オバタキタン(境川大畠谷)



- GPS
- 33:19
- 距離
- 16.1km
- 登り
- 1,804m
- 下り
- 1,838m
コースタイム
- 山行
- 9:48
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 9:48
- 山行
- 10:41
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 10:41
天候 | 24曇25晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
大笠山〜奈良岳の稜線は登山道が整備された形跡はあるも藪が凄く廃道といっても差し支えなし。 |
写真
感想
雨量小屋脇から入渓。
ダムはかなり貯水率が低そうで橋の下あたりはほぼ干上がっていた。
入渓してすぐに二俣でオバタキタンへ入る。
ここから1時間くらいはゴルジュ地形を進む、といっても滝というほどの滝はないが昨日までの雨で笹濁った水流でなかなか変化に富んでいて面白い。
最初の登れない30m滝は左岸巻きをチョイス、結構明瞭な巻き道がついてるが先頭のNさんが小さく巻きたがって外し気味に進む。そして越えたところで懸垂したがすぐに10mの登れない滝があったので3名降りたところで登り返す(トポちゃんと見ろよという話…)、このへんでNさんが「痛い痛い!」と絶叫、蜂の群れに襲われてめった刺しにあってるようだ…が見守るしか術なし。
けっきょく7か所ほど刺されたがまぁ無事であるらしいので山行継続。この先で懸垂して沢床へ戻ったがこの大高巻きで2時間を要す。
しばらくゴーロを歩くと飽きる前にゴルジュ突入。3段15m滝は上段右をフリーで登ったが落ちると痛そうなので後続にはお助けで登ってもらう。続いて3mCS滝は左からフリーで登る。8mCS滝は登れず左岸から巻いていくと岩壁にリングボルトが光っているのが見える。実際はこの横くらいにあるハーケン4枚を使った残置スリングで落ち口に向かって斜めに懸垂した。3段15m滝がこの日の実質的な核心で1段目は簡単だが2段目は逡巡の末Kuさんに左のスラブを登ってもらうが支点構築に難のあるアルパインクライマーなので中間支点を取らずに登り、そのまま上段の淵の大きな3m滝も左壁から立木に向かって登って行った。実質フリーソロなのであぶなし。
あとは水量のすごい5m滝を左へ回り込んで水流際をシャワーで登る。
再びゴーロを進むとこの日一番の大物の2段40m滝。これは左岸から小さく巻いて懸垂下降。ちょっとロープが足りなくてお助け紐をつけ足して沢床まで降りた。
ゴルジュを進むと前方にすごい岩壁が見え始める…これかぁ
というわけで時間はかかったが明るいうちに二俣へ到着。
先週も人が入っているおかげで整地の必要はなく両岸のブッシュを使ってタープを張り、あとがスラブの上の方に引っかかってる薪を蹴飛ばし落として回収した。薪不足が心配されたテンバだったが大焚き火ができて満足。
寝心地よさそうだったので焚き火横で就寝。星がきれいな夜だった。
翌日
けっきょく一晩中焚き火は燃えていた(途中で足したから)
朝焼けでこれから登る岩壁が焼けるのを見てから出発。
とはいえ登る右俣もここから連瀑帯となり登れない滝が出てくるので右から大高巻き。
最初は自分リードでカンテ上から斜めにトラバースしてルンゼへ入る。
次にKiさんがルンゼを登り、Nさんはルンゼを出て右壁を登る、Kuさんは左のフェイス直上、あれ、そっちじゃないんだけどなぁ…。結局行きたいとこまでは行けなくてもう1ピッチNさんに20mほど登ってもらったところで傾斜が落ちたので登攀終了。4.5ピッチくらいで難しくはないが、とにかく浮石だらけで脆い岩場だった。
ここからはスラブを横断してルンゼ状を下降したら最後の滝の落ち口に出たのでそこにあった立木で懸垂して沢床へ。
今まですごい大岩壁の絶景だったがここからは渓相が変わり天国の様相。緑の岩が美しい。
40mの難しくないナメ滝をフリーで登ると登攀終了、しかしもう11時。
隣の沢の下降を考えていたが時間が読めないので却下、登山道へ詰めることに。
しかしここの詰めがまぁまぁ大変というか面倒で登山道までが小一時間、登山道に乗ってからもオーバーヘッドの藪を漕いでもう一時間かかった。あー大変。二度と来なさそうなので大笠山の山頂だけ踏みに行ってから下山開始。
ここからの登山道はアップダウンは多くてだるかったが藪はなくて快適。のんびり歩いて下山した。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する