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Yamareco

記録ID: 5618530
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
北陸

道宗さまの通いみち・道宗道(瑞泉寺─梨谷─行徳寺)

2023年06月17日(土) 〜 2023年06月18日(日)
 - 拍手
GPS
13:47
距離
31.8km
登り
2,280m
下り
2,101m

コースタイム

1日目
山行
8:00
休憩
1:35
合計
9:35
距離 21.3km 登り 1,671m 下り 1,196m
4:59
10
道の駅 井波
5:09
11
5:20
14
大谷廟
5:34
50
道宗道入口
6:24
6:34
6
林道横断点(1回目)
6:40
13
八乙女山登山口(655 m)
6:53
4
6:57
7:07
28
八乙女山南峰
7:35
19
7:54
21
覗口峠
8:15
8:25
23
8:48
12
扇山分岐
9:00
16
9:16
9:26
40
10:06
23
10:29
15
10:44
10:54
8
11:02
33
11:35
11:45
20
12:05
10
高清水山登山口
12:15
10
どうしゅうさまのかよいみち」碑
12:25
4
高落場山登山口
12:29
12:39
2
三方尾山
12:41
10
ブナ原生林コース分岐
12:51
10
13:05
13:15
12
13:27
15
13:42
32
14:14
14:29
5
里橋あと
14:34
たいらスキー場入口
2日目
山行
3:40
休憩
0:31
合計
4:11
距離 10.5km 登り 609m 下り 905m
4:29
15
たいらスキー場入口
5:07
21
林道高坪線
5:28
5:38
14
菅沼分岐
5:52
19
6:11
21
6:32
6:42
59
7:41
7:51
40
葎島小瀬線
8:31
6
新屋橋
8:37
1
西赤尾バス停
8:38
8:39
1
8:40
西赤尾バス停
(1日目)
たいらスキー場入口1434─1445梨谷バス停

(2日目)
梨谷バス停1014─1024たいらスキー場入口
天候 (1日目)快晴
(2日目)晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
(1日目)
道の駅 井波に駐車。
帰りは、梨谷からバスで城端駅、城端駅から福光駅まで城端線、福光駅から井波までバス。クルマを回収し、一旦帰宅。
梨谷1534=1600城端駅1616━1628福光駅1651=1706瑞泉寺口交通広場

(2日目)
梨谷のたいらスキー場の駐車場にクルマを置いた。
帰りは、西赤尾から梨谷までバスで戻った。
西赤尾940=1006梨谷
コース状況/
危険箇所等
ここ数年COVID-19の影響で、世界遺産 五箇山・道宗道トレイルランが開催されていない影響か、雑草が伸びている箇所があるものの、概ね分かりやすい道。
道の駅 井波からスタート! 井波木彫りの里
道の駅 井波からスタート! 井波木彫りの里
北川神明宮
瑞泉寺を目指します
瑞泉寺を目指します
まだ朝早いので、開いてません。
まだ朝早いので、開いてません。
立派な門
横の関係者通用口の隙間から撮りました
横の関係者通用口の隙間から撮りました
金城寺。外国人に人気があるようです。
金城寺。外国人に人気があるようです。
こちらの左手に進みます
こちらの左手に進みます
最初のうちは石段ですが、そのうち登山道より酷いドロドロの急坂になります。
最初のうちは石段ですが、そのうち登山道より酷いドロドロの急坂になります。
林道に出ました。しばらく車道歩きです。
林道に出ました。しばらく車道歩きです。
道宗道入口。ここから登山道歩きです。
道宗道入口。ここから登山道歩きです。
お堂がありました
