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Yamareco

記録ID: 611426
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
屋久島

屋久島、宮之浦岳(白谷雲水峡→縄文杉→宮之浦岳、永田岳→紀元杉)

2015年03月22日(日) 〜 2015年03月24日(火)
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inuyama その他1人
GPS
46:45
距離
33.4km
登り
2,794m
下り
2,197m

コースタイム

1日目
山行
0:48
休憩
0:19
合計
1:07
距離 2.6km 登り 345m 下り 115m
16:18
5
16:23
16:24
10
16:34
16:50
7
16:57
16:59
26
17:25
2日目
山行
9:29
休憩
2:03
合計
11:32
距離 16.6km 登り 1,690m 下り 723m
5:14
52
6:06
6:07
39
6:46
6:57
72
8:09
8:20
21
8:41
8:53
81
10:14
10:22
13
10:35
10:50
84
12:14
12:35
76
13:51
13:52
39
14:31
14:38
50
15:28
15:31
19
15:50
16:11
16
16:27
16:39
7
16:46
ビバーク地点
3日目
山行
8:31
休憩
0:48
合計
9:19
距離 14.1km 登り 778m 下り 1,331m
5:41
35
ビバーク地点
6:16
6:23
96
7:59
8:01
26
8:27
26
8:53
8:55
96
10:31
10:34
8
10:42
23
11:05
11:07
16
11:23
11:34
16
11:50
9
11:59
12:01
12
12:13
70
13:23
13:38
44
14:22
14:23
26
14:49
14:52
8
15:00
紀元杉バス停
天候 3/22(日)
晴れ
3/23(月)
快晴のち、午後やや曇り
3/24(火)
明朝山頂付近ガス、のち晴れ
過去天気図(気象庁) 2015年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
行き
宮之浦港より屋久島交通、白谷雲水峡行きバスで終点まで乗車(15:30→16:05)
1日4往復のほか、まつばんだ交通のバスも一往復あり。シーズン時は臨時便も設定されているようです。
15:00着の高速船と30分の接続なので便利でした。

帰り
紀元杉から屋久島交通、合庁前(安房)行きバスで安房まで乗車(15:00→15:59)
安房で宮之浦や尾之間方面へ乗り継ぐ事が出来ます。
1日2往復のみで終バスは早いので、バスの時間に気を取られながらの下山でした。
以前はまつばんだ交通のバスも同路線を16時台に走っていたようですが、廃止になったようです。
コース状況/
危険箇所等
白谷広場→白谷小屋→楠川分れ
終始よく整備された道でした。最短コースである楠川歩道は起伏も少なく足慣らしに最適でした。辻峠まで若干の急登がありますが、未明でも分かるくらいに道筋ははっきりしています。楠川分れまでの下りも同様でした。

楠川分れ→縄文杉→高塚小屋
大株歩道入口までしばらく軌道跡の上を歩きます。線路の間に踏み板が敷かれているので歩きやすい道です。大株歩道入口より縄文杉方面へ急登が始まりますが、上り下りは階段が非常に多いです。トイレのある高塚小屋まで縄文杉登山の方で往来の激しい区間です。

高塚小屋→宮之浦岳・永田岳
若干鎖場や岩場などは増えますが、こちらも整備された道なので問題はありませんでした。ただ、所々で残雪が見られます。朝方、永田岳方面へのコースはこの時期凍結していて道全体が凍っていたりするので、何度か滑ってしまいました。

