展望を満喫の後立山・爺ヶ岳(柏原新道にて)


- GPS
- --:--
- 距離
- 11.8km
- 登り
- 1,511m
- 下り
- 1,505m
コースタイム
爺ヶ岳南峰:昼食(9:25/10:25)〜中峰:三角点(10:45/11:10)〜種池山荘(12:00/12:15)〜
ケルン(13:15/13:30)〜登山口(14:05〜 )
天候 | 晴れ 午後時々霧 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
(洞門から扇沢橋の間は路肩駐車が目立ちました。) 満車の場合は少し先の扇沢ターミナル下の市営駐車場が利用できます。 扇沢橋の駐車場に着いた3時の段階で残り2台のスペース。空きに何とか駐車できました。 道の駅「安曇野松川」で車中泊して、2時過ぎに扇沢へ向かいました。 (自宅から約4時間(約240km)の道のりでした。) |
コース状況/ 危険箇所等 |
扇沢の駐車場から夜空を見上げると稜線上に種池山荘の灯りが見えました。 整備された道でジグザグと高度を稼ぎます。 時期的にアザミ沢・ガレ場付近の雪渓は消えていました。 種池山荘からは素晴らしい展望の稜線漫歩ができました。 公衆浴場は大町温泉郷の湯けむり屋敷「薬師の湯」が近くに有ります。 《今日の気温》 スタート時:10℃ 稜線に出る:14℃ 下山時の種池山荘:20℃ |
写真
感想
山への魅力に引き込まれた白馬岳からの後立山縦走で最後に踏んだピーク爺ヶ岳。
雷雨に襲われ逃げ込んだ種池山荘、そして雨の中を下った柏原新道。
思い出深いコースを日帰りで歩こう。
ヘッドランプの灯りを頼りに駐車場を後にする。
橋を渡り扇沢の左岸へ入ると、登山口まで駐車の列が。人気の高さが伺える。
傾斜のあるジグザグ道を辿り、一汗かいて明るくなる頃「八ッ見ベンチ」に出る。
樹林の間からは朝陽を受けた針ノ木岳の稜線が輝いて見える。
山腹の西側につけられた山道で崖のヘリを通過すると「ケルン」に出る。
一息ついて見上げるとわずかに種池山荘が望める。
長い登りが続くが常に開ける西側の展望が、疲れを癒してくれる。
ガレを横切り、岩が敷き詰められた「石畳」を過ぎると初めて傾斜が緩み「水平道」に出る。
「水平道」というネーミングに安心して小休止をとる。
目の前には岩小屋沢岳〜蓮華岳の稜線がはっきりと眺められる。
しばらくは緩やかな道が続き、再びガレ場をトラバースすると稜線に向けて最後の登りが始まる。
「富士見坂」「鉄砲坂」と続く登りに、這い松やナナカマドが増え上空が明るくなるといきなり種池山荘が現れる。
最後の石階段を上がると長い登りも尽きて後立山の稜線に出る。
多のくの人が思い思いに休む山荘前のベンチで、ザックを下ろし大休止だ。
行動食で小腹を慰めて思い出のテント場へ向かう。
わずか先のテント場にはカラフルなテントが数多く並んでいる。
場所ははっきりしないが感慨にふける。
ベンチに戻りゆっくり展望を楽しむ。
これから向かう南峰、正面に広がる蓮華岳〜針ノ木岳〜岩小屋沢岳、テント場の奥には立山連峰、
更に針ノ木岳の奥に覗くのは薬師岳へ延びる稜線だろうか?
十分休んだので爺ヶ岳南峰へ向かう。
小屋の脇に広がるお花畑にはチングルマが群生し、灌木は紅葉・黄葉が進み
なかなか脚が進まない。
紅葉の始まりに見とれながらわずかに上がるといきなり剱岳がを現し、
鹿島槍ヶ岳の双耳峰も目前に聳える。
後立山の稜線を実感しながら岩屑を踏んで南峰に上がると、槍〜穂高の姿も眺められる。
目標のピークに出たのでゆっくり360度の展望を楽しみながらの昼食にしよう。
キレット小屋を出てきたと言う登山者と雑談しながら、贅沢な時間を過ごした後は三角点の有る中峰を踏んでこよう。
小さなコルから冷池へ向かう捲き道と別れ急登で2669mと書かれたピークに出る。
稜線上には北峰のピークもあるが、こちらへの道はないようなので、
午後になってガスの往来が頻繁になってきたのを機に下ることにする。
紅葉が始まった稜線を四方の展望を楽しみながらゆっくりと山荘まで戻る。
すっかり人で溢れた山荘前の小石に腰を据えてコーヒータイムの小休止をとった後、
この溢れる人達が下る前に扇沢を目指して一気に下る。
再開後の念願だった北アルプスに再び立てた。
駐車場から短時間で稜線に出られるコースで、何十年振りかに踏んだ北アルプスは、
晴天に恵まれ後立山の展望と雰囲気を堪能できた一日だった。
名だたる山が、見放題で
遠征のしがいがありますね。
思い入れがある場所とのこと
感慨ひとしおですね。
一度訪れたいと思ってるエリアですが
駐車場の場所取りは、厳しそうですね。
素晴らしい景色を、楽しませてもらいました。
komakiさん、今晩は。
今週も晴天に恵まれ、紅葉し始めた北アルプスを眺められ、
若い頃に雨中を急いで歩いた道を今日は順調に歩けました。
情報通り駐車場の確保には気を使いましたが、何とか希望の場所に駐車できました。
アプローチも短く、ガスが湧き出す前に稜線からの眺望が満喫できる山でした。
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