お堂がありました
鉄塔がみえてきました
鉄塔がみえてきました
この道宗道の標識の先に…。
この道宗道の標識の先に…。
絶景スポットがありました。医王山方面です。
絶景スポットがありました。医王山方面です。
右か左か迷ったところ。
右か左か迷ったところ。
井波の市街地が見渡せました
井波の市街地が見渡せました
観音さま
前八乙女山の分岐。そちらには向かわずに先を進みます。
前八乙女山の分岐。そちらには向かわずに先を進みます。
林道を横断します
林道を横断します
2回目の林道横断。前に八乙女山に登りに来た時の駐車ポイント。
2回目の林道横断。前に八乙女山に登りに来た時の駐車ポイント。
八乙女山を目指します。ここから八乙女山頂上までは既知のルート。
八乙女山を目指します。ここから八乙女山頂上までは既知のルート。
閑乗寺方面からの車道とニアミスしますが、今回は山道を歩きます。
閑乗寺方面からの車道とニアミスしますが、今回は山道を歩きます。
三角点のある八乙女山頂上
三角点のある八乙女山頂上
一旦林道を横断します。この先は私にとっては未知のルートです。
一旦林道を横断します。この先は私にとっては未知のルートです。
八乙女山頂の大杉
八乙女山頂の大杉
八乙女山南峰。こっちのほうが標高が高い。
八乙女山南峰。こっちのほうが標高が高い。
八乙女山の一本杉
八乙女山の一本杉
ヌタ場のような汚い池
ヌタ場のような汚い池
車道に合流しそうですが、左手の山道を往きました。が…。
車道に合流しそうですが、左手の山道を往きました。が…。
あえなくすぐに合流…。
あえなくすぐに合流…。
八乙女山鷄塚と風穴の解説板
八乙女山鷄塚と風穴の解説板
天池周遊コースの分岐
天池周遊コースの分岐
天池周遊コースと合流した先で、道宗道が分かれるようです。
天池周遊コースと合流した先で、道宗道が分かれるようです。
大寺山のほう
砺波平野
栃原峠の大杉
道宗道はこっち
牛岳が見えてます
牛岳が見えてます
覗口カルデラ。急いでるので、みにいきませんでした
覗口カルデラ。急いでるので、みにいきませんでした
大寺山の一本ブナの分岐。これもみてません。
大寺山の一本ブナの分岐。これもみてません。
大寺山の一本ブナの反対側分岐。もしかして、一本ブナ余計なピークを巻けた?
大寺山の一本ブナの反対側分岐。もしかして、一本ブナ余計なピークを巻けた?
大寺山頂上。三角点はありません。
大寺山頂上。三角点はありません。
車道に出ます。三角点への分岐がありますが、そちらには行きません。
車道に出ます。三角点への分岐がありますが、そちらには行きません。
しばらく林道歩きです。これから向かう扇山方面
しばらく林道歩きです。これから向かう扇山方面
槍穂連峰
左側の道宗道に入ります
左側の道宗道に入ります
丸山の扇山登山口からのルートと合流。ここから扇山頂上までは去年歩いてます。
丸山の扇山登山口からのルートと合流。ここから扇山頂上までは去年歩いてます。
赤祖父水郷管理地
赤祖父水郷管理地
扇山頂上。前回来た時に無かった新しい標識があります。
扇山頂上。前回来た時に無かった新しい標識があります。
赤祖父山頂上分岐。ここから赤祖父山頂上を往復します。
赤祖父山頂上分岐。ここから赤祖父山頂上を往復します。
赤祖父山頂上
剱・立山連峰
赤祖父山頂上から新山峠に下りる途中、コースが直角に90°曲がる箇所の展望地からの砺波平野。
赤祖父山頂上から新山峠に下りる途中、コースが直角に90°曲がる箇所の展望地からの砺波平野。
ギンリョウソウがいっぱい
ギンリョウソウがいっぱい
新山峠。標識が齧られて、判読困難…。
新山峠。標識が齧られて、判読困難…。
鉄塔から金剛堂山
鉄塔から金剛堂山
杉山を巻く道と分かれますが、ここは杉山頂上を目指します。
杉山を巻く道と分かれますが、ここは杉山頂上を目指します。
杉山頂上。ここも標識が齧られてます…。
杉山頂上。ここも標識が齧られてます…。
杉尾峠の鉄塔
林業設備の残骸?
