水無川,セドの沢左俣



- GPS
- --:--
- 距離
- 14.7km
- 登り
- 1,194m
- 下り
- 1,195m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
*水無川(ヒゴノ沢出合)〜モミソ岩まで 堤堰でせき止められた広河原から始まる。途中2つの堤堰が連続する場所については左から巻いたが、川床に降りる踏み跡は薄く、最後は泥付きでグズグズ。それほど高さがあるわけではないが、注意する必要あり。 *モミソ岩〜戸沢出合 モミソ岩を過ぎるとすぐにミニゴルジュ状になる。釜も深く、夏なら泳げそう。戸沢キャンプ場下の堤堰は高く、林道まで出て巻く必要あり。いずれも巻きは容易。 *戸沢出合〜セドノ沢出合 問題となる個所はなし。 *セドノ沢左俣下部(大滝まで) 小滝が連続するが、いずれも容易。大滝は左側から直登できるが、中間部がハング気味で難しい。 *セドノ沢左俣上部 中間部の10m滝までは崩落が激しく、ガレている。10m滝およびその他小滝はいずれもヌメヌメで怖い。 |
写真
感想
以前から気になっていたセドノ沢左俣へ行ってきました。ただし、ただ林道を1時間半も歩くだけでは面白くない、と思い、水無川をなるべく下から遡行することに。
最初は滝沢園キャンプ場から遡行しようとし、河原に降りてみましたが、巨大堤堰を巻けずに断念。結局、ヒゴノ沢出合付近からの入渓としました。それにしても、水無川に降りてみてびっくり、河原が広い広い!表尾根から見える広河原はここだったのか、と感動!しかも人が誰もいない!水無川のイメージ一新です。水無川から戸沢までは大きな滝等なく、気持ちよく歩けますが、問題は堤堰の巻き。特にモミソ岩下で2つ連続する堤堰の巻きは注意が必要です。今回、右岸を巻きましたが、途中から踏み跡が薄くなり、最後はグズグズの斜面を下ることになりました。
セドノ沢左俣はちょっとしたゴルジュの中に、5m前後の滝が連続する楽しい沢です。核心部は大滝。今回は右壁を直登しましたが、中間部が悪く岩ももろかったです。ただ、巻きも悪そうでした。大滝上の滝はすべてヌメヌメで滑ってしょうがないので、ほとんど巻いてしまいました。時期が遅かったかな?
左沢に入って小滝をいくつか超えると、正面に涸棚・・・というか湧水棚がどーんと現れます。あまり記録を見ないのですが、これってとても特異な景観なのでは?しかも正面涸棚には洞窟付き!洞窟の中が気になって、危ないと思いつつも中を見てみました。左右の洞窟は繋がっていましたが、奥行きはなし。ただ、鳥の巣になっているらしく、数羽の鳥(ツバメ?)が飛び出していきました。お騒がせして申し訳ない。また、不思議な苔(ヒカリゴケではないようだ、詳細不明)が生えていました。人口の洞窟のようなので、丹沢に昔あったという鉱山の後かなぁ。
涸棚を巻こうと右岸尾根に取り付いてみましたが、とても急なうえ、地形図でも急な区間が長く続くようだったため断念。結局、右沢まで傾斜の緩い斜面を拾いながら下降、そのまま書策新道で表尾根にでて、山行を終えました。
水無川で7時間弱も沢の中で彷徨い、あげくに洞窟発見(自分の中で、です)までできるとは・・・身近な山域でも面白いこと、知らないことはたくさんあるなあと感じる、今日この頃です。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する