鋸岳。難敵難路


- GPS
- 11:16
- 距離
- 25.6km
- 登り
- 2,087m
- 下り
- 2,125m
コースタイム
- 山行
- 12:28
- 休憩
- 1:40
- 合計
- 14:08
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
装備
個人装備 |
ザック(O R)
シューズ(S)
長袖シャツ(U)
半袖シャツ(U)
HP(NF)
登山タイツ(U)
キャップ(N)
|
---|
感想
難路は、種々の情報から、赤屋根の飯場小屋跡までの林道区間、およそ10キロの道のりの後半部と思っていた。台風の影響で、林道の崩落が数個所あり寸断されているらしい。河原へ下りれば大丈夫そうなので、時間はかかるだろうが、実際の対応は現地でと。何とか進むことができ、林道の終点、赤屋根までたどり着いた。
この先は樹林内の普通の登山道だろうと思っていたが、予想外にも、まだしばらくは荒れた道で、岩屑堆積の河原を歩くことが多く、進みが悪い。富士川源流の水場までですでに四時間、先行きが怪しい。
この後はやっと、歩きよい樹林内の道となったが、急登続きで、しんどい時間がだいぶん続いた。真夏の暑さも体力を奪う。なんとか岩場の稜線に出て、鋸岳の山頂が見えたとき、あと一時間ちょっとで本当に行けるのだろうかと、登頂断念も覚悟しながら進んだ。ただ、ここからは展望が開け、また道脇には花もあり、楽しさが加わった。出発から7時間半、何とか12時過ぎに登頂できた。いやー、難敵難路のしんどい登山だった。
クマがいた:
帰りの林道を日が暮れる前にと急ぎ目に歩いていたからに違いない、周囲への注意が散漫だったのだろう、釜無川ゲートまであと1.5キロの距離表示板を過ぎたときだった。もう夕方の6時を過ぎ暗くなり始めていた。林道の道幅は広かった。その斜面沿いに大柄なクマがたたずんでいた。知らずに道の真ん中を急ぎ足で歩くこちらの物音に気付くと、クマは素早くのっそりと身軽に斜面を数歩駆け登って止まった。何食わぬ様子で横目で見ながら通り過ぎた。クマはその場にとどまっていた。刺激しないように自然体で。その後は、ときどき声を発して歩いた。
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