裂石から大菩薩周回・絶妙の雪山加減でした


- GPS
- --:--
- 距離
- 12.5km
- 登り
- 1,069m
- 下り
- 1,067m
コースタイム
丸川峠分岐駐車場0720−0942丸川荘0955−大菩薩嶺1149−1201雷岩1208−
1235賽の河原1332−1347大菩薩峠1350−上日川峠1445−1555丸川峠分岐駐車場
天候 | Aランクの快晴。ただし気温が低く、風が少々強かったため寒かったです。 |
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過去天気図(気象庁) | 2013年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
この日の時点ではスタッドレス必須でした。 登山口のゲート前駐車場に上がるのもスタッドレスが必要な状況でした。 ゲート前に15台程度。少し戻った場所の道沿いにも登山者用の駐車場がありました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは気が付きませんでした。 《裂石から丸川峠》 顕著な危険箇所なし。 トレースはやや狭かったですが3連休で多くの登山者が入ると思われ 広がって歩きやすくなると思われます。 《丸川峠から大菩薩嶺》 顕著な危険箇所なし。 こちらもややトレース狭めでしたが上に同じ。 《大菩薩嶺〜大菩薩峠〜上日川峠》 顕著な危険箇所なし。 大菩薩嶺から大菩薩峠は稜線上なので風が強いです。防寒対策をしっかりと。 大菩薩峠から上日川峠は傾斜が緩く、雪を踏みながら鼻歌交じりで下れます。 《上日川峠から裂石》 顕著な危険箇所なし。途中崩落箇所を迂回することになります。 案内に従っていけば問題ありません。以前通った時には雪が溶けてドロドロで 歩きにくかったのですが、今回は登山口近くまで雪が残っており歩きやすかったです。 |
写真
感想
週の半ばにまとまった雪が降りました。関東南部でも雪山を楽しめるチャンスです。奥多摩や丹沢でもそんなにすぐに雪が溶けてしまうことはなさそうですが念のため十分に雪山感が楽しめそうな大菩薩にしました。
◆◆奥多摩経由・大菩薩ライン利用で登山口へ◆◆
東関道富里ICから首都高を経由し中央道勝沼ICまで高速利用で行くと料金がエライ事になります。そこで今回もオール一般道。いつもならハッピールートと16号でぐるっと都内を迂回し入間市付近から奥多摩方面へ切れ込みます。今回は新ルート開拓を画策して国道298号を使ってみました。悪くはありませんが和光市から青梅市へ向かうと信号が結構多く、今まで通りのルートが良さそうです。
復路は国道298号の上を通っている外環道を使ってみました。空いている高速なので快適ですし深夜で料金は200円なので大した負担にはなりません。しかし所要時間については国道16号と比べて特段のメリットは感じられず、やはり今まで通りのルートで良さそうです。
奥多摩の古里駅前の行きつけのセブンで車中泊キットを仕込み大菩薩の登山口で車中泊。効き目バッチリで快眠できました。なお朝目が覚めた時の車中の気温は0℃でした。
◆◆ささっとスタート出来ませんね◆◆
シュラフにくるまってぬくぬくとしていた状態で凍りかけのおむすびの朝食。『いざ、出発!』とばかりに颯爽と出発したいところですが、中々シュラフから出ることが出来ません。寝坊+ダラダラで出発予定時刻の6:30から大幅に遅れ、7:20出発となりました。
一度間違えて上日川峠の方に歩き始めてしまいました。皆さんそちら方面に行くので釣られてしまった…。すぐに気付いて引き返し、丸川峠の方へ向かったのですが、こちらの方に来る方はあまりいませんでした。それでも前日の土曜日が好天だったため多くの方が歩いたようで、自分でラッセルする必要はなし。念のためにと持ってきたスノーシューは今回も無用の長物になりました。
