悪沢岳〜赤石岳・テン泊(椹島より周回コース)


- GPS
- 51:16
- 距離
- 30.2km
- 登り
- 3,254m
- 下り
- 3,252m
コースタイム
- 山行
- 5:27
- 休憩
- 0:02
- 合計
- 5:29
- 山行
- 4:11
- 休憩
- 0:06
- 合計
- 4:17
- 山行
- 5:53
- 休憩
- 0:08
- 合計
- 6:01
1日目:5時間29分
2日目:4時間17分
3日目:6時間1分
天候 | 1日目:曇り時々雨 2日目:ガス&雨 3日目:ガス時々雨(稜線は強風) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
・駐車場から椹島ロッヂまでは朝7時発の東海フォレストの送迎バス(臨時便)を利用。 (系列の山小屋・ロッジの利用料金として3000円分前払いすると乗車できる) ・帰りも同様に椹島〜駐車場まで東海フォレストの送迎バスを利用。 (乗車するためには系列の山小屋・ロッヂの領収書※1を提出する必要有り) ※1:テン泊は対象外だが、素泊まりはOK!←ポイント なお、ダムのゲートから椹島までの林道は自転車なら通行できるようなので折りたたみ自転車等を持参してもいいかも。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆コース状況 【椹島〜千枚小屋】 ・特に危険箇所なし。 ・眺望のない樹林帯を緩急をつけてダラダラと登っていくイメージ。 ・清水平の水場はおいしくておすすめ。 【千枚小屋〜悪沢岳〜荒川小屋】 ・稜線上に岩場のアップダウンがあるが、特筆して危険でもない。 ・当日は風雨が強く、手がかじかむレベルだったので夏でも雨具と手袋は必須。 【荒川小屋〜赤石岳〜椹島】 ・赤石岳〜赤石小屋までの区間に狭いトラバース道があるので注意する。 ・荒川小屋〜赤石岳までの区間は非常に風雨が強くて難儀した。 ◆テン場・小屋情報 【千枚小屋】 ・テン場は樹林帯で30張程度可能。(当日は10張程度だった) ・小屋(水場・トイレ含む)までは5分程度歩く必要有。 ・小屋、トイレともに新しくて清潔感がある。 ・小屋の前から富士山の絶景が望める。 【荒川小屋】 ・テン場は樹林帯で30張程度可能。(当日は大学のワンゲル部のみだった) ・ここではテン泊ではなく小屋で素泊まりだったが、別棟で静かに過ごせるのでお勧め。 ・小屋、素泊まり用別棟、トイレともに新しくて清潔感がある。 ・こちらも千枚小屋と同様に小屋の前から富士山の絶景が望める。 ・ここの水場は湧き水でおいしい。 ◆ドコモ電波状況 ・椹島 ・・・ × ・千枚小屋 ・・・ ○ ・荒川小屋 ・・・ ◎ ・赤石岳 ・・・ ○ |
その他周辺情報 | ・椹島ロッヂでは500円でシャワーが利用できる。(ただし9時〜13時まで) (タオル購入可、シャンプーあり) |
写真
感想
今年も年1回の長期休暇に合わせたテン泊縦走の季節がやってきた。
2年連続で北アルプスへ行ったので、今年は照準を南アルプスに合わせる。
更に南アルプスの中でも、北岳や間ノ岳といった北部は3日程あればいつでも行けるので、今回はなかなか行きづらい南部を歩いてみたいと思う。
週間天気予報に合わせて日曜日〜水曜日までの4日間で計画を立てる。
本来の計画では4日間で悪沢岳〜赤石岳〜聖岳〜茶臼岳をテン泊のみで縦走する予定だった。
しかし・・・運悪く山に入ってから天気予報が急変(悪化)。
千枚小屋で天気予報と地図を何度も見ながら計画変更を模索する。
その時に思い浮かんだ選択肢は次の3通り。
1.ピークを踏まずに千枚小屋〜そのまま下山 ・・・ つまらないけど安全
2.当初の計画通り悪沢〜赤石〜聖〜茶臼まで縦走 ・・・ 一番ハードで危険、かつ、眺望が得られる可能性は低い
3.悪沢〜赤石のみを目指す周回ルート ・・・ それなりに満足できるルートで、エスケープも可能
