北温泉から三本槍岳へ 那須連山周回
福島県
栃木県
KS-Mountain
体力度について
- GPS
- 07:59
- 距離
- 12.0km
- 登り
- 1,309m
- 下り
- 757m
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- 山行
- 6:13
- 休憩
- 1:39
- 合計
- 7:52
ロープウェー 13:40発乗車
バス 14:25〜14:33
14:47 北温泉駐車場着
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2014年06月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
30台程の駐車スペースですが、北温泉の利用者もとめますので、時間によっては手狭かもです。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
【登山道概況】 �）眠浩�駐車場〜北温泉〜マウントジーンズスキー場分岐 北温泉まではコンクリートの舗装路を歩きます。 正面に北温泉が見えてきますが、右手の温泉プールの傍に木道がありますのでそこを通りました。 なお、木道は少し古いのか、ボルトが外れていたりして強度に不安があります。 木道を通ると鉄パイプで組まれた橋がありますので渡ります。 斜面を急登し尾根を進み、途中のスキー場へ向かう分岐を直進し尾根をトラバース。 緩やかな勾配の道が続き、その後道が斜面を上がるようになったら間もなくマウントジーンズスキー場の分岐です。 目印は特に見受けられませんでしたが、道筋は明瞭です。 �▲泪Ε鵐肇検璽鵐坤好�ー場分岐〜赤面山分岐〜北温泉分岐 マウントジーンズスキー場からは「中ノ大倉尾根」を通ります。 広々とした緩やかな勾配の尾根道です。 道幅は広いですが、足元が石と針金で整備されており固い路面でした。 尾根道の勾配がきつくなり、灌木の中に入ったら直に赤面山分岐。 赤面山分岐から稜線に出てしばらく進むと北温泉分岐に出ます。 �Ｋ眠浩�分岐〜三本槍岳 北温泉分岐からコルへ下り、その後登って三本槍岳。 数日続いた雨のせいか、ところどころに泥濘が出来ていました。 特に危険個所なし。 �に眠浩�分岐〜1900m峰〜熊見曽根〜朝日岳 北温泉分岐からしばらくは緩やかな勾配の道が続きます。 湿地帯を木道で越え、1900m峰と熊見曽根をアップダウンで越えていきます。 ガレ場となる箇所が多く、朝日岳の肩からもガレ場を登って朝日岳に登ります。 朝日岳山頂は日中は人が絶えず登ってきて、そんなに広さの感じられるスペースではないので、休憩には朝日岳の肩や1900m峰などのほうが向いていると思いました。 �ツ�日岳〜峰の茶屋跡避難小屋 朝日岳を下りて朝日岳の肩に出た後、道標に従い分岐を進みます。 斜面をトラバースするルートとなり、ガレ場＆鎖場など足場の悪い箇所が多く、この日歩いたルートの中ではここが一番の危険個所でした。 ただし、足元に滑り止めが作られてあったり、手掛かりとなる鎖が張られていたりするため、ゆっくり進めばそれほどでもありません。 剣ヶ峰をトラバースする部分は道は細いものの平坦なので快調に歩けました。 �κ�の茶屋跡避難小屋〜茶臼岳 茶臼岳に向けてガレ場を登ります。 左手に岩山、右手に茶臼岳が現れるコルに出たら、道は茶臼岳を巻きながら登っていき、その後直登します。 広くてどこが登山道か分かりにくいので、岩に描かれたペイントを探しながら進みます。 直登を終えて火口が見えたら、その火口の向こうが山頂。 ��茶臼岳〜ロープウェー山頂駅 前半はガレ場の下り、後半はザレ場の下りです。 登ると急登に感じられるかも・・・。 【登山ポスト】 見られませんでした。 【水場】 なし 【売店】 ロープウェー山頂駅・山麓駅に小さな売店あり。 自販機もあるので水の調達ができます。 他、ラーメンや蕎麦を売る軽食堂あり。 【温泉】 はなやホテル「小鹿の湯」 大人500円（休日料金） 内湯・外風呂 ※シャンプーやボディソープは持ち込むべき。ドライヤーはなし。 【地形図】 25,000分の1 那須岳 |
