花とピークを求めて岩ヶ峰から三池岳へ縦走


- GPS
- 08:09
- 距離
- 11.4km
- 登り
- 1,048m
- 下り
- 1,027m
コースタイム
- 山行
- 6:19
- 休憩
- 1:51
- 合計
- 8:10
天候 | 曇り 時々晴れ 【気温】栃谷橋:16℃ 岩ヶ峰:13℃ 段木分岐:22℃ 東尾根登山口:20℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
八風(はっぷう)キャンプ場〜栃谷橋を渡り路肩スペースへ駐車 《5台ほどのスペース有り》 |
コース状況/ 危険箇所等 |
東尾根の福王山分岐を下った辺りから土砂止めや、紛らわしいコースの 誘導案内を兼ねた固定ロープの設置などかなりの距離で 整備されていました。 傾斜の厳しい登山道ながら安心して歩けるコースになったと思います。 《個人的忘備録》 アカヤシオ:co700m辺りではすでに散っていましたが、標高を上げた 北山の手前〜岩ヶ峰の間で多く見られましたが、ミツバツツジはすでに 開花時期を過ぎていました。 コイワカガミ:東尾根のco650mを下った辺り〜迂回路入口。 イワウチワ:岩ヶ峰尾根のヌタ場〜稜線への登り。 フデリンドウ:段木尾根の上部岩峰下の斜面。 【岩ヶ峰尾根】イワウチワ・バイカオウレン・ショウジョウバカマ・ アカヤシオ・ミツバツツジ・シロモジ・馬酔木 【段木尾根】シロモジ・ニシキゴロモ・フデリンドウ 【県境稜線】バイカオウレン・ニシキゴロモ・フデリンドウ・ムシカリ・ 馬酔木 【東尾根(城の尾)】コイワカガミ・ミツバツツジ |
写真
感想
春の花と展望を求めて岩ヶ峰から三池岳への周回山行は4月の恒例として
定着したが、今年も期待通りの花が見られるだろうか?
雪融けが遅れたり、季節先取りの気温が続いたりと、花を愛でる
タイミングとしては心配だが、春を迎えた稜線は今年も爽快な尾根歩きを
感じさせてくれるはずだ。
6時半に栃谷橋の駐車スペースに到着するとすでに満車状態、
マイナーだった岩ヶ峰尾根も人気のメジャールートに昇格したようだ。
何とか空きスペースをみつけ、車内でオニギリを頬張っている間にも
何台もの車が止まっては通過していく。
今回は春の花を愛でる事にピークハントも目的に加えて出発する。
まずは犬尾山を目指して栃谷橋の袂から右岸へ踏み込む。
二つ目?の堰堤を見送る頃に現れた尾根らしき斜面へ取り付くと
なかなかの急登だが、やがて現れた古いテープ目印と
明確になってきた尾根地形に一安心しながら登りきると、
何重にもテープが捲かれたピークとなり、直進方向に誘われそうな
尾根が延びている。が、目指す方向は右だ。西へ向かって鞍部に下る
尾根には明確な踏み跡が続いていた。
1座目となる犬尾山を越え、左岸の徒渉点から登ってくる尾根に出ると
さすがに人気のルートだ。道標こそ無いがしっかりと続く踏み跡と
ペンキマークに従って明確な尾根を辿るが、一向に林床にも
目線の高さにも花は見られない。
僅かに見られたイワウチワ以外、バイカオウレン、アカヤシオ、そして
ミツバツツジはどうしたのだろう・・・。南向きの尾根に乗り換えると
楽しみにしていたアカヤシオもミツバツツジも全て散っていた。
そうか、見頃はすでに過ぎていたのか・・・。
それでも北山が近くなると見頃を思わせるアカヤシオが多くなってきた。
ピンクの花びらを透かして釈迦ヶ岳や三池岳を眺めながら辿るうちに
鏡岩へ分かれる鞍部に到着だ。
早速急斜面にへばり付くように小さな谷をトラバースして小尾根に
上がり、集まった岩を廻り込むようにして鏡岩の基部に出ると、
古びた固定ロープがTOPから下がっていた。
鏡岩からそのまま山腹を北側へ廻り込み岩ヶ峰のピークに出て
バイカオウレンを見ることなく鞍部のヌタ場(池?)から県境稜線へ
向けての登りにかかると、やっとイワウチワの群落に出逢えた。
あちこちで撮影大会が始まった群落帯を過ぎ県境稜線に乗り上げると
もうきつい登りを要求される事も無い、しばらくはゆったり行こう。
僅かに残ったバイカオウレンを探しながら釈迦ヶ岳の最高点まで
南下したら、改めて三池岳に向かって県境稜線を北上し大平尾根の
TOPを越えると尾根に遮られていた爽快な風景が目前に広がる。
森林限界越えのような開放感、滋賀県側のゆったりとした尾根とは
真逆の東側に鋭い落ち込みを見せる非対称の稜線、竜ヶ岳〜御池岳へと
連なる主脈の展望。幸い天気も回復して、まさにハイライトと言える
風景の中を稜線漫歩だ。
稜線から外れた段木、北仙香山などのスポットにも立ち寄りながら
本日10座目となる三池岳三角点まで縦走し、珍しく水を湛えた
お菊池を過ぎるといよいよ東尾根の厳しい下りが始まるが、
土砂止めや固定ロープなどの整備がかなり上部まで進み、厳しいながらも
安心して下れるコースに変わっていた。
ツツジも石楠花も見られない尾根も中盤を過ぎると、鮮やかに開いた
コイワカガミが多くなり、途端に下るペースが落ちてしまった。
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