ひとぼし山、富士浅間山


- GPS
- 06:07
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 1,145m
- 下り
- 1,131m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
富士浅間山は林道が沢を渡る手前、そして林道終点にクルマ3台ほど置ける駐車スペースあり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・ひとぼし山 登山口から往復するだけなら2時間程度で登って来られる小さな山。しかし途中には急斜面や岩場があり、それなりの足ごしらえは必要。 頂上は樹木に囲まれて展望は得られないが、頂上から西へ5分ほど下って岩稜に出ると一気に視界が開けて素晴らしい眺めが拡がる。この場所はぜひお勧めしたい。 頂上から先へ縦走する場合は前述の岩稜からわずかに戻り、左下の灌木のヤブの中に続く踏み跡を下って尾根に乗る。目印は見かけなかった。 頂上から北の枝尾根にも踏み跡が見られるので、誤って入り込まないように注意が必要。 林道に出るまでの間は危険箇所はないが踏み跡が不明瞭な所がある。頂上から先は読図が出来る人向け。 ・富士浅間山 道が不明瞭で読図が出来る人向けの山。 林道から尾根上までは、ヤマレコまどか様の山行記録を参考にさせていただきました。 下山の時、焼山峠から歩きやすい林道に引き込まれてしまった。 峠まで戻るのも面倒なので、林道の途中からログが付けられた尾根を下った。 この尾根は植林用と思われる目印がたくさん付けられているが、下部は枝尾根が多くて急斜面。途中でスリップして尻餅を付いた。 あまりお勧め出来ない尾根で、素直に焼山峠から峠道を下った方が良さそう。 |
写真
感想
2009年に新ハイキング誌に、ひとぼし山を紹介した後藤信雄さんの記事より。
「西上州・南牧村の火祭りのひとぼしは、400年の伝統を持つ国の選択無形民俗文化財で、この火灯しの由来を留めるのが、山仲集落の背戸に当たるひとぼし山です」
「火祭りは毎年お盆の時期に行われ、先祖の供養と無病息災を祈願します。元々は戦国時代、甘楽の小幡領主の圧政に苦しんだ農民が、永禄4年(1561年)上州に侵攻してきた武田信玄を助け、勝利した喜びを火祭りの形で語り継いだものと言われています。長さ2〜3mの縄に吊るした藁束を燃やし、ぐるぐる回して、真夏の夜を幻想的な光の輪で飾ります」
「江戸時代後期に隆盛を極めた富士講は、富士山麓の北口本宮富士浅間神社を総本社とし、全国各地に富士講の組織が出来、また多くの富士浅間神社が分社されました。その富士講の名残を留めるのが南牧村の富士浅間山です。昔は遠い僻地の村人にとって富士山まで行く事は容易ではなかったため、その村にある裏山に祠を祭って浅間さまをお参りしたのです。この西上州の富士浅間山は別名、月形山とも呼ばれます。それは今から50年ほど前、合併により南牧村となる以前、この周辺が月形村であった事によります」
ひとぼし山と富士浅間山は、西上州の知られざる山。
ひとぼし山は鈍足の自分でも、登山口からわずか1時間で頂上に登れる小さな山だ。
しかし急斜面や固定ロープが付けられた岩場があり、小粒ながらピリ辛という感じの山だった。
縦走せずに登山口から往復する場合でも、頂上西側直下の岩稜まで足を運び、展望を楽しむ事をお勧めしたい。
富士浅間山は何とも地味な山だが、頂上直下の自然林は心地良かった。
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