せっかくなのでスノーシューでルートを切り開きたい気持ちもほんの欠片程度はありましたが実際に私がトップバッターでラッセルならば丸川峠ピストンが関の山でしょうな。
トレースがバッチリだったわりには標準コースタイムより大分オーバーして丸川峠に到着。前回来た時の再現のようにトイレをお借りして、少々休憩の後大菩薩嶺に向かいます。
◆◆稜線寒し。マイナス8度の推定風速10M前後◆◆
相変わらず地味な大菩薩嶺の山頂は滞在15秒でさっさと雷岩の方へ向かいます。ここは南アの展望台としては最強クラスだと思います。前回2年ほど前に来た時よりも天気が良く、抜群の眺望を心行くまで楽しみます。…と言いたいところなんですが樹林帯から稜線に出ると風がまともにぶち当たりとにかく寒い。しかたないので短時間で眺望を貪り食うように脳裏に焼き付けて、勝手知ったる賽の河原避難小屋に向かいます。
賽の河原まで到着すると避難小屋の中に潜り込むまでもなく風も弱まりポカポカと暖かい。鞍部に下りるとこうまで違うか、と少々驚くくらいでした。元々の予定では石丸峠に回るつもりでした。しかしスタートが遅れ、道中の進行も遅かったため予定変更で大菩薩峠より最短ルートで下山することにしました。従って時間に余裕が生じたからにはここぞとばかりにダラダラします。カップラとコーヒーで充分に暖まり、まずは目と鼻の先の大菩薩峠に向かいます。
◆◆傾斜の緩い雪道を下る…極楽ですね〜◆◆
大菩薩峠からはずっと傾斜の緩い下りが続きます。ただでさえ楽チンなところへ雪が乗っかりクッション良好で膝にも優しい。稜線から下りてほぼ無風で暖かいし極楽ですよ。稜線はそこそこ人がいたのにこの下りはほとんど人に会うこともなかったのでここぞとばかりにサザエBGMの鼻歌&口笛を繰り出します。
途中福ちゃん荘を通過する際にテン場をチェックしてみたところ、中々良さそうです。小屋から至近で便利だし、登山口から小屋までの標準タイムは25分。うーん魅力的だ。
今度の年越しは黒百合平でテン泊と考えていましたが、福ちゃん荘もいいよな〜。黒百合平は登山口から2時間、福ちゃん荘なら25分。横着者としては悩むところです。福ちゃん荘の標高は1700M。ならば大晦日までは今回の雪は残っていそうなので初の雪山テン泊という目標も果たす事が出来そう。黒百合平は死ぬほど寒そうだし…悩むな〜。
福ちゃん荘からさらに下って行くとデカザックで登ってくる人と結構すれ違いました。そう言えば世間は3連休なのでした。見るからにテント泊の方々ですが、きっと上日川峠から登ってきたに違いない。横着者の同志の方々に心の中でエールを送りつつ上日川峠を通過する際には駐車場の状況も怠りなくチェック。楽をするための下準備は大事なのです。
上日川峠から下は崩落箇所を迂回するようになっていますが案内は万全で問題なし。登山口まで地面が露出しているところはほとんどなく、ドロドロを気にすることなく下山できました。
◆◆感想◆◆
今回の山行では適度な雪山感がキーワード。奥多摩や丹沢はもしかすると雪が溶けてしまうかもと思って大菩薩にしました。他の方のレコを拝見すると奥多摩も丹沢もお釣りが来るくらいの雪山感があったようですね。わざわざ大菩薩まで行かなくても良かったかも知れません。
まあでも横着者用の良いテン場を見つけましたし、多分奥多摩、丹沢よりは大菩薩の方が空いていたと思われるのでOKでしょう。雪山感も丁度良かったです。トレースがバッチリ過ぎてスノーシューの出番がなかったのは少々残念ですけど、よくよく考えてみると私の場合スノーシューでルートを切り開くようなレベルの登山ってやらないんですよね。スノーシューハイク専用の道具というのが正直なところなので美ヶ原や戦場ヶ原などの「ヶ原」系の場所で楽しむことにすればいいかな〜。
と言うことで過不足のない絶妙な雪山感を楽しめたので、今回の山行の満足度は120%とします。
こんばんは、muscatさん!
