飯豊本山、北股岳



- GPS
- 21:46
- 距離
- 31.3km
- 登り
- 2,872m
- 下り
- 2,858m
コースタイム
- 山行
- 9:34
- 休憩
- 0:52
- 合計
- 10:26
- 山行
- 8:58
- 休憩
- 1:07
- 合計
- 10:05
天候 | 二日間とも快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
天狗平〜桧山沢吊橋 特に問題ありません。 桧山沢吊橋〜ダイグラ尾根〜飯豊本山 藪も無く道もはっきりしております。崩れたりぬかるんでいたりで滑りやすいところがありました。特に下りで疲れた足では気をつけたほうが良さそうです。 飯豊本山〜御西岳〜梅花皮岳〜北股岳〜門内岳〜扇ノ地紙 特に問題ありません。 扇ノ地紙〜梶川峰〜湯沢峰 分岐には木柱が立っていて判りやすいです。刈り払いの笹が積もっているところがあり乗ると滑ります。梶川峰の先は傾斜、段差が大きく登りも下りも厳しいです。特に下るときは慎重に行きましょう。 水場 長坂清水(ダイグラ尾根) - 確認していません。降り口から見ると藪が被り気味で降りる人は少ないようです 本山小屋 - 見てきた人から聞いたところ、水量豊富なようです。 御西小屋 - 水量は普通にあります。水場まで少し下るので靴を脱ぐ前に汲むほうが良いでしょう 梅花皮小屋 - 水量豊富です 門内岳 - 確認していません 五郎清水(梶川尾根) - 手前のパイプは細いです。奥は豊富に出ていますが足場が悪いです |
その他周辺情報 | 飯豊山荘で入浴料¥500シャンプー石鹸は備えてありますがカランが一つしかありません |
写真
装備
個人装備 |
ダウンジャケット
ニット帽
防寒手袋
|
---|---|
共同装備 |
テント装備一式
|
感想
今回は友人と二人で登りました。
縦走登山が久しぶりな友人と行く飯豊連峰。折角なので本山を踏みたいと思い強行軍のダイグラ尾根-梶川尾根周回です。
秋のシルバーウィークはかなりの混雑が予想されたので、早々に小屋泊まりは諦めましたがこれは正解だったようです。20日の夜12時過ぎに天狗平に到着したのですが駐車場はほぼ満車。朝になっても起きださない車が多く山中の小屋の混み具合が想像されます。
通常ダイグラ尾根は下りで使われる方が多いようですがあえて登りに選んだのは、前回登ってみて上り下りの多さと勾配のきつさが二日目の疲れた足では危険が多いであろうと考えました。
仮眠の後、夜明けを待って出発。吊橋まではかなり快調に進みました。風は無く歩くのにはちょうど良い気温で青空が今後の山行を素晴らしいものに約束してくれたようです。
吊橋のところで軽く装備を整えていざダイグラへ。トレランにマラソン、自転車お遍路とアクティブな友人の快調な足について行くことが出来ず息を切らしながらようやく後を追いかけていきます。途中で何人かと抜いたり抜かれたりすれ違ったり。やはりかなり人が入っているようです。道は刈り払いもしっかりされており傾斜がきついところはありますが、気をつけていけばほぼ心配ありません。ただぬかるんでいるところや砂が浮いているところなど足を取られるところもありますので確認しながら進みます。
長坂清水は降り口を覗くと、藪が被って通りにくそうなので確認はパスします。
小休止のみで高度を稼ぎ、ようやくたどり着いた休場ノ峰で見えた宝珠山に感嘆の声を上げながら一本つけます。この辺りから所々紅葉も見え始め疲れを癒してくれます。
ここまでかなり快調に来ましたが、快調すぎてオーバーペースだったようで徐々にスローダウン。宝珠山を越えた辺りから足を労わりながら登行。疲れてくると顔が上がらなくなりザレ場では何度か道を外してしまいます。
それでも何とか本山到着。本山で泊まることも考えましたが、次の日の行程を考えて御西まではどうしても進みたかったので疲れた足にムチ打ちました。
山頂に着いたところまでは素晴らしい天気に恵まれていたのですが徐々に雲が上がってきて空がグレーになってきました。景色が切れ切れ 疲れも溜まってヘロヘロになりながら到着した御西小屋は凄い混雑です。建物内は扉のガラス越しに見る限り「超」が付く満員。悪態をつきながら担いできた重いテントですが、持ってきて本当に良かったと思いました。(御西小屋には収容しきれないくらい人が居たそうです)ちなみに翌朝数えてみたら約40張りのテントがありました。水場はテント場から少し離れています。上り下りがあるので靴紐を緩める前に汲んでおいたほうが無難です。
テント設営後ビールで乾杯。飲みきれないくらいもって来てしまったので隣のテントの方にもザックの軽量化を手伝って頂きました。
ガスが立ち込め日没を前にして急激に気温が下がって行く中「今回は夕日は期待できないな」と友人と話をしていたところ突然サーっとガスが切れ見事な夕日が周囲を赤く染めていきます。余りの景色の素晴らしさに二人で声を呑みました。
