【2014北海道の山旅�� 羅臼岳】ガスで展望はなかったものの，穏やかな山頂でした
北海道
りきまる
- GPS
- 08:09
- 距離
- 13.7km
- 登り
- 1,456m
- 下り
- 1,457m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 6:47
- 休憩
- 1:19
- 合計
- 8:06
| 天候 | 曇りのち時々晴れ。 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2014年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
・ 駐車スペースは，ホテル地の涯の駐車場と車道を挟んで反対側に6台程度。また，木下小屋手前に4〜5台程度。そのほか，私が駐めた道路沿いの路肩スペースに4台程度と狭いです。できるだけ早い時間に到着できないと，駐車は難しいです。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
・ 登山道はとても良く整備され，危険なところはありません。ただし，山頂直下は岩場の登りなので，転落に注意。 ・ 弥三吉水，銀冷水の2ヵ所の水場は，しっかりと水が出ていて給水に問題はありませんが，岩清水は涸れていました。 ・ 大沢の雪渓は氷化していないので，アイゼンは不要でしょう。でも不安な方は持参して下さい。私は持参しましたが，使用しませんでした。 ・ そのほかの状況については，感想欄をご覧下さい。 |
| その他周辺情報 | ・ コンビニは，ウトロの交差点付近に２４時間営業のセブンイレブンと6~24時営業のセーブオンが2軒。 ・ ウトロの道の駅に併設されている「知床世界自然遺産センター」や知床五湖ツアーの拠点である「知床五湖フィールドハウス」は入場無料です。また，一湖脇の湖畔展望台まで続く高架木道については，通行無料です。時間が無いときは，ここがオススメ。晴れていれば，一湖の奥に，知床連山を望むことができます。ただし，知床五湖駐車場は，１回410円です。 ・ 下山後は，ウトロにある斜里町営「夕陽台の湯」で入浴。町外の利用者は500円。サウナはありませんが，露天風呂や休憩室，洗濯コーナーがあります。入浴時間が14:00〜20:00と短いことに注意してください。でも，13:45頃行ってみたら，入れてくれました。 ・ 入浴後は，雌阿寒岳登山のため，約150�劼曚瀕イ譴唇ご┯佝淵�ャンプ場へ向かいました。ここは受付時間が午後5時までとなっており，それ以降は管理棟は閉めてしまいます。利用客はまばらで，とても静かでした。足湯もありますよ。 |
写真
ホテル地の涯宿泊の翌朝は雨が降ったりやんだり。本日は，羅臼岳の登山をあきらめ，ホテルの露天風呂でのんびりです。この露天風呂は男女混浴ですが，女性はバスタオル着用OK。かすかな硫黄臭はありますが，肌への刺激は感じませんでした。湯温は40度前後でちょうど良い感じ。おすすめです。
登山の代わりに，知床五湖めぐりをすることにしました。ホテルをチェックアウト後，2011年に整備された知床五湖フィールドハウスに向かいました。これは，フィールドハウスにあった知床五湖遊歩道マップ。
7月末までは，ヒグマの活動期のため，有料のガイドツアーに参加しないと五湖を巡る遊歩道を歩くことはできません。ツアー料金は大人一人でなんと5千円！その価値があるかどうか，参加してみることにしました。当日でも空きがあれば，参加はOKです。幸い，まだ定員(10名)に達していないツアーがすぐに出発となるようだったので，こちらに参加しました。
ガイドさんの説明を聞きながら，3時間のツアーに参加。35年前に来たときは，当然，こんな規制は無かったので，自由に歩き回りましたが，時代は変わりましたね。
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ツアーは09:30〜12:30。知床の木々や知床五湖，クマゲラ・ヒグマの行動パターンなど，いろいろ説明は受けましたが，とても5千円の価値があるとは思えませんでした。参加料金は，ツアー終了後にガイドに現金で手渡しましたが，領収書はなし。税法上問題ないのかな？「世界自然遺産ビジネス」恐るべし。
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当初の予定では，阿寒湖畔キャンプ場に向かうはずでしたが，羅臼岳登山を明日に順延したので，本日は，「道の駅ウトロ」に車中泊することにしました。キャンプ場利用も考えましたが，雨のため，撤収に手間取ることの無いように，楽な車中泊を選択。
最後は，コンビニの冷やし中華をつまみに，ジャックダニエルのロック。コンビニが近くにあると，本当に便利ですね。午後8時過ぎには，就寝しました。
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翌朝は曇り。午前3時に起床し，コンビニで朝食＆食料調達した後，午前4時半前に羅臼岳登山口に到着しましたが，すでに駐車場は満車。路肩の駐車スペースにクルマを駐めました。
