穂高湖から石楠花山・森林公園周回


- GPS
- 04:54
- 距離
- 11.9km
- 登り
- 652m
- 下り
- 643m
コースタイム
- 山行
- 4:54
- 休憩
- 0:38
- 合計
- 5:32
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
山上道路から石楠花山は人跡皆無の藪。 |
その他周辺情報 | 森林公園のレストラン。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
昼ご飯
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
GPS
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
カメラ
シュリンゲ
|
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感想
普段は土曜日に山に行き、日曜は安息日なのだが、今週は土曜日が雨もちらつく生憎の天気。日曜日は移動性高気圧が西日本の真上にやってきて晴れる予想だ。そこで変則的に日曜日の山行となった。土曜日であれば宍粟で姫路の海の昼網の魚を買うこともできるので、行き先は宍粟方面となるところだが、日曜は昼網なし。そこで今日は近場の六甲に登る。実際、宍粟50名山も未踏の山が僅かとなり、ラストスパートにかかっていたので、先週、先々週と宍粟が続いた。一方、六甲に行くとなるとルートの選択が難しい。すでにかなり密に歩いているので、未踏区間を拾ってルートを組み立てるとなると、相当工夫がいるのだ。しかも、車でアプローチとなると周回ルートにしなければならず、一段と難しくなる。苦労の末編み出した、なかなかいいじゃん、と自画自賛のルートは、森林公園に車を置いて黄連谷(未踏)経由で天狗岩、石楠花山と巡り、炭が谷西尾根(未踏)を丸山谷へと下った後、山田道(未踏部分)を使って森林公園に戻る、というものだ。
ところがいざ森林公園に行ってみると、なんと入口が閉鎖されている!!調べてみると、開門は9時だという。まだ一時間近くある!とても待っていられないので、当てはないがそのまま車を走らせる。止められそうなところもなくどんどん行ってしまい、なんと今日の最高点である石楠花山直下を走り抜ける羽目に。さらに進んでついに、もうすぐどん詰まりの摩耶別山というところまで行ってしまった。切り返して来た方角へと戻っていくと、駐車可能なスペースが目に入った。どこかと思ったら、穂高湖の駐車スペースであった。というわけで、最初から予定とは全く違う穂高湖が起点の山行となったのである。
即興で考えたプランは、まずシェール道からマムシ谷に入り、天狗岩に出てそこからは予定のルートで森林公園へ。森林公園からは徳川道で穂高湖に戻る、というものだ。最後に登りが来るというところが少々怖いが、feasibleではある。マムシ谷からは、10月初めに「発見」したショートカットルートで山上道路に出た。ここは石楠花山の真下。山側が法面工事中である。その工事のために小尾根に向かって荷下ろし用モノレールのレールが敷設されているのだった。これはいけるぞ。今日は日曜日で休工中。見とがめる人もいないわけだ。そこで、モノレール軌道に沿って尾根に向かって登る。レールの最高点から尾根筋に乗ってまっすぐに登る。人跡皆無。獣道もない藪尾根である。しかし、特段の障害物や危険個所はなく、藪を突き切って登っていくとやがて傾斜が緩み、ピークに立つ。ここから目立つ尾根が右に派生するが、それは見送って、登って来た方角の延長方向へ下る。すぐに底に達し、目の前にある次の稜線に取り付いて一登りすると、石楠花山下の林道に飛び出した。左に展望台が見える。試しにこれに上がって、南東の眺めを楽しむ。ここから天狗岩へと向かう。天狗岩からの眺望は先ほどの展望台など比較にならないほどワイドで気分がいい。ここで早昼とする。
この後、石楠花山経由で炭が谷へ入る。谷筋をしばらく下り、左の尾根が遠のく辺りで左に入る踏み跡を発見。これに踏み込む。やがてはっきりした尾根型が現れ、松と葉を落とした雑木の間から、鈴蘭台方向の眺めが得られるようになる。踏み跡は明瞭で明るく雰囲気の良い稜線をグングン下る。火の用心の案内板が現れて鉄塔を右に見ると道はますますしっかりとして快適だ。そのうち道は稜線を離れてジグザグに下水谷へと降りていく。下水谷と丸山谷との出合では、なぜか椿が3本伐採されてルートをふさいでおり、通行に少々手間取る。
山田道に出たのちは整備された遊歩道となり、じわじわと登り続けて森林植物園に出る。今日は紅葉狩りで大賑わいだ。喧騒を避けるように速足で東門に向かう。東門から植物園を出た後、生田川までの間が、実は最高の紅葉狩りスポットなのだが、こちらに出てくる来園者はほとんどいない。随分と長い行程だったような気がするが、こうしてようやく徳川道(twenty crossings)にたどり着いた。ここからは六甲の中でも特別にいい雰囲気の生田川沿いの道をゆるゆる登っていく。シェール道を左に分けてやや傾斜の増した徳川道を頑張って登れば、穂高湖駐車場は近い。最後の登りもあっけなく終わって、今日の紅葉狩り山行を締めくくったのだった。
帰宅は六甲ドライブウエイを久々に車で走る。音の博物館、六甲山牧場、それにこの道路を走る観光車両と、今日はスゴイ賑わいだ。牧場の広大な駐車場も満杯!こんな活気のある六甲を近頃見たことがない。山は静かな山がいい、と思っているのに、なんだかこの賑わいがうれしくなる。衰退著しいこの国にあって、六甲も廃墟が増え、近頃閑散としているからだ。今日はなんだか昭和の賑わいが戻っているぞ。年寄り二人、なぜか勇気づけられる気分で帰路についたのである。
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