宮之浦岳→花之江河→淀川・紀元杉
時々岩場やロープ場などがある程度で歩きやすい道なのですが、投石平から宮之浦岳側は凍結しており、アイゼンをつけている方も居られました。実際ノーアイゼンだと滑るので、慎重に歩く必要がありました。花之江河を過ぎれば緩めのアップダウンを繰り返しながら淀川登山口まで下ります。淀川登山口から紀元杉までは舗装路歩きです。
今回の登山旅行の共。この地点で既に水やガスボンベを抜きにしてるものの25kgという超重量。テントも入らないので外に括りつけました。祖母山系の鹿納山で一度放棄せざるを得ない危機に瀕しますが、最終的には無事に生還しました。
2015年03月22日 06:42撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/22 6:42
今回の登山旅行の共。この地点で既に水やガスボンベを抜きにしてるものの25kgという超重量。テントも入らないので外に括りつけました。祖母山系の鹿納山で一度放棄せざるを得ない危機に瀕しますが、最終的には無事に生還しました。
今話題のスカイマークで羽田より鹿児島へ向かいます。
2015年03月22日 07:51撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/22 7:51
今話題のスカイマークで羽田より鹿児島へ向かいます。
上空より見下ろす富士山。まだまだ雪は多いようですね。
2015年03月22日 08:31撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/22 8:31
上空より見下ろす富士山。まだまだ雪は多いようですね。
鹿児島空港よりバスで鹿児島の繁華街、天文館へと向かいました。そして飛行機へ持ち込めなかったガスボンベを好日山荘で調達します。
2015年03月22日 11:14撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/22 11:14
鹿児島空港よりバスで鹿児島の繁華街、天文館へと向かいました。そして飛行機へ持ち込めなかったガスボンベを好日山荘で調達します。
鹿児島から高速船で屋久島の宮之浦港へと向かいました。この日は黄砂なのか花粉なのか火山灰なのか、妙に鹿児島近辺の空が霞んでいました。
2015年03月22日 15:32撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/22 15:32
鹿児島から高速船で屋久島の宮之浦港へと向かいました。この日は黄砂なのか花粉なのか火山灰なのか、妙に鹿児島近辺の空が霞んでいました。
宮之浦港より白谷雲水峡行きのバスに乗車します。接続の良いこのバスがあったので白谷雲水峡から登り始めることにしました。
2015年03月22日 15:34撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/22 15:34
宮之浦港より白谷雲水峡行きのバスに乗車します。接続の良いこのバスがあったので白谷雲水峡から登り始めることにしました。
白谷雲水峡に到着。既に標高は600mを越えています。この時間、散策を終えて帰る人で登山口が賑わっていました。
2015年03月22日 16:22撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/22 16:22
白谷雲水峡に到着。既に標高は600mを越えています。この時間、散策を終えて帰る人で登山口が賑わっていました。
白谷広場近くの橋から白谷川。連日晴天が続き降雨が無く、水量も少ないようでした。
2015年03月22日 16:14撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/22 16:14
白谷広場近くの橋から白谷川。連日晴天が続き降雨が無く、水量も少ないようでした。
白谷小屋を目指し、登山道を進みます。暫くの間、沢にそって歩きます。
2015年03月22日 16:32撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/22 16:32
白谷小屋を目指し、登山道を進みます。暫くの間、沢にそって歩きます。
二代杉。杉の巨木が現れ始め、屋久島らしい風景が始まりました。
2015年03月22日 16:33撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/22 16:33
二代杉。杉の巨木が現れ始め、屋久島らしい風景が始まりました。
途中の分岐より二代大杉まで寄り道。歴史を感じさせる老樹でした。
2015年03月22日 16:45撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/22 16:45
途中の分岐より二代大杉まで寄り道。歴史を感じさせる老樹でした。
最短ルートである楠川歩道を進みます。起伏も少なく、足慣らしに最適な道でした。
2015年03月22日 16:58撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/22 16:58
最短ルートである楠川歩道を進みます。起伏も少なく、足慣らしに最適な道でした。
でかい切り株が屋久島らしいです。
2015年03月22日 17:10撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/22 17:10
でかい切り株が屋久島らしいです。
同じバスに乗っていた早稲田の登山クルーに追い付きました。このクルーとは最終日まで時折遭遇しました。
2015年03月22日 17:17撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/22 17:17
同じバスに乗っていた早稲田の登山クルーに追い付きました。このクルーとは最終日まで時折遭遇しました。
くぐり杉。迂回路もありますが、折角なので匍匐前進して穴の中を潜りました。
2015年03月22日 17:28撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/22 17:28
くぐり杉。迂回路もありますが、折角なので匍匐前進して穴の中を潜りました。
白谷小屋。大きな小屋ですが若干ボロっちいです。この日はここで宿泊します。
2015年03月22日 17:30撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/22 17:30
白谷小屋。大きな小屋ですが若干ボロっちいです。この日はここで宿泊します。
翌朝は未明に出発してしまうため、今のうちにこの近辺の、見どころを一人で回ってきました。こちらが七本杉。
2015年03月22日 17:45撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/22 17:45
翌朝は未明に出発してしまうため、今のうちにこの近辺の、見どころを一人で回ってきました。こちらが七本杉。
もののけの森とも呼ばれる苔の森。渇水気味のため、コケも元気が無いような気がしました。
2015年03月22日 17:41撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/22 17:41
もののけの森とも呼ばれる苔の森。渇水気味のため、コケも元気が無いような気がしました。
白谷小屋の内部。この他に大部屋がいくらかありました。この日は他に団体が二組だけだったので、この個室は貸し切りでした。
2015年03月22日 18:01撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/22 18:01
白谷小屋の内部。この他に大部屋がいくらかありました。この日は他に団体が二組だけだったので、この個室は貸し切りでした。
食事にします。調理を省略するために鹿児島で調達したコンビニ弁当です。お酒は日本酒の三芳菊は地元の酒屋からわざわざ持参。芋焼酎の赤兎馬は鹿児島で手に入れたものです。
2015年03月22日 18:04撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/22 18:04
食事にします。調理を省略するために鹿児島で調達したコンビニ弁当です。お酒は日本酒の三芳菊は地元の酒屋からわざわざ持参。芋焼酎の赤兎馬は鹿児島で手に入れたものです。
翌朝、夜が明けきらぬうちに出発します。よく整備された道なので、真っ暗闇でも問題ありませんでした。
2015年03月23日 05:55撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/23 5:55
翌朝、夜が明けきらぬうちに出発します。よく整備された道なので、真っ暗闇でも問題ありませんでした。
太鼓岩方面への分岐である辻峠。ここピークで、ここから縄文杉へ続く小杉谷方面へ下り始めます。
2015年03月23日 06:11撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/23 6:11
太鼓岩方面への分岐である辻峠。ここピークで、ここから縄文杉へ続く小杉谷方面へ下り始めます。
周囲も次第に明るくなってきました。よく整備されているため歩きやすい道でした。
2015年03月23日 06:44撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/23 6:44
周囲も次第に明るくなってきました。よく整備されているため歩きやすい道でした。
楠川分れに到着。荒川登山口からの合流点で、ここから暫くの間軌道跡の上を歩きます。
2015年03月23日 06:54撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/23 6:54
楠川分れに到着。荒川登山口からの合流点で、ここから暫くの間軌道跡の上を歩きます。
軌道跡の様子。歩きやすいように中央に踏み板が設置されています。
2015年03月23日 07:06撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/23 7:06
軌道跡の様子。歩きやすいように中央に踏み板が設置されています。
三代杉。まるで寄生するかのように一代目、二代目の杉の上に続けて生えています。生命の神秘が垣間見えました。
2015年03月23日 07:11撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/23 7:11
三代杉。まるで寄生するかのように一代目、二代目の杉の上に続けて生えています。生命の神秘が垣間見えました。
ときどき沢を渡るため、橋が掛けられています。軌道時代のものでしょうか。
2015年03月23日 07:20撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/23 7:20
ときどき沢を渡るため、橋が掛けられています。軌道時代のものでしょうか。
橋から見た沢の様子。もうだいぶ奥深い感じです。
2015年03月23日 07:21撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/23 7:21
橋から見た沢の様子。もうだいぶ奥深い感じです。
軌道をバイパスするような登山道が設けられている箇所もあります。
2015年03月23日 07:23撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/23 7:23
軌道をバイパスするような登山道が設けられている箇所もあります。
延々と1時間軌道歩き。平坦なので歩きやすいです。
2015年03月23日 07:55撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/23 7:55
延々と1時間軌道歩き。平坦なので歩きやすいです。
