蝶ケ岳、山頂直前で時間切れ撤退😭



- GPS
- --:--
- 距離
- 20.1km
- 登り
- 1,154m
- 下り
- 1,154m
コースタイム
天候 | ☀/☃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・残雪は平年並み。長塀登山口から半時間ほど進んだところでアイゼン装着。雪はよく締まって歩き易く凍結箇所も無い。アイゼン無しで歩いている人もいた。蝶ケ岳山頂までならピッケルよりストック。 ・徳沢キャンプ場の夜は相当冷えた。「涸沢じゃないから」と衣類・シュラフを軽量化して失敗。真冬の装備を。(当り前か…) |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
感想
5年ぶりテント泊、同行者あり、日程制約、などなど考え合わせリスクの無い徳沢前泊-蝶ケ岳日帰りピストンをGW山行その1に。しかし備えが甘く諸条件にも恵まれず、心残りの多い旅に…
特別ダイヤの始発バスを目指し29日未明に浮き浮きとあかんだな駐車場入り。ところが雨が降り出したかと思うとほどなく雪となり、芝生がみるみる白くなっていく。げんなり、停滞決定。いま考えるとこれが全ての象徴だったなあ…ようやく雪が止んで行動開始、上高地に着いたのは何と11時。深夜にクルマを飛ばしてきたのは何だったのだろう。
歩き始めるころには青空が戻ってきたが、焼岳や穂高の上部は雲に覆われている。目につくのは中国人観光客ばかりだ。久しぶりの重荷がずっしりと肩に食い込み足が前に進まない。共同装備を全て自分に預けた同行者は足取り軽く、あっという間に引き離されてしまった。梓川沿いの散歩道は苦手だったと思い出す。
徳沢テン場には数張りの先客。時折吹く冷たい風に少し手こずりながら、ようやく設営した「我が家」にもぐり込むと安心する。
一眠りして目を覚ますと本曇りで風も強く、かなり冷え込んでいる。テントは十数張り程度に増えた。明朝5時出発と決め、アルコールの力も借りて早々に就寝。夜中に寒さで目を覚ますと稜線を渡る風がゴーゴーと鳴っている。空は晴れ間と雲が半々くらい。好天を祈って再び眠りにつく。
4時起床、意外にも周囲のテントはまだ静か。ひっそり食事と身支度をし、4時半に同行者のテントをのぞきに行くとまだ寝てる。寒さであまり眠れなかったそう。ある程度の降雪もあった筈で先行トレースは欲しい、出発を遅らせることにしてテントに戻った。天気はよさそうだ。
仕切り直して6時半スタート。帰り時刻から逆算し13時半には下山したいが、5年前のこの時期に6時間で往復しており、同行者は残雪登山は初めてだが自分より健脚なのでまず大丈夫だろう。真っ青な空に映える明神岳に見送られ歩き出す。
半時間ほどで凍結箇所が出てきたので早めにアイゼン装着、この後すぐ本格的な雪道に。トレースは明確だが浅い。入山者が増えるのは今日以降なのだろう。雪質は固過ぎず柔らか過ぎず、慣れた感じの人達はアイゼンなしでスイスイ登っている。
木漏れ日のスノーハイクは快適とはいえ、長塀尾根は展望ゼロの樹林歩きが延々と続き、分かり易いメルクマールもない。しかも夏道より直登が多いので飽きも相まって疲れる。登るにつれ雲も厚くなってきた・・・
2時間ほど過ぎると同行者の足取りが重くなってきた。休み休み頑張ってもらい長塀山手前の見通しの開けた場所に出ると、展望どころかガスと雪で全く何も見えない。2人とも大いにモチベ低下。
長塀山を10時に通過。ここまで3時間半強、ちょうどコースタイムだけかかっている。この後さらにペースは落ちて、妖精の池を過ぎた辺り〜夏には花畑となる窪地の入り口で既に11時手前。相変わらず降り続く雪、展望ゼロ。山頂まであと30分はかかりそうだ。進むか退くか迷ったが、同行者には軽い高山病の症状が出ているようで、帰りバスの時間もかなりギリギリとなってしまう。小休止して引き返すことに決定。どうせ槍も穂高も見えないし。
下り始めて暫くすると同行者は完全に回復し、自分の方が置いていかれる始末。ほっとする一方でちょっとだけ「何だかなあ」…
すれ違いに沢山のグループがテン泊装備で喘ぎ喘ぎ登ってくる。明日は晴れるといいですね。
大勢に踏み荒らされた径は往路とは別物に歩きづらく、途中からトレースを外して下ることにした。これが実に気持ち良い。二人で飛ばし2時間強で下山。無事の帰着を喜び合う。
これまた5年ぶりの徳沢園のソフトクリーム&山菜うどんで元気を取り戻した後、撤収して帰路につく。やっぱり寒くて道中はずっと雪がちらついていた。河童橋に着いても昨日以上に閑散としている。
帰りバスの乗客は我々を含め3組。あかんだな駐車場は今日もガラガラ、帰りに立ち寄った日帰り温泉も並みの週末よりよほど空いている。平日を含むこの日程を選んだのは正解だったが…。
初テント泊・残雪登山を経験した同行者に「是非またリベンジを」と言ってもらえたのが、せめてもの救い。
GW後半も寒波が居座る様子、第二弾はどうしようか。
10日から三股から蝶ヶ岳・常念岳を回る予定なのでとても参考になりました。
天候が微妙ですが、有給休暇を取ったんで無理はしないで行ってきます
はじめまして。
自分向けの独り善がりな記録ですが、少しでもお役に立てたとすれば幸いです。GWを外したお出かけ、羨ましい限り。好天に恵まれたよい山行となりますように。
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