御嶽山 王滝ルート



- GPS
- 07:33
- 距離
- 8.7km
- 登り
- 957m
- 下り
- 961m
コースタイム
- 山行
- 5:58
- 休憩
- 1:25
- 合計
- 7:23
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
砂利~階段~ゴーロ~砂 |
その他周辺情報 | 御嶽山ビジターセンターにて御嶽山の成り立ちや火山災害の記録などを見れる(無料) |
写真
感想
天気の良い日に近畿のそれなりに高い山に登ると、遠景のなか一際目立って見える御嶽山。
以前よりあそこに登ってみたいと思っていたら、今年9年ぶりに剣ヶ峰付近が立ち入り可能になったというので職場の人間を誘って挑戦。
3000m峰とはいえコースタイム的にも短く、お手軽ハイキング感覚で準備した。
短いコースの中に砂利、階段、ゴーロ、火山灰による砂と多様な道に植生も樹林帯からハイマツ、高山植物のみとバリエーション豊かで密度が高かった。
ゴーロに慣れていない同行者は少々疲れ気味であったが、想定通りスイスイいけた。
しかし高山ではあるが富士山などに比べそこまで標高はない割に、妙に酸素が薄く息苦しさがあった。
剣ヶ峰頂上では笠ヶ岳を見て「槍が見える」という会話がそこかしこから聞こえた。槍の三角はそんなでかくないよ。(槍は雲に隠れていた)
そういえばトレッキングポールに先端ゴムを付けずに使用している人が多かった。北アルプスでうるさいくらいに付けろと標示があるのも頷ける。
山頂付近はやはり噴火の痕跡が色濃く残っており、噴き出す硫黄の臭い、灰に埋もれた一の池、二の池山荘に置いてある噴石など、火山の恐ろしさを思い知った。
二の池ヒュッテに10時ちょうどに到着し、1日30食限定の坦々麺を堪能した。
追い飯が100円だというのでもちろん注文したところ、これがかなり胃袋に来て下山に影響が出た。
美味かったので後悔はない。
ヒュッテオリジナルのピンバッジや手ぬぐいなどのグッズがかわいらしく目移りした。
下山後、ビジターセンターにて「噴火の貴重な映像が見られるのでぜひ見て行ってください」とスタッフに強く言われたので入ったところ、御嶽山の成り立ちや歴史、そして噴火から救助等の記録や噴石でボコボコになった被災者の遺品など見応えがあってとてもよい経験になった。
山ヤならぜひ一度は立ち寄ってほしい。
ヘルメットは持参しているが被っていない人が多い。もれなく自分もそうであるが、噴火したら被ればいいだろうという考えである。
そんな考えはビジターセンターに入ったあと改まった。遅くとも9合目では被っておくべきだろう。
自分は知らなかったのだが数年~数十年おきに噴火していたようで、いつ自分が被災者となるかわからない。
御嶽に限らず火山において、もし運悪く被災しても、そのヘルメットで一命を取り留めるかもしれない。
最近登山界全体で装着意識が高まってきているが、改めてその重要性を理解させられた。
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