ポイントと転轍機。分岐の先には携帯トイレブースがありました。
2015年03月23日 08:00撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/23 8:00
ポイントと転轍機。分岐の先には携帯トイレブースがありました。
宮之浦岳近くの翁岳が見えました。あんまり本州にはない感じの山並みに興奮します。
2015年03月23日 08:11撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/23 8:11
宮之浦岳近くの翁岳が見えました。あんまり本州にはない感じの山並みに興奮します。
大株歩道入口。ここから軌道跡を離れて縄文杉方面へ登り始めます。
2015年03月23日 08:17撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/23 8:17
大株歩道入口。ここから軌道跡を離れて縄文杉方面へ登り始めます。
分岐から急登が始まります。縄文杉に近いことから、あちこちで杉の大樹が目につきました。
2015年03月23日 08:38撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/23 8:38
分岐から急登が始まります。縄文杉に近いことから、あちこちで杉の大樹が目につきました。
五年ほど前に倒壊してしまったという翁杉。
2015年03月23日 08:45撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/23 8:45
五年ほど前に倒壊してしまったという翁杉。
縄文杉までは階段が多いです。丹沢もそうでしたが、道を荒さないようによく整備がされているのでしょう。
2015年03月23日 08:48撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/23 8:48
縄文杉までは階段が多いです。丹沢もそうでしたが、道を荒さないようによく整備がされているのでしょう。
ウィルソン株に到着。安土桃山時代に大阪城建設のために切られたとされる大きな切り株です。
2015年03月23日 08:51撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/23 8:51
ウィルソン株に到着。安土桃山時代に大阪城建設のために切られたとされる大きな切り株です。
内部は入れるようになっており、祠が鎮座しています。
2015年03月23日 08:52撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/23 8:52
内部は入れるようになっており、祠が鎮座しています。
内部から見上げた所。場所によっては綺麗なハート型に見えるらしく、人気のアングルのようです。
2015年03月23日 08:52撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/23 8:52
内部から見上げた所。場所によっては綺麗なハート型に見えるらしく、人気のアングルのようです。
再び階段が続きます。縄文杉までは非常に通行量も多く、階段が多いです。
2015年03月23日 09:22撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/23 9:22
再び階段が続きます。縄文杉までは非常に通行量も多く、階段が多いです。
縄文杉に匹敵する大きさの大王杉。ここまで来ると縄文杉まではもうひと息です。
2015年03月23日 09:46撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/23 9:46
縄文杉に匹敵する大きさの大王杉。ここまで来ると縄文杉まではもうひと息です。
標高が上がってきたためか、この周辺は鬱蒼とした樹林帯から抜けつつあるように感じました。
2015年03月23日 09:53撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/23 9:53
標高が上がってきたためか、この周辺は鬱蒼とした樹林帯から抜けつつあるように感じました。
縄文杉に到着しました。他とは雰囲気が違うように思えるのは、周囲が間伐されているからでしょうか。
2015年03月23日 10:20撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/23 10:20
縄文杉に到着しました。他とは雰囲気が違うように思えるのは、周囲が間伐されているからでしょうか。
展望台から縄文杉を見上げた所。縄文杉と呼ばれる所以となったように、表面が縄文土器のように複雑にうねり波打っています。
2015年03月23日 10:23撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/23 10:23
展望台から縄文杉を見上げた所。縄文杉と呼ばれる所以となったように、表面が縄文土器のように複雑にうねり波打っています。
しかし縄文杉は展望台のあるデッキの上から眺めるような形になっており、他の屋久杉のように間近から見ることは出来ません。
2015年03月23日 10:34撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/23 10:34
しかし縄文杉は展望台のあるデッキの上から眺めるような形になっており、他の屋久杉のように間近から見ることは出来ません。
縄文杉周辺は狭いため、休憩や食事などは少し進んだ所にある休憩舎や広場などで取られるようです。そんな中、ヤクシカが全く物怖じせず登山客に紛れて佇んでいました。餌をねだっているのでしょうか。
2015年03月23日 10:37撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/23 10:37
縄文杉周辺は狭いため、休憩や食事などは少し進んだ所にある休憩舎や広場などで取られるようです。そんな中、ヤクシカが全く物怖じせず登山客に紛れて佇んでいました。餌をねだっているのでしょうか。
先へと進みます。道中には名も無き杉の巨木も多いです。
2015年03月23日 10:40撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/23 10:40
先へと進みます。道中には名も無き杉の巨木も多いです。
高塚小屋。建て替えられたばかりなのか、非常に真新しい小屋でした。トイレもあるため縄文杉までの登山客も来るようです。しかしここから先は宮之浦岳へと向かう人しか居ないため、往来も1/10くらいになります。
2015年03月23日 11:05撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/23 11:05
高塚小屋。建て替えられたばかりなのか、非常に真新しい小屋でした。トイレもあるため縄文杉までの登山客も来るようです。しかしここから先は宮之浦岳へと向かう人しか居ないため、往来も1/10くらいになります。
高塚小屋からは再び急登が始まります。もうだいぶ標高を稼いだ感じです。
2015年03月23日 11:14撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/23 11:14
高塚小屋からは再び急登が始まります。もうだいぶ標高を稼いだ感じです。
時々木々が途切れる所も増えてきました。水平線が見えます。
2015年03月23日 11:17撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/23 11:17
時々木々が途切れる所も増えてきました。水平線が見えます。
もう標高1,400mに差し掛かる所ですが、まだまだ巨木は多いです。
2015年03月23日 11:34撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/23 11:34
もう標高1,400mに差し掛かる所ですが、まだまだ巨木は多いです。
名も無き杉の巨木。標高差はそれほど無いのですが、起伏が激しいため、意外と時間を取られます。
2015年03月23日 12:03撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/23 12:03
名も無き杉の巨木。標高差はそれほど無いのですが、起伏が激しいため、意外と時間を取られます。
あちこちでヤクシカが居ました。本州の鹿と違い、近づいても全くと言っていいほど逃げようとしません。
2015年03月23日 12:07撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/23 12:07
あちこちでヤクシカが居ました。本州の鹿と違い、近づいても全くと言っていいほど逃げようとしません。
巨大樹を見上げる。この辺りで標高1,500m、空も広くなってきました。
2015年03月23日 12:10撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/23 12:10
巨大樹を見上げる。この辺りで標高1,500m、空も広くなってきました。
新高塚小屋。新と付けられていますが、建物自体は高塚小屋の方が新しいです。しかし内部は広く清潔で、コンクリがボロボロしていた白谷小屋よりも居心地良さそうです。
2015年03月23日 12:30撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/23 12:30
新高塚小屋。新と付けられていますが、建物自体は高塚小屋の方が新しいです。しかし内部は広く清潔で、コンクリがボロボロしていた白谷小屋よりも居心地良さそうです。
ジャングルみたいな所を歩いていきます。降水量の多さが伺える風景です。
2015年03月23日 12:46撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/23 12:46
ジャングルみたいな所を歩いていきます。降水量の多さが伺える風景です。
時々雪が見られるようになりました。道の上にも残り凍りついている所もたまにあるため、この時期は念の為にアイゼンを持っていると良さそうです。
2015年03月23日 13:02撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/23 13:02
時々雪が見られるようになりました。道の上にも残り凍りついている所もたまにあるため、この時期は念の為にアイゼンを持っていると良さそうです。
第一展望台に着く頃、やっと宮之浦岳が見えました。
2015年03月23日 13:13撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/23 13:13
第一展望台に着く頃、やっと宮之浦岳が見えました。
第一展望台から乗り出してみると、気持ちのよい景色が広がっていました。まだまだ遠く、間にいくつかのピークを挟んでいます。宮之浦岳の左側の岩峰は翁岳、右側は永田岳です。【以降のパノラマ写真は元サイズをクリック頂けますと、より大きな画像でご覧いただけます】
2015年03月23日 13:12撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/23 13:12
第一展望台から乗り出してみると、気持ちのよい景色が広がっていました。まだまだ遠く、間にいくつかのピークを挟んでいます。宮之浦岳の左側の岩峰は翁岳、右側は永田岳です。【以降のパノラマ写真は元サイズをクリック頂けますと、より大きな画像でご覧いただけます】
頂上周辺を望遠で。今日中に行く事が出来るのだろうかと不安になりますが、まだ昼過ぎで時間的には余裕がありました。一日が長いです。
2015年03月23日 13:09撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/23 13:09