素晴らしい天候に恵まれて何よりでした
私は車に食料まで積み込んだのに直前に爆沈でした
またもや仕事沼に嵌りそう
年越しはテン泊ですか
羨ましいですネ
福ちゃん荘なら、車にしこたま
チャリでテン場の往復もできそうだし
楽しみですなぁ
PS カシバードに雪降らせたの??
こんばんは、hottenさん。
早々とコメントありがとうございます
>私は車に食料まで積み込んだのに直前に爆沈でした
ありゃま〜、せっかくの好天なのに切ないですね〜
下見までしてある仙丈ヶ岳くらいは行けると良いですね。
>年越しはテン泊ですか、羨ましいですネ
雪山テン泊をやってみたいので登山口から遠くなく
営業小屋が隣接している所を物色中です。
黒百合平が最有力で金峰山の下の富士見平が第二候補だったんですが
ここへ来て福ちゃん荘が赤丸急上昇中です。
我ながら横着過ぎるかなと思わないでもないんですが…
カシバードって優れものですね。
季節の設定などを変えて実際に近い景観を目指してみました。
と言っても実際には雷岩付近からの赤岳はちょっと厳しいんですけどね
muscatさん、こんばんは
雪が積もって、更にテンションアップのご様子ですね(^_^)vスタッドレスタイヤも大活躍のようで
大菩薩も体感温度はかなり低そう
私は自宅の中でも起きるのに時間がかかっえますので…
今回も新しいルート、開拓されたようですね!奥多摩へは、私も都内の北を横切って、所沢経由で行くこともありますが、16号の方がストレスがないように思います。
年越しは、なんとテン泊ですか??
レコ楽しみにしてますよ〜
こんばんは!muscatさん
今年最後の〆の山をどこにしようかなぁなんて考えてて、大菩薩も候補のひとつだったので、下見あざっすって感じです
雪もたっぷりありそうですしイイ感じですなぁ。大菩薩にしよっかなぁ。でもmusさんの後追いで大菩薩っつうのもなんだかシャクに触るなぁ
今回のレコはツッコミどころがなくて残念な感じです
年越し雪中テン泊はツッコミどころ満載のレコを期待してます〜
こんばんは、Happiさん。
コメントありがとうございます
最終的に奥多摩湖の北岸を通るからには
やはり16号に勝る一般道はなさそうです。
変な浮気をせずに愛する16号と添い遂げるべきなのでしょう
昨年の暮れも年越しテン泊を検討したのですが根性がもう一つ足りず
金峰山小屋泊&初日の出へと計画変更しました。
しかし末梢の防寒対策不備により、指が取れちゃうかと言う恐怖で
初日の出は見られず不完全燃焼でした。
今年は根性が足りるのでしょうか?まだ自分自身を信頼し切れませんね
こんばんは、zawadaさん。
コメントありがとうございます
zawadaさんも大菩薩はかなり気に入っておられるようですね。
今週中はまだまだ雪が残っていそうなので楽しめると思いますよ
>今回のレコはツッコミどころがなくて残念な感じです
だから、それでいいんですって
どうも最近美女たちとコメントのやり取りを楽しんでいると
つい浮かれて間抜けなミスをしてしまい、zawadaさんに不本意な
役回りを押し付ける形となっており深く反省しておるところですよ
そろそろ気持ちを引き締めて本来のスタイルに戻さなければ
>年越し雪中テン泊はツッコミどころ満載のレコを期待してます〜
どうなんでしょう?根性が足りるのかな?天気は良さそうですよね
大菩薩行かれたんですね!
しかも裂石〜山頂〜大菩薩峠の周回コースじゃなくて、丸川峠からまわって行かれるって、気合入ってますね〜!
