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Yamareco

記録ID: 4993624
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ハイキング
京都・北摂

唐櫃越〜沓掛山〜みすぎ山☆名残りの秋を愉しみに

2022年12月10日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
03:26
距離
11.9km
登り
582m
下り
507m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:21
休憩
0:01
合計
3:22
距離 11.9km 登り 582m 下り 522m
13:08
27
13:35
62
14:37
75
15:52
15:53
37
16:30
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2022年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
阪急上桂駅より
下山はJR嵯峨野線(山陰本線)の馬堀駅へ
コース状況/
危険箇所等
良好に整備された一般登山道
最初は竹林の中の道が続く
2022年12月10日 13:37撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
4
12/10 13:37
最初は竹林の中の道が続く
竹林を抜けると黄葉の自然林に
2022年12月10日 13:50撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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12/10 13:50
竹林を抜けると黄葉の自然林に
黄葉は終わったと思っていたが、このあたりはまだまだ
2022年12月10日 13:51撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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12/10 13:51
黄葉は終わったと思っていたが、このあたりはまだまだ
午後の日に輝くコナラの黄葉を見上げて
2022年12月10日 13:52撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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12/10 13:52
午後の日に輝くコナラの黄葉を見上げて
2022年12月10日 13:53撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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12/10 13:53
展望地からは比叡山から音羽山に至る京都の東山の展望
2022年12月10日 13:55撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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12/10 13:55
展望地からは比叡山から音羽山に至る京都の東山の展望
音羽山のあたり
2022年12月10日 14:06撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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12/10 14:06
音羽山のあたり
比叡山の左手には比良の蓬莱山も綺麗に見えている
2022年12月10日 14:09撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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12/10 14:09
比叡山の左手には比良の蓬莱山も綺麗に見えている
京都南部の市街
2022年12月10日 14:09撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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12/10 14:09
京都南部の市街
タカノツメの黄葉
2022年12月10日 14:15撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
4
12/10 14:15
タカノツメの黄葉
南には大きく小塩山
2022年12月10日 14:19撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
12/10 14:19
南には大きく小塩山
金色に輝く黄葉を眺めて
2022年12月10日 14:28撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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12/10 14:28
金色に輝く黄葉を眺めて
沓掛山に
2022年12月10日 14:39撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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12/10 14:39
沓掛山に
南の方角に展望が開ける
2022年12月10日 14:40撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
12/10 14:40
南の方角に展望が開ける
沓掛山
2022年12月10日 14:40撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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12/10 14:40
沓掛山
北に愛宕山の展望
2022年12月10日 14:53撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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12/10 14:53
北に愛宕山の展望
沓掛山(左)と音羽山の展望
2022年12月10日 15:00撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
12/10 15:00
沓掛山(左)と音羽山の展望
突如として舗装林道に
2022年12月10日 15:11撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
12/10 15:11
突如として舗装林道に
みすぎ山が近づくと北に愛宕山の展望が大きく広がる
2022年12月10日 15:44撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
12/10 15:44
みすぎ山が近づくと北に愛宕山の展望が大きく広がる
左手に牛松山
2022年12月10日 15:49撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
12/10 15:49
左手に牛松山
眼下には保津峡にかかる山陰本線の橋
2022年12月10日 15:51撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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12/10 15:51
眼下には保津峡にかかる山陰本線の橋
みすぎ山山頂
2022年12月10日 15:54撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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12/10 15:54
みすぎ山山頂
ススキと南の展望
2022年12月10日 15:55撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
12/10 15:55
ススキと南の展望
夕陽に輝くタカノツメ
2022年12月10日 16:08撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
1
12/10 16:08
夕陽に輝くタカノツメ
馬堀駅の跨線橋からみすぎ山を正面に望んで
2022年12月10日 16:38撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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12/10 16:38
馬堀駅の跨線橋からみすぎ山を正面に望んで
反対側には残照
日が短くなったものだ
2022年12月10日 16:39撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
10
12/10 16:39
反対側には残照
日が短くなったものだ
撮影機器:

感想

この日は朝から雲ひとつない晴天が続いている。午前中は市内で用事があったので午後から出かけることにした。阪急上桂の駅で下車すると駅前のパンドルフという小さなパン屋でピザパン、白あんぱんとベーコンとポテトを挟んだ小さなフランスパンを調達する。かなり小さなパン屋ではあったがひっきりなしに人が訪れているようであるのと、プレートがあるにもかかわらず既に売り切れているパンが多く、人気の店であることが窺われる。