写真
駐車場からは那須平成の森へも道が繋がっているようです。北温泉駐車場がいっぱいなら、そっちにとめる手もあるかも。
歩きがプラスされますが・・・。
北温泉駐車場がいっぱいなら、そっちにとめる手もあるかも。
歩きがプラスされますが・・・。
日帰り入浴の積極アピール。
と思ったら北温泉直通の電話でした。
これで日帰り入浴の受付をするのでしょうか。
珍しいシステムです。
右手は有名な温泉プール。
混浴で水着で入るとか。
温泉プールの脇の木道を通り、川を鉄パイプ橋で渡ります。岩を橋桁代わりにしているのが少々不安要素ですが、乗っても揺れることなく、意外にしっかりした橋でした。
岩を橋桁代わりにしているのが少々不安要素ですが、乗っても揺れることなく、意外にしっかりした橋でした。
熊鈴を音の出やすい位置に付け替えます＾＾；
現れるのがリラックマならいいのにね(´・ω・｀)
どっちを行っても目的方向には行けますが、今日は左の道を。
切り株が数個あり、腰を下ろせます。
まだ疲れは感じていませんが、5分の小休止を取ります。
中ノ大倉尾根を進みます。雑誌で「足元が整備され歩きにくい」と聞いていましたが、こういうことなのね。
滑り止めにはなりますが、足元が固いなあ。
雑誌で「足元が整備され歩きにくい」と聞いていましたが、こういうことなのね。
滑り止めにはなりますが、足元が固いなあ。
今日はぐる〜っと回ってあっちまで行く予定。
山行はまだ序盤です。
緊急時、書かれた番号で位置を伝えるシステムのようです。
良いシステムですね。
この先、正面に見えるピークに向けて登るようです。
ピークを登る途中から中ノ大倉尾根を振り返って。いい眺めだなあ。
この眺めを見ながら歩きたかったので、本当はここを下山ルートにしたかったのですが・・・。
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いい眺めだなあ。
この眺めを見ながら歩きたかったので、本当はここを下山ルートにしたかったのですが・・・。
いずれはあっちから歩いてくるのもいいかな。
これもいい眺め。
朝日岳の頂上と目線がほぼ同じ高さになるまで登ります。やっぱり稜線部は風があるなあ。
半袖だと寒いので、ウインドブレーカー兼用のレインウェア着用が欠かせません。
やっぱり稜線部は風があるなあ。
半袖だと寒いので、ウインドブレーカー兼用のレインウェア着用が欠かせません。
やっぱり北温泉は距離ありますね。
勾配は緩やかだけど・・・。
でも風が冷たいです。
数人いましたが、風を避けて休憩していました。
大峠はこの向こうですね。
大峠を経由しての三本槍岳も現在の計画ルートで、いずれ歩いてみたいと思っています。
向こうからも三本槍岳に登れるルートがあるようです。
三本槍岳はちょうど県境に位置する山ですが、管理は西郷村なんですね。
湿地帯を木道で越えます。
途中では団体さんが休憩中でした。
ただ、道幅が狭いので対向者が来たら退避スペースでやり過ごさなければなりません。
北温泉分岐と朝日岳の中間というところですね。
眺めが良く、スペースもそこそこあり休憩には良いところです。
三斗小屋温泉へはここで分岐します。
いつか泊まってみたい。
でも頂上が見えているならもうすぐです。
時間帯としては早めですが、朝5時半前から歩いているんだからいいよね。
吸い物の素を混ぜて、刻み海苔をのせたら完成。わけぎ入れ忘れた！
なおこの後、結局この中にコーンポタージュをぶちこんでクリームパスタになりましたとさ。
2
わけぎ入れ忘れた！
なおこの後、結局この中にコーンポタージュをぶちこんでクリームパスタになりましたとさ。
料理は失敗しても、これはやめられそうにないなあ。
