記録ID: 4164063
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山滑走
妙高・戸隠・雨飾
昼闇山BC/焼山温泉より
2022年04月09日(土) [日帰り]

体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 12:37
- 距離
- 22.5km
- 登り
- 1,756m
- 下り
- 1,759m
コースタイム
| 天候 | 快晴! |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2022年04月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
昼闇山稜線直下、カール上部にかけてクラック多数。 雪質は林道沿いではザラメ、上部はザラメまであと少しのシャバ雪。 日中の昇温により雪は腐り、スキー登行、ツボ足ともに難儀でした。 |
| その他周辺情報 | 近くの笹倉温泉にて汗を流しました。良い温泉です。 日帰り入浴では17時受付終了、18時までの利用となります。 |
写真
4月に入って夜間も氷点下を下回らない動きやすい気温です。
今回より残雪期向けの装備でスタートします。
3:50 焼山温泉(370m)出発
焼山温泉は休業中ですが、見る限り建物は維持管理されています。
駐車場は路線バスも停まっており、多用途に使用されているようです。
前回の高松山からの滑降で下見を済ませた焼山温泉スキー場跡からシール登行開始。
年度代わりを挟んだ2週間で雪は激減していましたが、雪切れはありませんでした。
スキー場跡から畑の台地へ。所々雪が溶けてきていて要注意。
林道へ入るとまだまだ雪は大丈夫そう。
ここしばらく新たな降雪はない状況なので、スキートレースはしっかりあります。
4:48 西尾野川支流の橋(550m) ※当写真
沢沿いは気化熱で冷えます。注意して橋を渡ります。
今回より残雪期向けの装備でスタートします。
3:50 焼山温泉(370m)出発
焼山温泉は休業中ですが、見る限り建物は維持管理されています。
駐車場は路線バスも停まっており、多用途に使用されているようです。
前回の高松山からの滑降で下見を済ませた焼山温泉スキー場跡からシール登行開始。
年度代わりを挟んだ2週間で雪は激減していましたが、雪切れはありませんでした。
スキー場跡から畑の台地へ。所々雪が溶けてきていて要注意。
林道へ入るとまだまだ雪は大丈夫そう。
ここしばらく新たな降雪はない状況なので、スキートレースはしっかりあります。
4:48 西尾野川支流の橋(550m) ※当写真
沢沿いは気化熱で冷えます。注意して橋を渡ります。
5:18 林道を行き過ぎて少し引き返す(670m)
アケビ平を過ぎてまもなく、沢を見下ろせる場所へやってきました。
北へ急角度に曲がったので行き過ぎたかと思いつつも、一応周囲の景色を確認。
このあと少しだけ戻って南側の斜面に取り付きました。
アケビ平を過ぎてまもなく、沢を見下ろせる場所へやってきました。
北へ急角度に曲がったので行き過ぎたかと思いつつも、一応周囲の景色を確認。
このあと少しだけ戻って南側の斜面に取り付きました。
8:52 尾根上部の急斜面へ(1,420m)
これまで比較的順調でしたが、この先は稜線まで標高差200mの急登。
登りやすそうな尾根西側へと回り込みますが、クトー必須の固い雪面になってきました。
(昼闇カールから尾根に取り付く前にクトーを装着しています)
