丹沢 大山 春岳山 (雪山惜別と夜間登山訓練を兼ねて)


- GPS
- 04:03
- 距離
- 4.9km
- 登り
- 553m
- 下り
- 575m
コースタイム
22:00 自宅発
24:00 ヤビツ峠にて車中泊
3/13
4:37 ヤビツ峠 出発
5:54 大山 6:51
7:36 春岳山分岐
7:44 春岳山
8:40 ヤビツ峠
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年03月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
■蓑毛〜ヤビツ峠 道路状況 ・電光掲示板に「蓑毛の先、積雪あり。チェーンが必要。」と表示されていたが、路面凍結はなく、チェーン無しのノーマルタイヤでも大丈夫だった。 ・路側帯には雪が堆積しており、溶け出した水が道路を濡らしていた。冷え込んだら凍結するだろうから、やはり注意が必要。 ・この夜の就寝用具は、オクトスのポリエチレン発砲マット、ISUKAのシェラフAIR280、父から譲ってもらった古い化繊シェラフ、ISUKAのウェザーテック・シェラフカバー。服装は、長袖シャツ、薄いフリース、ヒートテックタイツ、登山ズボンでした。暖かく眠れました。 ■ヤビツ峠〜大山 登山道 ・整備されており問題ない。 ■春岳山〜ヤビツ峠 ・ヤビツと大山を結ぶ登山道が「く」の字に曲がる地点から西へ延びる明瞭な尾根がある。その尾根を100mほど進めば949mの春岳山。山頂に特に目印はない。 ・春岳山から南南西へ200mほど標高920m程度の尾根が続いている。その間は明瞭で雪の上に人間らしき踏み跡もあった。 ・920m尾根の南端からは踏み跡なし。南南西への尾根を下るのだが、取り付きからしてわかりにくい。取り付き地点には鹿柵が降下すべき尾根を囲うように設置されているので、その鹿柵の左側(東側)に沿って下った。 ・やがて、尾根を横切る鹿冊に出会うが、それに沿って行くと東側へ尾根を離れてしまうので、鹿柵を西側へ越える必要がある。穴が空いていたり梯子が設置されていたりするので、それを利用して忠実に尾根をたどる。 ・何カ所か尾根が分岐する場所があり、しかも針葉樹林の中で周りの景色が見えないので、手がかりはコンパスと地形図のみ。心配になったがコンパスを信じて進んだ。 ・地形図通りに尾根がなだらかになり、その先へ進んだら「門戸口0.9km ヤビツ峠0.3km」の道標の裏に出た。 ・門戸口とヤビツ峠の間のルートは、雪に覆われていてわかりにくかった。朝誰か1人歩いたようで、雪の上に足跡が残っていたので、それをたどることができた。沢が分岐してわかりにくい場所には黄色やピンクの「登山道保全」と書かれたテープが木の枝にぶら下がっているので、それを頼りにして進んだ。 ■丹沢湯彩ほたる ・汗を流そうと東海大学前の「丹沢湯彩ほたる」に寄ったが、開店の30分前に着いてしまった。30分時間を潰すのが惜しかったのでそのまま帰宅した。 |
写真
ラーメンを調理していると、蓑毛分岐で出会った方とは別の方がやってきて、「メロンパンさんですよね?」と仰る。「えっ、もしかしてUlmatsuさん?」おお〜、お会いできるとは!未明大山登山のアドバイス、ありがとうございました。(^_^)/
尾根が分岐して不安に駆られますが、コンパスが示す方向を信じました。まだ朝の早い時間なので、間違ったら戻ればいいのです。
感想
引っ越し準備その他諸々で忙しく、暫く丹沢の山から離れていました。今週末は引っ越し本番。とても山に行っている場合じゃないと諦めていたのですが、先日雪が降り、「これを逃したらもう今年は雪を楽しめない」と考えたら居ても立ってもいられなくなってしまいました。夜に登って朝下りてくれば、引っ越しに間に合うじゃん!
