旭山・三笠山 ▲ 坂トレ #5


- GPS
- 01:53
- 距離
- 10.3km
- 登り
- 233m
- 下り
- 603m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2023年01月の天気図 |
---|---|
アクセス |
写真
感想
【山行データ】
・日の出 6:59、日の入り 16:53
・履いた: Akasha
・飲んだ: 水 250 / 450ml
・忘れた: YAMAP&ヤマレコの開始ボタン押し忘れ
【日記】
平柴台と平柴をぬけて旭山の登山口まで林道を走って登り、登山口のすぐ先にある北面のトラバースでギブアップ。そこから山頂までは歩いて登り、展望台で小休止(せっかく頑張って走ったのにログを取り忘れていたのはとても残念。山頂まぎわで気づいてそこから記録開始)。
そのあとは三笠山(780m点)に寄り道して初登頂。YAMAPでは三笠山にコースがないが、ヤマレコで見ると林道から三笠山を経て西河原の西運寺のそばへと下りる道があるので、今日はそこを探検。季節はずれの暖かさのせいか、雪がなく落ち葉だけの道を快適にジョギングで下った。
そして、猪に遭遇した。15mほど先だろうか、80kgくらいはありそうな大きな個体が登山道のうえに谷側をむいて、静かに突っ立っていた。
あっ、と思うまもなく、猪はこちらをひと目見たあとドカッと地面をひと蹴り、急発進して谷のしげみのなかをドカドカッとものすごい速さで下っていった。あまりにも一瞬のことだったので、あっ、と思っただけで、ドキドキするいとまもなかった。もちろんスマホをとりだして写真を撮ることもできなかった。人間が下ったのだったらきっと滑落してもおかしくないようなこの急な斜面を、人間でないその獣はみずからの巨躯をものともせずにひと息に駆け下り、消えてしまった。
生きものとして、格が違いすぎる。幸いにもむこうのほうから逃げてくれたので助かったけど、もしこちらに文字どおり猪突猛進してきていたら、あの質量であの筋力の直撃をうけたらただではすまなかっただろう。状況としては危険だったはずだが、まるで山の主と呼びたくなるくらいの立派なすがたを目のあたりにして、こころはむしろ感動していた。止め刺しされてすでに絶命した猪なら今まで何度か見させてもらったことがあるが、生きているやつを見たのはこれが初めてだった。
ともあれ無事でよかった(おたがい)。そう気を取り直してふたたび走り始めると、数分もしないうちに今度は鹿が2頭、谷側の斜面にいた。今しがたの山の主がそうだったように、鹿たちもまた、こちらのすがたを一瞥するとすぐさまピョーンと跳びはね、谷の木立ちのなかをどこかへ走り去ってしまった。去年は安茂里のアパート付近でうり坊が出たとニュースになっていたので、このあたりの山は猪が棲んでいるんだなと思ってはいたけど、鹿もいるんだな。この調子だと、そのうちほんとに熊にも遭うかも。じっさい熊糞らしき糞は今日も見かけたし。やっぱり熊スプレー買ったほうがいいのかなぁ。
なんてことを考えながら走っていたら、やがて沢の音が聞こえてきた。太田沢だ。ほどなくして民家のわきに出て、西河原に着いた。赤地蔵に今日の無事下山を感謝し、帰りは犀川土手を流して帰宅。最後はすこしだけ小雨がふってきた。やっぱり猪の写真、撮りたかったな。そんなのんきな余韻にひたりつつ、シャワーをあびて冷えたからだをあたためた。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する