念願の赤岳を文三郎ピストンで、太腿は絶賛痙攣中


- GPS
- --:--
- 距離
- 10.9km
- 登り
- 1,239m
- 下り
- 1,227m
コースタイム
南沢・北沢分岐0640→0916行者小屋0930→1125赤岳・頂上山荘1227→
1348行者小屋1402→1547南沢・北沢分岐
天候 | 快晴《快晴度B》 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
美濃戸口に駐車する場合は1日500円だそうなので 若干割高と言えるかも知れません。 しかし往復1時間50分(標準コースタイム)で差額が500円なら 私の場合間違いなく『買い』です。林道は悪路ですが無雪期のドライな路面で 極端に車高の低い車でなければ四駆でなくても問題ありません。 裏男体林道の方がはるかに条件が厳しかったと記憶しております。 問題はやはり歩行者への配慮でしょうね。今回私は平日だったので2人組を 追い越しただけでしたが、たくさん人が歩いているとちょっと遠慮したいかな。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
《美濃戸から南沢で行者小屋へ》 顕著な危険箇所なし。ルートも概ね明瞭ですが超メジャールートの割には テープやリボンは少ないと感じます。 《行者小屋から文三郎尾根経由で稜線》 階段の板が谷側に傾斜しているところが気持ち悪いですね。 乾いていれば問題ありませんが、雪が中途半端に乗ると嫌です。 他には顕著な危険箇所なし。 《稜線から赤岳山頂まで》 岩場、鎖場で油断禁物です。無雪期であれば技術的に難しいところは ないように思います。ただしミスをすると致命的なので慎重に。 |
写真
感想
●●前日の白毛門から一般道で転進●●
前日谷川連峰馬蹄形&主脈縦走を挫折し土合橋に下山。その後入浴などを済ませつつ翌日登る山を検討します。
最有力の候補は2つ。ずっと目標にしながら放置してきた赤岳と2度も登頂を断念している至仏山です。どちらも天気予報では問題ないようです。天気予報の信憑性が高いのは赤岳の方かな。太腿の負担が軽そうなのは至仏か…。天気予報の信憑性を優先し赤岳に登ることにしました。
国道254をメインに一般道を走り、美濃戸まで20kmくらいの場所にあるセブンイレブンの駐車場で車中泊。起きてみると霧に包まれていました。美濃戸に向けて車を走らせ、高度が上がってくると霧も晴れてきて素晴らしい快晴を期待できる感じになってきました。
美濃戸までの林道は悪路との呼び声も高く、一体どの程度のものなのか戦々恐々としながら車を走らせました。しかし実際は悪路と称される道の中では大分マシな方だと感じます。FFの軽自動車でも問題なく美濃戸まで到達できました。
前日の幕営装備からテントなどいらないものを抜き、荷物を軽くして出発します。硫黄岳への周回は無理としても出来れば阿弥陀岳にも登ってみたいですが太腿にかなりのダメージが残っているので欲をかかないことにします。
●●ゆるいハイキングかと思ったら結構な山登り…●●
まずは美濃戸から南沢を通って行者小屋へ向かいます。他の方のレコなどで行者小屋までは緩い退屈なハイキングとのイメージを持っていました。しかし前半は意外とバカに出来ない結構な山登りじゃないですか。
段差の大きなところでは太腿をプルプルさせながら徐々に高度を稼いでいきます。小屋が近くなると傾斜も緩んで楽になりました。河原を歩いていると正面に横岳らしき絶壁が見えてきて気持ちが盛り上がります。
●●快晴の中、文三郎尾根を登ります●●
行者小屋で小休止しここから急登です。高度を上げると遠くの山が見えてきました。まずは北ア。槍穂高から後立山連峰までバッチリです。さらに登り文三郎尾根分岐まで来ると南アも見えてきます。遠くの景観も良くて近くの迫力のある岩壁の景観も楽しめて八ヶ岳の人気が高いのもよくわかります。こりゃ楽しいですね〜。
しかしやはり階段の段差が大きなところでは太腿がきつく「ぐはっ」だの「ぬおお〜」だの「あうっ」だのと奇声を上げながら登ります。平日で人が少ないため白い目で見られることもありませんからいいのですが。
●●見どころたっぷりの楽しい山ですね●●
キレットからの道を合わせるといよいよ核心部です。ホールドはしっかりしており、鎖も充実しているので技術的には難しくありません。ただし一度のミスで充分に致命傷となるので丁寧に登ります。
しかしこれに雪がついていると大変そうですね〜。登れそうなイメージが湧きません。積雪期の赤岳に挑戦するには私の場合相当な覚悟が必要ですね。
ともあれ、今のところ無雪期なので時間さえかければ問題なく登頂できました。流石に赤岳山頂なので人っ子一人いないという訳にはいきませんが、さしたる混雑もなくゆっくりと周りの景観を楽しめます。
時刻も丁度良いので昼食にしますか。パスタを水に漬けてきました。しかし間抜けなことにストーブを忘れてきてしまったので頂上山荘で昼食にします。カレーライス800円と銀色の缶に入った万能薬が550円でした。
●●文三郎尾根で下山・またしても忘れ物●●
食事をしながら今後の予定を考えます。地蔵尾根を下り北沢から下山することや中岳を経て阿弥陀岳にも登るということも考えてはいましたが、太腿の回復がもう一つなのでおとなしく文三郎尾根からのピストンにします。