素晴らしい一日を終え、翌日も良い日であることを祈りつつ就寝。
明くる日は未明から風が強くテントが揺すられます。ツエルトの人たちもかなり居ましたが、皆さん苦労していたようです。しかし快晴、正確ではありませんが気温計では5度前後を指していました。
足に不安があるので大日岳は登らず梶川尾根を目指します。梶川尾根は途中スズメ蜂の巣があるという話を聞いていたので小屋番さんに聞いてみたところ「登りで使ったけど羽音聞こえなかったから大丈夫だと思うよ」という話で下山路に決定しました。
梅花皮荘まで道はスムーズで途中紅葉も楽しめノンビリ進めます。梅花皮荘で休憩して水場で給水。豊富で冷たくておいしい水が最高です。
北股岳から先が紅葉の本場なのでしょう。残念ながら少しガスがかかって全景は見えませんが赤や黄色が見事です。
扇ノ地紙でお昼。それまで掛かっていたガスも切れ始め再び大きく視界が開けます。
梶川峰の周囲は笹薮ですが丁寧に刈り払いして戴いてるるおかげでとても歩きやすくなっています。ただ残っている茎に足を乗せるとツルッと行くところがあるので気を抜かずに進みましょう。
途中にある五郎清水は岩の間から水が湧いている面白い水場です。ただ足元が悪く滑落の危険もあるので慎重にどうぞ。(その手前にパイプで水を引いてあるので、そこまで行かなくても安全に水汲みできます)
その後途中二箇所ほどロープでガイドされている崖状地があります。特に登山道入口に近いほうは岩場で落ちると危険です。疲労を貯めずに通過しましょう。
太陽が山の陰に隠れて暗くなる前に降りる事ができホッとしました。最後は飯豊山荘の温泉で汗を流して岐路につきます。一緒に歩いてくれた友人に感謝し、来年の秋も一緒に登ることをムリヤリ約束して解散しました。
同じ日にダイグラ尾根を登った者です。
御西小屋ではビールの御相伴に預かりました。ごちそうさまでした。
山道具を大切にし、山での料理を楽しんでいるChicken manさんの登山スタイルには感銘を受けました。
また東北の山でお会いできる日を楽しみにしています。
ザックの軽量化に協力いただいてありがとうございました。
あの気温だと飲み切るのが厳しそうで、もし嫌いだったら申し訳ないなと思いつつ勧めてしまいました。
あの素晴らしい天気の日に山でお会いできて、最高の思い出になりました。
又いつか楽しい出会いを期待します。
飯豊本山からダイクラ尾根眺めてましたよ。
レコは作成中ですわ( ..)φ
ビール有るなら尾西小屋に行けばよかったな・・・・・
本山登った後、本山小屋に泊まろうか一瞬考えたんですが 結局予定通り御西に行ってしまったので是非ともご馳走したかったのに残念です
レコ楽しみに待ってます
自分の記録にも訪問ありがとうございます。
使う登山者の少ないダイグラ尾根と思っていましたがchicken_manさんも登られましたか。晴れた宝珠山に本山、見事です。前日自分が登った時はすっかりガスに巻かれて見れませんでした。見たかったですね、うらやましいです。
レコの作り方参考に成ります。
自分のはただダラダラと写真だけ並べて肝心の情報が足りません、もう少し考えなければ。
酔っ払いながら書いてる文章なのでお恥ずかしい限りです
アップした後で読み返して書き直したり(笑
yuufunさんと同じ日にダイグラに入るプランもあったのですが都合でこの日になりました
てっきり前の日も快晴かと思ってたのですが景色が見えなかったとは残念です
それにしても天気の良い分、日差しがきつかったのでペース落ちました
もっとパワフルに行きたいところです
確かに数年前の盆に登った時は宝珠山の肩で目眩が・・・昼飯に固形物は喉を通らず非常食に持っていたウィダーインゼリーを飲んだんだった。
そう言えば今回快調なのはガスのおかげだったのかもしれないですね。
でも、せめて宝珠山で絶景拝みたかったなぁ〜。
同じ日にダイグラ!?もし山中で再開出来たら思い出が一つ増えてたとこでしたね。いつかそんな機会が有るかもしれないし、山の出会いを大切にしていきます。
いつか何処かで。
同行した友人です。ザックを背にトレイルを行くのは久しぶりで、テント・シュラフその他をニワトリに担当してもらってのお客様待遇でした。それでもキツイコースでしたが、視界が開けた時の絶景ぶりには感激しました。紅葉の始まった山肌に、雲の影が落ちているのを静寂の雰囲気で目にした時の気分は、ただ最高の一言でした。
次回は来年の秋?否、もっと早い時期に計画しよう!次回もよろしく
お、レスが(笑
それじゃ新緑の季節に計画しますか
本当は深閑とした白い世界をお勧めしたいところですが、それはいずれ又という事で
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