高尾山から陣馬山まで雪の稜線縦走


- GPS
- 08:23
- 距離
- 20.9km
- 登り
- 1,336m
- 下り
- 1,313m
コースタイム
(行動時間:6時間57分 休憩時価:1時間26分)
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
●清滝駅〜6号路〜高尾山 出だしの舗装道路部分以外はすべて雪上歩行でした。東京とは思えないほどタップリの雪ですがトレースはバッチリで迷いません。 積雪があるおかげで琵琶滝を上から見ることが出来ました。 渓谷部から稜線に上がるルートは本来のトレースコースを外して、わずかな踏み跡のあった雪面の急登で稜線部に登ったんですが、まさかの高尾山での膝までの深雪を味わえました。無雪期には歩けないルートを楽しめました。 ●高尾山〜景信山 ここもトレースバッチリでした。無雪期は階段が嫌になりますが、積雪があるので自分の歩幅で歩けました。 高尾山、もみじ台、城山、景信山、何れの茶屋とも積雪のためかクローズしてました。 ●景信山〜陣馬山 景信山から先は極端にトレースが薄かったです(スキー跡とワカンらしき跡のみ)。 ツボ足(チェーンスパイク装着)だったので、表面クラストで中が柔らかい雪面を踏み抜くため、普段歩きでは使わない筋肉が疲れました。 明王峠、陣馬山、どちらも茶屋はクローズしてました。 ●陣馬山〜一の尾根コース〜登山口 信州の雪山ならサラサラ雪を蹴散らして快適に下れるところですが、さすがに湿雪のため、上部はクラスト面の踏み抜き、下部は踏ん張れないザラメ雪面に足を取られる、で予想以上に疲れる下りでした。時間もかかりました。 |
写真
(この少し先で休憩してた先行者と会い、陣馬まで行くというので、私も後を追って目指すことに)
以降、写真はありませんが、尾根上部は表面クラスト+中面柔らかで一歩一歩足を持ち上げないと歩けない状態、下部はザラメ状雪面でグリップしづらい状態、と意外と時間がかかるコース&疲れました。
感想
2/14から異動で土日出勤、平日振休な仕事になったため、静かな山歩きを楽しめることになりました。(友人とワイワイ登れないのはちょっと寂しいですが)
その第1弾が平日金曜日(2/21)。 天気は良さそうだし、ホントは八ヶ岳や谷川岳みたいなところまで遠征したかったんですが、首都圏大雪の影響は意外と長続きして、遠方の山への移動が大変そう(高速もまだまだ通行止め多し)だし、奥多摩もJRがまだ未通。 そうなるとアクセスの良い丹沢か高尾あたりしか選択肢がない。
直前のヤマレコチェックでは、高尾山方面は景信山までは問題なさそうで、その先はスキー、わかんで陣馬まで行った人がいたみたい。一方の丹沢は大倉尾根で塔ノ岳往復や鍋割周回の記録あり。さてどちらを選択しようか。
決め手は靴が汚れるか否か。丹沢は南斜面で踏み跡も多いので、きっと午後の下りは泥道の可能性あり、一方の高尾山は小仏への下りは若干南斜面になるけど、嫌なら高尾山まで戻って参道をノンビリ返って来てもいいや ということで今回は雪の高尾山〜城山〜景信山をチョイス。
気温が上がると歩きにくくなるので、早朝から登れるよう、朝5時の電車で西船橋を出て、高尾山口駅には朝7時過ぎに到着。清滝駅までは道も除雪されて問題なし。どのルートで高尾山頂を目指そうか、稲荷山コースは昨秋登ってるので、今回は琵琶滝から登る6号路をチョイス。しばらくの舗装路は除雪されててそのまま歩き、山道に入ったところからすぐに雪道でしたが、琵琶滝までは渓谷沿いの緩やかなコースなので、そのまま歩行。琵琶滝脇の祠のところでスパッツとチェーンスパイクを付けてストックを出して、いよいよ雪道対応仕様に。
降雪からかなり時間がたっているとはいえ、まだまだ雪はタップリで、とても東京とは思えない雪山ルートです。
