林道長いね💦鋸岳 二百名山 186座目

- GPS
- 09:53
- 距離
- 26.6km
- 登り
- 2,123m
- 下り
- 2,105m
コースタイム
- 山行
- 8:58
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 9:53
| 天候 | 快晴 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2022年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
「駐車禁止」の看板の乱立する釜無川ゲート前は停められなくもないが休工日であろうと釜無川ゲートを通行する関係車両が有る 駐車はしない方が良い |
| コース状況/ 危険箇所等 |
登山道全体について 破線ルート 歩行距離・手入れされていない登山道・高度感溢れる転落注意箇所・ルートファインディング・技術的難易度・熊との遭遇の可能性等々難易度が高い ヘルメット着用必須 初心者が立ち入る山域ではない 釜無川駐車スペース〜釜無川ゲート〜6.5キロ崩落地 長い林道歩き 自転車を持ち込むのがベスト 2キロを過ぎた地点で熊or猿の威嚇音(ウナリ声)を聴いた 自転車なので一気に通過したが、歩きだったら引き返したと思う… ブルーシートで覆われた崩落地点の一つ手前のカーブに分岐点と本線通行止め柵がある この柵を越えて本線を進むと程なく有名なブルーシートが見えてくる 6.5キロ崩落地〜9.8キロ ログハウス(小屋) 最初の悪沢ダム崩落地のブルーシート高巻き以外の崩落地は基本的に左側の河原へ降りる 悪沢ダム崩落地のブルーシート以外高巻きはない 左側の河原に降りてなくても崩落地をトラバース通過できる崩落地は現地で一目で判るので心配しなくて良い 大切なのは崩落地点を通過したら即林道へ戻るコト ブルーシートで覆われた崩落地 ブルーシート崩落地のみ右側のタラップを登り通過 二つ目の崩落地点 河原に降り、すぐに林道に戻る 見たらわかる… 林道に戻る際に、一番手前よりも10mほど先の河原にケルンが有るところから登ると踏み跡がしっかりしており歩きやすい 三つ目の崩落地点 7キロの標識を過ぎて最初の砂防ダムを左側の河原へ降りケルンに従い河原を数百メートル進むのがオススメ 砂防ダムからも暫くは林道が無傷。 林道に横たわる倒木を越えてこのまま林道を数百メートル進めるが林道崩落地点で行き詰まる 林道崩落地点からでも林道を手前に少し戻ると林道盛り土のザレ場を河床へ降りる明朗な踏み跡がある。最初の地点で河原に降りるより2分程度遠回りになるが問題はない 崩落個所の沢を通過後、速やかに右の崖を一気に登り林道へ復帰する この崖にはピンクテープ・お助けロープが設置されている 四つ目の崩落地点 河原に降り、すぐに林道に戻る 見たらわかる… 五つ目以降… 見たら判る… 最後の崩落地 スチール製、落石除けの連続する箇所を歩いた後 林道・河川側(左手)を歩いた場合は、崩落個所で河床に降りる 山側(右手)(踏み跡あり)を歩いた場合は、崩落個所を少し上に登ってトラバース(高巻きではない) ログハウス(小屋)〜富士川源流 樹林の中を抜け河原に降りる河原のガレ&ゴーロ地帯を左右にうねうね進む コレでもか!というほどピンクテープが有るので迷うことはない ガレ&ゴーロが歩きにくい… 富士川源流〜横岳峠 富士川源流の碑が有るのかと思い探したが見つけられなかった… 富士川を尾根状に離れブナ・シラビソ・ダケカンバ樹林帯を標高差200mの急登で一気に横岳峠稜線へ登り詰める 倒木が多く、それらを通過するのが少々面倒 横岳峠〜三角点ピーク 標高差600mの稜線歩きの急登が続く 背の低い刈り払いされていないシャクナゲの木々が現れる。