比麻良山、平山、アンギラス


- GPS
- 32:00
- 距離
- 29.8km
- 登り
- 1,853m
- 下り
- 2,083m
コースタイム
2日目:C1/0630…平山…P1811/1030…アンギラス…ニセイカウシュッペ山登山道1300…1500古川林道終点1530…土場跡1600…双雲別川沿い林道…1755清川バス停1801=道北バス=1820上川駅
天候 | 晴れ。1日目の正午過ぎから14時過ぎにかけて雷雨の接近 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
アンギラスの東隣りの岩峰に北側の斜面へ下る踏み跡があり、経路を見誤った。 登山ポストは、北大雪スキー場のヒュッテとリフト乗り場の間、ニセイカウシュッペ山登山口の古川林道終点で記入。 上川町の銭湯は営業時間短く、愛別町の協和温泉まで移動。 |
写真
感想
6月24日から26日、北大雪、遠軽町の白滝から上川町の清川までを縦走しました。
上川駅から石北本線の始発に乗ります。目覚めた上川駅には6時11分発の旭川行きと同16分発の遠軽行きが同じホームに停車しています。遠軽方面に準備されているのが目的の列車です。
上白滝で降車。上白滝に停車するのは朝の下り1本と夕方の上り1本のみ。乗務員から、「この辺りには何もありませんけど大丈夫ですか?」と聞かれました。大丈夫、私は何もないことを楽しみに訪れた訳ですから…
高齢の男性が一人、乗車しました。
上白滝の駅から北大雪スキー場まで徒歩2時間余り。登山靴で舗装路を歩くのは、なかなか辛い。前日の予報では、遠軽地方の最高気温は20℃。涼やかな山行を期待しましたが、熱中症が心配なほどの日射しです。さらに、スキー場の作業道を黙々と登ります。
標高が上がるとイソツツジやコケモモ、イワウメなど高山植物が現れます。花はまだのツガザクラやウラシマツツジも新緑が美しい。
最悪の事態は正午過ぎに南の空から訪れました。厚めの雲が接近してきたので天気予報を確認すると雷注意報が発表されています。雲の中で雷鳴が響き雨足も見てとれました。登山道に吹くのは北寄りの風でしたが雲は南から接近してきます。性質の違う空気がぶつかり雷を生んでいるのです。標高を上げることは不安でしたが、西へ西へと登山道を進むことで回避できるかもしれないと考えました。午後2時、有明山に達する頃、雷雲は勢いを失い雨も強くは降らずに済みました。
有明山の山頂付近はハイマツに覆われ登山道は根が入り組んでいます。しばらく下ると樹林帯に入ります。鞍部を過ぎ1420mまで登り返すと水の流れが横切っています。事前にこの情報がなかったら出発のときのザックは20kgを超えていたでしょう。
水場手前1356m標高点との鞍部に下の林道とつながる道があります。そこにタクシーが入るなら、ここまでの行程を端折りたいところです。我慢をしながら高度を稼ぐと森林限界を超えて展望が広がります。奥深く歩く人の少ない登山道は高山植物に覆われふかふかです。夏至に近い日を選んだので日は長く、テン場を求め17時まで行動を続けました。辿り着いたのは標高1660mほど1人用テントが二つ張れるかの平地でした。来し方、有明山や天狗岳の連なり。行く手、アンギラスとニセイカウシュッペ山のパノラマ。日没を見送りながら夕食を済ませ独り宴を楽しみました。
翌朝は寝坊をして日の出を見過ごしました。6時半に出発し、余裕を感じて平山まで足を延ばしました。層雲峡から立ち上がる朝陽台、小槍、大槍と続く稜線が圧巻。かつて登山道があったとか、歩いてみたかった。
まだ季節が早く、花々は蕾や咲き始めが多く見頃はこれからでしょう。
前回は清川から白滝へ縦走しましたが低い雲に遮られ展望がありませんでした。今回は白滝から清川へ。好天に恵まれ進行方向に大雪山のパノラマが広がります。アンギラスから切れ落ちるカール地形も大迫力です。
アンギラス越えに思いのほか手こずり下山が遅れました。古川林道終点、ニセイカウシュッペ山の登山口には15時頃の到着。これから清川まで藪漕ぎもあります。腹を括り即席焼きそばを調理します。
標高990m辺りの土場跡から作業道を辿り双雲別川沿いの林道を目指します。作業は標高800m前後まで利用できました。ここから標高差200m近く尾根筋を下り渡渉を繰り返し地形図にはない標高610mほどの新しい砂防ダムまで道なき道を藪漕ぎが続きます。本当に誰も誘わなくてよかったと思いました。
砂防ダムからは林道跡を辿り、二つの橋も問題なく渡れました。国道を通る車の音を聞きながらラストスパートをかけましたが、清川のバス停到着は最終バス間近でした。
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