【R352の百名山日帰り4連チャン�ぁ霸杆絛陬�岳（枝折峠ピストン）
新潟県
ちろる
その他1人 
体力度について
- GPS
- 06:30
- 距離
- 14.9km
- 登り
- 1,248m
- 下り
- 1,251m
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| 天候 | 9月23日：曇りのち晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2015年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
トイレあり・水場なし トイレは水洗ですが、自分でタンクに水を溜めてから流さなくてはなりません。 トイレ入口に大きな水槽とポリタンク多数あります/水は昼間業者さんが補充してました ※前日車中泊が多いのか、4:00頃到着した時点でほとんど満車状態。空き2~3台ほど 上記の通り水場はないので、女性の車中泊は少々厳しいかも （今回は銀山平のキャンプ場を利用しました） |
| コース状況／ 危険箇所等 |
■登山ポスト■ ・枝折峠登山口にあります ■コース状況■ ＜枝折峠〜小倉山＞ ・枝折峠から道行山までは細かいアップダウンがあります。 ・尾根の東側が切れ落ちている場所もあるので注意。 ・道行山〜小倉山は展望のない樹林帯歩き ・道行山から一旦下り、ほぼ水平移動したのち、小倉山まで登り返します。 ＜小倉山〜駒の小屋＞ ・小倉山から百草の池付近まではほぼ水平移動 ・百草の池付近から小山では急登になります。 ・駒の小屋直下は岩場になっているので落石注意！ ＜駒の小屋〜山頂＞ ・駒の小屋から山頂までは約20分程 ・登りやすい道です。 ■トイレ■ ・枝折峠駐車場 ・駒の小屋：バイオトイレ/使用後トイレ内にある自転車を漕いで撹拌します） ■水場■ ・駒の小屋前の水場はほとんど出ていないようでした。 ・小屋から下った所の水場は未確認 |
| その他周辺情報 | ■湯之谷地区温泉施設■ http://www.yunotani.or.jp/iyashi/higaerionsen.html 【奥只見観光サイト】 http://www.okutadami.co.jp/ 【宿泊地】 銀山平キャンプ場 http://www.uonumanet.com/~ginzan/wp04/ |
写真
4:50過ぎ、薄明るくなったころ枝折峠を出発。連休最終日で高速の渋滞が予想されていたので、4:00には行動開始したかったのだが大分遅くなってしまった。
1
越後駒ヶ岳山頂までの道筋がよく見える。手前右側のピークが次に登る小倉山…その後尾根を左側に向かって緩く登り、最後に山頂に突き上げていく感じか…とイメージを掴む。
2
感想
前日：平ヶ岳（鷹の巣コースピストン）
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-715027.html
連休最終日。
この日の予定は、標準CT10時間〜11時間と言われる越後駒ヶ岳へ登ってから関越道で帰京。しかもレンタカーの返却時間が18:00なので、高速の渋滞を考えると遅くても13:00には下山しなくてはならない。ということは、朝の2時〜3時には登り始めなければならないのだが…ネット情報によると越後駒ヶ岳のコースタイムはかなり緩く、通常なら8時間〜9時間程度でピストン出来るとのこと。そのことを相方に話すと「それでもちょっと無理な計画じゃないの？」と消極的な態度。そんなわけで前日夜には「行けるところまで登ってみて、間に合わないようなら山頂は諦めて下山しよう」ということになった。
そんな訳で最終日は3:00前に起床し、朝食や水の補給・身支度を整えて4:00にキャンプ場を出発。そして暗闇のなか枝折峠まで九十九折の道を走行…薄曇りのドンヨリとした朝で周りの景色は何も見えなかったが、かなり標高が上がっていくのがわかった。そして雲海撮影の場所取りのカメラが道路脇にポツポツと現れてくると間もなく枝折峠に着いた。（この辺りは奥只見湖の雲海が有名らしい）
さて枝折峠の駐車場は昨日の平ヶ岳同様ほぼ満車状態。やはり車中泊が多いのか、はたまた山頂近くの駒の小屋泊が多いのか……ともかく車が多い割に人の気配はあまりなかった。そして2~3台しか空きのないスペースに車を停めて出発の準備をしているうちに徐々に車から人が出てきた。そしてみるみるうちにトイレ渋滞発生！ここのトイレは予めトイレのタンクに水を溜めてからでないと水を流せないので、どうしても一人あたりの使用時間が長くなる。女子トイレは空いているのだが、圧倒的に男性利用者が多いため男子トイレは長蛇の列。その行列さえなければ4:30には出発できたのだが、結局登山口を出る頃には5:00近くになってしまった。