高清水山方面
地形図に記載の無い大きな池
地形図に記載の無い大きな池
高清水山頂上。ここから高落場山頂上までは、去年歩いています。
高清水山頂上。ここから高落場山頂上までは、去年歩いています。
砺波平野。県境を越えた金沢沖の日本海までみえてます。
砺波平野。県境を越えた金沢沖の日本海までみえてます。
お月見の頭
砺波平野と宝達丘陵
砺波平野と宝達丘陵
高清水山登山口。ここからしばらく車道歩きです。
高清水山登山口。ここからしばらく車道歩きです。
林道に出ました
どうしゅう さまの かよいみち
どうしゅう さまの かよいみち
高落場山登山口
三方尾山。当初の予定では、ここからつくばね森林公園に下りてキャンプのハズでした。
三方尾山。当初の予定では、ここからつくばね森林公園に下りてキャンプのハズでした。
ブナ原生林コース分岐。ここからもつくばね森林公園に下りられます。
ブナ原生林コース分岐。ここからもつくばね森林公園に下りられます。
ぞうさんブナ
ブナコブ君
唐木峠からのコースと合流します
唐木峠からのコースと合流します
4回目の高落場山頂上
4回目の高落場山頂上
金剛堂山
砺波平野。内灘方面の海もみえます。
砺波平野。内灘方面の海もみえます。
南砺市のヘソ
お助け小屋跡
かさとりの手前の展望地からの白山
かさとりの手前の展望地からの白山
白山。左は大滝山。
白山。左は大滝山。
かさとり
立石の解説板。実際の立石は、この奥に鎮座しています。
立石の解説板。実際の立石は、この奥に鎮座しています。
石畳の解説板。滑るのであまり有り難く無い(苦笑)。
石畳の解説板。滑るのであまり有り難く無い(苦笑)。
向かい坂。朴峠の登山口になります。
向かい坂。朴峠の登山口になります。
里橋あとで、トレッキングシューズからジョギングシューズに履き替えます。
里橋あとで、トレッキングシューズからジョギングシューズに履き替えます。
たいらスキー場前。1日目はここでログ停止。梨谷バス停からバスとJRとバスを乗り継いで井波の道の駅に戻り、一旦帰宅します。
たいらスキー場前。1日目はここでログ停止。梨谷バス停からバスとJRとバスを乗り継いで井波の道の駅に戻り、一旦帰宅します。
一夜明けて、クルマでたいらスキー場前に戻り、4:29からログ再開です。
一夜明けて、クルマでたいらスキー場前に戻り、4:29からログ再開です。
国道304号だった歴史的経緯より、スノーシェッドが整備されてます。
国道304号だった歴史的経緯より、スノーシェッドが整備されてます。
中部北陸自然歩道は、ひと足先にここから分岐。
中部北陸自然歩道は、ひと足先にここから分岐。
宮谷尾根入口。ここから入山します。
宮谷尾根入口。ここから入山します。
ひと上りで林道に出ました
ひと上りで林道に出ました
20分ほどの林道歩きで、宮谷の頭への入口です。
20分ほどの林道歩きで、宮谷の頭への入口です。
宮谷の頭
猪越分岐。宮谷の頭より背が高いのに、単なる分岐扱い。
猪越分岐。宮谷の頭より背が高いのに、単なる分岐扱い。
小倉山の頂上近くに池が2つ。どれもカエル?のタマゴだらけ。
小倉山の頂上近くに池が2つ。どれもカエル?のタマゴだらけ。
小倉山頂上は倒木だらけ
小倉山頂上は倒木だらけ
倒木の直撃を免れた小倉山の標識(もしかして、後付け?)
倒木の直撃を免れた小倉山の標識(もしかして、後付け?)