しばらくは渓谷沿いにゆるゆる歩き、無雪期には経験できない登山道ではない雪面急登で一気に稜線まで膝までの雪にまみる雪堪能を楽しんで、出発から1時間ちょっとで高尾山頂に到着。平日早朝の山頂は静かでベンチで休憩していた単独男性のみ。 この方としばし談笑(今回はできれば景信山まで行く予定とのこと)し、雪が締まってる間に行動してしまおうと、そそくさと山頂を発って城山、景信山へ。
ルートはしっかり踏み跡があって、歩きやすく、雪で階段が気にならずに歩けるしで快適そのもの。
10時12分、予定よりも早く景信山(茶屋前の休憩ポイント)に到着。ここでノンビリ一杯やりながらランチの予定でしたが、時間が有り余るので、もう少し進んでみることに。景信山山頂標識のところで休憩していた単独男性と話をすると、少し前に陣馬山まで縦走予定の単独男性がいたと聞いて、まあ1時間ぐらい陣馬方向に行って引き返そうかと、景信山から下って、陣馬方面に。ここからは踏み跡も極端に減り、薄いスキー跡とワカン跡、そして先行した単独男性のものと思われる新しいツボ足跡だけに。踏み抜いたりで苦労しながらしばらく進むと、先行男性がオニギリ休憩しているところに到着し、ここで談笑。この時間であれば陣馬山まで縦走しても時間的には大丈夫だろうし、自分は行くとのことで、私も急遽予定を大幅変更して、昨秋に続き、陣馬までの雪山縦走にトライすることに。
ところがこの先行男性、トレランもやるらしく、歩きが早い。雪山にも慣れているらしく、あっという間に先行していきます。 迷うルートではないし、疲れたら戻るか相模湖に途中から降りる選択肢もあるので、わたしも後を追ってスタート。 しばらくは誰にも会わないし、先行者に大幅に遅れるとツライなあと不安もありましたが、明王峠近くまで来ると反対側からの登山者もチラホラ出てきて、孤独の不安もなくなり、やがて行く手に陣馬山らしき山姿が見えてくると時間的にも余裕があり、この東京での雪山ガッツリ歩きを十分に堪能しました。
1時前に無事に陣馬山に到着。これなら暗くなる前に藤野まで下れそうなので、山頂からちょっと下った清水茶屋脇のベンチでノンビリと暖かなおひさまの下で一杯やりながらランチを堪能しました。
下りは昨秋歩いた一の尾根コース、雪を蹴散らして楽勝と思いきや、表面だけクラスト雪面に足を取られ、踏み抜きまくりで足を抜くのに普段使わない筋肉がやたら疲れるわ、後半はザラメ雪で踏ん張れずにバランス崩しまくるわで、ヘトヘトになりながら登山口へ無事下山。
少しすすんだバス停横のベンチで先行してた単独男性に再会し、お互いの健闘と無事を喜び合いました。
(やはり下りで相当疲れが出たとのことでした。 ワカンかスノーシューがあれば快適に下れたかも)
バス便は運休してるみたいで、疲れた足を引きずりながら藤野駅まで歩き、電車でも隣同士になって高尾駅まで山談義で盛り上がり、とても楽しい時間をこの方と過ごしました。ありがとうございました。
まさか、東京でこんなにガッツリの雪山歩き(行動時間は約7時間、ほぼ雪道、よく歩きました)、気持ち良い雪の稜線歩き(岩稜帯ではないから眺望は樹林越しだけど)を楽しめた1日でした。
陣馬山への縦走お疲れさまでした。
20日に高尾山行ってました。もっとも高尾山から景信山までで、小仏バス停に降りちゃいましたけど(笑)
ほんと雪山でしたね。あれだけの雪は初体験でけっこう感激してました。
tabioさん、こんばんは。
今年は東京近郊も雪が多くて、手軽で近くで雪山気分を満喫できますね。
一日違いでしたかぁ。久々にtabioさんと山談義などしたいもんですわ
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