頂上周辺を望遠で。今日中に行く事が出来るのだろうかと不安になりますが、まだ昼過ぎで時間的には余裕がありました。一日が長いです。
少し進んだ先に第二展望台がありました。こちらは逆に北側の眺望が優れているようです。
2015年03月23日 13:39撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/23 13:39
少し進んだ先に第二展望台がありました。こちらは逆に北側の眺望が優れているようです。
縄文杉方面ですが、さすがに縄文杉は見えません。
2015年03月23日 13:43撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/23 13:43
縄文杉方面ですが、さすがに縄文杉は見えません。
南東側180度の展望。狭い島なのにもかかわらず、非常に山深い雰囲気でした。
2015年03月23日 13:45撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/23 13:45
南東側180度の展望。狭い島なのにもかかわらず、非常に山深い雰囲気でした。
西側の木々が切れている所をよく見ると島が見えます。
2015年03月23日 13:45撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/23 13:45
西側の木々が切れている所をよく見ると島が見えます。
どこの島だろうと望遠してみると、活火山があるという口永良部島でした。噴煙の様子が見えます。
2015年03月23日 13:45撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/23 13:45
どこの島だろうと望遠してみると、活火山があるという口永良部島でした。噴煙の様子が見えます。
北側、ぽつりと浮かぶ山が気になります。
2015年03月23日 13:47撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/23 13:47
北側、ぽつりと浮かぶ山が気になります。
方向的には開聞岳でしょう。まさか九州の山まで見えるとは思いませんでした。好天に感謝です。
2015年03月23日 13:47撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/23 13:47
方向的には開聞岳でしょう。まさか九州の山まで見えるとは思いませんでした。好天に感謝です。
第二展望台を過ぎると樹林帯を抜け、遮るものが少ない見晴らしの良い道となります。展望は良いのですが、風が強くかなり寒いです。
2015年03月23日 13:59撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/23 13:59
第二展望台を過ぎると樹林帯を抜け、遮るものが少ない見晴らしの良い道となります。展望は良いのですが、風が強くかなり寒いです。
尾根上の様子。奥に見えるのは永田岳です。まずは左側の平石岩屋のピークを登ります。
2015年03月23日 14:23撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/23 14:23
尾根上の様子。奥に見えるのは永田岳です。まずは左側の平石岩屋のピークを登ります。
平石岩屋までの登りはなかなか厳しそうです。
2015年03月23日 14:24撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/23 14:24
平石岩屋までの登りはなかなか厳しそうです。
道の上にも雪が現れ始めました。午後はサクサクで特に問題は無いのですが、朝などは凍結するので注意が必要です。
2015年03月23日 14:30撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/23 14:30
道の上にも雪が現れ始めました。午後はサクサクで特に問題は無いのですが、朝などは凍結するので注意が必要です。
平石岩屋へ登る途中から振り返った所。眺めの良い道が続きます。
2015年03月23日 14:33撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/23 14:33
平石岩屋へ登る途中から振り返った所。眺めの良い道が続きます。
平石岩屋への急登。岩場を登っていきます。テント装備では辛い。
2015年03月23日 14:35撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/23 14:35
平石岩屋への急登。岩場を登っていきます。テント装備では辛い。
平石岩屋に到着しました。今思えば、ここまで引き返してテントを張れば風に悩まされずに済んだのかもしれないです。
2015年03月23日 14:38撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/23 14:38
平石岩屋に到着しました。今思えば、ここまで引き返してテントを張れば風に悩まされずに済んだのかもしれないです。
平石岩屋を越えれば最後のひと上りです。この付近の景色は広々していて好きです。
2015年03月23日 14:51撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/23 14:51
平石岩屋を越えれば最後のひと上りです。この付近の景色は広々していて好きです。
あれほど遠かった宮之浦岳も近づいてきました。
2015年03月23日 14:51撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/23 14:51
あれほど遠かった宮之浦岳も近づいてきました。
登山者が多いからか道は綺麗に刈られていて歩きやすいです。
2015年03月23日 14:56撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/23 14:56
登山者が多いからか道は綺麗に刈られていて歩きやすいです。
右手に見える、永田岳の岩峰群。あんまり他の山では見られない景色です。
2015年03月23日 14:59撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/23 14:59
右手に見える、永田岳の岩峰群。あんまり他の山では見られない景色です。
平石岩屋を振り返った所。庭園のような風景です。
2015年03月23日 15:03撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/23 15:03
平石岩屋を振り返った所。庭園のような風景です。
鞍部である平石から宮之浦岳を見上げた所。近いようで中々辿り着きません。
2015年03月23日 15:06撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/23 15:06
鞍部である平石から宮之浦岳を見上げた所。近いようで中々辿り着きません。
東側180度の眺め。草地の上に所々見える花崗岩が、なんとも面白い景色です。
2015年03月23日 15:07撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/23 15:07
東側180度の眺め。草地の上に所々見える花崗岩が、なんとも面白い景色です。
だいぶ近づいてきた所。岩場もなく、笹の中を歩いていきます。
2015年03月23日 15:10撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/23 15:10
だいぶ近づいてきた所。岩場もなく、笹の中を歩いていきます。
西側、永田岳方面。同行の母もこの地点でかなりお疲れのようでした。
2015年03月23日 15:26撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/23 15:26
西側、永田岳方面。同行の母もこの地点でかなりお疲れのようでした。
焼野三叉路に到着。ここから宮之浦岳までおよそ25分です。
2015年03月23日 15:29撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/23 15:29
焼野三叉路に到着。ここから宮之浦岳までおよそ25分です。
休憩中にちょっと辺りをうろうろしてみるとどこからか人の声が。よく見るとこの日テント泊の方が談笑していました。原則として禁止ですが、緊急時にテントが張れるスペースもいくらかあります。
2015年03月23日 15:32撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/23 15:32
休憩中にちょっと辺りをうろうろしてみるとどこからか人の声が。よく見るとこの日テント泊の方が談笑していました。原則として禁止ですが、緊急時にテントが張れるスペースもいくらかあります。
この日は鹿之沢小屋に宿泊予定だったため、とりあえずここに荷物を置いて宮之浦岳を往復することにしました。
2015年03月23日 15:38撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/23 15:38
この日は鹿之沢小屋に宿泊予定だったため、とりあえずここに荷物を置いて宮之浦岳を往復することにしました。
宮之浦岳に登る途中に振り返った眺め。天気もよく、最高の景色でした。
2015年03月23日 15:47撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/23 15:47
宮之浦岳に登る途中に振り返った眺め。天気もよく、最高の景色でした。
山頂まであと少しという所。荷物も下に置いてあるので、足取りも軽やかです。
2015年03月23日 15:50撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/23 15:50
山頂まであと少しという所。荷物も下に置いてあるので、足取りも軽やかです。
右手に見える永田岳。三叉路から永田岳は宮之浦岳に行くよりも若干遠いようです。
2015年03月23日 15:50撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/23 15:50
右手に見える永田岳。三叉路から永田岳は宮之浦岳に行くよりも若干遠いようです。
山頂目前から北側を望んだ所。西日本最高峰というだけあり、眺めは抜群です。
2015年03月23日 15:57撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/23 15:57
山頂目前から北側を望んだ所。西日本最高峰というだけあり、眺めは抜群です。
ようやく山頂に到着。なんと山頂にテント泊というグループが居られました。既に風が非常に強く登っていても寒いくらいなのでこんな寒い中よくやるなぁと思いましたが、まさか自分たちが同じような事をする羽目になるとは。
2015年03月23日 16:06撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/23 16:06
ようやく山頂に到着。なんと山頂にテント泊というグループが居られました。既に風が非常に強く登っていても寒いくらいなのでこんな寒い中よくやるなぁと思いましたが、まさか自分たちが同じような事をする羽目になるとは。
山頂から南側180度の眺望。明日向かう栗生岳、黒味岳方面の山々が見渡せます。
2015年03月23日 16:06撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/23 16:06
山頂から南側180度の眺望。明日向かう栗生岳、黒味岳方面の山々が見渡せます。