結局バランスを考えて3.の悪沢〜赤石周回ルートを選ぶことにした。
そうなると問題は椹島からの帰りのバスだ。
バスに乗るためには系列の山小屋に泊まる必要があるが、テン泊は対象外ということなので、最低でもどこかで素泊まりする必要がある。
2日目はできれば赤石岳避難小屋まで行きたかったが、予想より風雨が強かったため仕方なく荒川小屋までとした。
荒川小屋の素泊まりは自分を含めて3名だった。
Aさんは甲府に住む登山暦30年のベテラン。
Bさんは千葉に住む登山暦??のテン泊縦走のお兄さん。
普段はテン泊中心なので人と会話することが少ないが、この日ばかりは3人で登山談義に華を咲かせることができた。
最終日となる3日目の朝、小屋の外へ出ると東の空が赤く染まり始め、富士山のシルエットが見えていた。
ようやく南アルプスの眺望が拝めるのでは?と期待に胸を膨らませて歩き始めたものの、1時間も歩かないうちにガスに包まれてしまった。
更に稜線に上がると強風と雨にも見舞われ、めちゃくちゃ寒い。
結局3日間ともほとんど晴れ間を見ることなく下山することになった。
期待していた眺望が見れず肩を落としていたところに70歳を過ぎているであろう年配の登山者が通りかかった。
「今回も何も見えないか〜、これはまた来るしかないねぇ・・・」
70を過ぎた登山者のこの言葉を聞いてはっとした。
そうだ、自分にはまだ何度でも訪れるチャンスはある。
再び訪れるきっかけを与えてくれたと思えばいい。
今回は色々と悩みながらの山行になったが、普段あまりない山小屋での登山者との交流や登山計画の変更など、とても良い経験をすることができた。
コメント
この記録に関連する登山ルート

Sanchan33さん、こんばんは
赤石岳周回ルートお疲れ様でした
僕は月曜日に金峰山に居ましたが、南アルプスを眺めると完全にガスに覆われていました
しかしSanchan33さんは持ってますね
あれだけ悪い予報でも、これだけ綺麗な晴れ間や朝日を拝むことが出来ましたか!
僕も聖には行きたかったなぁ
kaikaireiさん、おはようございます。
これだけ見事に天気予報がひっくり返ったのは初めてかもしれません。
一番よさそうな日を選んで計画したにも関わらず、毎日雨でした・・・
まあでもこれが山というものですね。
どんな予報の時でも準備は万全に!ということだと身をもって再認識しました。
金峰山、いいですね、というか割と金峰山率高いですね。
今度五丈岩の登り方教えてください!
教わってもできないかも知れませんが(笑)
行くならやっぱ連泊やわな。
天気は残念。
でも確かにまた行けばいいんやね。
山は逃げん。
今週末も雨みたいし。
予定の白山、怪しくなってきた。
あ〜、早くどっか登りたい!
yamachan,こんにちは。
週末はあいにくの雨ですね。
自分も白山に行こうか悩んでいるところです。
お花松原がいい季節だと思うので…
今回の南アルプスで雨にも慣れたし、軽く行ってこようかな。
荒川小屋の素泊まりAさん達と同行してたsolと言います。
あの時は少しうるさくしてすみませんでした。
同じ日にいらっしゃった方と思い、ついコメントしてしまいました。
最後の日でしたが、晴れて良かったですよね〜うちの師匠は、荒川のカールが見れなかったからと台風の後また、行ったようです。
また、どこかでお会いするのを楽しみにしてまーす
solさん、はじめまして、コメントありがとうございます。
solさんのレコを拝見しましたが、もしかして1日ズレてた感じかな?
自分が荒川小屋に素泊まりした時は月曜で、男性3人のみでした。
お会いできたら良かったですね。
またどこかでお会いすることがあったらよろしくお願いします!
そうでしたか!
またまた、すみません。。。
うちのレジェンドが山梨在住だったから、勝手に勘違いしました
また、どこかで
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