早速、大山未明登山マスターのUlmatsuさんに連絡を取って道路状況や注意点を尋ねました。ヤビツ峠まではバスも通っているので大丈夫でしょう、とのこと。これはもう行くしかない。
金曜の夜、荷物を車に積んでヤビツ峠へGo! 246号線からヤビツ峠への道へ入ると、電光掲示板に「蓑毛の先、積雪有り。チェーン必要」と表示されているではないか。ノーマルタイヤなんだけど…大丈夫か?不安が…。とりあえず蓑毛まで行ってみることに。
蓑毛に到着してバス停に車を駐めて様子を伺うと、峠の飛ばし屋風の車が何台も行き来しています。大丈夫そうですが、念のため、蓑毛バス停に駐めていた峠の飛ばし屋の兄ちゃんに道の状況を尋ねると、「ヤビツまでは凍結していないので大丈夫。その先は行ってないから分からない」という回答を得ることができました。実際、菜の花台を過ぎると路側帯に雪が出てきて擦れ違いに注意が必要でしたが、凍結はありませんでした。
翌日の午前3時半起床。道路の凍結は大丈夫そうなので護摩屋敷の泉まで行って水を汲み、ヤビツに戻って支度を調え、4時半に大山へ出発。ヤビツから大山への道は1年半ぶりです。あの頃はこんなに山にハマるようになるとは想像もしていませんでした。
1時間半ほどで山頂にあっさり着きました。暫く「山登り」していなかったので体力が衰えているのではないかと心配でしたが(そのため、手軽に登れる大山を選んだのでした)、それほど衰えていないことが分かって一安心。
山頂の写真を何枚か撮った後、お待ちかねのラーメン朝食です。野菜とキノコをコッヘルで煮込んでいるとき、登山者がやってきたので「こんにちは〜」と挨拶を交わしました。すると「メロンパンさんですよね?」と仰います。えっ、Ulmatsuさん?三ノ塔に行く予定じゃなかったのですか?驚きつつもお会いできた嬉しかったです。記念にラーメンを一緒に食べませんかとお誘いする間もなく下山していかれましたが…まさかその後に丹沢山へ向かったとは…。
登りと同じコースで下るのは面白みに欠ける気がしたので、春岳山へ行くことにしました。分岐とその先の尾根はわかりやすく、雪の上に踏み跡もありました。
920m尾根の南端から下山に使う尾根への取り付き地点はわかりにくかったです。i_wata18さんのレポをもう一度読み直して来れば良かったなと後悔しても始まらないので、自分を信じて進むことにしました。地形とコンパスから進むべき尾根を判断して…どきどきしながら下山開始。鹿柵を越えて…やがて地形図通りに尾根がなだらかになり、前方に目印になりそうな丘が見えてきます。そのまま下ると、ヤビツ峠と門戸口を結ぶルートに出ました。どうやら正しい尾根を下りてきたようです。周りの見えない杉林の中でコンパスと地形だけを信じるのは不安でしたが…自分の読図が正しいかったことがわかったときは嬉しさもひとしおですね。
帰り道には東海大学前の「ほたる」に寄りましたが、早すぎてまだ開店していませんでした。どうせこれから引っ越しで埃だらけになるんだし、と考えてそのまま帰りました。引っ越しは眠くて大変でした。(^^;
melonpanさん、こんにちわ。
おっ! ひっさびさの丹沢山歩きですね♪
しかも、早っ!!
4時出発ですかぁ?
えぇ〜〜っ!?
引っ越しですって?
melonpanさん、どちらに引っ越すのですかぁ?
丹沢から遠くなっちゃうの〜?
そ〜いえばmelonpanさん、先日に「地図読み」の講習に
参加したましたよね♪
やっぱり地図読みって、楽しいですよね。
コンパスと照らし合わせて、地図を眺めて、しかも雪も
豊富にあって、もうとっての楽しい山歩きができたのでは?
そんな嬉しいお言葉ありがとうございました!
わたしも・・・メロンパンを一緒に食べようは嘘で、お湯を沸かしてドリップコーヒーは用意していたんです・・・。
メロンパンさんにお会いして舞い上がってましたし、
お食事のお邪魔してはいけないと、
家で入れてきたコーヒーを一人で頂いちゃいました。
それに、もっと本当は早く来たかったんです・・・
朝、前日入れておいたキャメルバックの水が全て床に・・・流れていて。。。無駄な時間使ってしまいました。
また機会あったら今度は、、、、ラーメン味見させてくださいね!
お会い出来て光栄でした!
melonpanさん、こんにちわ。
引っ越し準備の合間をぬって、しかも夜間訓練なんて
すごいです。私ならうっかり山道具も一緒に荷造りし
てアチャー
夜明け前の青の写真がとっても素敵
辺りの静寂まで写し込んでいるようじゃないですか
荷解きが済んだらまた山ですね
レコお待ちしてます
melonpanさん こんにちは!