1時間15分ほど登ると，弥三吉水（やさきちみず）に到着。冷たくておいしい水が豊富に湧き出していました。ここには小広場があり，テント2〜3張り設営可能です。6分ほど休憩。
山頂で昼食を食べたり，写真を撮ったり，携帯メールを送信（auは送信できました）したりと，1時間ものんびりしていたら，誰もいなくなってしまったので，自分でセルフ写真を撮ってみました。
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登山口の木下小屋までもどりました。私が到着する50分ほど前，2歳くらいのヒグマが現れて，騒然としていたようです。地元のハンターが空砲を撃って森の中に追い払ったとのこと。
羅臼岳下山後，約150キロ離れた阿寒湖畔キャンプ場へと移動しました。本日はここで車中泊。平日のせいか，利用者は少なく，とても静かでした。
感想
・ 斜里岳を下山した後，岩尾別温泉のホテル地の涯に宿泊し，翌23日(水)に羅臼岳に登るつもりでいました。
・ ところが，翌日は朝から雨。その日の羅臼岳登山は延期し，ホテルの露天風呂につかってまったり。朝食もしっかり食べてから，午前9時頃チェックアウト。そのあとは，35年ぶりの知床五湖散策のため，2011年に整備された知床五湖フィールドハウスに向かいました。
・ ところが，7月末までは，ヒグマの活動期のため，有料のガイドツアーに参加しないと五湖を巡る遊歩道を歩くことはできないとのこと。ツアー料金は大人一人でなんと5千円！その価値があるかどうか，参加してみることにしました。
・ ツアーは09:30〜12:30。知床の木々や知床五湖，クマゲラ・ヒグマの行動パターンなど，いろいろ説明は受けましたが，とても5千円の価値があるとは思えませんでした。参加料金は，ツアー終了後にガイドに現金で手渡しましたが，領収書はなし。税法上問題ないのかな？「世界自然遺産ビジネス」恐るべしですね。
・ 羅臼岳登山を明日に順延したので，この日は，「道の駅ウトロ」に車中泊することにしました。午後6時頃から車内で一人宴会の開始。ふと気がつくと，日が暮れかかっていたので，外に出てみると，ウトロ港に沈む夕陽がとてもきれい。おもわずシャッターを押しました。33年前の3月，ここからオホーツクの流氷原の中に沈む夕陽を眺めたことが思い出されて，懐かしかった。今でも，その時の写真は，私の宝物です。
・ さて，翌24日は天候回復の予報。ということで，午前3時に起床してコンビニで朝食＆食料調達をし，登山口へと向かいました。でも，登山口の駐車スペースは満車。やはり昨日登れずにいた登山者が，満を持してやってきた様子です。しかたなく，路肩のスペースに駐車して登山口へ。
・ 登山道はとてもよく整備され，危険なところはありません。斜度もそれほどきつくなく，良いペースで弥三吉水（やさきちみず）に到着。冷たくておいしい水をガブガブ飲みました。なお，この水場は，地中で濾過された湧き水なので，エキノコックスの心配はありません。
・ その先，道は一旦平坦になり，極楽平を過ぎるとまた登りとなりますが，ほどなく銀冷水へ到着。ここには新しいトイレブースが有り，テントを張ることもできます。
・ 銀冷水から先は，徐々に灌木帯の登りとなり，「大沢入口」の指導標を過ぎると，雪渓の登りが見えてきます。でも，ステップがしっかりあり軽アイゼンは不要でした。このあたりから，エゾツツジやエゾコザクラなどの高山植物の群落が咲き誇っていました。
・ 羅臼平には，07:38に到着。登山口から休憩込みでちょうど3時間でした。ここで水分補給の休憩。木下弥三吉のレリーフ が良い感じでした。
・ 休憩後は，山頂まで約40分の最後の急登となります。チングルマやエゾノツガザクラなどの高山植物の群落が見事です。でも，後半は岩場の急登となるので，花は少なくなり，余裕もなくなります。
・ 羅臼岳山頂には，08:17に到着。登山口から3時間40分かかりました。残念ながら，周囲はガスで展望はありませんでしたが，風もなく穏やかでした。私の後に続いて，途中で追い越した3組5名の登山者が次々に到着。皆さん，満足そうです。私も昼食を撮ったり，職場にメールを送ったり，のんびり1時間も滞在しました。
・ いつの間にか，山頂は私一人。いつまでも，のんびりしていられないので，セルフ写真を撮って下山開始。下山路でもきれいな高山植物を撮影したので，時間がかかりました。
・ 下山途中，弥三吉水にておいしい水を2�蛤凌紊啓�宅用に持ち帰りました。
・ 登山口の木下小屋には，12:33に戻りました。私が到着する50分ほど前，このあたりに2歳くらいのヒグマが現れて，騒然としていたようです。地元のハンターが空砲を撃って森の中に追い払ったとのことでした。う〜ん，見てみたかった。
・ 下山後は，町営温泉に入浴後，阿寒湖畔キャンプ場へと向かいました。
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