青山音楽堂の瀟洒なホールの前を通り、住宅地を過ぎると墓地の中へと入ってゆく。墓地の奥の細い小径が唐櫃越えへの道となる。ところでこの唐櫃越え、長いこと「からびつ」と読んでいたが、「からと」と読むのが正しいらしい。

小径は竹林の中を緩やかに登ってゆく。左手の竹林は厳重に柵で囲われているのは筍を採るための林なのだろう。上から降ってくるハイカーと頻繁にすれ違う。

竹林を過ぎると自然林となり、すぐ左手には樹間から桂坂の住宅街が見える。住宅街と高低差がほとんどないのでほとんど登っていないように思えるが、やがて右手には京都市街の展望が見えると市街とはそれなりの高低差があるように見える。桂坂の住宅地がかなり高いところまであるということなのだろう。

京都の市街を眺める展望地でベンチに腰掛けて先ほどのパン屋さんで調達したパンを紅茶と共に頂く。いずれも美味しかったが、白餡のパンは変わった味だ。機会があればまた味わいたいと思う味だった。

尾根の左側をトラバース気味に進む箇所が多いが、斜面にはコナラやタカノツメなどの広葉樹が綺麗な黄葉を見せている。折しも午後の日差しに照らされた樹々の梢からは黄色い透過光が登山道にふんだんに降り注ぐ。

登山道からは随所に京都南部の市街の展望が広がり、南西には山頂部に電波塔を戴いた小塩山が近くに大きく見える。前方から来たトレラン・スタイルの若い男性が「この先に猿がようけおって、威嚇してくるんですよ。気をつけて通って下さい」とご忠告いただく。確かに林の中からしきりと妙な叫び声が聞こえているのは猿のものなのだろう。猿との遭遇を懸念しながら先に進むが、猿を一匹も見かけないままに沓掛山に到着する。

沓掛山の山頂を過ぎると急に道が細くなる。道には頻繁に倒木が頻繁に現れる。数年前の台風による被害だろうか?鋸で処理されてあるので無事に通過することが出来るが、そうでなければこの尾根の通過はかなり大変だっただろう。沓掛山に至るまでの尾根とは雰囲気が一転し、黄葉した樹々は少なく、常緑の照葉樹の多い地味な林相となる。目の前の樹が揺れたかと思うと大きな猿が一匹、樹から降りてそのまま林の中に消えていった。

老の坂分岐に至ると尾根上に広い舗装林道が現れる。この山上で林道を歩くとは思っていなかったがしばらくは林道歩きが続く。沓掛山までは頻繁にハイカーとすれ違ったが、沓掛山以西では全く人とすれ違わない。

P404まで舗装林道が終わるが、その先も非舗装の林道が続いている。案内板による造林のための林道らしい。p412の手前で林道を外れて、植林の中を歩いて送電線鉄塔のあるピークに登る。ピークを越えたところで再び林道と合流するが、みすぎ山の山頂に至る登山道が分岐する。正確には送電線鉄塔をめぐる巡視路だろう。

斜面にはススキの原が広がり、正面には夕陽を浴びた愛宕山の展望が大きく広がる。左手でなだらかな山容を広げているのは牛松山だろう。眼下には保津峡の深い渓谷に青緑色の桂川が流れているのが見える。渓谷を渡る嵯峨野線の列車が時折、静寂を破る。

みすぎ山は南に展望が広がり、夕陽を浴びて黄金色に輝くススキが微風にそよいでいた。山頂から西に細い登山道を辿る。まもなく登山路は植林の中に入り、急にあたりは薄暗く感じられる。

獣避けの柵の扉を開くとすぐに住宅街に出る。住宅地の坂を降って行くと前方から来られたご老人が立ち止まって「からと越えをしはったん?」と声をかけられる。「最近では珍しいな。最後の坂が大変やったやろ」と仰る。私は大した急坂ではないように思ったが、下山後、ヤマレコの高低表をみると、みすぎ山から登山口にかけては確かに急に高度を下げるのだった。

霊仙ヶ岳と思われる亀岡の西の山に夕陽が沈んでゆくところであった。時間は16時20分前。日が暮れるのが早くなったのを感じる。馬堀の駅に到着すると嵯峨野線の列車が出発した後であり、次の列車まで20分近く待つ必要がある。

ホームで列車を待っていると急にあたりは暮色が濃くなってゆく。閑散としていたホームは列車の時刻が近づくと急に大勢の人が現れる。若いカップルや小さい子供を連れてた家族連れもいるが、大きな声で会話が聞こえるのは大概は中国語だ。トロッコ列車の観光客が駅に到着したことを理解する。いまだにコロナの感染者は増え続けているが、京都も海外からの観光客が多くなったようだ。

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