白山連峰
袴腰山の解説板ですが、木が茂っててみえません…。
袴腰山の解説板ですが、木が茂っててみえません…。
登山道を流れる清流。行徳寺側から登る場合、水場としてアテに出来そうです。
登山道を流れる清流。行徳寺側から登る場合、水場としてアテに出来そうです。
上平村と遭難者ご遺族?設置の展望板。こちらも木が伸びてよくみえない…。
上平村と遭難者ご遺族?設置の展望板。こちらも木が伸びてよくみえない…。
ねまり岩
菅沼橋がみえてきました
菅沼橋がみえてきました
中部北陸自然歩道の解説板。道宗さまが拓いたとの解説が書かれています。
中部北陸自然歩道の解説板。道宗さまが拓いたとの解説が書かれています。
麓に下りて来ました。階段の途中がヤブに覆われつつあります。
麓に下りて来ました。階段の途中がヤブに覆われつつあります。
道宗路入口 登山道小倉線
道宗路入口 登山道小倉線
菅沼集落と菅沼橋
菅沼集落と菅沼橋
血染の名号
ブナオ峠への県道54号はまだ通行止め
ブナオ峠への県道54号はまだ通行止め
国指定重要文化財の岩瀬家
国指定重要文化財の岩瀬家
いよいよ、ゴールです。
いよいよ、ゴールです。
西赤尾バス停からバスに乗り、梨谷まで移動。クルマを回収して帰宅しました。
西赤尾バス停からバスに乗り、梨谷まで移動。クルマを回収して帰宅しました。

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ 半袖シャツ アームウォーマー タイツ ズボン 靴下 グローブ 雨具 ザック ザックカバー 行動食 非常食 飲料 ライター 地図(地形図) ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 日焼け止め ロールペーパー 保険証 時計 携帯 タオル スパッツ サングラス

感想

 室町時代の僧侶・道宗が行徳寺から瑞泉寺へ通うのに使ったというロングトレイル、道宗道を瑞泉寺から行徳寺まで、2日間で歩いて来た。道宗道は部分的に歩いたことがあって、八乙女山登山口から八乙女山頂上、扇山分岐から扇山頂上、高清水山頂上から高落場山頂上は過去経験済みだけど、全コース歩くのは、今回が初めてとなる。瑞泉寺から行徳寺まで歩く場合、最終バスが16時台なので私の体力では日帰りは無理で、途中、高清水山─高落場山間からルートを外れたところにあるつくばね森林公園キャンプ場でテント泊する1泊2日の日程で予定を組んでた。しかし、キャンプ装備一式を持つと重いし、道宗道ルートから一旦外れたうえ登り返しが必要になるため、無駄が多い。たいらスキー場のある梨谷のバス停からのバスを使って一旦帰宅すればいいんじゃない?…と気付き、高落場山─朴峠から下りて、梨谷から一旦帰宅、翌朝クルマで梨谷に戻って「続き」を終えてから、バスで梨谷に戻る…という計画の骨格が出来たのはほんの一週間前のことだった(笑)。もともとは1日目は全部公共交通機関を使うつもりだったけど、それだと瑞泉寺発が7時半になってしまうので、暑さ対策でスタートを早める都合上、クルマで井波まで行って、公共交通機関乗り継ぎで井波に戻ってくる計画にさらに進化した(笑)。ということで、6月17日と18日の両日に実際に歩いて来た。
 初日は朝3:50に目が覚めた。地元のメリットを活かし、4時半には道の駅 井波に到着。弁当喰ってから4:59に出発。瑞泉寺に廻ったけど朝早過ぎて開いていない(苦笑)。瑞泉寺から裏側の大谷廟に廻り、裏手の林道に出る。しばらく車道歩きしてから、道宗道入口の標識があり、ここから入山。八乙女山への上りの最初の林道交点で、休憩。次の林道交点が八乙女山登山口で、4年前に弟子(妻)とここから頂上まで往復したことがあった(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2100724.html)。あの時はクルマで上がってたのでチョーお手軽登山だったけど、麓から歩いてる今回は重みが違う(苦笑)、前回来た時には三角点ピークだけで満足してしまい最高地点は踏まなかったけど、今回は三角点ピークは素通りし(苦笑)、林道を横断した向こうにある八乙女山最高地点の南峰に6:57に到着。ここで休憩。
