丸岩〜高ジョッキ〜菅峰は途中撤退〈すがおのままで〉


- GPS
- 03:14
- 距離
- 9.4km
- 登り
- 717m
- 下り
- 716m
コースタイム
- 山行
- 0:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 0:00
7:50丸岩7:53
8:16須賀尾峠
8:45高ジョッキ8:54
9:23須賀尾峠
10:08撤退ポイント
10:40須賀尾峠
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
丸岩 登山口からすぐにトラバース道を緩やかに登る。途中岩の多い道になるが程なくして尾根に乗ると土道に変わりやや傾斜がきつくなる。登りきった所が山頂、展望なし。 高ジョッキ 始めは広い尾根道を登り中盤からアップダウンのある尾根歩き。山頂直下では岩場があり手を使って登るような場面も出てくる。山頂周辺に2,3箇所展望が開かれていてそれぞれの方向に展望がある。 菅峰(途中撤退) 登山口から道標は一つもない。ピンクや赤や白テープと踏み跡を辿って歩く。笹藪が強い所が数度出て来て踏み跡が隠されてる場所多数。 迷い混む別尾根は見当たらなかったが広い尾根を笹藪が覆い尽くしているのであらぬ方向に進む危険性もある。 |
その他周辺情報 | 利用なし |
写真
装備
個人装備 |
ザック
レインウェア
ヘッドランプ
懐中電灯
ファーストエイドキット
シップ
解熱鎮痛剤
小はさみ
コンパス
熊よけ鈴
予備靴紐
スマホ予備バッテリー
山と高原地図
手拭い
手袋
帽子
登山靴
カメラ
時計
食料
飲料
予備食
地形図
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感想
前から通る度にその存在感から気になっていた山、丸岩。
そもそも登れるものとは思ってもおらず、丸岩 という名があることも知らなかった。
アクセスは国道406号線にある須賀尾峠付近。この峠からは高ジョッキと菅峰(かんぽう)という名前に一癖ある山の登山口であるというのが過去レコで判明。こちらも絡めて須賀尾峠ピストン3連発登山のプランでアタック開始だ!と始める前からどや顔だ。
始めは丸岩へ。車道を500−600m下り小さい道標がある右側の山道へ。
表側から見たクライミング感丸出しの岩肌が嘘のように緩やかで短時間にして山頂へ。
見晴らしのきかない樹林帯の山頂を少し先まで歩いてみたが結果は変わらず到達の自己満足にてポーカーフェイスのまますぐに下山。
再び須賀尾峠。次は高ジョッキだ。
酒を飲まない私は夏のビアガーデンを想像したりすることは微塵もないままに山を進む。このジョッキ、とは突起を現す言葉のようなので登山口以外何も道標はない登山道にとっきどき、ドッキドキしながらジョッキの頂を頂きに上がる。
直下では岩場もあり、ボルダリングでは体たらくな私も水を得たさかなの、いや、岩場を得た猿のように得意顔で山頂へ進む。
この山頂は展望がそこそこよろしく、草津白根山や浅間山を始めとする上州の名峰が軒を連ねる。軒の無い山頂だけども、だ。なんだかんだでやはり広がる景色の良さに山登りの醍醐味を再認識して誰に見せることのない、爽やかな笑顔。目じりシワもそのままに下山する。
再び須賀尾峠。道を挟んだ向かい側、長野原町の町名標識の前から入山。
他の2つは一応登山口に標記があったがこの菅峰についてはそれすらない。
はなっから他の2つより分かりづらい踏み跡に一抹の不安を覚え、思案顔のまま進むが。
5分も歩かぬうち登山道に派手にやらかしてある糞。こいつは心してかからねばと熊鈴にプラスしてiPodスピーカー作戦を久々に実施。
それにしても笹藪が幾度となく道を覆い隠す。稚拙なルートファインディングを駆使してそのほとんどを赤テープに助けられながら引きつった顔で進む。
どうにかあとひと登り、という平地に出て
「グルルル」
と、音?声?がする。iPodを止めて耳を澄ますと猿の鳴き声らしきものも聞こえるがそのすぐ後に2回、「グルルル」が聞こえてくる。
これ以上の思案は意味がない、と無意識に判断した私は即下山。
そういえば途中でもあのグルルルを聞いた気がしたがその後に通ったバイクの音だと都合よく解釈して進んできたっけ、と血の気が失せたであろう顔で下りていった。
過去に冷静さを失い遭難の危機もあった滑落後の下山、道間違いの経験がここで役立ち、不安感を背に受けながらも確実にテープを追って目印でもある大量の糞場に戻る。時期が異なる糞を見る限り此処は彼らの住みかであることは間違いなく、いろんな思いをはらんだしょんぼり顔でトボトボ下りた。
再び須賀尾峠。
いろんな表情を繰り出し短時間にして終了した丸岩登山。
最後は本質をさらけ出し、「ビビり顔」という素顔のままで、車に乗り込んだ。
帰りの車中はやはり、ビリー・ジョエルの「素顔のままで」に決まり。
「Just The Way You Are〜♪」と歌い上げるビリー・ジョエルの声に励まされ、癒されてどうにもよくわからない締めとなった。
コメント
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bo-tyu-zaiさん、こんばんは
前回感涙の山行とうって変わって衝撃的な体験でしたね。
刺激的な体験が次の行動(計画)の原動力ですね。
私もbo-tyu-zaiさんのレコから刺激をうけています。
washinさん、おはようございます。
計画の段階からやばそうだな、と予感があったのですがまさか唸り声を聞くことになるとは思ってもいませんでした。
山頂まであと少しでしたが、それまでの道のりが笹で覆われている時点で行くな、のサインだったのかなと思いすぐに撤退を決めました。
刺激的でも安全第一で、お互い気を付けましょう。
結構長い間、何者かの監視と威嚇を受けていたんですね…こういう時のクマ鈴は不利なのか有利なのか?
運としか言いようがないですが無事でよかったです
なんとなく心が引きこもりがちな私ですが、写真11に少し癒されました。
さ、つぎは山ごはんで元気だそ〜。
peachfaceさんこんばんは。
見られてたんですね、ずっと。鈴&iPodですから相当気配を晒して歩いてましたから向こうも出てはこなかったのですが。たしかレッチリ聞いてる時に鳴き声が聞こえたんですよ。こっちの方がよっぽどホットでチリペッパーな体験になってしまったのは言うまでもありません。
こんなガイドブックはおろか道標もない山に、観光気分で立ち入るレベルではなかったということです。
山ごはん食べよ〜!こもってる暇なんて無いからなっ!
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