記録ID: 5075256
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ハイキング
甲信越
南アルプスを一望する安部奥の十枚山、下十枚山(成島から往復)
2023年01月08日(日) [日帰り]

- GPS
- --:--
- 距離
- 7.7km
- 登り
- 1,097m
- 下り
- 1,083m
コースタイム
十枚山成島登山口9:10→下の段9:25→中の段9:40→上の段10:00→奥の段10:20→石小屋10:45→十枚峠11:00→11:20十枚山山頂11:35→十枚峠11:35→12:05下十枚山山頂12:10→十枚峠12:20→石小屋12:35→奥の段12:45→上の段12:55→中の段13:10→下の段13:25→十枚山成島登山口13:30 【歩行時間:4時間】
| 天候 | ☀晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2023年01月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
●十枚山・成島登山口 中部横断自動車道では、十枚山の最寄りは南部ICなのですが、私はコンビニを探すために下部温泉早川ICで下りて、一般道を走行しました。最後に見かけたコンビニは、身延線内船駅に近いヤマザキデイリーストア南部内船店(山梨県南巨摩郡南部町内船4559−1)でした。午前7時から午後11時までの営業のようです。 その後、南部橋を渡り、国道52号線の柳島交差点からは県道809号線に入り、山梨県南部町を流れる戸栗川の左岸を進みます。十枚荘温泉前を通過して程なく、道が二股に分かれます。分岐に「十枚山は右」の標識があり、ここから先は林道剣抜大洞線に入ります。 この林道は、舗装路と未舗装路が混在しており、全幅は4mとのことですが、基本的にすれ違いは困難です。下部では未舗装路には轍ができており、舗装路にも穴が見られて不陸となっている箇所が多く、慎重に通過したいです。 上部では落石が多く、大きな木の枝が所々に落ちています。場所によっては落石が中央部に寄せられているなど、最低限、通行できるようにはしていただけている様子ですが、パンクに注意してスピードは控えめに走行したいです。 登山口には看板があり、その先100m程で通行止めとなっています。登山者は周辺の路肩に駐車することになります。10台程度は駐車可能ではないでしょうか。この林道は篠井山の奥山登山口にも通じているはずですが、途中の眺望は良さそうですので復旧されると良いですね。 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
安倍川源流域は「安倍奥」と呼ばれていますが、その内、安倍川を挟んで東側の安倍峠から竜爪山までは、静岡県と山梨県の境にあたり、「安倍東山稜」と呼ばれているのだとか。十枚山(じゅうまいさん)は、この東山稜の中間にあり、標高1726mの上十枚山と1732mの下十枚山からなる双耳峰で、一般的には上十枚山を十枚山としているようです。今回は山梨県側の南部町にある成島登山口から両ピークまでを往復しました。なお、十枚山は山梨百名山に数えられています。 ●全体的に 登山口から石小屋までは栂尾根を歩きます。距離は約2.3kmで標高差1000m弱を登りますので急登。尾根に付けられた針葉樹林帯の九十九折の道を登ると、勾配の緩い「段」に辿り着きます。段には「下」「中」「上」「奥」がありますので、緩急を繰り返してひたすら登っていくことになります。 直線的に石小屋まで登ると、ここからからは十枚峠に向かって、右に折れて幅狭のトラバース道を進みます。十枚峠は東山稜縦走路上の十枚山と下十枚山の中間にあります。周辺は笹原で西側の眺望が良く、南アルプスが良く見えていました。縦走路は日当たりがよく、快適な稜線歩きを楽しむことが出来ます。 十枚山山頂は広場になっており、休憩にはうってつけ。眺望は北東方向を除いて雄大です。一方、下十枚山山頂は樹木に囲まれて、富士山が辛うじてくっきり見える程度なのですが、山頂手前の草地からの南アルプスの景色は十枚山よりも良く、白峰三山までもが見えました。 中の段から上の段あたりでは、所々、小石が浮いてザレた箇所があります。落ち葉で覆われて気づきにくく、登りでは問題ありませんでしたが、急勾配の下りでは滑りやすい感覚がありました。転倒等に注意したいです。 雪量は少なく、石小屋直下でようやく見かけるようになりました。トラバース道や下十枚山への縦走路は北斜面で日当たりが悪く、一面に積雪がありますが、くるぶしが埋まる程もありませんでした。一部凍結箇所がありますので、滑り止めは持参しましょう。 天然の水場、トイレはありません。私のau携帯は、尾根の下部や下十枚山など一部で電波が不調でした。 |
| その他周辺情報 | ●なんぶの湯 「森の温泉」をコンセプトに、森の中を探検するワクワク感と森林の癒しをイメージしたかわいらしい癒し空間に大幅にリニューアル、と。「温泉」&「本格グルメ」&「読書」(約8000冊の漫画&書籍、約20種のボードゲームを完備)で、1日遊べるくつろぎ空間としたそうです。 営業時間は10時〜21時。大人は平日830円、土日祝日は880円。 https://www.nanbunoyu.com/ ●道の駅なんぶ 道の駅といえば、地場産の野菜や果物を買うのが楽しみですが、山梨県南部町は「南部茶」が特産品なのだとか。南部茶を使用したオリジナル商品を販売しているほか、食事処では「茶そば」「茶めし」「スイーツプレート」「パフェ」など、南部茶を使ったグルメメニューがあります。 http://michinoeki-nanbu.com/ |
写真
こちらは直登ルートの入口。梅ヶ島へと下ることができます。
https://www.visit-shizuoka.com/spots/detail.php?kanko=446
https://www.visit-shizuoka.com/spots/detail.php?kanko=446
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
靴下
グローブ
予備手袋
防寒着
ゲイター
ネックウォーマー
毛帽子
靴
ザック
アイゼン
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
保険証
携帯
時計
タオル
カメラ
|
|---|
感想
年末年始は親類と山梨県の石和温泉で過ごしました。ずっと良い天気が続いていたので、山歩きをしたくてウズウズしていたのですが、御用始めの後、仕事が慌ただしくて1週間があっと言う間に過ぎてしまいました。
私の自宅がある東京都日野市は山梨県に近いので、八ヶ岳、奥秩父や南アルプス北部の山にはよく出かけるものの、身延や安倍奥には長らく足が向かずにいたので未踏の山が多く、今回は気になっていた十枚山へ行ってまいりました。
2か月前に篠井山に登った際にダブルヘッダーで登るつもりだったのですが、林道が通行止めだったこともあり、別日での訪問としたものです。
標高差1000m程の登山を数週間サボると、登りがキツく感じますね。十枚峠までは息切れしながらの辛い登り。ところが峠に出てみると南アルプスの大展望が広がり、稜線は日当たりが良くて快適ではありませんか。この山、もっと早くに訪れておけば良かったと後悔してしまいました。
成島登山口までは、林道がとっつきにくい感じがありますし、十枚山は峻険な山ですので、登山者は少な目。今日は日曜日ですが、私の先行は2名、後行は3名でした。中には山梨百名山ハンターもいらっしゃるのかもしれません。
ヒルが多い山として有名な十枚山。さすがにこの時季にはその心配が無く、稜線からの冠雪した南アルプス、富士山、駿河湾のくっきり明瞭な景色は冬ならでは。今が一番の登山適期かもしれません。安倍東山稜の縦走が楽しそうで、この山域は今後も度々訪れたいと思っています。
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