 八乙女山からはしばらく山道が続くけど、ドブみたいな池を過ぎた後は林道と接近。合流せずに踏みとどまるかとみせかけて、あっさり合流(苦笑)。林道で風神堂と天池周遊コースを通過した先で、林道から独立。栃原峠で林道に合流するもすぐ先でまた道宗道として分かれる。「覗口カルデラ」の分岐があり、観に行ったら面白いかもしれないけど、先を急ぐ。覗口峠から大寺山へ向かうと、大寺山の一本ブナへの分岐が現れる。ここも寄り道せずに小ピークを越えていく。そしたら小ピークを越えた先に再び大寺山の一本ブナへの分岐が現れた。大寺山の一本ブナに行ったほうが、巻き道になって小ピークを登らずに済んだ?(苦笑) 8:15に大寺山頂上に到着。頂上にはベンチがあり、休憩にピッタリ。八乙女山から大寺山頂上まで意外に時間がかかってた。
 大寺山頂上には三角点は無く、頂上から車道に出た十字路を真っ直ぐ突っ切れば三角点があるようだけど、三角点はみずに先を急ぐ。しばらくは林道歩きで、大笠山や北アルプスの槍穂や立山連峰が望めた。景色がいいのは有り難いけど、暑い! ここを歩くなら、3週ほど前のほうがよかったかも…と思いながら往くと、林道から離れて扇山を目指す。去年赤祖父ため池から扇山に登った時(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4308290.html)に通った扇山分岐を通過し、去年無かった新しい標識がある扇山頂上に9時ジャストに到着。扇山頂上から先はまた未知の領域。道宗道のコースを外れるモノはみんな無視してきたけど、赤祖父山頂上だけは無視しなかった(苦笑)。今度いつ来れるか分からないし…(苦笑)。
 9:16に着いた赤祖父山の頂上は、遮るモノ無い展望地だけど、日蔭が無くて、暑い! ひと通り展望を楽しんだら、登山道を少し戻った日蔭で休憩(苦笑)。赤祖父山頂上から分岐に戻り、道宗道を進む。すぐにルートが直角に左折する箇所があり、ここから砺波平野側の展望がイイ。次の杉山までは間隔が長くなかなか着かない。送電線の鉄塔の辺りも遮るモノ無い展望地だけど、暑い! 杉山への上り辺りで、トレイルランの3人組とすれ違い、今回の山旅で初めて(広義の)山ヤさんの姿をみた。杉山は頂上を踏まずに巻いて行けるようで巻道ルートの分岐があったけど、今回の山旅の趣旨に従い直登ルートを選ぶ。いきなりザイルが張られた急登。ヒィヒィ言いながら登り、10:44に杉山頂上に到着。標高が1,100 mを超え、高清水山・高落場山に匹敵するハズなのに地形図にすら名前が載ってない不遇な山だけど、その山頂に立つ標識もクマに齧られたのか用をなさなくなっているので、ますます不憫(苦笑)。杉山頂上で事前の計画のタイム(ヤマレコMAPのコースタイムの0.8掛け)と実際の通過時間を比較してみる。ずっと計画より先行してたけど、ここに来て負け始めてる…。「計画タイムさん」は休憩を取らないので、要所要所で休憩を取る私が負けてくるのは仕方ないけど、予想より負けてくるのが早い。もう6時間歩いてるので疲労が来てるようだ。あと、ここまで暑くなるとは思わなかったため、1.5 Lほどしか飲み物を持って来なかった影響か…。
 杉山頂上を出発し、まずは杉尾峠に下りる。そして高落場山に登り返すけど、途中に大きな池があった。地形図に載らないのがおかしいくらいデカい。見通しのよい岩峰に上り詰めた後一旦下り、上り返してから、11:35に高清水山頂上に到着。ここも砺波平野と医王山の展望が優れた場所だけど、登山者の姿は無い。