これまで比較的順調でしたが、この先は稜線まで標高差200mの急登。
登りやすそうな尾根西側へと回り込みますが、クトー必須の固い雪面になってきました。
(昼闇カールから尾根に取り付く前にクトーを装着しています)
急斜面に入ったところで後続の方が来られました。
ぐんぐん標高を稼いでおられ、自分とはペースの次元が違いました。
この先で足の攣りに加え、稜線直下でシートラに換装する等で想定外に時間を要しました。
今回はほぼシール・クトーで、尾根のほぼ全区間を登りましたが、
次回は上部の急斜面はシートラでもいいかもしれません。
ぐんぐん標高を稼いでおられ、自分とはペースの次元が違いました。
この先で足の攣りに加え、稜線直下でシートラに換装する等で想定外に時間を要しました。
今回はほぼシール・クトーで、尾根のほぼ全区間を登りましたが、
次回は上部の急斜面はシートラでもいいかもしれません。
10:43 やっと稜線に乗る(1,610m)
というわけで標高差200mに2時間弱を要して、ようやく稜線に乗りました…。
目指す昼闇山の雄姿には感動しつつも、心を折られる心境でした。
でも登頂までの所要時間、下山に要する時間を、疲れた頭で再計算。
なんとかなりそうや!ということで先行の方々を追います。
というわけで標高差200mに2時間弱を要して、ようやく稜線に乗りました…。
目指す昼闇山の雄姿には感動しつつも、心を折られる心境でした。
でも登頂までの所要時間、下山に要する時間を、疲れた頭で再計算。
なんとかなりそうや!ということで先行の方々を追います。
11:09 昼闇山へ向けて急登開始(1,630m)
地味なアップダウンをシール・クトーで越えた後、いよいよ急斜面に取り付きます。
昇温で緩んだ雪。スキーにしっかり圧を掛けるよう集中しました。
見える範囲の急斜面はスキーで登り上げましたが、
その先は自分の技術では無理と判断してシートラに換装しました。
山頂直下、残す標高差100m弱はシートラ。先行の方のツボ足が有難かったです。
地味なアップダウンをシール・クトーで越えた後、いよいよ急斜面に取り付きます。
昇温で緩んだ雪。スキーにしっかり圧を掛けるよう集中しました。
見える範囲の急斜面はスキーで登り上げましたが、
その先は自分の技術では無理と判断してシートラに換装しました。
山頂直下、残す標高差100m弱はシートラ。先行の方のツボ足が有難かったです。
12:38 昼闇山山頂(1,841m)到着!!!
最後の急斜面に取り付いてから1時間半ほど。やっとの思いで登頂しました!
焼山温泉から8時間余りの長丁場。自分の登山史上五指に入るきつさでした…。
でも頑張った分、感動の絶景でした。
登頂は昼過ぎなので、いつものように長居はできません。
手際良く撮影、実家への定時連絡、滑降準備を進めます。
最後の急斜面に取り付いてから1時間半ほど。やっとの思いで登頂しました!
焼山温泉から8時間余りの長丁場。自分の登山史上五指に入るきつさでした…。
でも頑張った分、感動の絶景でした。
登頂は昼過ぎなので、いつものように長居はできません。
手際良く撮影、実家への定時連絡、滑降準備を進めます。
13:15 昼闇山山頂出発
登頂から30分超で出発準備完了。再訪を期して滑降開始します!
想定していたドロップポイントは2箇所。
山スキールート212推薦のコル、もう一つは遠回りながらも安全策で登りの尾根筋。
コルまではピストンで低速で安全確実にスキーを操作しました。
コル手前の登り返しで本日最後の換装。シール登行で越えました。
登頂から30分超で出発準備完了。再訪を期して滑降開始します!
