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Yamareco

記録ID: 5181282
全員に公開
山滑走
甲信越

阿寺山BC/広堀橋より

2023年02月12日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
--:--
距離
13.0km
登り
1,187m
下り
1,170m

コースタイム

日帰り
山行
6:47
休憩
1:38
合計
8:25
4:41
54
5:35
5:40
277
尾根取付き
10:17
11:36
69
12:45
12:59
7
尾根取付き
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
広堀橋付近の駐車スペースを利用しました。橋の両側2ヶ所で十数台程度駐車可能。
コース状況/
危険箇所等
全線にわたってスノーシュートレースで、急坂ではスキーのシールが利きにくい。
標高の低いところでは雪が硬くなっており、クトー装着でも登れずにシートラに切換て登りました。
山頂付近はだだっ広い台地となっており、視界不良の場合は方向確認必須です。
その他周辺情報 金城の里(南魚沼市市内)にて汗を流しました。
4:41 広堀橋(380m)出発

既に登山者数人が先行されていました。林道はスノーシューのトレースあり。
雪は硬めで林道のショートカットは滑落しそう。無難に林道を辿ります。

5:35 尾根取付き(530m)

いよいよ本格的な登り。雪は硬い上にスノーシューのトレースはシールの利きが微妙。最初からクトーを付けて登ります。


6:27 夜明け(760m)
4:41 広堀橋(380m)出発

既に登山者数人が先行されていました。林道はスノーシューのトレースあり。
雪は硬めで林道のショートカットは滑落しそう。無難に林道を辿ります。

5:35 尾根取付き(530m)

いよいよ本格的な登り。雪は硬い上にスノーシューのトレースはシールの利きが微妙。最初からクトーを付けて登ります。


6:27 夜明け(760m)
急登続きで大変な尾根です。明るくなってきた眺望で小休止。
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急登続きで大変な尾根です。明るくなってきた眺望で小休止。
7:19 シートラに切り換える(880m)

シール登行の限界を越える斜度となりシートラに切換。
何度か来られている方によると、ここはスキーにとって難所とのこと。
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7:19 シートラに切り換える(880m)

シール登行の限界を越える斜度となりシートラに切換。
何度か来られている方によると、ここはスキーにとって難所とのこと。
シートラに切換て滑落の恐れは減ったものの、それでも楽ではありません。
一つ越せばまた次の壁という感じで、なかなかきつい尾根です。
シートラに切換て滑落の恐れは減ったものの、それでも楽ではありません。
一つ越せばまた次の壁という感じで、なかなかきつい尾根です。
部分的に緩やかな登りがあってもごく一部。
部分的に緩やかな登りがあってもごく一部。
7:51 1004m標高点

この辺りまで登ってくると雪は柔らかくなり、次第に踏み抜くようになってきました。
わかんを持って来れば良かったです。
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7:51 1004m標高点

この辺りまで登ってくると雪は柔らかくなり、次第に踏み抜くようになってきました。
わかんを持って来れば良かったです。
シール登行に戻すかどうか迷ってるうちにまた次の急登。
この登りを越えたところでようやくシール登行に再び切り替えました。
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シール登行に戻すかどうか迷ってるうちにまた次の急登。
この登りを越えたところでようやくシール登行に再び切り替えました。
9:01 尾根に日が当たる(1,250m)

早朝のような光景ですが早くも9時になっていました。
滑落防止にクトーは付けたままでシール登行に切換。
やはりシートラに比べたらだいぶ楽です。
9:01 尾根に日が当たる(1,250m)

早朝のような光景ですが早くも9時になっていました。
滑落防止にクトーは付けたままでシール登行に切換。
やはりシートラに比べたらだいぶ楽です。
雪質はだいぶ良くなってきていました。下りが楽しみ。
スノーシューのトレース、及び先行のスキートレースは斜度的にややきつく、独自にジグを切って登っていきます。
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雪質はだいぶ良くなってきていました。下りが楽しみ。
スノーシューのトレース、及び先行のスキートレースは斜度的にややきつく、独自にジグを切って登っていきます。
長い急登の尾根でしたが、だいぶ開けてきました!
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長い急登の尾根でしたが、だいぶ開けてきました!
9:36 山上台地(1,410m)

だだっ広い山上台地の一角に出てきました。やや左回りに感じたけど、先行の方々が見えたのでそのまま追います。
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9:36 山上台地(1,410m)