 高清水山から高落場山登山口までは去年弟子と来てるので(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4771367.html)勝手が分かってる。一旦下りて上り返したお月見の頭からの下りはちょうど白山のほうを向いていて、雪を頂いた白山がよくみえた。高清水山登山口で林道に出て、高落場山登山口までは林道歩き。高清水山登山口から高落場山頂上までは高校3年の高校総体の時(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3492848.html)と去年(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4334832.html)も歩いてる(苦笑)。途中「どうしゅう さまの かよいみち」モニュメントの前を通り、高落場山登山口からまた登山道に入る。すぐに三方尾山に到着し、ここで休憩。当初の構想ではここから道宗道を外れ、つくばね森林公園キャンプ場まで下りてテント泊のつもりだった。翌日のここまでの上り返しがイヤで、計画を変更したのは前述のとおり。三方尾山を出発するとブナ原生林コースの分岐を通過。ここからも、つくばね森林公園に下りられる。ぞうさんブナ、ブナコブ君、兜ブナを通過し、ひと上りで若杉集落跡─唐木峠からのコースと合流し、この日最後のピーク・高落場山頂上に13:05に到着。
 3年連続4回目となる高落場山頂上だけど、無人だったのは4回目で初めて。すでに午後1時を廻っており、高落場山だけを目当ての登山者が居たとしてもとっくに下山してるだろうから、無人なのも仕方が無い。それとも、みんな暑さを警戒して高落場山には来ないのか?(苦笑) 高落場山の頂上で、ペプシの生コーラをほんの少しだけ残して飲んでしまい、これで梨谷の登山口に下りるまでは水分補給は望めない。しかし、高落場山からなら1時間で下りれるハズ。高落場山から朴峠側には下りたことがなく、この先の道宗道は全区間未経験。途中補助ロープが設置された急坂があるもののそれも長くは続かず、南砺市のヘソを通過し、アッサリと朴峠に到着。この先は中部北陸自然歩道になる。峠から少し下ると早速流水箇所があったので、採水。助かった! これで乾きから解放された!
 梨谷への道は、かつての加賀藩の主要街道とは思えないほど道幅が細くて踏み外しに気を付けないといけない区間もあり、気が抜けない。ようやく登山口のある「向かい坂」に到着。橋のたもとの「里橋あと」に14:14に到着し、ここで靴をトレッキングシューズからジョギングシューズに履き替える。すぐ先で堰堤工事をやってたけど、宮谷尾根登山口はこっちだと地図をよく見ずに進んで引き返すトラブルもあり、「里橋あと」を出発したのは、14:29となった。2日目は宮谷尾根登山口までクルマで行ってスタートすることを考慮し、一旦宮谷尾根登山口まで行ってからログを止めようかと思ってたけど、たいらスキー場の看板の前に出てみると、周囲にスキー客用の駐車場がガラ〜〜〜ンと開いており、ここなら明朝にクルマを置けると判断、ヤマレコアプリのログを14:34に停止。
 実際にはこの日の山旅はここで終わりではなく、国道304号の梨谷バス停まで歩く。14:45にバス停に到着。ちょうど14:41のバスが行ったばかりで、次の15:36の便までバス停のある広場で休んでた。定刻より約10分遅れで高岡駅ゆきの世界遺産バスに乗り、城端駅で下車。城端駅から城端線で福光駅に移動。福光駅前から井波ゆきのバスに乗り、瑞泉寺口交通広場で降りて、朝のスタート地点の道の駅 井波に戻り、クルマで一旦『キャラメルハウス』(自宅)に帰宅。本来はたいらスキー場のロッジ峰に宿泊するべきところ(今の時期に宿泊出来るか知らないケド…苦笑)、地元の地の利を活かして帰宅しただけ(苦笑)。当初の計画では7:30に瑞泉寺を出発のところ、暑さ対策で5時過ぎに変更してたけど、今回歩いた実績に単純に2時間半足すと、梨谷バス停着は17:15になる。すでに高岡・城端方面の最終バス(16:51発)、出ちゃってます…。つくづく早出しといてよかったぁ〜…と思ったよ!
