サギダル尾根

								たけちよ
			
				その他4人	- GPS
 - 32:00
 - 距離
 - 1.1km
 - 登り
 - 235m
 - 下り
 - 229m
 
コースタイム
- 山行
 - 2:35
 - 休憩
 - 5:25
 - 合計
 - 8:00
 
- 山行
 - 1:55
 - 休憩
 - 0:50
 - 合計
 - 2:45
 
| 天候 | 快晴 | 
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2024年03月の天気図 | 
| アクセス | 
												 利用交通機関: 
								
																				バス																				自家用車										
										ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)																																						 
						 | 
			
写真
感想
					宝剣山の手前、サギダル尾根に行ってきました。雪山バリエーションの初級ルート。受講生4人と講師1人。
何をもって初級というかは、一旦置いておいて。本格的な雪山アルパインクライミングを体感できた山行。平日の金曜日のアタックという事が奏して、先行に1パーティーのみ。
その先行パーティーとは、取りつきまではほぼ同じペースで歩くも、P1からアタック開始後は、あっという間に登攀していずこに?という事で、前後気を遣うことなく貸し切り。
サギダルの頭までは、合計3ピッチ。ただ、ロープを捌く十分なスペースを確保できる地点は少なく、ビレイポイントも狭小地点で、視界も狭い。風切音は大きく、コールや笛の音も通らない。
雪の状態は、取りつきまでは締まっていて歩きやすくて良かったが、取り付き以降は、アイスバーン化して、カリカリカツカツ状態。
先行―パーティーは、どうやら上級者の様で、ピッケルとアイゼンの爪だけで確信をもって登攀しているようで、無駄な堀跡が無く、トレースが探せない状態。
P1は、急登を登るのみ。
P2は、核心の岩壁のトラバース。岩と雪と氷のミックスが、進む勇気に予断を与えて迷わす。
P3は、狭いテラスを嫌ってピッチを切らずに、雪の壁をそのまま直登(結果的に突進)。そこはダブルアックスが正解だったが、1本のアックスとハイマツの僅かな枝を頼りに登る。ナイフリッジの上で、サギダルの頭までもう一歩で、ロープ一杯となり進めない。
再び雪の壁を下るか迷うが、ナイフリッジすぐ下の成木をビレイポイントとして、三ピッチ目としてセカンドの引き上げと、2パーティー目の到着を待つ。
セカンドと、2パーティー目のサポートを講師が1人で。なかなか、ロープの錯綜などで手間取ったようで、雪のナイフリッジの上で、約2時間待機。
ようやく準備が整ったので、サギダルの頭に向かうが、全面アイスバーン。ピッケルと爪の跡が雪で消されていて、ルートが見えず。とにかく、尾根の中心を進み何とか頭に到着できた。
その後は、セカンドの引き上げと、2パーティーの引き上げを待つが、好天に恵まれ、360度の絶景を眺めながら過ごし、下山の心構えをする。なぜか、、、???雪崩れの巣を、下山するからです。
そのリスクが少ない、下山口を選択して、更に、雪崩を誘発しないルートを選択する。
極楽平登山道まで進み、雪の嵩の少ない箇所を選び下降開始。岩壁まで進み、そこから懸垂下降。これを2回繰り返し、雪崩の可能性が少ないと思われる安全地帯に向かう。
17時に千畳敷ホテルに到着。
当然、ロープウェイは営業終了(最終15時55分ですからね)。
かろうじて、千畳敷ホテルで空室があったので、宿泊させて頂きましました。ありがとうございます。
個人的には、先行者が視界にない中で、全区間をリードして、滑落・セカンドによる確保が無かったという事で、十分な登攀であった。が、3P目の突進は、結果的に成木があって困窮する事態にはならなかったが、慎重さが足りなかった。(アルパインでは、1パーティー1組トランシーバーは必携装備)
厳しく言えば、山行計画とその準備が十分ではなく、事故一歩手前の山行でした。大いに反省です。
					

										
							








					
					
		
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する