七面山【羽衣-表参道-敬慎院-七面山-敬慎院-裏参道-角瀬-赤沢宿-羽衣】


- GPS
- 06:00
- 距離
- 23.1km
- 登り
- 2,401m
- 下り
- 2,417m
コースタイム
- 山行
- 4:42
- 休憩
- 1:12
- 合計
- 5:54
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2023年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特になし |
その他周辺情報 | ヘルシースパサンロード しもべの湯 |
写真
装備
個人装備 |
MS CROW GTX(SALEWA)
|
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感想
ずーっと気になっていた七面山。笊ヶ岳登山にくっつけて、決行です。
笊ヶ岳から下山し、夕食(ロースかつ定食)をいただき、風呂でサウナを満喫し、21時過ぎに表参道のスタート地点の羽衣登山口の駐車場に到着しました。
真っ暗ななか、どこの駐車場に停めていいのかわからず、とりあえず大丈夫そうなところに駐車し、就寝しました。
明け方のまだ暗いなか、人の声で目が覚めると、周囲に白装束の方々がたくさん集結していました。
昨夜は気づきませんでしたが、表参道の真横に車を停めていたようで、白装束の方々は暗いうちから参詣しようとする信者の方々でした。
歩き出して早々に神力坊を通過し、ヘッドライトの灯りを頼りに歩きやすい山道(参道)を登っていきます。
適度にステップが切ってあって、適度な傾斜で、かつ単調な歩幅にならないので、とても歩きやすかったです。
ペースは少し早めに設定し、どんどん標高を上げていき、肝心坊、中適坊、青雲坊を通過します。標高を上げても、登山道の雰囲気はあまり変わらず、単調と言えば単調でした。
ただ、青雲坊を過ぎたところで、北側に展望が開ける箇所が1か所あり、そこから南アルプスの北岳が見えたときには感動しました。
和光門に到着すると境内という雰囲気が一気に高まり、敬慎院の建物が目に飛び込んできます。
背後に七面山をいただき、一の池のほとりにたたずむ敬慎院の仏閣たちの姿は、とても清々しく、そして、神々しいものでした。
年をとったせいなのか、こういうところで過ごしてみたいと、思ってしまいました。お坊さんにはなれないので、雑用でもなんでもしますから、住み込みで雇ってもらえないでしょうか。
敬慎院の本堂の前からまっすぐ伸びる参道を登っていくと、山門(随身門)があり、その門の向こうには富士山の姿が切り取られ、目に飛び込んできました。
御来光遥拝所からは東側が大きく開け、富士山を中心とした展望が広がっていました。
敬慎院から針葉樹のゆるい傾斜の山道を登っていくと、ガレ場の上部に出て、そこからひと登りすると七面山の表中のある頂上に到着しました。
実際の七面山の頂上(最高所)はまださきなのですが、ルートがあるかどうかわからなかったのと、疲れもがあったので、そこを頂上として、下山を開始することにしました。
敬慎院に戻り、仏閣を眺めながら簡単な食事をとって、裏参道を下山します。
すぐに二の池があり、覗いてみると、なんととてもきれいな水面で、湧水だということがわかりました。しばらく見ていると、始めはポコポコと気泡が出ている程度だったのに、ボコボコと水の湧く勢いが増してびっくりしました。
奥之院には大きな岩があり、ここにも宿泊できる宿坊がありました。
裏参道からはほとんど人が登ってこず、坦々と下っていくことができました。
途中、明浄坊、栃之木安住坊を通過しましたが、もうシーズンを終えて、閉まっていました。登山口にある神通坊には敬慎院から1時間30分ほどでした。
下山した角瀬からは旧道を歩いて羽衣まで戻りましたが、途中、赤沢宿により、身延山と七面山の参詣者の宿場の名残を楽しみ、羽衣では白糸の滝を見学し、駐車場に戻りました。
日蓮宗の聖地である七面山にお邪魔して、山を楽しみながらも、とても健やかな気持ちになることができました。
山中で出会った信者の方々の振る舞いはとてもすばらしく、信心の場に立ち入る登山者に対しての気遣いはとてもありがたかったです。
とても素晴らしい山行になりました。
下山後はまたまた下部温泉に行き、サウナをたっぷりと堪能し、ゆっくりと帰路につきました。
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