奥只見の秘峰 未丈ヶ岳【草紅葉を眺めに】奥只見ダムと温泉とコスモス園も(新潟県魚沼市)


- GPS
- 04:04
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 1,272m
- 下り
- 1,277m
コースタイム
天候 | ケチのつけようがない秋晴れ☀ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車スペースは点在しており、すべて合わせると30台分ほどと思われます。登山ポストあり。トイレなし。携帯の電波は山奥すぎてまったく入りません。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【登山口〜鉄橋】 この区間は川の渡渉が3回(厳密に言うと4回?)あります。対岸のピンクテープやクサリを目標にします。飛び石で濡れずに渡るのが難しい場合もありますので、濡れてもよい靴かサンダルを用意したほうがよいです。2回目の渡渉〜3回目の渡渉の間は川沿いのトラバース道。ここは足場が小さく川の方に傾いているところも多いので、だいぶ気を遣いながら進みました。ペース上げられず難儀するポイントです。雨降り後は増水するケースも考えられるので、天気が悪いときはこのコースは避けるべきと思います。この後尾根道に入りますと水場はありませんので、渡渉のときに補給するか、あらかじめ十分な量を持参するのがよいでしょう。 【鉄橋〜974mピーク〜未丈ヶ岳山頂】 鉄橋を渡ると尾根道に突入。急登はないわけではないのですがあまり多くはなく、そこそこな上りと平坦箇所が断続的に登場します。974mピークを過ぎたらいったん60mほど標高を下げ、ここから山頂まで600mの上り。時々ちょっと危なそうなトラバースはありますが、気をつけて通行すれば問題ないはず。全体的によく踏まれ歩きやすい道です。山頂に到着したら東側の草原を見に行ってみましょう。ここは斜めにはなっていますが休憩するにはもってこいです。レジャーシートを持っていくことをおすすめします。 『山と高原地図 越後三山』によりますと、未丈ヶ岳のコースタイムは上り4時間30分、下り3時間20分。 全体を通してきちんと整備されており、歩きやすい道でした。距離、累積標高、所要時間は粟ヶ岳の加茂中央登山道コースとほぼ同じですが、川沿いの足場が悪いトラバースと渡渉がある分、未丈ヶ岳の方がやや難易度上な印象です。初心者から中級者にステップアップする際に登るとちょうどいい山といった感じでしょうか。 なお残雪期には銀山平から日向倉山経由で登れるらしいです。詳しくは検索してみてください。 |
その他周辺情報 | 魚沼市インターからの道中にある道の駅 道の駅ゆのたに 深雪の里 (魚沼市観光オフィシャルサイト) https://www.iine-uonuma.jp/souvenir/2993/ テントコーナーにて、地元で採れた旬の新鮮野菜などを直売しております。レストランでは、魚沼産コシヒカリのご飯をはじめ、名物のけんちん汁など郷土料理が味わえます。併設する奥只見郷インフォメーションセンターでは、観光情報など収集できますので、ぜひお立ち寄りください。 登山後に観光するなら 奥只見観光株式会社 奥只見ダム http://okutadami.co.jp/dam/ 半世紀以上前の1960年に完成 高さ157m、全長480mの直線重力式コンクリートダム。同形式のダムでは日本一の高さを誇ります。奥只見ダムによって形成される人造湖、 奥只見湖の面積は約11.5km²(東京都千代田区や文京区とほぼ同じ)、貯水量は約6億㎥、東京都の小河内ダム(奥多摩湖)や富山県の黒部ダムの約3倍になり、奥只見発電所の出力は一般水力(揚水発電を除く)では国内最大の56万kW(約18万世帯の生活電力に相当)を発電します。 下山後の入浴は 銀山平温泉 白銀の湯(しろがねのゆ) https://www.iine-uonuma.jp/stay_onsen/spa/spa_shirogane/ 7月24日まで 11時〜18時30分(最終受付18時) 7月25日から 11時〜19時(最終受付18時30分) 休館日 2024年度は、7月24日以降当面の間休館日なし 【冬期休館】 11月上旬〜4月上旬 料金入浴料 大人:650円 / 子ども:350円 白銀の湯では越後駒ヶ岳、平ヶ岳の登山バッジを販売しております。またここにはお食事処はありませんので注意。カップラーメンやお菓子、飲料の販売はあります。 見晴らしの湯 こまみ https://www.sp-koide.org/komami 営業時間 午前10時〜午後8時30分 (受付は午後8時まで) 料金 大人(中学生以上):600円 子ども(3歳以上):300円 2歳以下:無料 定休日 毎週火曜日(祝日の場合営業) 12月31日 宿泊施設はすぐ近くの銀山平に民宿があります。ここに泊まると平ヶ岳のプリンスルートに案内してもらえます。また近隣には湯之谷温泉郷(薬師、葎沢、芋川、折立、大湯、栃尾又、駒の湯の各温泉)がありますし、南魚沼市や湯沢町まで加えれば選択肢は無数になると思います。 買い物は魚沼インターから湯之谷地区の入口にかけてスーパー、コンビニ、道の駅があります。 |
写真
感想
昨年秋も計画していたのですが天候と予定が噛み合わず登れずにいた魚沼市の未丈ヶ岳(1552.9m)。好天の三連休最終日、前々日の飯豊山がむちゃくちゃ混んでいたため百名山クラスの著名な山はどこも同じようなことになっていると思われるので、新潟県内ではソコソコ有名でも全国的にはマイナーなこの山に登るチャンスと考え、2年越しの目標達成すべく行ってきました。
奥只見シルバーラインの泣沢避難所にあるシャッターを開けて車を外に出します。思った通り空いているようです。駐車スペースに置いていざ出発!!でもすぐの渡渉でどこに行けばわからず右往左往して時間をロスします。川の渡渉を3回(厳密には4回)、その間にある川沿いの際どいトラバースを歩き、鉄橋を渡ると尾根道の登り。これがよく踏まれ急登もほどほどに少なく歩きやすいです。ひたすら高度を上げ、974mピークからは60mほど下げてから山頂へ600mの上り返し。ここ最近は厳しいロングコースばかり歩いてたので割と余裕でした。2時間30分で二年越しの悲願、未丈ヶ岳登頂です。
山頂では他の登山者さんと登山談義したり、山を眺めたり、斜面に広がる草原で休憩して過ごしました。1時間余り滞在して下山開始。一気に駆け下って下山完了です。粟ヶ岳みたいというか、足ノ松尾根の大石山までというか、楽すぎずキツすぎず、ほどほどに登りごたえがある山でしたね。
下山してからは奥只見ダムで観光し、小出の日帰り温泉で汗を流してから無料wi-fiでヤマレコの写真登録し、帰り道にコスモス園で花を愛でて自宅へ戻りました。
標高2000mクラスはそろそろ冬の足音が感じられる時期になってきました。次の休みは天候が崩れなければ妙高火打か佐武流山鳥甲山を狙っているのですが、もし崩れたら山はたぶん雪になるのでもう少し標高低いところがいいのか思案中です。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する