記録ID: 60938
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積雪期ピークハント/縦走
日高山脈
札内川八ノ沢左岸尾根よりカムイエクウチカウシ山At.(4-1)
2010年03月25日(木) 〜
2010年03月29日(月)


- GPS
- 104:00
- 距離
- 40.0km
- 登り
- 2,688m
- 下り
- 2,688m
過去天気図(気象庁) | 2010年03月の天気図 |
---|---|
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
<時間とルート> 1日目 札内ダム(7:00)札内ヒュッテ(8:00)七ノ沢出合(10:40~11:00) 左岸尾根末端(13:50)=C1 曇後雪。前日ダムでC0。除雪はコイカク夏道尾根登山口先のトンネルまで。そこからはクラストしていてラッセルなし。七ノ沢までいたるところで沢からの雪崩で幾度もデブリが堆積。斜度があり、かつクラストしていて緊張を強いられるtrv.となる。七ノ沢出合からは何度か渡渉。はじめの渡渉でLが裸足渡渉を行うが、消耗するので諦め、最後の渡渉でMは転石までのS.Bが崩壊し、全身ずぶ濡れとなり消耗。雪のちらつく中、左岸尾根末端でC1。 2日目 C1(6:15)Co1620 (12:00~偵察~12:40)Co1720付近(13:00)=C2 晴後雪。左岸尾根は最初急斜で登りづらい。ラッセルははじめバリズボ、後新雪により膝。だるい尾根をCo1620まで。途中、所々斜面が急でクラストした上に膝~腰くらいの新雪が積もった所がいくつかあり、一人づつ通過。Co1620付近に荷物を置いて少し上を偵察しに行く。Co1720付近で粘ることにして荷揚げ、C2。時折風強し。 3日目 C2(7:00)Co1750(7:20)=Ω3 晴後雪。明方まで続いた雪と突風は次第に良くなり、前面で午前中は晴。C2少し上でイグルーを作成し、イグルー3。午後からは深深と降りしきる雪。 4日目 Ω3(8:30)主稜線(10:50~12:50)カムエク(13:50)Ω3(16:30)=Ω4 移動高通過で晴れと見込むが、一向に天候が回復せず、雪。時間待ちをし、とりあえず国境稜線まで行くことにする。昨日の雪がクラストした斜面に積もり、急なところでは腰〜胸ラッセル、雪崩が怖い。弱テを何度か行い、一人づつ慎重に通過。・1903北東ポコにデポ旗1。この辺りから国境稜線までは岩稜帯、西も東も硬くクラストした急斜、視界も2〜300と捲ける感じではなかった為、忠実に岩の上を行ったり、基部を捲いたりして通過。国境稜線からは時折カムエクや北の稜線が見え、時間待ちをすることに。風は徐々に弱くなるが、視界は一向に回復せず、諦めてAt.に出かける。カムエクまでは広い尾根だが、ピーク直下は氷化し、アイゼンやピッケルが刺さりづらく、慎重に行く。ピークは真っ白で何も見えず、またかなり雪が吹きだまっていた。帰りは、B.Sも交え、慎重に下る。時折見える北の稜線が美しい。岩稜帯、急斜面は慎重に通過。 5日目 Ω4(7:20)左岸尾根末端(8:30)七ノ沢出合(9:50~10:00)札内ダム (13:50) 晴。Mの発言により、泣く泣く下ることにする。一瞬で尾根末端まで行き、そこからはひたすら林道を歩く。ラッセルは深い所で脛。渡渉点では降り口の雪の崩壊により、またもやMが着水する。沢型には、新たなデブリが堆積している所があり、慎重に進む。除雪終点手前でクマの足跡を発見し、遅れ気味のMと合流後、少し行くとデブリの真ん中で案の定ヒグマと遭遇。急斜面を駆け上がって行くが、雪崩れてきそうで怖い。とりあえずクマと一緒に埋没するのは嫌なので、Mに先に安全圏まで行かせて、クマが上のほうまで行ってからLが通過した。時折後ろを警戒しながら道路を歩き、下山。 |
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リベンジ候補No.1、また行くぜ、日高!
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