記録ID: 463708
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ハイキング
奥秩父
甲武信ヶ岳〜しゃくなげと森林浴
2014年06月14日(土) [日帰り]


- GPS
- 07:15
- 距離
- 15.3km
- 登り
- 1,388m
- 下り
- 1,379m
コースタイム
4:35 毛木平駐車場
5:44 十文字小屋
5:48 乙女の森(シャクナゲ群落)6:00
6:08 カモシカ展望台 6:12
6:20 十文字小屋
8:42 甲武信ヶ岳頂上 9:34 食事&大休憩
11:50 毛木平駐車場
※私は朝の十文字峠のシャクナゲが見たくて時計回りの進路を取りましたが、千曲川源流経由の反時計回りの進路を取る方のほうが多いようです。緩やかに登るのでそちらの方が楽なのだとか。獲得標高は変わらないので、人によって感じ方は違うと思いますけれど。
5:44 十文字小屋
5:48 乙女の森(シャクナゲ群落)6:00
6:08 カモシカ展望台 6:12
6:20 十文字小屋
8:42 甲武信ヶ岳頂上 9:34 食事&大休憩
11:50 毛木平駐車場
※私は朝の十文字峠のシャクナゲが見たくて時計回りの進路を取りましたが、千曲川源流経由の反時計回りの進路を取る方のほうが多いようです。緩やかに登るのでそちらの方が楽なのだとか。獲得標高は変わらないので、人によって感じ方は違うと思いますけれど。
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
○コース状況 一週間前、東京や神奈川は大雨でしたが、登山道全体で崩落箇所等はありませんでした。 三宝山手前の北側斜面でごく一部雪が残っていましたが、一跨ぎできる程度で軽アイゼンが必要となるような場所はありませんでした。 ○携帯電波 他の方も書かれていますが、毛木平駐車場が既にdocomoでも携帯の電波が入りませんでした。 駐車場から少し車を走らせて舗装路区間付近まで戻ると入るのですが。 山中も、十文字小屋付近と甲武信ヶ岳山頂以外では殆ど電波が入りませんでした。 ○下山後の温泉 清里まで戻って、「甲斐大泉温泉 パノラマの湯」に入らせていただきました。 詳細は下記ページをご参照ください。 http://panoramanoyu.sakura.ne.jp/panorama.htm |
写真
何度か渡渉を繰り返します。これがあるので先週末の大雨時の山行は断念しました。多少の雨ならかえってシャクナゲが綺麗なのでしょうけれど。ただ、実際はこの辺りは東京や神奈川程は大雨では無かった模様。
尾根に出ると標識が。
ん?十文字峠は左?山と高原地図を見てシミュレーションしてたイメージだと三国尾根に出ると右なのだけれど。。。ということでコンパスを出しますが、方向は合ってるようです。
この山域は、山と高原地図だと1/50,000の縮尺しか表示されないのですが、それだと表記されていない東沢から十文字峠に登るルートとの合流点で三国尾根ではありませんでした。やはり1/25,000の地形図は必要ですね。スマホアプリでも良いのだけど。標識が無ければ迷うことなく右に進路を取ってしまってるところでした。危ない。
ん?十文字峠は左?山と高原地図を見てシミュレーションしてたイメージだと三国尾根に出ると右なのだけれど。。。ということでコンパスを出しますが、方向は合ってるようです。
この山域は、山と高原地図だと1/50,000の縮尺しか表示されないのですが、それだと表記されていない東沢から十文字峠に登るルートとの合流点で三国尾根ではありませんでした。やはり1/25,000の地形図は必要ですね。スマホアプリでも良いのだけど。標識が無ければ迷うことなく右に進路を取ってしまってるところでした。危ない。