真新しい鎖が張られていました。
もちろん使わなくても通過可能です。
鎖の手すりが設けられています。
交通の要所で、山の中の十字路ですから。
そんなに快走路なの？
2回登る羽目になっちゃったけど、まだまだいけるぞ(｀・ω・´)
風も強くないし、晴れていて登ってきてよかったです。
まあ当初の計画通りだからいいか。
振り返ってみると結構急ですね〜。
北温泉入口までは路線バスを使います。
次のバスは14時25分か。
バス路線図。旧ボルケーノハイウェイ部分は時計回りの運行のようです。
そのため、北温泉から直接バスでロープウェー山麓駅に向かうことができないので今回このルート選択となりました。
旧ボルケーノハイウェイ部分は時計回りの運行のようです。
そのため、北温泉から直接バスでロープウェー山麓駅に向かうことができないので今回このルート選択となりました。
バス発車まで時間があるので山麓駅内をウロウロ。中には天気図と風速、気温が掲示されていました。
初めて見たけど、いいですねこういう掲示。
中には天気図と風速、気温が掲示されていました。
初めて見たけど、いいですねこういう掲示。
なお、この日は（栃木）県民の日ということで1割引きになっており、600円で乗れました。
ラッキー＾＾
装備
| 個人装備 |
ヘッドランプ 1
折畳傘 1
1/25,000地形図 1
ゲイター 1
シルバコンパス 1
ダウンジャケット 1
筆記具 1
保険証 1
飲料水 3L
ポケットティッシュ 1
医薬品類 1 解熱鎮痛剤・抗生物質入軟膏・消毒薬・包帯・絆創膏・サージカルテープ・ポイズンリムーバー・三角巾・薄めのゴム手袋
タオル 1
レインウェア 1
携帯電話 1
計画書 1
ウェットティッシュ 1
腕時計 1
携行食糧 4食分 アルファ米等
サバイバルシート 1
携帯用簡易トイレ 2
熊鈴 1
予備靴紐 1
調理用バーナー 1 プリムス P-153
バーナー用ガス 1
クッカー 1
マグカップ 1
トイレットペーパー 1
昼食用食材
ツェルト 1 finetrack ピコシェルター
ツェルト用ロープ 1
アルミペグ 4
サバイバルシュラフ 1
行動食 適量 ナッツ類・チョコ菓子等
夏用メッシュグローブ 1
|
|---|
感想
自宅から僅か55kmほど、車で一時間半もかからない位置にありながらまだ登っていなかった百名山、那須岳。
以前読んだ雑誌の中で那須岳が取り上げられており、その中で紅葉の美しい中ノ大倉尾根を見て、「歩いてみたい」と思いかねてから機会をうかがっていました。
しかし、雪はなくなっても梅雨に入り天気の思わしくない日が続きます。
そんな中、土日にようやく晴れマークが現れたので、山行日を日曜日と定め、歩きたかった中ノ大倉尾根を歩くため那須岳へ向かいました。
シーズンの那須岳は午前7時には駐車場が満車になるとの情報のため、午前3時に起床し、3時40分に出発。
途中の牛丼屋で朝食を取り、午前5時過ぎに北温泉駐車場に到着しました。
今回はこの北温泉駐車場が出発地。
というのは、三本槍岳や中ノ大倉尾根、朝日岳などをマイカー利用の上一周するには駐車場はここにするほか選択肢がないと思われたからです。
本当は、中ノ大倉尾根を下山ルートにしたかったのですが、茶臼岳の麓を通る路線バスは時計回りの運行となっていて、北温泉まで降りてきてロープウェー山麓駅に向かおうとするとバスは乗り継ぎが必要になります。
歩く場合、4kmほどの退屈なアスファルト歩きが追加されることになるため、やむを得ず北温泉からの出発となりました。
憧れの中ノ大倉尾根は眺望は抜群で、良い道でした。
その眺めを見ながら下りるのが理想だったのですが、交通手段の関係上仕方がありません。
風があって半袖では肌寒いので殆どレインウェアを着込みっぱなしのまま三本槍岳に到達。
三本槍岳も風は冷たかったですが、雄大な景色を楽しめました。