うちは丸川峠には行ったことないんです。
いつかこのコースで行ってみたいです♪
でも以前、1月に大菩薩行ったんですが、その時は裂石から大菩薩峠に向かって山頂を目指そうとしたんですが、大菩薩峠ですでに積雪50-60cmで、ノートレースだったので大菩薩峠から賽の河原避難小屋まで夏のコースタイム10分のところを50分くらいかかって、そこで山頂を諦めて撤退したことがあります。
雪の大菩薩、恐るべしです
なので丸川峠経由での挑戦は雪が溶けたらすることにします(・∀・)
こんにちは、CATさん。
コメントありがとうございます
遠くまで一般道で行くからにはそこそこの距離を歩きたいって
こともあり、丸川峠からの周回にしたんですよ。
>夏のコースタイム10分のところを50分くらいかかって…
想像するだけで汗が噴き出してきそうですね
>なので丸川峠経由での挑戦は雪が溶けたらすることにします(・∀・)
タイミングを計ればトレースバッチリの雪の大菩薩を楽しめますよ
私は冬にしか行った事がないので他の季節の大菩薩は知りませんが
ここは雪のシーズンが良さそうな気がします。
今回頂いたコメントには『そして』が一つもないですね。
前回たくさん使ってくれたので少々品薄になってしまったのでしょうか
の大菩薩は行ったことないんですよ!
ポカポカな陽射しと、青い空に白…
やはり、こうでなくっちゃ!
な、美味しそうな道ですね!
昨シーズンの、耐寒カエルの話しは、聞きながら凍傷になりそうでしたから、ホッとしました
今シーズンは、私も雪の季節に大菩薩を考えていましたが、、。
ふくちゃんそうテンパク?!
ナルホド〜!!確かに黒百合と、富士見平よりは近いです!!
横着エール!
心から、私も送りますので、年越しテンパクの詳細を楽しみにしてます!!
こんばんは、miouさん。
コメントありがとうございます
自分でも今まで気が付きませんでしたが
雪の大菩薩は大分お気に入りのようです。
過去の山行で自己完コピになったのは甲斐駒黒戸尾根と今回の大菩薩のみ。
甲斐駒の方はシュラフ回収と言う任務があったので参考外とすると
純粋に嗜好を理由として全く同じコースを歩いたのは今回が初めてです。
冬の北関東や上信越の山は天候が読み難いので、丹沢・奥多摩・大菩薩の
律儀さは有難いですよね。雪山加減も丁度良いのでイチオシです
福ちゃん荘テン泊…上日川峠から日帰りで雷岩と大菩薩峠を回っても
5時間程度のコースでテン泊って我ながら如何なものかと思いますが
どうしようかな〜。まだ悩んでいるんですよ
こんにちは!muscatさん。
雪の大菩薩〜〜〜
今年始めに行った記憶がよみがえります。
あそこの稜線の風は強いとホントに厄介ですよね〜
でもでも、清冽な空気と見事な眺望は、寒くっても痛くっても、何度でも訪れてしまいたくなってしまう、私にとっての魔性の山です。
実際、高尾山以外で自分の意思のみで再訪した山は大菩薩だけですし
数少ない登山経験ですが、相当好きな山と言っていいと思います
大菩薩峠からの道は私も嬉しくって、野うさぎのように(自称)跳ねながら降りました
同行者がいたので、歌は出ませんでしたが、一人だったらきっと歌ってましたね
楽しかったなぁ〜
今シーズンもまた行きたいなぁ。うずうず
福ちゃん荘のテン場は、私も気になっておりました。
25分は、ものぐさかよわい女子には魅力的すぎです〜〜〜
こんにちは、muniさん。
コメントありがとうございます
昨シーズンの大菩薩は大分寒かったようですね。
今回の私の時よりも気温も低く、風も強かったようで
無事に指を持ち帰れて良かったです。
実際指が冷たさ→痛さ→無感覚となると本当にビビります
私も昨年の金峰山では指をきちんと持ち帰れるか本気で心配しました。
私の場合は特に豊富な皮下脂肪とそれに伴う重量で寒さと強風に対する
抵抗力が強いと思い込み勝ちなんですけど末梢の循環は別問題ですね。
雷岩から大菩薩峠への稜線、そして大菩薩から上日川峠への楽チンな下り…。
確かに何度でも行きたくなりますね〜。まずは福ちゃん荘テン泊をどうしよう
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