こちらは逆に北側180度。今日辿ってきたルートに永田岳など。よく歩いてこれたなという感じ。いつまでの眺めていたい景色でしたが、寒いので降りることに。
2015年03月23日 16:08撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/23 16:08
こちらは逆に北側180度。今日辿ってきたルートに永田岳など。よく歩いてこれたなという感じ。いつまでの眺めていたい景色でしたが、寒いので降りることに。
永田岳を単体で。登る気まんまんでしたが……。
2015年03月23日 16:08撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/23 16:08
永田岳を単体で。登る気まんまんでしたが……。
三叉路まで降りました。見難いですが、口永良部島、硫黄島、黒島などが海に浮かんでいます。
2015年03月23日 16:35撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/23 16:35
三叉路まで降りました。見難いですが、口永良部島、硫黄島、黒島などが海に浮かんでいます。
同行の母がこれ以上歩けないと言うので、鹿之沢小屋へ行くのをカットし、大事を取ってビバークすることにしました。緊急時のビバークということで、テントの写真は載せません。稜線上の風の通り道なので寒く、テントが飛ばされないかが心配であまり寝付けませんでした。
2015年03月23日 16:51撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/23 16:51
同行の母がこれ以上歩けないと言うので、鹿之沢小屋へ行くのをカットし、大事を取ってビバークすることにしました。緊急時のビバークということで、テントの写真は載せません。稜線上の風の通り道なので寒く、テントが飛ばされないかが心配であまり寝付けませんでした。
日没前の遠い九州の山並み。開聞岳だけではなく、薩摩半島がうっすらと見えました。その右の山は桜島か、それとも高隈山か。
2015年03月23日 17:52撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/23 17:52
日没前の遠い九州の山並み。開聞岳だけではなく、薩摩半島がうっすらと見えました。その右の山は桜島か、それとも高隈山か。
夕闇に沈みつつある口永良部島。さすがに日が沈むのは遅く、この時19時頃にようやく暗くなりました。
2015年03月23日 18:55撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/23 18:55
夕闇に沈みつつある口永良部島。さすがに日が沈むのは遅く、この時19時頃にようやく暗くなりました。
翌日、永田岳に登れなかったのが心残りなので、朝方一人で永田岳を往復することにしました。しかし前日とは打って変わってのガス模様。
2015年03月24日 06:06撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/24 6:06
翌日、永田岳に登れなかったのが心残りなので、朝方一人で永田岳を往復することにしました。しかし前日とは打って変わってのガス模様。
頂上に着いてもそのガスは取れることはなく、寒いのですぐに戻りました。
2015年03月24日 06:33撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/24 6:33
頂上に着いてもそのガスは取れることはなく、寒いのですぐに戻りました。
この日はずっとガスかなと少しがっかりしていましたが、ビバーク地点に戻る頃には雲が流れて時々青空を見せるように。
2015年03月24日 07:05撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/24 7:05
この日はずっとガスかなと少しがっかりしていましたが、ビバーク地点に戻る頃には雲が流れて時々青空を見せるように。
宮之浦岳方面。山頂はガスに覆われているようです。
2015年03月24日 08:04撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/24 8:04
宮之浦岳方面。山頂はガスに覆われているようです。
二度目の宮之浦岳山頂はガスに包まれていて眺望は無し。ここで一昨日白谷小屋で一緒になった早稲田のクルーと遭遇します。
2015年03月24日 08:39撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/24 8:39
二度目の宮之浦岳山頂はガスに包まれていて眺望は無し。ここで一昨日白谷小屋で一緒になった早稲田のクルーと遭遇します。
宮之浦を降りた直後、猛烈な勢いで雲が流れて青空が広がりました。
2015年03月24日 08:46撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/24 8:46
宮之浦を降りた直後、猛烈な勢いで雲が流れて青空が広がりました。
晴れたようだしもう一度山頂に戻ろうかなと思いましたが、あまり時間に余裕が無いため先へ進むことに。
2015年03月24日 08:49撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/24 8:49
晴れたようだしもう一度山頂に戻ろうかなと思いましたが、あまり時間に余裕が無いため先へ進むことに。
これから進む先々の山。手前が栗生岳、左は翁岳。右に安房岳、投石岳。右の少し離れた山は黒味岳です。険しいため登山コースはピークを踏まず、大部分が巻き道を通っています。
2015年03月24日 08:53撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/24 8:53
これから進む先々の山。手前が栗生岳、左は翁岳。右に安房岳、投石岳。右の少し離れた山は黒味岳です。険しいため登山コースはピークを踏まず、大部分が巻き道を通っています。
栗生岳から見た翁岳、黒味岳方面の山々。この日の天気も安定しそうで何よりです。
2015年03月24日 09:03撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/24 9:03
栗生岳から見た翁岳、黒味岳方面の山々。この日の天気も安定しそうで何よりです。
翁岳。登ってみたいですが、ピークに至る道がありません。
2015年03月24日 09:11撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/24 9:11
翁岳。登ってみたいですが、ピークに至る道がありません。
巻き道を歩いていきますが、景色は開けていて眺めは良いです。
2015年03月24日 09:24撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/24 9:24
巻き道を歩いていきますが、景色は開けていて眺めは良いです。
宮之浦岳を振り返ってみると、栗生岳に隠れてしまい見えませんでした。
2015年03月24日 09:30撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/24 9:30
宮之浦岳を振り返ってみると、栗生岳に隠れてしまい見えませんでした。
午前中なので沢が凍結しています。なかなか綺麗な景色。
2015年03月24日 09:32撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/24 9:32
午前中なので沢が凍結しています。なかなか綺麗な景色。
反対側、凍結した沢と栗生岳。
2015年03月24日 09:35撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/24 9:35
反対側、凍結した沢と栗生岳。
よく見ると栗生岳の左側に宮之浦岳の山頂が重なって見えました。
2015年03月24日 09:44撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/24 9:44
よく見ると栗生岳の左側に宮之浦岳の山頂が重なって見えました。
黒味岳方面へと進みます。時々黒味岳の岩峰の上に人が立っているのが見えました。あそこなら眺めは凄いだろうなと思い、時間がなければ省略予定だった黒味岳の往復をチャレンジしてみたいなと思い直しました。
2015年03月24日 09:47撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/24 9:47
黒味岳方面へと進みます。時々黒味岳の岩峰の上に人が立っているのが見えました。あそこなら眺めは凄いだろうなと思い、時間がなければ省略予定だった黒味岳の往復をチャレンジしてみたいなと思い直しました。
宮之浦岳を振り返ってみる。だんだんと遠くなってきました。
2015年03月24日 09:57撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/24 9:57
宮之浦岳を振り返ってみる。だんだんと遠くなってきました。
凍結した沢と安房岳。この前後は道が凍結しており、アイゼンをつけている方も見られました。実際、ノーアイゼンではツルツルと滑って難儀しました。
2015年03月24日 10:06撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/24 10:06
凍結した沢と安房岳。この前後は道が凍結しており、アイゼンをつけている方も見られました。実際、ノーアイゼンではツルツルと滑って難儀しました。
投石岳のピーク付近から黒味岳方面。遭難碑が立っていました。
2015年03月24日 10:08撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/24 10:08
投石岳のピーク付近から黒味岳方面。遭難碑が立っていました。
一旦投石平まで降りるという所。黒味岳への登りが強烈です。
2015年03月24日 10:24撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/24 10:24
一旦投石平まで降りるという所。黒味岳への登りが強烈です。
投石平から黒味岳を見上げる。周囲は広々としており休憩スポットです。
2015年03月24日 10:41撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/24 10:41
投石平から黒味岳を見上げる。周囲は広々としており休憩スポットです。
同行の母と花之江河で合流する事にし、一人で黒味岳を往復することにしました。投石平から黒味岳の分岐まで、少し登りがあります。
2015年03月24日 10:50撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/24 10:50
同行の母と花之江河で合流する事にし、一人で黒味岳を往復することにしました。投石平から黒味岳の分岐まで、少し登りがあります。
分岐に荷物をおいて空荷で黒味岳へ向かいます。ロープや岩場が連続し、着々と高度を稼いでいきます。
2015年03月24日 11:14撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/24 11:14
分岐に荷物をおいて空荷で黒味岳へ向かいます。ロープや岩場が連続し、着々と高度を稼いでいきます。
ある程度登ると開けた所に出ました。こちらは南側の高盤岳方面のです。今回は行きませんが、楽しそうな山並みです。
2015年03月24日 11:20撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/24 11:20