このシャクナゲの枝漕が面倒だ… 時折右手に仙丈ケ岳、その下方に戸台川側の絶景が展開 三角点ピークの手前からは鋸岳が雄姿を現す 三角点ピーク〜鋸岳 この登山ルートの核心部 岩稜帯歩きが始まる 右側は断崖絶壁、高度感がある この先ストックは収納するか、残置して進むとよい ハイマツ生える断崖絶壁を歩く箇所もあるが、多くが左側の樹林帯の中を進む ハイマツ帯も刈払いされていないので、ハイマツの枝漕ぎをした際にグローブに樹液が付着して気持ち悪い… 三角点ピーク、角兵衛沢ノ頭と2度標高差50m程度のアップダウンを繰り返す。ここの急なザレ場下降に神経を使う 下山時に、登山道をロスし崖っぷちまで行った方がいた 登山時に歩いた登山道をよく記憶し、下山時は登山道の踏み跡をよく確認して歩くように。 決して崖っぷちまでいかないように(鋸岳の崖っぷちは脆い) 大きな段差や急斜面のザレ場通過があるので手を付くコトはあるが、意外にも「手を使わなければならない」という箇所は山頂直前までない 最後の最後に岩峰をよじ登ると鋸岳山頂に躍り出る |
写真
跨いで通過できるが…
この先が三つ目の崩落地で行詰る
行詰った箇所から河原へ降りることも可能だが、せっかく稼いだ高度を十メートルほど吐き出さねばならない
この倒木の数百メートル手前の砂防ダム付近で河原に降りるのが本来は吉
この倒木地点まで来てしまったら、この付近で安全に河原に下降できる所(踏み跡)を探して河原へ早めに降りたほうがよい
お助けトラロープも設置してある
(トラロープ脆いので体勢を整える程度に利用して体重を預けない)
崖の足元が脆いので慎重に通過
スチール製柵、落石除けの連続する箇所
この写真と同じ林道・河川側を歩いた場合は、崩落個所で河床に降りる
山側(写真の柵の裏)(踏み跡あり)を歩いた場合は、崩落個所を上に登ってトラバース
何れにせよ行詰るコトはない
感想
前日…
新潟の山に登るつもりで新潟にいたが、新潟地方の天気予報は総て荒天
北アルプス・群馬・栃木も荒天…
神戸へ帰ろうかぁ〜 諦めかけてふとチェックしてみた鋸岳
おや晴天やん…
但し鋸岳登山に際してお山の師匠から
「鋸岳(角兵衛沢・熊の穴沢)へは単独で行くな!」
と釘をさされている
先日、山仲間と鋸岳を角兵衛沢ルートを登る予定にしていたのだが、悪天候のため中止
今季の鋸岳登山は半ば諦めていた
しかし、やっぱり登りたい…
…今回は歩行距離は長いが一般ルートと云われる釜無川ルートを選択
幸いにしてクルマに折り畳み式自転車もある
急遽ヨーロッパアルプスに遠征中の師匠に登山計画書と釜無川ルートの懸念事項と対策をメッセンジャーにて申告 登山許可と諸注意を受けてやってきました釜無川ゲート
一般ルート云えども、このルートは破線ルート
手入れされていない登山道・高度感溢れる転落注意箇所・ルートファインディング・技術的難易度・熊との遭遇の可能性等々難易度が高い
ヘルメット着用は必須
釜無川駐車スペースから出発
夜明け前、身支度を整え、折り畳み式自転車でイザ出発
釜無川ゲートはゲート左手の踏み跡を自転車を押して通過
ゲート通過直後に石炭の焼けた匂いが漂う
どうやら砂防工事関係者の宿舎があるようだ
2キロを過ぎた地点で獣の唸るような威嚇音
暗闇というコトもあり わき目もくれず一気に通過、とても怖かった
変速機付き折り畳み式自転車といっても1万数千円の代物
車輪は小さく車体は重い… 林道区間の半分以上は自転車を押して進む
釜無川林道ゲートからの6.5キロを1時間10分かけて悪沢ダムブルーシート崩落地点に到着
6.5キロ崩落地〜9.8キロログハウス(小屋)
最初のブルーシート以外の崩落地は基本的に左側の河原へ降りる
現場へ行けば判る
三つ目の崩落地は手前の砂防ダム付近で河原へ降りられたらベストだが、崩落現場まで行ってしまっても少し戻って盛り土ザレ場を河床へ降りるコトが可能
大切なのは崩落地点を通過したら即林道へ戻るコト
ログハウス(小屋)〜富士川水源
この先から登山道となる