そして薄明るくなり始めた登山口を出てしばらく砂利道を歩くと、いきなり尾根に出て、荒沢岳や越後駒ヶ岳が見えた。このルートは初っ端から展望が良いので歩いていて気持ちがいい！しかもこれから歩く道筋がよく見えて、山頂が徐々に近づいてくるのを励みに登るのも凄く新鮮で楽しかった！
そうして明神峠を過ぎると眼下に雲海が見えてきた。枝折峠付近でカメラマンたちが待ち構えていたのがこの景色だろうか…この日は高曇で放射冷却が少なかったのか、雲海の霧は若干少なめだったが、それでも山肌を溢れるように流れる雲は一見の価値があると思った。
と、視界が良い場所で雲海を眺めていると「ザシュ！ザシュ！」と聞き慣れない物音が次第にこちらへ近づいてきた。動物か何かか？と緊張しながら待ち構えていると、なんと5~6人のトレイルランナーが1列になって姿を現した。思わずホッとして道を譲ったが、昨日の平ヶ岳同様このルートも健脚者ばかり。おそらく水平道が多いルートなのでランナーには走りやすい道なのだろうと思った。
その後はなだらかな尾根歩きが延々と続き、色づき始めた紅葉を眺めながら楽しく歩いた。そして道行山から一旦下って登り返すと小倉山に到着した。
歩き始めて1時間30分ということで小倉山で初めての休憩を取った。ここで昨日奥只見ダムで仕入れてきた笹だんごを食べたのだが、控えめな甘さが食欲をそそり行動食としてなかなか良い感じだった。
さて小倉山からもしばらくダラダラとした水平道が続く。相変わらず薄曇りの空模様だったが、かえって涼しくて歩きやすくCTも順調に稼いでいった。
そして百草の池を過ぎると徐々に傾斜が増してかなりの急登が続き、それを登り切ると見晴らしの良い岩場に出た。そこからは目前に迫る越後駒ヶ岳と荒沢岳〜中ノ岳の稜線が一望！ここで2度めの休憩を取り大迫力の景色を堪能した。
その後は駒の小屋まで鎖場が続く岩場を登っていくことになる。途中下山してきた単独男性とすれ違い「昨日も平ヶ岳でお会いしましたよね？」と声をかけられた。この時間に下山してくるとは…やはり平ヶ岳＆越後駒ヶ岳は健脚揃い！というかこの両座をセットで登る人が多いのだろうなと思った。
そして駒の小屋を通過しそのまま山頂へ！
山頂直下の長い階段を登り、赤く色づいた木々の中を歩いていくと、山頂は360度見渡す限り文句なしの景色が広がっていた。なんといっても八海山の存在感が凄い！そしてそれに続く中ノ岳〜荒沢岳の稜線・眼下に広がる米どころ魚沼の田園風景と、これぞ新潟！という素晴らしい眺め！時間がなければ山頂を踏まずに下山もやむなしと思っていたが、これは登って正解！というか、この景色を見ることなく下山したらぜったい後悔するところだった。
さて、その心配していたコースタイムだが、山頂まで実際に掛かった時間は3時間40分…8時30分には到着したので、思ったよりも時間に余裕ができた。なので、ひとしきり山頂を楽しんだ後はゆっくり下山。来た道をそのまま戻り枝折峠駐車場に着いたのは11:18だった。
さて、ここからは最後のお楽しみ『酷道352（樹海ライン）の旅』
因みにナビの推奨ルートは銀山平まで戻ってシルバーラインで小出ICへ向かうルートを示していた。が、時間に余裕もできたことだし、何よりも下山中に見えた『断崖絶壁に張り付くような樹海ライン』に心を奪われ、このまま酷道へ突き進むことにした。余談だが、枝折峠にはそんな酷道好きのライダーやドライバーが、登山者に紛れてちらほら見受けられた。なかには枝折峠からライダースーツのまま登山道を散策する人や、お昼近いというのに「これから山頂まで行きたいのですが何時間かかりますか？」と質問してくるドライブ客もいた。
そして細い樹海ラインをクネクネと下っていく。車窓には越後駒ヶ岳がずっと見えていて、その山の大きさにひたすら圧倒。そして幾つものスノーシェッドを潜り、大湯温泉やシルバーラインとの合流を過ぎた頃、ようやく酷道の旅は終わった。
それにしても久しぶりに人里に下りてきたような気分！沿道では稲刈りが行われていていかにも米処の風景。ちょうどお昼だったので、『道の駅ゆのたに』に寄って、魚沼産のお米を使った定食を注文して一時の新潟観光を楽しんだ。
そして13:00過ぎに小出ICに入る。
高速からは八海山とその奥に越後駒ヶ岳もちらりと見えて、助手席から何度も名残惜しくその姿を眺めた。その後も最大7km程の渋滞が4箇所出来た程度で、想像していたよりもスムーズに東京へ戻ることが出来、予定の1時間前の17:00にはレンタカーを返却することが出来た。
これで3泊4日、怒涛の福島→新潟の4連チャン登山が終わった。好天に恵まれてとても充実した山旅だった。
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