ある程度登ると開けた所に出ました。こちらは南側の高盤岳方面のです。今回は行きませんが、楽しそうな山並みです。
急登を終えると黒味岳の山頂が見えてきました。
2015年03月24日 11:22撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/24 11:22
急登を終えると黒味岳の山頂が見えてきました。
左の岩の上が黒味岳の山頂です。後ろ側にロープ場があり、それを伝って登ります。
2015年03月24日 11:31撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/24 11:31
左の岩の上が黒味岳の山頂です。後ろ側にロープ場があり、それを伝って登ります。
黒味岳の山頂。狭い岩峰の上なのでスリルがあり、高度感は宮之浦岳以上です。右側が宮之浦岳。中央の永田岳は若干雲が纏わり付いています。
2015年03月24日 11:34撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/24 11:34
黒味岳の山頂。狭い岩峰の上なのでスリルがあり、高度感は宮之浦岳以上です。右側が宮之浦岳。中央の永田岳は若干雲が纏わり付いています。
南側180度。海岸も見えます。中央奥のちょっと特徴的な岩峰は七五岳でしょうか。中央左下にはこれから向かう花之江河の湿原が見えます。
2015年03月24日 11:35撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/24 11:35
南側180度。海岸も見えます。中央奥のちょっと特徴的な岩峰は七五岳でしょうか。中央左下にはこれから向かう花之江河の湿原が見えます。
北側180度。宮之浦岳、永田岳など、歩いてきた山並みです。
2015年03月24日 11:35撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/24 11:35
北側180度。宮之浦岳、永田岳など、歩いてきた山並みです。
もう一度永田岳、宮之浦岳、栗生岳をセットで。これらを合わせて焼酎の名前の由来となった屋久島三岳とも呼ばれるようです。しかし栗生岳ではなく黒味岳が入るという説もあります。
2015年03月24日 11:38撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/24 11:38
もう一度永田岳、宮之浦岳、栗生岳をセットで。これらを合わせて焼酎の名前の由来となった屋久島三岳とも呼ばれるようです。しかし栗生岳ではなく黒味岳が入るという説もあります。
頂上の景色が素晴らしく長居してしまったので駆け下ります。バスの時刻に余裕がありません。
2015年03月24日 11:43撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/24 11:43
頂上の景色が素晴らしく長居してしまったので駆け下ります。バスの時刻に余裕がありません。
途中で早稲田の登山クルーの方とすれ違いました。そのため、自分の荷物しか無かった黒味岳の分岐点に大量の荷物が。早稲田の方達とは結局、この地点まで会ったり会わなかったりを繰り返していました。
2015年03月24日 11:57撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/24 11:57
途中で早稲田の登山クルーの方とすれ違いました。そのため、自分の荷物しか無かった黒味岳の分岐点に大量の荷物が。早稲田の方達とは結局、この地点まで会ったり会わなかったりを繰り返していました。
花之江河の湿原に出ました。ここで母親と合流。ヤクシカがあちこちに居ました。
2015年03月24日 12:08撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/24 12:08
花之江河の湿原に出ました。ここで母親と合流。ヤクシカがあちこちに居ました。
淀川方面へと進むと、今度は小花之江河の湿原へ。ぜひとも花の時期に来てみたいものです。
2015年03月24日 12:19撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/24 12:19
淀川方面へと進むと、今度は小花之江河の湿原へ。ぜひとも花の時期に来てみたいものです。
高盤岳展望台を最後に樹林帯へと潜ります。こんな天気が良いのに勿体無いなと思いつつ下山。
2015年03月24日 12:31撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/24 12:31
高盤岳展望台を最後に樹林帯へと潜ります。こんな天気が良いのに勿体無いなと思いつつ下山。
樹林帯へ入ると再び屋久杉の宝庫です。変化があり飽きない景色です。
2015年03月24日 13:15撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/24 13:15
樹林帯へ入ると再び屋久杉の宝庫です。変化があり飽きない景色です。
淀川小屋手前の橋を渡った所。沢の水が澄んでいて綺麗です。
2015年03月24日 13:29撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/24 13:29
淀川小屋手前の橋を渡った所。沢の水が澄んでいて綺麗です。
淀川小屋。テント場も広々としています。宮之浦岳はこちらから登られる方のほうが多いようです。
2015年03月24日 13:35撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/24 13:35
淀川小屋。テント場も広々としています。宮之浦岳はこちらから登られる方のほうが多いようです。
登山コースは沢沿いではなく、いくつかの沢の流域を跨いでいるため、かなり最後の方まで上り下り繰り返します。
2015年03月24日 14:10撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/24 14:10
登山コースは沢沿いではなく、いくつかの沢の流域を跨いでいるため、かなり最後の方まで上り下り繰り返します。
淀川登山口に到着しましたがゴールではありません。バスの時間に余裕がないので、紀元杉方面へ足を進めます。
2015年03月24日 14:30撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/24 14:30
淀川登山口に到着しましたがゴールではありません。バスの時間に余裕がないので、紀元杉方面へ足を進めます。
紀元杉まではしばらくの間舗装路を歩きます。途中の川上杉の巨木が見えます。
2015年03月24日 14:44撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/24 14:44
紀元杉まではしばらくの間舗装路を歩きます。途中の川上杉の巨木が見えます。
なんとか紀元杉のバス停に到着。一日二本しかなく、終バスも早いので乗り遅れたら大変です。
2015年03月24日 14:54撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/24 14:54
なんとか紀元杉のバス停に到着。一日二本しかなく、終バスも早いので乗り遅れたら大変です。
少し時間があったので紀元杉に向かいました。バス停の若干下流側に入口があります。こちらは観光地のようで、バスやタクシーなどで簡単に乗り付ける事が出来ます。
2015年03月24日 14:56撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/24 14:56
少し時間があったので紀元杉に向かいました。バス停の若干下流側に入口があります。こちらは観光地のようで、バスやタクシーなどで簡単に乗り付ける事が出来ます。
縄文杉とは違い、かなり近い所まで木道が組み敷かれています。
2015年03月24日 15:00撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/24 15:00
縄文杉とは違い、かなり近い所まで木道が組み敷かれています。
触る人も多いのか、一部で幹の表面がテカテカしています。
2015年03月24日 14:58撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/24 14:58
触る人も多いのか、一部で幹の表面がテカテカしています。
無事にバスに乗車。この日はたくさん登山者は居られましたが、意外にもバスの乗客は少ないようで、自分ら以外に一人の方が居られるのみでした。宮之浦岳縦走はどちらかと言うと北へ向かう逆コースの方のほうが多いようですね。
2015年03月24日 15:05撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/24 15:05
無事にバスに乗車。この日はたくさん登山者は居られましたが、意外にもバスの乗客は少ないようで、自分ら以外に一人の方が居られるのみでした。宮之浦岳縦走はどちらかと言うと北へ向かう逆コースの方のほうが多いようですね。
途中でヤクスギランド近くにある太忠岳が見えました。今回はその近辺には全くいけませんでいたが、なかなか眺めの良さそうな山です。
2015年03月24日 15:31撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/24 15:31
途中でヤクスギランド近くにある太忠岳が見えました。今回はその近辺には全くいけませんでいたが、なかなか眺めの良さそうな山です。
安房にて宮之浦方面のバスへと乗り換えます。途中の屋久杉自然館にて縄文杉登山の登山客の乗車が多く、ここに到着する頃には意外とバスの中は賑わっていました。
2015年03月24日 16:13撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/24 16:13
安房にて宮之浦方面のバスへと乗り換えます。途中の屋久杉自然館にて縄文杉登山の登山客の乗車が多く、ここに到着する頃には意外とバスの中は賑わっていました。
宿泊した民宿の経営する食事処で新鮮な島料理を頂きました。これが名物のトビウオの唐揚げ。残念ながら首折れサバはこの時期取れないようです。
2015年03月24日 20:15撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/24 20:15
宿泊した民宿の経営する食事処で新鮮な島料理を頂きました。これが名物のトビウオの唐揚げ。残念ながら首折れサバはこの時期取れないようです。
予備日である翌日はレンタカーを借りて島内の外周を一周しました。こちらは大川の滝。物凄い近くまで接近することができるので、迫力がありました。
2015年03月25日 10:46撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/25 10:46
予備日である翌日はレンタカーを借りて島内の外周を一周しました。こちらは大川の滝。物凄い近くまで接近することができるので、迫力がありました。
千尋の滝。こちらは遠くから眺める形なので迫力こそはありませんが、切れ落ちた岩肌など景色全体が目を楽しませてくれます。
2015年03月25日 13:40撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/25 13:40
千尋の滝。こちらは遠くから眺める形なので迫力こそはありませんが、切れ落ちた岩肌など景色全体が目を楽しませてくれます。
名残惜しいですが鹿児島に戻ります。非常に充実した4日間でした。
2015年03月25日 17:14撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/25 17:14
名残惜しいですが鹿児島に戻ります。非常に充実した4日間でした。
撮影機器:

感想

九州登山旅行
3/22(日)〜3/24(火) 屋久島、宮之浦岳
この記事
3/26(木) 霧島、韓国岳・高千穂峰
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-611440.html
3/27(金)〜3/28(土) 大崩山・鹿納山※遭難、救助
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-611450.html
3/30(月) 鹿納山※荷物回収
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-611452.html
3/31(火) 阿蘇山、高岳
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-611461.html
3/31(火)〜4/2(木) 九重連山・涌蓋山
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-611471.html

3月末から4月の始めにかけて九州方面へ登山に行ってきました。
当初の予定では祖母山、四国剣山などにも登山予定だったのですが、祖母山については途中で遭難騒ぎを起こしてしまい辿りつけず。この件に関しては大崩山の記事で詳しく書きます。一方剣山は、天候の長期的な悪化が見込まれるため、以降の予定をパスして早めに帰宅しました。

天気は一部を除いて非常に安定しており、屋久島に居た時も一度として雨に降られることはなくその後の登山でも九重連山のうちの一日だけ降られたのみでした。しかし以降は梅雨のように延々と雨の日が続き、結果として剣山はパスします。

また、当初は全て一人で寂しく回るつもりでしたが、屋久島のみ母親が行きたいというので同行して頂きました。


【一日目】白谷小屋まで
初日は羽田より飛行機で九州へ。お昼の高速船に乗船してその日のうちに屋久島入り。そこから白谷雲水峡までバスに乗り、白谷小屋までの僅かな距離を歩きました。
自分は屋久島だけの登山で終わらないため、着替えや各種旅行用具。登山用の食料などを全て用意し。水も入っていないうちに90リットルのザックはパンパンで、いざパッキングしてもテントがどうやっても入らず、外側に括りつけるしかありませんでした。この地点で25kg。
その後、水場が殆ど無い場所の登山をするため水筒も合計4.5リットル分入るもの。それに水を入れたり、現地で調達した焼酎を入れたりし、最終的な重量は不明ですがほぼ確実に30kgを越えてるため、背負って感じた凶悪な重量感に思わず溜息。見た目も怪しいのか、荷物検査で呼び止められて全て広げる羽目になったりと散々。

