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ハイキング
妙高・戸隠・雨飾
旭山〜県庁の背後から善光寺平を見据える峻険な城山、旭山遊歩道往復
2010年06月06日(日) [日帰り]


- GPS
- 00:44
- 距離
- 1.3km
- 登り
- 151m
- 下り
- 141m
コースタイム
旭山遊歩道入口9:17-(9:22朝日山観世音堂分岐)-9:32旭山頂上<旭(朝日)山城阯>9:40-9:44展望園地9:47-10:01旭山遊歩道入口
【実働】0時間33分
【実働】0時間33分
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車スペースは狭く2台程度。停められない場合は朝日山観世音堂前路肩の駐車スペースを借りる。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【コースの概要・状況】 遊歩道入口から頂上までの標高差は約110m。山自体は三角錐型で急峻だが、遊歩道の通る南西尾根は比較的緩やかで危険箇所もなく、少しきつめの散歩という感覚で頂上や展望園地まで行ける。 城跡のある頂上は展望がないせいか、訪れる人があまりいない様子でやや荒れぎみ。頂上手前から展望園地へのショートカットルートはよく踏まれており、展望園地からは長野市街地や上信国境の山々が眺望できる。 水場はないが、よほど暑い日でない限り中サイズのペットボトル飲料が1本あれば十分。 トイレはアクセス途中の朝日山観世音堂にある。 【温泉・飲食店情報】 温泉は県庁裏の裾花川沿いに長野裾花峡温泉"元湯 うるおい館"がある。大人650円とやや高いが、裾花峡に面した大露天風呂と充実した設備が売り。 山からR19まで下りればもう長野市街地なので、飲食店・コンビニ等には事欠かない。 |
写真
県庁の裏山といえばこの山。
裾花川に面した急峻な地形で位置的にも善光寺平の睨みが利くため、かなり古い時代から山城が置かれていた。
川中島合戦の頃には甲越軍対峙の状況下で重要な役割を担い、双方にとって敵に押さえられると目の上のたんこぶのような厄介な存在だった。
裾花川に面した急峻な地形で位置的にも善光寺平の睨みが利くため、かなり古い時代から山城が置かれていた。
川中島合戦の頃には甲越軍対峙の状況下で重要な役割を担い、双方にとって敵に押さえられると目の上のたんこぶのような厄介な存在だった。
道脇になぜか「木曾義仲」と彫られた石碑がある。
"朝日将軍"と呼ばれた義仲とこの山の関わりははっきりしないらしいが、程近い長野市鬼無里地区には木曽殿(義仲親子)にまつわる云われが多く伝承されており、この山でも山名の由来となるような知られざる史実があったのかも…。
"朝日将軍"と呼ばれた義仲とこの山の関わりははっきりしないらしいが、程近い長野市鬼無里地区には木曽殿(義仲親子)にまつわる云われが多く伝承されており、この山でも山名の由来となるような知られざる史実があったのかも…。
斜面に石塁らしき遺構を見るとまもなく頂上に達する。
標高は785mでここからは展望はない。
一帯は城阯広場となっているが、一面に咲くオドリコソウなどほとんど踏まれた形跡がなく、どうも人気薄な様子。
標高は785mでここからは展望はない。
一帯は城阯広場となっているが、一面に咲くオドリコソウなどほとんど踏まれた形跡がなく、どうも人気薄な様子。
"朝日山城"とあるが、歴史小説や歴史解説本などでは"旭山城"の方が馴染み深い。
甲越対峙の当初は善光寺を味方につけた甲軍方にあり、越軍は手を焼いた。
いったん講和の条件として破却されたが、2年後に講和が破れて今度は越軍が修復、大会戦後の退却の際には貴重な援護の役割を担った。
甲越対峙の当初は善光寺を味方につけた甲軍方にあり、越軍は手を焼いた。
いったん講和の条件として破却されたが、2年後に講和が破れて今度は越軍が修復、大会戦後の退却の際には貴重な援護の役割を担った。
何だか判りにくい周辺のコース案内板。
里島発電所コース途中の旧"旭山観音"が現役扱いなこと自体、現況に即しているとは言い難い。
旧旭山観音は、観音様が南山麓の"朝日山観世音堂"に移され今はもぬけの殻。
参拝者が入山しなくなったことでこの山全体が廃れつつあるかのようだ。
里島発電所コース途中の旧"旭山観音"が現役扱いなこと自体、現況に即しているとは言い難い。
旧旭山観音は、観音様が南山麓の"朝日山観世音堂"に移され今はもぬけの殻。
参拝者が入山しなくなったことでこの山全体が廃れつつあるかのようだ。
朝日山観世音堂は、地元では合格祈願にご利益があると知られている。
元々は"旭山観音"として旭山の北面山中の岩窟に観音様が安置されていて、多くの人が里山発電所からの山道を通って参詣していたらしいが、転落などの事故が多かったためここへ移されたという。
元々は"旭山観音"として旭山の北面山中の岩窟に観音様が安置されていて、多くの人が里山発電所からの山道を通って参詣していたらしいが、転落などの事故が多かったためここへ移されたという。
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