凄いっす!気合バンバン入ってますね
引越し前に
しかも泊り込みで・・・ヤビツの朝は冷えた出しょう・・・
その気合たまりません! 素晴らしい
しかも山頂での Ulmatsuさんの登場がドラマチックですね
内容の濃い
melonpanさん、こんばんは。
いやー凄い・・。
引越の日に
私がそんな事したら・・。
sumikoさんが怒り狂ってしまいます・・。
でもそんな一途なmelonpanさんが羨ましいですよ!
早く落ち着いて
いいですね。
manabu
>949mの春岳山。山頂に特に目印はない。
測量杭にマジックインクで「春岳山」と書いてありました。
>手がかりはコンパスと地形図のみ。
920mPからは一直線の尾根なので方向間違えなければ通りたい部分の鹿柵にはドアが付いていたり、かなり使われてそうなコースでしたね。
どちらの駅に御引越しでしょうか?。
皆様、コメントありがとうございます。
>w-koboriさん
久々の丹沢でした。やっとホームに戻ってきた気がします。
引っ越し先は同じ横浜市内です。京急沿線のとある街です。
直線距離では丹沢から遠ざかりましたが、
今までの市営地下鉄に比べて始発電車が早いため、
より早い時刻に丹沢へ行けるようになりました。
地図読みは楽しいですが、初めての尾根下りは緊張しますね。
今回のコースは、とにかく下れば崖もなく道に出られるはずだったので、
自分に「大丈夫だ、安心しろ」と言い聞かせる材料がありましたが、
それがなかったら挑戦するか否か考えちゃいます。
名残惜しい雪も楽しめましたし、素敵な出合もありましたし、
良い山行になりました。
>saichanさん
山荷物は引っ越し前から準備しておいたので大丈夫でした。
その分、引っ越し荷物を当日帰宅後にまとめることになって大変でしたが…。
夜明け前の真っ暗なヤビツ峠に泊まり、真っ暗な山道を登る…
何か出るんじゃないかと行く前は怖々していましたが、
やってみたらすごく楽しかったです。
荷ほどきは全然進んでいません。
荷をほどくことより山に行くことを考えているから、かな。
>junoさん
気合いが入っていると言うより、
夜中から早朝しか空いている時間がなかったのです。
運良く暖かな夜だったので路面が凍結することもなく
冷え込んで眠れないこともありませんでした。
Ulmatsuさんがまさかいらっしゃるとは思っていなかったので驚きました。
ヤマレコの方は初対面でも親近感が湧きますね〜。
>manabuさん
実際にやってみて分かりました。
引っ越しの日に
軽い大山登山でも疲れて眠くて仕方ありませんでした。
幸い引っ越し業者に頼まず自分で荷物運搬だったので
引っ越し開始が多少遅くなっても大丈夫だったのです。
生活のリズムも変わって部屋も段ボールに占領されていて…
落ち着けるのはいつのことやら。
もう春です。暖かくて嬉しい季節。
早く荷ほどき完了させて山に行きたいです。
>i_wata18さん
> 測量杭にマジックインクで「春岳山」と書いてありました。
そうだったのですか。完全に見落としていました。
920mPから下る尾根がどれなのかを判断するのに自信が持てず多少時間がかかりました。
i_wata18さんが方角を間違えたレポが頭にあったので慎重になりましたよ。
今度の街は東急沿線の某街です。
今度ご一緒するときにでもお話しします。
> 測量杭にマジックインクで「春岳山」と書いてありました。
この写真の測量杭をご覧ください。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/upimg/56538/11f2469efd0a6381953a0bc4b54a2a65.JPG
>今度の街は東急沿線
勝手に、大倉山辺り(好きなので)として始発調べたら、裏丹沢への橋本6:20発三ヶ木行きバスに間に合いますね。裏山
>i_wata18さん
杭の「春岳山」の文字は、尾根から下ってきたときに見える面の逆側にありますよね。私は杭の裏側を点検せず、山頂付近の写真を撮影し、そのまま通り過ぎてしまったのです。
今度の街に引っ越すことになってすぐに橋本6:20発三ヶ木行きバスに間に合うか調べました。丹沢に登る者として気にならないわけがありません。
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