だだっ広い山上台地の一角に出てきました。やや左回りに感じたけど、先行の方々が見えたのでそのまま追います。
北を向けばまだ行ったことのない八海山!
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北を向けばまだ行ったことのない八海山!
静寂に包まれた山上台地でした。
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静寂に包まれた山上台地でした。
四ノ池付近を通過。下りでは池に突っ込まないように。
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四ノ池付近を通過。下りでは池に突っ込まないように。
ここまで登ったところで阿寺山山頂へは遠回りしていたことにやっと気づきました!
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ここまで登ったところで阿寺山山頂へは遠回りしていたことにやっと気づきました!
南へ急角度に折れて阿寺山山頂へ一直線。
幸いにもほぼ標高差のない台地が続いていました。
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南へ急角度に折れて阿寺山山頂へ一直線。
幸いにもほぼ標高差のない台地が続いていました。
行く手には3年前の夏に登った中ノ岳!
阿寺山山頂へ向けて最後の登り。あと少し、あと少し、もう一歩前へ!
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行く手には3年前の夏に登った中ノ岳!
阿寺山山頂へ向けて最後の登り。あと少し、あと少し、もう一歩前へ!
10:17 阿寺山山頂(1508.8m)到着!!

着きました!!
広堀橋を出発してからなんと5時間半。予想を越える急登と雪質の変化で難路でした。
でも苦労が報われる絶景が待っていました!南側には巻機山。
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10:17 阿寺山山頂(1508.8m)到着!!

着きました!!
広堀橋を出発してからなんと5時間半。予想を越える急登と雪質の変化で難路でした。
でも苦労が報われる絶景が待っていました!南側には巻機山。
東側には中ノ岳
中ノ岳、そして北側には越後駒ヶ岳
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中ノ岳、そして北側には越後駒ヶ岳
越後三山では未踏のままの八海山。無雪期に初登頂したい。
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越後三山では未踏のままの八海山。無雪期に初登頂したい。
阿寺山山頂でのあおいとひなた

#ヤマノススメ
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阿寺山山頂でのあおいとひなた

#ヤマノススメ
阿寺山山頂での滞在時間は早くも1時間を過ぎていました。
絶景を目に焼き付けてから出発します!
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阿寺山山頂での滞在時間は早くも1時間を過ぎていました。
絶景を目に焼き付けてから出発します!
11:36 阿寺山山頂出発

六日町辺りの平野を目掛けての滑降となります。
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11:36 阿寺山山頂出発

六日町辺りの平野を目掛けての滑降となります。
人通りの多い最短経路を避けて北寄りの緩斜面を滑降。眺望も雪質も最高!
登りで遠回りしたおかげで結果的に滑降の下見となりました。
人通りの多い最短経路を避けて北寄りの緩斜面を滑降。眺望も雪質も最高!
登りで遠回りしたおかげで結果的に滑降の下見となりました。
引き続いて登ってきた尾根に沿って北寄りを滑降。
木が疎らな中斜面も雪質は変わらず良くて壮快に大回り!
引き続いて登ってきた尾根に沿って北寄りを滑降。
木が疎らな中斜面も雪質は変わらず良くて壮快に大回り!
登りの五時間半に比べるとほんの一瞬の快感でした!
登りの五時間半に比べるとほんの一瞬の快感でした!
次第に急斜面となるも、まだ雪質は最高。スピードを抑えめに落としていきます。
次第に急斜面となるも、まだ雪質は最高。スピードを抑えめに落としていきます。
日当たりによっては次第にモナカっぽくなってきたので、そろそろ安全第一に落としていきます。
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日当たりによっては次第にモナカっぽくなってきたので、そろそろ安全第一に落としていきます。
尾根直上は狭いうえに登山者が多く、またトレースを壊したくないので極力避けました。
中腹から下も尾根筋の北寄りをトラバース。雪崩れた後が数ヶ所あり。
尾根直上は狭いうえに登山者が多く、またトレースを壊したくないので極力避けました。
中腹から下も尾根筋の北寄りをトラバース。雪崩れた後が数ヶ所あり。
遥か下方に広堀橋辺りが見えてきました。
尾根下部は硬い悪雪のため、殆ど横滑りでクリア。
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遥か下方に広堀橋辺りが見えてきました。
尾根下部は硬い悪雪のため、殆ど横滑りでクリア。
12:45 尾根取付き(530m)