想定していたドロップポイントは2箇所。
山スキールート212推薦のコル、もう一つは遠回りながらも安全策で登りの尾根筋。
コルまではピストンで低速で安全確実にスキーを操作しました。
コル手前の登り返しで本日最後の換装。シール登行で越えました。
13:48 昼闇山西のコル
山スキールート212のとおり、コルから先行のシュプール。
ここから下りるほうが無論距離は短いので、慎重に落とすことにします。
この先稜線直下にあちこちでクラックがあり、それらを避けながら急斜面の標高を落としていきました。
山スキールート212のとおり、コルから先行のシュプール。
ここから下りるほうが無論距離は短いので、慎重に落とすことにします。
この先稜線直下にあちこちでクラックがあり、それらを避けながら急斜面の標高を落としていきました。
15:06 昼闇谷入渓ポイント(890m)
昼闇谷からの地味な登り返しは階段登行とすり足でなんとかなりました。
ここから先はもう換装が想定される場面はありません。
焼山温泉まで1時間ほどで下山できるでしょう。
昼闇谷からの地味な登り返しは階段登行とすり足でなんとかなりました。
ここから先はもう換装が想定される場面はありません。
焼山温泉まで1時間ほどで下山できるでしょう。
装備
| 個人装備 |
山スキー
ポール
シール
スキーアイゼン
マムート・アバランチビーコン Barryvox
ブーツ
携帯用ワックス
携帯用ブラシ
長袖シャツ
レインウェア
タイツ
ズボン
スキー用靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ネックウォーマー
薄手のビーニー
ザック
ロープ
12本爪アイゼン
ピッケル
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
アマチュア無線機
無線従事者免許証
無線局免許状
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
ゴーグル
タオル
カメラ
広角ズームレンズ
三脚
ねんどろいど(あおい・ひなた)
|
|---|
感想
2週間前に東隣の高松山に登った時、一段高い昼闇山に惹かれました。
昼闇山は高松山よりも標高差が大きく、稜線直下や山頂手前の急登など難所もあって気合が要ります。でも安定した積雪の今季。この機を逃してはならないと決めました。
稜線直下まで到達しながらもシール・クトーで登り切れずシートラに換装。
また山頂手前のトラバースは滑落が危惧される緩んだ雪でまたもシートラ。
度重なる換装で予想以上に時間が掛かりましたが、ツボ足のトレースがあった
おかげ様で昼過ぎに登頂が叶いました。
いつもなら1時間超は山頂に居るのですが、今回は時間が押していたので早めに滑降開始。
ガイド本どおりにコルから昼闇カールを目指すも、クラックや緩んだ雪で慎重に通過。
昼闇カールからはややシャバ雪ながらも、爽快に落としていきました。
ショートカットを狙いながらも、やはり緩んだ雪で思うようにトラバースできず。
結果的に昼闇谷へ下降することに。
終わってみれば昼闇山から3時間掛からずに焼山温泉に下山。
今回もスキーの圧倒的な機動力が成せた山行となりました。
できるだけ山に居たい自分にとっては、やや駆け足気味の感は否めません。
昼闇山は今後も何度となく足を運んでみたいです。
12時間を越える長丁場となった初めての昼闇山。
充実した疲れでしたが、この日も笹倉温泉にてほっこりしました。
今季もいよいよ待ちに待った残雪期に突入。
2回続けた海谷山塊での山スキーですが、とりあえず今回で一区切りの見込みです。
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loon_nz








登りが大変! いろんな アイテムを使って 登られたようですね。
山頂でも ゆっくりされず スキーで下山。
スキーはさす機動力を発揮で、3時間で 登山口へ。
気持ちいいでしょうね。
温泉にも浸かることができて よかったですね。
お疲れさまでした。(⌒∇⌒)
拙レポ 見てくださいまして、
ありがとうございます。
励みになります。(⌒∇⌒)
高松山から昼闇山を眺めて、目指さない選択肢はありませんでした。
3日経ってやっと疲れが取れてきましたよ。
ガイドブックの所要時間は休憩や、換装が入っていないことを再認識した山行となりました。
急登はしんどいものですが、今回はそこで硬かったり、柔らかかったりで難儀しました。
雪の状態によっても所要時間が変わるところは要注意ですね。
ただし下りにおいては標準的な所要時間で下山することができました。
前回と違って下りたところに車があるというのもメリット。
夕方遅くなったことで、ちょうど温泉も空いててゆったりできました。
本当に良いお湯で極楽でした♪
昼闇山は焼山を除いては、笹倉温泉起点の山でもグレードが高いほうです。
めちゃくちゃしんどかったけど、年度代わりのストレスも一気に霧散しました。
やっぱり山に勝るストレス発散はないですね!
こちらこそ、ご覧いただきまして、ありがとうございました!
Me too!
(⌒∇⌒)
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