真夏の蛇谷ケ峰



- GPS
- 07:45
- 距離
- 12.6km
- 登り
- 978m
- 下り
- 960m
コースタイム
- 山行
- 5:59
- 休憩
- 1:47
- 合計
- 7:46
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
真夏の暑い時期に蛇谷ケ峰に行って来た。コースは反射板のある小椋栖に登る尾根で私は初めてのコースなのだ。そして武奈に続く尾根のボボフダ(須川)峠まで下ってから、すぐ西の谷(横谷)に下って、対面の尾根(植谷南尾根)に登って、そのまま下るのだ。これは『flatwell』さんの記録を参考にさせて戴いた。本来は新緑か紅葉の時期が最適なのであろうが、全く知らないコースであることから、最適の時期の下見にでもと思ったのである。
朽木のR367にある永昌庵という蕎麦屋の前に神社がある。その神社に車を置かせてもらった。傾斜の比較的強い林道を登ると、何か施設や展望所があるようだが、今日はそれらを探索する余裕はないので、横目に進む。すると林道は終わって、蛇谷ケ峰登山口の標識があった。自然林で松や杉と落葉樹の混交林だ。やっと山道になって緩やかな斜面を登ると猪の馬場という平坦地風の場所に出た。そこからは尾根状になって、今までの木々の下で陽ざしを避けて来たが、木々の高さが低くなって暑い太陽が見え隠れしてきた。リョウブの花が彼方此方に咲きだして、これが小椋栖に続くのだろう。
P791に達した時に正午になったことと、陽ざしを避ける涼しそうな場所なので、休憩を兼ねてランチとした。
木々の背が低くなったと思っていると前方に反射板が見えて来て、南に武奈と釣瓶も見えている。すると今日下る植谷南尾根らしいのが見えた。小椋栖山の看板がヒッソリと設置された脇を抜けて、蛇谷本峰とのコルに下降してから少し登ると何時もの蛇谷頂上だ。物凄く暑い日射はいたたまれない程だ。当初はこの頂上でランチであったが、此処では陽ざしを避ける場所は何処もないので、P791で良かったな!と納得したのだった。
ボボフダ峠までは、何時もの登るコースなので勝手知ったる道だ。以前にこのコースでコシアブラと思って収穫した葉が全然違うものだったなどのチョンボ話などや、横谷源流部の浅い谷の様子に気持ちの良い場所だと会話が弾んでいると、いつの間にかボボフダ峠に到着した。横谷に下降する斜面を見てみると、緩い下り道があるではないか?そういえばボボフダ峠標識に『←大野(難路)』とあるではないか?難路とあることはそれなりの道があったことを意味することに、これからのコースに期待が持たれた。
下りのコースは最近は殆ど歩く人はいないらしく、崩れかけた道は歩きにくい。横谷の流れは水量が少なく渡渉は難なく越えて対岸のコースを探すが、台地には杉の枝が積もっていて見えそうもないので、登るルートを考えていたので少し下流に進んで斜面を登りだすと、何と古道(掘割道)が登ってきているではないか。これはラッキーと掘割の倒木や木の枝で埋まった少々歩きにくいが、文句などあるはずはない、道探しのシンドサに比べれば。斜面は急ではあるが、クネクネと杣道風の古道は上へと続いている。時には掘割道の端の盛り上がり部分を進んだりしながら高度を稼いでいると、植谷南尾根の稜線に到着することができた。そこはP816のすぐ南の800m地点の小ピークであった。
後はこの尾根を下るだけだと安心したのか大休止となった。いざ下りだと立ち上って進みだして前方に高い山があるのに、変だとGPSを確認するとP816方向へ進んでいるのである。大休止で方向感覚がマヒしたのだろうか?慌てて、反対方向に進んで山毛欅やナラやリョウブの木々の中を進んで、GPSの進行方向に安心したものだ。小さいがアップダウンを繰り返してP792に到着すると、そこには芦生杉まがいの大きな杉があるだけでなく周辺には大きな杉が沢山あった。
P792から尾根の傾斜が増して、灌木も出て来て、GPSの確認を怠りなくしながら、倒木や藪を避けるのに右往左往しての下りだ。P535地点はやや平坦で最後の休憩と水分補給などして、中々の尾根だな!と自らのシンドサを相手のせいにしていた。
ここからは、最後の急斜面があるので注意が必要だと気を引き締めた。その斜面に入る場所を確認して進むと急斜面をトラバースするコースだ。つづら折りの急斜面は倒木と石ころの多い嫌な道だ。崩壊を繰り返した斜面は何処を行けばいいのかと思いながら、壊れかけの古道を忠実に辿るほかはないと納得して進むだけだ。標高が200mに近づいてくると下に屋根らしきものが見えた。どうも寺のようだ。最後の倒木の斜面を下ると台地で、そのすぐ下に墓があるようだ。墓の脇を抜けると寺の庫裏の脇に水道蛇口があった。汗まみれの手や顔を水で洗うと生きた心地がした。その無住の寺から駐車した神社は直ぐだった。
今日は町では37℃になる酷暑日とのことであったが、上りも下りも殆どが木々の下を歩くというラッキーなコースであったことと、尾根を越える風が心地よく吹いて涼しいばかりで、酷暑は蛇谷の山頂だけであった。
”八”、”竹”
コメント
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掘割になるほど、昔は大野から畑への往来があったんでしょうね。
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