 翌朝は3時に起床し、4時20分くらいにたいらスキー場の看板の前の駐車場に到着。この日は父の日で、父の日のお祝いで焼肉屋にランチに行くことになり、正午前まで帰宅が必要。そのためには西赤尾9:40発のバスに乗らなきゃイケナイ。ホントは5時にたいらスキー場前スタートのつもりだったけど、前日の梨谷バス停到着予定が14:03のところ実際には14:45になっているので、少しでも時間に余裕があったほうがいいだろう…ってことで、30分前倒しした。クルマのなかで唐揚げ弁当喰ってから、4:29にヤマレコアプリのログを再開。
 最初のうちは国道304号の旧道を往く。かつて国道だった影響か、はたまたバブル時代のスキー人気の影響か道幅はそれなりにある。しかし、今はクルマ通りは皆無…。中部北陸自然歩道の鹿熊峠の道が雑草だらけのなかに分かれていくのをみて、「あんな道は歩きたくないな」…と思って辿り着いた宮谷尾根登山口も同じくらい草ボウボウだった…(汗)。草ボウボウなのは登山口周辺だけで、すぐに急登に切り替わる。急登も長くは続かず次第になだらかになり、ひと登りで林道高坪線に出た。ここからは林道歩き。少し上り基調の林道を20分ほど歩くと、菅沼分岐に出てここで休憩。前日の反省を踏まえ、前日より行程が短いのに前日より多く飲み物を持って来てる。ここで炭酸飲料を一気飲み(苦笑)。
 菅沼分岐の登り口はいきなり急坂(苦笑)。ひと登りで呆気なく宮谷の頭に到着したけど、この先の獅子越分岐のほうが高く、登りに苦労させられる。獅子越分岐からの下りは最初のうちはヤセ尾根で、右側に落ちないように神経を使う。やがて尾根も穏やかになる。カエルのタマゴ(?)だらけの池を2つ通過し、もうすぐ小倉山頂上だ!…と意気込んでたら、倒木帯に出た…。この倒木帯こそ小倉山の頂上。頂上を示す標識は倒木の直撃を逃れたのか健在だったけど、もしかしたら倒木後に新たに設置された標識かもしれない。小倉山まで来ると後は下るだけなので、気はラクだけど、中部北陸自然歩道に指定されているとは思えないほど急坂だったり、足を踏み外したら即アウトな危ない道。子連れでのハイクは無理だろう。途中、遭難者の遺族の寄付をもとに旧・上平村が設置したと思しき展望盤があったけど、木が伸びてしまい、そのとおりの展望は得られなくなってる。この展望盤がある場所と、清流が登山道を横断する箇所が寛ぎポイントになるだろうか。特に後者は、逆コースを取った場合、水場として期待できる。菅沼橋がほぼ同じ高さにみえるようになると、小倉山の解説板に到着。ここから車道までは階段状に整備されてるけど、下半分は雑草が酷かった(苦笑)。この登り口に7:41に到着し、ここで靴をトレッキングシューズからジョギングシューズに履き替え。庄川の左岸の車道を道なりに往く。途中「血染めの名号」という物騒な名所の前を通過し、新屋橋西詰で国道156号に合流。8:38に行徳寺に到着。瑞泉寺を出発して27時間あまりでようやく到着した。トレイルランナーだと半日もかからず走破出来るし、足の早い登山者でも1日あれば歩けるだろうけど、私の体力ではこれが限界!
 西赤尾9:40発の城端駅ゆきバスまで1時間ほど待ち時間があった。持ち時間を増やすため5時出発の予定を4:29出発に前倒ししたけど、前倒ししなくても予定通り辿り着けてたことになる。しかし、それはあくまで結果論。外国人観光客だらけのバスに乗り、10:14に梨谷で下車。前日と逆ルートを歩いて、10:24にたいらスキー場前の駐車場に到着し、約1時間のドライヴで『キャラメルハウス』に戻ったけど、父の日のお祝いの焼肉屋ランチは、混雑で待ち時間が長かった(苦笑)。
 道宗道を瑞泉寺から行徳寺まで歩き通したけど、長かった…。半分以上の区間は歩いたことが無いコースなうえ、公共交通機関を使う都合上ダイヤを意識した歩きとなってしまい、あまり余裕が無かった。今度またやるか?…と訊かれると…。当分は、もういいかな…(苦笑)。

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