ゆっくり下りたつもりでも所要1時間余りでした。
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12:45 尾根取付き(530m)

ゆっくり下りたつもりでも所要1時間余りでした。
尾根取付付近から見るマゴタイ沢

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尾根取付付近から見るマゴタイ沢

12:59 林道滑降開始

ここからはスノーシューのトレースをほぼ直滑降。
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12:59 林道滑降開始

ここからはスノーシューのトレースをほぼ直滑降。
13:06 広堀橋(380m)到着

山頂から下ること1時間半。あっという間に広堀橋へ戻ってきました!
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13:06 広堀橋(380m)到着

山頂から下ること1時間半。あっという間に広堀橋へ戻ってきました!
広堀橋右岸側より

今回の登下降ルートの尾根がよく見えています。
登り、下りとも充実した行程の阿寺山でした。お疲れさまでした。
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広堀橋右岸側より

今回の登下降ルートの尾根がよく見えています。
登り、下りとも充実した行程の阿寺山でした。お疲れさまでした。

装備

個人装備
山スキー ポール シール スキーアイゼン マムート・アバランチビーコン Barryvox ブーツ 携帯用ブラシ 長袖シャツ ハードシェル タイツ ズボン スキー用靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 ネックウォーマー 薄手のビーニー ザック 12本爪アイゼン ピッケル 行動食 非常食 飲料 レジャーシート 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS アマチュア無線機 無線従事者免許証 無線局免許状 発煙筒 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 サングラス ゴーグル タオル 一眼レフカメラ 広角ズームレンズ 三脚 ねんどろいど(あおい・ひなた)

感想

新潟県もあちこちで山スキーをしてきましたが、阿寺山は今回が初めて。
登りの半分ほどをシートラで消化したほど急な尾根でした。
「日本三大急登」というけど3つではとても足りないと思うのは自分だけでしょうか。
苦労の甲斐あって越後三山間近の絶景は本当に感動ものでした!
下りも上部はパウダーが温存されており爽快そのもの。
下部は消化試合でしたがそれは織り込み済み。
春の訪れと厳冬期の終わりを感じさせてくれた阿寺山での一日でした。

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コメント

何にしても スキー―板を連れての
登山ですから、足に大変な負荷がかかると思います。
板に シールに わかんに クトー
 ほんとに すごいです。
またまた 
白銀に ホワイトブルーというのか、
ブルーホワイトと、いうのか、
景色が美しいですね。

ことしは 摩耶山に雪が積もり 
雪景色を家から見ることができて
ラッキーでした。(⌒∇⌒)

なかなかの急登だったようですね。
ゆきも、もなかになり 
春の訪れを かんじはったのですね。
素敵な景色をありがとうございました。
2023/2/22 13:10
mayasanpoさん、こんばんは。
ご多忙の折にさっそくご覧いただきましてありがとうございます。

普通の雪山登山と比べ、山スキーの難しさ(楽しさ)の一つに登りの際の換装判断があります。
脚の負担を考えるとシール登行だけで登れるのが理想なんですが、
雪が硬かったり急斜面では滑落リスクが出てくるのでクトー装着の必要が出てきます。
今回のようにクトーを付けてても登れないとなると、いよいよスキーを担ぐとなるわけです。

だいたい担ぐ時は雪面が硬い時が多いです。
12本爪アイゼンの出番となりますが、基本的にそれだけで済みます。
でも今回は登るにつれて雪が柔らかくなり、踏み抜きが多発するようになって
ワカンを持ってきてないことに思い至ったわけです。

地形と登山当日の積雪状況は下調べで概要を掴めますが、実際に現地に来てみないと
見えてこないところもあります。単に好天でさえあれば無問題の無雪期登山と違う
難しさというか面白さだと思います。

今冬は寒暖差にメリハリがあるという感じですね。
摩耶山でしっかり雪景色が見られたのは何よりでしたね!

今回の阿寺山の周囲では越後駒ヶ岳、中ノ岳には無雪期に登ったことがあり、
山頂からの眺望は大いに楽しめました。急登で大変でしたが良い山でした。
真冬の澄んだ眺望で、ギリギリ厳冬期の雰囲気を味わえたようです。
もっとあちこちの山で、いろんな景色を観てみたいなと改めて思いました。
今回もありがとうございました!
2023/2/22 20:59
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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