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記録ID: 71217
全員に公開
沢登り
日高山脈

野塚岳 野塚川南東面沢(南コルコース)

2010年07月10日(土) 〜 2010年07月11日(日)
 - 拍手
pah01510 その他16人
GPS
35:02
距離
8.2km
登り
944m
下り
955m

コースタイム

パーティにより時間は異なる。

入渓(Co371地点の先)(06:02)-通常入渓地点(Co411の先・土場の先)(6:23)-オムシャへの沢の分岐(Co450)(6:57)-Co580二股(7:56)-F1(8:40)-最後の大滝(10:12)-稜線コル(11:07)-野塚岳山頂(11:40)-途中飛ばして-17:10(入渓地点)
天候 前日 雨 溯行日 晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2010年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
帰りの温泉は大樹町 晩成温泉・湯はいいし、食堂のご飯も美味しい。
ただ遠い・・・
駐車位置とテント
駐車位置とテント
右岸徒渉点より少し上
右岸徒渉点より少し上
新人さん達の地図読み訓練
新人さん達の地図読み訓練
Co411より上の美しい渓相
Co411より上の美しい渓相
Co580より上
Co700付近だったかな?
Co700付近だったかな?
雪渓が出ますがそれ程の問題とはなりません。
雪渓が出ますがそれ程の問題とはなりません。
雪渓の間を慎重に越える
雪渓の間を慎重に越える
最終の滝は寝てます。
最終の滝は寝てます。
これより上は砂礫帯
これより上は砂礫帯
稜線コルから明瞭な踏み跡を野塚岳に向かいます。
稜線コルから明瞭な踏み跡を野塚岳に向かいます。
頂上組の記念写真
頂上組の記念写真
はい。野塚西峰。
はい。野塚西峰。
はい。野塚東方面
はい。野塚東方面
下山開始

感想

所属山岳会の沢訓練として行った野塚岳南東面沢の記録である。

 山行部は何回も色々な沢に偵察を出し、訓練の内容に関しても十分な打ち合わせがあったようで訓練として素晴らしく、参加して楽しい山行となった。


 前日の大雨により途中に眺める歴舟川や豊似川はどす黒い濁流の水量も多く思わず苦笑い。
 ところが野塚川は割と水が澄んでいる。

 快調に野塚林道を飛ばすが時々落石があり、それを手でどけながら後続車両の通行に備える。だたし、結局、後続車が燃料タンクに亀裂が入り修理の憂き目にあった。
 油断大敵。野塚林道。
 驚いたことに林道が補修されていてかなり奥まで入れるようになっていることだ。
 昔なら右岸への徒渉地点まで入れるのだが、一年で随分と笹が生い茂ってしまった。

 結局、200メートル手前で車を駐車しテントを張る。
 残念ながら焚き火はできないもののそれはそれで帯広労山の宴会が一部で延々と続けられたのだった。私が10時を見計らって「もう寝るぞ!!」と言わなければいつまでやっていたのやら。

 翌日は予想外にいいお天気の朝を迎えることが出来た。

 いつもなら右岸の作業道を土場まで歩くが訓練である。わざとらしくそこまで沢を行く。更にわざとらしくスクラム徒渉なんかもやってしまう。

 昨年作業道を通って見逃したCo411の二股もよく見えるが、その直ぐ先が通常入渓地点である。
 昨年、ボロボロの雪渓が詰まって行けなかったオムシャの沢との二股を右に折れ、屈曲した地点から南日高らしい美しい渓相が始まる。
 私の嫌いな高巻きがないのが嬉しい。

 Co580付近の二股をまた右に進む。新人さん達は地図読みに必死。GPS初心者は操作に必死。
 最初の先は滝が立っていて、ロープ確保の訓練に最高。

 2本の沢はへつりや岩のぼりの訓練に最適。最後の大滝は寝ていて新人さんもホイホイと登ってくる。
 途中雪渓があるが問題になるものではない。

 詰めは藪の下に砂地状の砂礫帯なのだが、ここでたまげる。

 なんか斜面に不自然に立っていたハンドボール大の石が私が50センチぐらい近づいた途端にズルリと動き出す。
 ビックリしている間に斜面を転がりだした。

 一番後続に新人部隊がいるはずなので、必死に「らー^く!!」のコール。私の声に気が付いて全員のコールが沢にこだまする。幸いに石が止まった地点が私の目の届く範囲であったが腰が抜けるほどビックリしてしまった。
 沢の怖さをヒシヒシと感じて無口になる。
 私の体重による振動が原因であろうか?「痩せよう」真剣にそう思った。(冗談です)

 藪は濃くなく直ぐに稜線上のコルに出る。
 ガスのために眺望なし
 そこからしっかりとした踏み跡をたどり約30分強で頂上である。途中、10人ぐらいの沢装備の大パーティに出会った。

 頂上で狭いもののみんなのんびり。
 先行パーティを見送ってしばらくすると、トヨニ岳とか野塚西峰とかがちょっとだけ拝めた。

 帰りは新人さんもいたのでゆっくりと下がっていって無事に訓練を終えた。
 沢では必須の懸垂下降も皆さんバッチリ。

 今でも落石をなすべきこともなく見送ったあの狂おしい恐ろしさを除けば、本当に楽しい2010年の沢始めではあった。
 

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