の味を想像できません。
盛り付けの写真を見ると、なんだかサツマイモ天のようですね。
amaonseさんは、山行の前後に食事を楽しまれてますが、食べるってとても大事ですよね。
リンゴ天、たしかに一瞬サツマイモかと思いましたが、
端が赤いのでもしかして・・・と思ったら、やはりリンゴ。
甘くてもしつこくなく、アップルパイのように美味でした。
最近は、温泉を省略することが多いですが、食事は省略なし。
というよりも、山を口実においしいモノ探ししてるだけかも(爆)
おいしいモノがおいしくいただけるって、いいですよね!
空の色、落葉した木々、徐々に冬への移ろいを感じる素晴らしい写真の数々ですね!
折れ曲がった木々の様子から雪深い地方と見受けられますが、まだまだ紅葉が楽しめるとは、今年は確かに「日持ち」が良かったようですね
中央アルプスは、先日の雨で木曽駒・空木岳あたりは一気に真っ白になりました。
しばらくカラマツの黄色が美しく前衛の山々を彩っていたのですが、週が明けると一斉に落葉してしまったようです
高い山は厳しいですが、比較的標高の低い山でもうしばらく紅葉を楽しみたいですね!食傷気味なのはいっしょですが・・・
完全に落葉した落ち葉の尾根道を、サクサク音させながら一人歩くのは楽しいものですが、この山域は群馬でも雪深い豪雪地域で、いったん雪が積もったらなかなかそうは行かないはずなので、間隙を縫ってのいいタイミングで晩秋のブナ林を歩くことが出来ました。
今年は山の紅葉が長く、麓の紅葉と同時に楽しめるような場所もまだこの辺では残っていますが、さすがに標高の高い山では積雪は秒読み。他の方のレコでは、すでに日光白根山や至仏山のような標高が2千m超えの山では、稜線にはうっすらと雪が残っているようです。
長野県の紅葉も山ではすっかり終わり、中央アルプスは根雪の時を迎えるのですね。これからは里に残った紅葉を愛でたり、街道筋を歩いたり、古刹を巡ったりが楽しそうですね。別所温泉の辺りとか、安藤百福さんの小諸界隈、里山トレイルとかも歩いてみたいです。
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