1900m峰と熊見曽根を歩き、縦走路の趣きを楽しみながら朝日岳に到達。
お昼の時間帯には早いですが、ここでお昼にしてしまいます。
この日も前回の磐梯山で試した方法を使い、スパゲッティの昼食です。
お茶漬けの素が合ったので、吸い物の素も合うだろうとこの日は松茸風味の吸い物の素を用意。
茹であがったスパゲッティに早速混ぜ合わせます（わけぎ入れ忘れた！）。
でも味が薄いなあ・・・2袋投入してもよかったかも。
そしてそれ以上に麺がくっつく・・・油分が入っていないからですね。
やはり油分が入らないと食べやすくはならないみたいです。
失敗作になってしまったので、コーンポタージュをぶちこみ平らげました。
次回こそ美味しい昼メシにします。
それにしても朝日岳はひっきりなしに人が登って来る山です。
さすがメジャーな山道。
ただ、それだけに観光客の姿も散見され、朝日岳から峰の茶屋跡避難小屋に向かう途中ではなんとサンダルの人とすれ違いました。
サンダルでよくここまで来るなあと逆に感心してしまいます。
ここまで来る興味があったら持ってこようよ、靴を。せめて運動靴を・・・。
峰の茶屋跡避難小屋は結構な賑わいぶり。
ここから先は熊鈴を鳴らさなくても大丈夫だろうと思い、ザックを下ろして熊鈴を付けかえます。
茶臼岳からはたくさんの人が下りてくる中、岩場を登ります。
清水平〜1900m峰の間の登りと比べると長いので、自然に汗が湧きます。
汗を拭おうと腰元のタオルに手をやると・・・あれ？タオルがない？
朝日岳では持っていたはずだったから・・・そうか、峰の茶屋跡避難小屋でザックを下ろしたときに落としたんだ。
でも峰の茶屋跡避難小屋はもう後方。
一瞬、このまま忘れたことにして・・・なんて魔が差しましたが、でもそれでは山にモノを捨てるのと一緒。
今取りに戻れば後で戻るよりは全然楽です。
いつ戻るの？今でしょ！
一度登った道を軽やかな足取りでトレラン並みに駆け下り、峰の茶屋跡避難小屋に戻りました。
え〜っとタオルは・・・あった。
尻の下で座布団にされていました。
一言申し出て無事に回収＾＾；
あ〜良かった。
心残りもなくなり茶臼岳に登頂。
景色を眺めながら休憩をしていると、団体さんが登ってきました。
清水平でのことといい、那須は団体さん多しですね。
どうやらヤマケイ関係の団体トレッキングのようです。
団体登山ってどんな感じなのかなあ。
少人数のグループ登山を除けば殆どが単独山行の自分には未知の分野の登山です。
ガイドさんの解説を聞きしながら団体登山の雰囲気を味見していました。
下山はロープウェーを使います。
実は三本槍岳のあたりから左足の膝に違和感を感じ始めており、少しずつ痛みに変わってきていました。
下りでなったわけでないし、何が原因でそうなったのかなあ。
思い当たる節がありませんが、できるだけ楽をするに限ります。
ただ、歩くのに若干不便を感じる程度なので、ロープウェーまでの下りとその後のバス停〜駐車場の歩きは問題ありませんでした。
帰宅後は家の階段の上がり下りが難でしたが、この記録を書く現在は既に回復しつつあります。
使ったことはないし使うつもりもないけど、非常時用にトレッキングポールでも携行したほうがいいのかしらね(´・ω・｀)
ロープウェーで山麓駅まで下りた後、バスで北温泉入口まで行き、駐車場まで歩いて無事に帰宅。
温泉もとても良いお湯で、3〜4回くらい湯船に出たり入ったりを繰り返しました。
理想のルートではなかったけれど、雑誌で見て歩きたいと思っていた中ノ大倉尾根を歩き、三本槍岳・朝日岳・茶臼岳の3座を楽しめた那須岳。
お気に入りで相棒のレインウェア（ストームクルーザージャケット）も大活躍してくれました。
天気にも恵まれ、おまけにロープウェーも一割引き、いろいろ恵まれた山行でした。
自宅から最も近い百名山なので、また別なルートで歩くつもりです。
こっそり拍手
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