手作り感あふれる丸太の花見台に登ると。。。凄い!一面シャクナゲの花園です。ただ、残念ながら少しピークを過ぎて花弁の端が茶色くなり始めている花が多かったです。それでもこれだけ美しいのですが、先週、先々週末に訪れていれば、どんなに凄艶な美しさだったことでしょう。ここ3年ほどは6月最初の週末に自転車で富士スバルラインを登るレースに出てるので、檜洞丸のシロヤシオやここのシャクナゲの最盛期に出会えていないのですよね。。。
この写真は2009年6月7日の十文字峠。
この時はシャクナゲの群落があることすら事前に調べずにこのような景色に出会えたのでした。この景色に再び出合いたかったのですが。。
もちろん、その年の気象状況によって前後するでしょうが、6月最初の週がシャクナゲの最盛期になることが多いようです。
この時はシャクナゲの群落があることすら事前に調べずにこのような景色に出会えたのでした。この景色に再び出合いたかったのですが。。
もちろん、その年の気象状況によって前後するでしょうが、6月最初の週がシャクナゲの最盛期になることが多いようです。
しかも高度が上がったせいか、この辺りのシャクナゲは最盛期。「乙女の森」のような圧倒的な群落では無いものの、岩場を登る度に現れるその美しさに目を奪われました。群落で無いからこそ一つ一つの花に目が行きます。岩と青空とのコントラストも見事。シャクナゲを目的とした今回の山行は、おかげで十二分に満足度の高いものとなりました。
すぐ横の岩の上に登ると、富士山を携えた目的の山が。特徴的な三角錐の山容です。それにしも、今日は本当に天気が素晴らしい。
現地で地図を見てようやく気付く情けなさですが、三宝山の方が甲武信ヶ岳より標高が高いのですよね。その為、稜線からは三宝山の陰に入って甲武信ヶ岳が望めず、ようやくのご対面でした。
現地で地図を見てようやく気付く情けなさですが、三宝山の方が甲武信ヶ岳より標高が高いのですよね。その為、稜線からは三宝山の陰に入って甲武信ヶ岳が望めず、ようやくのご対面でした。
国師ヶ岳、金峰山へ連なる稜線。
「春を背負って」の原作では、この稜線上の架空の山小屋が舞台でしたね。原作は、甲武信ヶ岳のように派手さはないものの豊かでしっとりと心に沁みる名著でした。映画は立山が舞台のようですね。映像としてはやはり立山の圧倒的な景観の方が望ましいのでしょうね。映画館の大スクリーンで観なければ。
「春を背負って」の原作では、この稜線上の架空の山小屋が舞台でしたね。原作は、甲武信ヶ岳のように派手さはないものの豊かでしっとりと心に沁みる名著でした。映画は立山が舞台のようですね。映像としてはやはり立山の圧倒的な景観の方が望ましいのでしょうね。映画館の大スクリーンで観なければ。
山頂で吹く風は少々肌寒かったですが、絶景に見とれつつの食事にだいぶ時間を費やしましたのでそろそろ下山します。千曲川源流方面から続々と登ってこられます。反時計回りで登られる方の方が圧倒的に多いようです。
千曲川の源流地標識の周りは広場になってます。正直、黒部源流のような秘境感は全くありません(^_^; しかも本当の源流はここよりかなり奥のようですが、そこには立ち入れないようです。
感想
ヤマレコの他の方のレポートやtwitterで5/31〜6/1のシャクナゲの素晴らしさが多数紹介されていました。それで5年前に観たシャクナゲの素晴らしさを思い出し、一週間前に訪れる予定でした。ただ、東京、神奈川は中央道が通行止めになるほどの大雨。渡渉を繰り返すこのルートでもあり、また、車での途中の経路での土砂崩れも懸念されたので断念したのでした。どうやら杞憂だったようですが。
多分最盛期は過ぎてるだろうなと半ばあきらめつつ訪れた今回の山行でしたが、十文字小屋付近こそ最盛期を過ぎていたものの、大山付近の満開のシャクナゲに満足感溢れる山行となりました。梅雨の合間とはとても思えない天候に恵まれたことも幸いでした。
地味だけど豊かな日本の森と川、そしてシャクナゲ。また訪れたいと思います。
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