またしても奇声を上げながらゆっくりと下り行者小屋に到着。しかしまたしてもやってしまったようです。サングラスをテーブルの上に置いたまま下山してしまったようです。途中でサングラスがないことに気付きました。道中で落としたのかと思い、美濃戸で待機して南沢を下ってきた方にサングラスを見かけなかったか聞いてみたところ「道中には見当たらなかったけど、行者小屋のテーブルの上にポツンと置いてあるサングラスを見た」とおっしゃっていました。
まあ、それで間違いないでしょうな〜。しかし行者小屋に問い合わせてみたところサングラスの忘れ物はないそうなので、どなたかが処分して下さったのでしょう…。
結構高いヤツなので痛いな〜。Tifosiのスポーツタイプです。と一応書いておきます…。
●●感想・膝痛レポート●●
人気があるのも当然ですね。関東からのアクセスがよく眺望最高、天気も予報通りになることが多く計画が立てやすい。登山道は良く整備されており無雪期で経験者同伴ならば初心者でも何とかなりそうです。
太腿が回復していないので結構キツかったですが、膝の方はサポーターで問題なしでした。
ペースが上げられなかったので阿弥陀岳に登れなかったのが少々心残りでしたが好天の中数年来目標としてきた赤岳に登れて、展望も楽しめました。今回の山行の満足度は110%としておきます。
ビックリしましたよ。マイページにいきなり3つ並んでんだもん
いやぁ、でもいいじゃないですか!赤岳!
積年の恨みじゃなくて
天気もサイコーだし、展望至上主義者の面目躍如な北アどーん
サングラスは成仏してしまったみたいですが(ってこれから雪山なのに痛いっすね
ってあと浅間山もあるんですよね。さて、もういっちょ行ってみるか
p.s.
ためしてガッテンパスタですね
念願の赤岳登頂おめでとうございます
なかなか魅力ある山でしょう
偉そうな事を言えるほど登っているわけでは
ありませんが、まだまだ行く気はありますよ
厳冬期はキツイ面もありますが、晴れていれば最高です
もし行かれるのであればお付き合いしますよ〜
こんばんは、zawadaさん。
コメントありがとうございます
サングラスは結構気に入っていたので痛いですね〜
でも、もし行者小屋で発見されて預かって頂いているなんて
話になった場合、『黒戸尾根シュラフ回収の旅』の再現に
なるところでしたから見つからなくて良かったのかも。
もし見つかったら着払いで送って頂けないか
お願いはしてみるつもりだったんですけどね。
円高の時ならまたしてもUSアマゾンで散財するところですが
今回はスポーツ用品店で安物でも買ってお茶を濁すことにします
こんばんは、ニョロさん。
コメントありがとうございます
登山に関するあらゆる楽しさが凝縮されたような山ですね。
ニョロさんがたびたび出掛けられるのがわかるような気がします。
今回一応冬のことをイメージしつつ登ってみました。
キレットからの合流までは厳冬期でも登れるイメージでした。
しかし山頂直下の核心部については、雪がビッシリ着いてしまうと
登れそうなイメージが湧かないんですよね〜
実際に行ってみるとそうでもないのかな〜?
おはようございます。
前回のコメでは大変失礼をいたしました
っで、挫折して帰って、
よくばりましたネ、、、
私も長く休めたらやってしまいそうですが、難しいなぁ
好天で何よりでした
こんにちは、hottenさん。
こちらにもコメントありがとうございます
他の山域も天気が悪ければ家でふてビール
仕方なく縦走継続で眺望至上主義者としては不満な山行だったでしょう。
やはり上越国境の山は天気が難しいみたいです。
谷川界隈の他の方のレコを拝見すると今回は転進で正解でした。
八ヶ岳も浅間山も天気に恵まれて楽しく過ごせました。
結局またしても至仏山は後回しになってしまったんですが…
確か鳩待峠への道はそろそろ封鎖のはずなので来年になっちゃいますね。
なかなか縁がない山ってあるものですな〜
こんにちは〜
行者小屋手前の看板で同じように「ホント?」って思い
行者小屋について「あ!ホントだった!」と
同じように思ったことを懐かしく思い出しました
お互い疑り深くなっているのでしょうか?σ(^_^;)
あのマムート階段を山行3日目、足痙攣で登られたとはすごいですね
私には体調万全でも無理だ〜
こんにちは、muniさん。
コメントありがとうございます
登山をしていると「あと〇〇分でどこそこ」とかよく書いてありますよね。
で、時々「これのどこが〇〇分なんだよっ、走らないと無理じゃん」
ってことがあって、「だまされた…」とブツブツ言いながら歩いたり…
あと、これはこちらの勝手な思い込みですが偽ピークに騙されて
「あ〜、ハイハイそんなこったろうと思ったよ」と悪態ついたり…
そんな経験を重ねるとついつい疑り深くなりますよね〜
行者小屋のこの表示は正直者でよかったです
ま、でも登山をする際は疑り深いくらいが丁度いいかも。
書いてあることや踏み跡を簡単に信じ込まず、情報をよく吟味する…
そう言う姿勢は大事なのでしょう。山では思い込みは怖いですからね
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