美ヶ原【美ヶ原自然保護センターBS→王ヶ頭→物見石山→山本小屋】



- GPS
- 05:32
- 距離
- 10.2km
- 登り
- 278m
- 下り
- 249m
コースタイム
- 山行
- 1:23
- 休憩
- 0:12
- 合計
- 1:35
天候 | ■6月18日→曇り ■6月19日→晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
https://www.utsukushigahara-bus.net/ |
写真
感想
物見石山のレンゲツツジが気になるも、見頃の時期は先約アリで来訪できず。
まだ時期尚早とは承知の上で、コマクサに期待しつつ晴れを願います。
■美ヶ原自然保護センターBS→王ヶ頭→山本小屋
榑木野駅舎店で仕上げてからの、路線バスで美ヶ原へ移動します。
全体的に単品メニューのボリュームが減ったような印象でしたが、致し方なしか。
夏期は美ヶ原高原美術館への路線バスも運行するので、日帰り縦走が可能です。
6月は、まだ運行期間外なので公共機関の日帰り縦走は難しくなります。
この日は山本小屋に宿泊予約したので、のんびりと歩き始めます。
曇り空で王ヶ鼻の眺望に期待できず、王ヶ頭へと直登しました。
早速レンゲツツジの出迎えを受けながら、ひと登りで王ヶ頭ホテルの前へ。
右手にある山頂は特に山頂感も無いほど、嫋やかな場所でした。
日本百名山の一座でありながら、アクセスは至便で容易に踏める山頂。
王ヶ頭ホテルの送迎を使えば、徒歩2分ほどの立地にあります。
とは言え美ヶ原の山頂はオマケに過ぎず、その魅力は広大な高原でしょう。
かつて火山が噴火した跡が、今の台地を形成したと言われているようです。
放牧地を見下ろしつつ、山本小屋へとダートの道を緩やかに下ります。
登山道のアルプス展望コースと二択になりますが、ダートの方が楽しめるかと。
やがて放牧地に入ると、約300頭と言われる牛が自由に過ごす姿が見られます。
近くで見られる牛は少ないので、写真を撮るなら望遠レンズを。
思った以上に小さい美しの塔は、鐘を鳴らすと濃霧で役に立つ理屈が理解できず。
避難場も兼ねているようですが、今では道なりに駐車場まで歩けます。
少し歩くと山本小屋が見えてきますが、ふる里館とは違うので注意です。
小屋の名は、恐らく美ヶ原高原開拓者の山本峻秀氏に因んだものでしょうか。
部屋に案内されたら、すぐに美ヶ原唯一の温泉に浸かりさっぱりとします。
浴槽は先着5名様ほどなので、タイミングが悪いも窮屈かも。
夕食はジンギスカンにしましたが、殆どの宿泊客はすき焼きを選択したようでした。
白ワインを飲みつつ肉を育て、残り香に包まれながら就寝しました。
■山本小屋→牛伏山→物見石山→山本小屋
翌朝、予報以上に晴れ渡った空に驚きつつ行動を開始します。
牧場の牛が活発に草を食む姿を見ながら、牛伏山に寄り道することに。
名前の通り嫋やかな稜線は眺望もよく、星空観察には最適でしょう。
周囲に聳える百名山級の山々を見渡して、美術館方面へと下ります。
美術館は屋外展示がメインで隠すつもりもなく、外から普通に作品が見えます。
箱根彫刻の森美術館の姉妹館を名乗るなら、もう少し作品を厳選したほうが。。。
いったん車道に出て、物見石山の登山口に取り付きます。
レンゲツツジの群生地ですが、見頃は来週末といったところでしょうか。
9割がた蕾の群生地の中から、咲き始めのレンゲツツジを探して写真に収めます。
以前に訪れたときは満開の時期だったので、圧巻の光景でした。
群生地の丘を過ぎて、登り返すと殺伐とした風景の物見石山に至ります。
地図に記載はないルートですが、麓の別荘地まで辿れるようでした。
山頂付近の砂礫地帯はコマクサが咲く、知る人ぞ知る名所のようです。
が、時期が悪かったのか確認できたのは30株ほどと、小さな群生地でした。
レンゲツツジとコマクサが楽しめる、意外な名峰は百名山の隣にありました。
「百の頂に百の喜びあり」と深田氏の名言を思い出さずにはいられません。
帰路のバスの時間まで、時間調整を兼ねて山頂付近でのんびり過ごします。
晴れてきたのでレンゲツツジの丘でも再び撮影タイムにしました。
山本小屋の送迎は13:00発で、14:00頃に松本駅に到着できます。
特急は賑わいを取り戻したようで、行きも帰りも満席でした。
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