ガスボンベは荷物に預けることも出来ないので、鹿児島に到着したら天文館近くにある好日山荘へ調達。ここでガスボンベと括りつけたテントのための防水カバーを購入しました。また、東京はまだ寒くて仕方がなかったのですが、鹿児島はいきなり暑く気候の違いを肌身で感じ、移動の段階で既にバテ気味。寝不足という事もあり、高速船では爆睡していました。

しかし屋久島から白谷雲水峡まで来ると流石に涼しく、初日の短い間の登山は楽しく歩けました。途中で二代大杉へ寄り道したりする余裕もまだまだありました。

しばらく歩いて白谷小屋に到着。ザックの重さに慣れるには丁度良い足慣らしとなりました。白谷小屋まで一緒だった早稲田の登山クルーと、もうひとグループのみの宿泊だったため、個室をのびのびと使うことが出来ました。


【二日目】白谷小屋→縄文杉・宮之浦岳
この日の行程は長いため、未明のうちに出発します。同行の母が鳥目気味で暗中の足取りに若干難儀していましたが、道は非常に分かりやすいためそれほど問題ありませんでした。辻峠より再び下り、楠川別れにて荒川登山口からの登山道と合流します。辻峠付近で辺りはようやく明るくなりました。屋久島の朝は遅いです。

そこから先は延々と軌道跡を歩きます。最初こそ新鮮で面白いのですが、あまり景色に変化がなく単調な樹林帯なので、すぐに飽きてしまいます。しばらく歩けば大株歩道分岐に差し掛かり、そこから縄文杉方面への急登が始まります。

縄文杉までは階段が多く、重い荷物を背負っていると色々な所に負担が掛かります。次々と軽装の縄文杉登山の方たちに追いぬかれつつも、自分たちはマイペースに登りました。時々ウィルソン株や大王杉など見どころも多く、その都度見物がてら休憩しました。

縄文杉は……まあこんなものかというもの。というものの至近距離から見ることが出来ず、デッキから少し遠目に眺めるという形態なので迫力がいまいち伝わってこないのです。
とはいえ、途中にあった翁杉のように枯死し倒壊してしまったら本末転倒です。観光資源であると同時に貴重な自然遺産でもあるのですから、仕方の無い処置でしょう。

縄文杉以降は登山客の往来も激減し静かな登山となりますが、一方で登りは険しさを極めます。しかし所々にある展望台からの眺めは良く、そして第二展望台以降では周囲は開け展望が広がり疲れを忘れさせてくれます。

この日、当初は焼野三叉路にて永田岳方面へ登り、そしてその奥の鹿之沢小屋へ向かう予定でした。なので一旦三叉路に荷物を置いて頂上を往復。予定通りに登頂し、満足感に酔いしれました。

ただこの最後の登りが堪えたのか、同行の母が疲労困憊という様子で、永田岳を越えて鹿之沢小屋へ行けるか心配になりました。なので指定箇所以外でのキャンプは原則禁止ですが、やむを得ず三叉路付近にビバークをすることにしました。屋久島内では全泊小屋止まりの予定でしたが、テントはその後の登山で使用する予定のため持参していたのでした。直ぐにビバークを決断出来たのは、他にテント泊のグループが二組ほど居たからかもしれません。

しかし、稜線上のため強風が吹き荒れており、岩肌でペグが打てそうな所も少ないのでなるべく大きな石を括りつけたりと工夫してテントを設営。したのは良いものの、寝ている間もゴーゴーという風の音が響き、そのせいでテント内は底冷えしており、あまり寝付けませんでした。暴風によりテントが飛ばされるのではないかという心配もありました。


【三日目】宮之浦岳→紀元杉→下山
前日は永田岳へ行けなかったのが心残りだったので、起床後テントに母親を残して一人永田岳へ往復しに行きました。まだ若干暗いうちに出発したのですが、ヘッドライトが前を白くモヤっと照らしています。ガスっているようでした。
ご来光でも見れたらなと思っておりましたが、案の定山頂の方もガスに包まれていて叶わず。ただ寒いだけなので足早にテントに戻り、支度をして宮之浦岳方面へと向かいます。

宮之浦岳も同様にガスっていてがっかり。とはいえ前日登頂した時には晴れていたので、それ以上を求めるのも贅沢と言うことで、しばらくの滞在の後淀川登山口方面へと下り始めます。ですが、下り始めたと同時に雲が流れて一転して青空が広がりました。もう少し山頂に居ればよかったなと少し後悔。

それでも翁岳、黒味岳方面の展望は素晴らしく、気分よく歩を進めることが出来ました。途中、危険箇所というわけではありませんが凍結箇所が幾つかあり、そこは若干難儀した以外は快適な足取りでした。
特に寄り道した黒味岳は360度の大展望で、わざわざ寄り道した甲斐があったというもので大満足でした。

また、どちらかと言うと宮之浦岳登山は縄文杉側よりもこちら方側の方が景色は良く、所要時間も幾らか短く頑張れば日帰りも可能です。なので、こちらの方が人気があり、コース上の往来も前日よりもずっと多かったです。

花之江河以降は再び樹林帯。バスの時間を気にしつつ足を早めてなんとか十数分前にバス停に到着。紀元杉を見物したら丁度良い時間と、なんとかトントン拍子に上手く事が運びました。もう少し遅くまでバスがあればなぁと思うのですが、そのもう一本遅いバスは近年廃止されてしまったようです。以前なら新高塚小屋からその日のうちにバスに乗るということも出来たのですが、今ではペースの早い方でないと難しいでしょう。

その後は一応一日だけ予備日として取ってあり、もしもバスに間に合わない場合は淀川小屋に宿泊し、翌日ヤクスギランドを歩くつもりでした。しかし予定通りに降りることが出来たので、翌日はのんびりとレンタカーを借りて島内一周。景勝地を回りつつ島料理に舌鼓を打ちながら、優雅にドライブをして英気を養いました。まだまだ今後の登山の予定も連続していますが、そんな事は頭には無いくらいに満喫していました。


【感想】
まず、ひと月に35日雨が降るという屋久島滞在中に一度として雨に降られなかったのが嬉しい誤算でした。ずっと雨で眺望も皆無という事も覚悟しており、一眼の他に水に強いカメラをサブに持っていく程でした。結果的に三日目の朝を除いて眺望は最高で、文句なしの山行でした。
ただひとつ、予定外のビバークをしてしまったのが心残りであり、その事がどうにもモヤモヤとしています。その所為で晴れている時の永田岳に登ることは出来ませんでしたし。

全体的には非常に満足出来た登山で……今回の行程上最初の登山ですが、いきなり今回の旅行中に最高の登山でした。というか、屋久島自体がとても居心地の良い所でした。食事は美味しい。見どころも多く、温泉も幾つかある。焼酎もある。そして山。言うことなしでした。

できれば、屋久島は何十年何百年経ったとしても、変わらずこのままの姿でいてほしいなと思ったのでした。

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この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 屋久島 [3日]
宮之浦岳縦走(淀川登山口 黒味岳 宮之浦岳 縄文杉 白谷雲水峡)
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
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