御嶽山 OSJおんたけスカイレース2014
長野県
samayoi
体力度について
- GPS
- 04:14
- 距離
- 30.4km
- 登り
- 2,296m
- 下り
- 2,284m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 4:12
- 休憩
- 0:02
- 合計
- 4:14
| 天候 | 曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2014年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
特になし |
| その他周辺情報 | 木曽町の駒の湯という旅館で日帰り入浴しました。 食料品も木曽町の方が豊富。 でも、なるべく王滝村で買い物していって下さい。 |
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感想
今年2回目であり、人生2回目のトレイルランニング大会へ出場しました。
悪天候のためコースは省略されましたが、山頂に立つことができて感無量でした。
想像した通り、上り一辺倒、下り一辺倒のコースでした。
なかなかこの様な同じベクトルへ進み続ける山行きは、近場でできないので「さすが国内二番目の高さを持つ独立峰だな」って思いました。
体の状態としては・・・
スタート前からハムストリングスがあまり良くありませんでした。
そのためか最初の比較的平坦な区間では身体が鈍重で、さらにクッション性の高い靴を履いていたので、尚の事走りが遅く感じられました。
徐々に周りから離されていき、おまけに何でもない林道でつまずいてコケる始末。
少し惨めな気持ちになりました・・・
しかし、後々ラップを見てみると、それほどペースは遅くなかったので、単に周りの人が速かったということだと思います。
マイペースを貫いていたつもりだったんですけど無理してたんですかね・・・
スキー場に入って・・・
徐々に斜度は急になり走ることはできなくなりました。
下りに備えて無理はせず、ハムストリングスを気遣いながら早歩きで登りました。
前の人は同じところを走ろうと試みていましたが、あまり速くない上に長続きしないようで、僕の早歩きが彼へと迫っていました。
僕たちはそんな調子で、抜いたり抜かれたりのノロノロ攻防戦を繰り返していました。
やがて、僕たちは「ここは歩くので正解なんだ」という悟りに到達しました。
ノロノロ攻防戦にも平和協定が結ばれ、我々は同じ間隔を保ったまま上の方まで平行移動していきました。
ほんと、こういうところを颯爽と走れるようになりたいものです。
車のワイパーのように機械的な反復運動で、田の原まで延々と早歩きを続けた結果、下肢が雑巾絞りをされたような状態になり、足首から下の制御が思うようにできなくなりました。
まぁ、一言で言うと・・・
ふくらはぎがツリそうでした。
もう少しでツルという状態を抱えたまま岩場へと移ることになりました。
輪をかけて斜度は急になり、弱った僕は「腕を使って四つん這いで登る」といった状態でした。
後々、腕が筋肉痛になりました・・・
山頂付近では、身体ヘロヘロ、頭フラフラ、速度ノロノロでした♪
コースが省略されていなかったらいろんな意味でダメだったかもしれません。
しかし、下りに入って生き返りました。
ふくらはぎに不安を抱えながらも、傾斜に身を任せて突っ込むように下っていきます。
恐らく自分よりも走力を残しているであろう人達を何人か抜くことができました。
心の底で「これが山を移動している量の差だよ~、君~!!」なんて思い上がっていました。
思い上がって意気揚々としていたら、何度か転倒して山登りの神様に呆れられました。
やがて、斜度が少なくなり身体をしっかり動かさないと前へ進まなくなって来ました。
そこに颯爽と現れたオジサンが、颯爽と僕を抜いていきました。
僕に抜き返す気力は無く、ただただ指をくわえて黙々と走り続けました。
ゴールの3�劼曚票蠢阿如∈２�1位でゴールしたプロスカイランナーの松本大選手がいて、一般ランナーを応援してくれてました。
僕はちゃっかりと握手してもらいました。
固くしっかりとした手でした。
それ以後はアスファルトの道を黙々と走りました。
「ここで緩めると絶対に後悔する」と思ってただただ耐えました。
そして、スタート地点でありゴール地点である王滝小中学校へ・・・
両手を挙げ笑顔でゴールインしました。
苦しみからの解放、そして全力を出し切った達成感。
最高の瞬間です。
ある意味では、この日の山頂はここかもしれません・・・
80位くらいかなと思って完走証を貰ったら36位でした。
一位と1時間9分差、プロというものはほんとに凄い!!
しかし、思っていたよりも順位が良くて、満足でした。
なんだか、もっと頑張るぞって気持ちにしてくれて、とても楽しかったです!!
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