これでもか?というほどピンクテープが有るので迷うことはない
河原のガレ&ゴーロ地帯が歩きにくい…
富士川水源〜横岳峠
富士川水源の碑が有るのかと思い、色々と探したがついに見つけられなかった…
僕が小学校の頃は「東海道新幹線 富士川橋梁」が日本で一番長い鉄橋で富士川は富士山と並んですごい川だなと憧れがあった
1982年の東海道線富士川橋梁流失事故で富士川の猛烈な暴れ川としての興味もあった
その富士川の水源に来れたコトに対して幼少の頃の懐かしい感情を思い出した
富士川から尾根状に離れブナ・シラビソ・ダケカンバ樹林帯を標高差200mの急登で一気に横岳峠稜線へ登り詰める
倒木が多く、それらを通過するのが少々面倒
横岳峠〜三角点ピーク
標高差600mの稜線の急登が続く
背の低い刈り払いされていないシャクナゲの木々が現れる。このシャクナゲの枝漕が面倒の上に時折脚に突き刺さる… 帰宅後、家で脚を見たら傷だらけだった
三角点ピークの手前からは鋸岳が雄姿を現す
三角点ピーク〜鋸岳
おいおい何処を進むんだ…
三角点ピークから鋸岳を眺めた第一印象…
しかし意外にも山頂直前まで手を使って歩くような場所はない
ハイマツ生える断崖絶壁を歩く箇所もあるが、多くが左側の樹林帯の中を進む
ハイマツ帯も刈払いされていないので、ハイマツの枝漕ぎをした際にグローブに樹液が付着して気持ち悪い…
三角点ピーク、角兵衛沢ノ頭と2度標高差50m程度のアップダウンを繰り返す。ここの急なザレ場下降に神経を使う
大きな段差や急斜面のザレ場通過があるので手を付くコトはあるが、意外にも「手を使わなければならない」という箇所は山頂直前までない
最後の最後に岩峰をよじ登ると鋸岳山頂に躍り出る
鋸岳山頂からは南アルプス北山域の山々を一望
目の前の戸台川への高度感も抜群
八ヶ岳も山並みも美しい
天気予報が良い方向へハズレ、強風もない
山頂でノンビリ過ごしたあと下山開始
三角点ピークでも鋸岳雄姿眺める
ほれぼれする…
三角点ピークからはシャクナゲ枝が突き刺さる登山道を一時間下り横岳峠、引き続き急坂一気に富士川水源へ
下山時も富士川水源の碑は見つけられなかった
現場は土砂崩れ地帯なので、水源の碑は土砂に埋もれてしまったのだろうか?
ログハウスを過ぎ、崩落個所の連続する林道を3キロ歩き、自転車を回収
自転車で一気に釜無川ゲートへ
今日は日曜日、休工日だと思っていたが、林道途中でバックホーとすれ違う
作業車優先なので幅広い待機所で暫しこちらが退避
釜無ゲート2キロ手前では猿の群れと遭遇
釜無ゲート上部にある宿舎からは美味しい匂いが漂っていた
下山後、翌日はどこの山へ行こうか、天気予報をチェックするが、登りたい山域は総て悪天候…
登山は諦めて大渋滞の中央道を神戸へ
恵那山トンネル通過には阿智から2時間もかかった…
帰宅時の運転がキツイ今日この頃……
コメント
この記録に関連する登山ルート
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けいじ












凄いペースで三百名山登られてますね! いつも参考にさせて頂いてます。
富士川の水源は行きも帰りも皆そこで喉を潤すところですけど見つけられなかったの不思議です。
これからも海外含めレコ楽しみにしてます🤗
ありがとうございます
「この先富士川の水源」の標識はあったのですが「富士川の水源の碑」は見つけられずじまいでした…残念
海外レコについて…
来年始にアコンカグア遠征を計画中ですが、メンドーサまでの航空券の暴騰と円安のダブルパンチで思案中です
昨年のエベレスト登山ではデルタに罹患し死にかけましたし(今年1月のアコンカグアBCもコロナが蔓延したらしい)コロナ禍状況も含めもぅ少し見極めたいと思っています
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