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Yamareco

記録ID: 3372952
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

朝日岳 花の祭典開幕の五輪尾根

2021年07月22日(木) 〜 2021年07月23日(金)
情報量の目安: S
都道府県 新潟県 富山県
 - 拍手
GPS
32:00
距離
23.4km
登り
2,044m
下り
2,056m

コースタイム

1日目
山行
8:10
休憩
0:50
合計
9:00
4:30
20
5:20
30
5:50
60
6:50
7:00
90
8:30
8:50
160
11:30
11:40
50
12:30
12:40
50
13:30
2日目
山行
7:10
休憩
0:20
合計
7:30
5:00
60
6:00
6:10
30
6:40
140
9:00
9:10
50
10:00
50
10:50
40
11:30
40
12:30
蓮華温泉
天候 晴れ時々ガス
過去天気図(気象庁) 2021年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
<アクセス>
名古屋から中央道・長野道、安曇野IC下りて国道147号北上。
そのまま国道148号を進み、平岩交差点を回り込んで蓮華線へ。
国道から蓮華温泉まで往路50分程度。斜度きつめ。
車道幅は対向困らない程度にありますが、
白池を過ぎるとカーブミラーほぼありません。注意。

<駐車場>
公式70台。手前にも15台程置けます。
簡易水洗のトイレあり。足洗い場も設置。
他登山者の下山時刻15時〜0時頃が入庫しやすい。

今回は前日移動で平日21時半到着。5割の入庫率。
コース状況/
危険箇所等
<登山ポスト>
蓮華温泉駐車場のトイレにあり。

<蓮華の森〜兵馬ヶ平〜花園三角点〜吹上のコル(五輪尾根)>
蓮華の森から兵馬ヶ平まで下り基調の木道歩き。滑りやすい。
兵馬ヶ平から瀬戸川まで急峻なツヅラ折れの下り。
瀬戸川にかかる橋からカモシカ坂終了まで小さなアップダウン。
カモシカ坂は木製階段の急投降となります。
木道8割の湿地帯歩き。上部に崩落地トラバースあり。
吹上のコルの手前にこの日は雪渓あり。
往路は雪渓を巻いて、復路はゆるんでステップあり雪渓歩き。
時期が早いとアイゼン必要と思われます。
水場は花園三角点上部雪田横、崩落地トラバース上部にあり。

<吹上のコル〜朝日岳>
ザレの登り。危険なし。

<朝日岳〜朝日小屋>
木道8割の道。水谷のコル近くはツヅラ折れ。
コルを過ぎ、ゆるく登ると朝日小屋。

<朝日小屋>
テントひとり2000円。2021年も予約なしでOK。
行程が長いため、まずいっぱいで張れないとかはない…
非水洗だがトイレ綺麗。ペーパー無し。
キャパは100張程。基本フラットだが雨が降ると水が流れる。
ペグ効きます。風防はそこまで悪くないように思われる。
2019年よりテント泊者への食事提供なしとのこと。売店あり。
予約できる山小屋
蓮華温泉ロッジ
薄暗い中、出発します。蓮華の森キャンプ場に着く頃に明るくなるでしょう。
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薄暗い中、出発します。蓮華の森キャンプ場に着く頃に明るくなるでしょう。
蓮華の森は木道が多いです。これが滑るんですよね;
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蓮華の森は木道が多いです。これが滑るんですよね;
ブナの森。
蓮華の森は周回だけでも楽しい。
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蓮華の森は周回だけでも楽しい。
兵馬の平から。朝霧が溜まっていい感じ。
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兵馬の平から。朝霧が溜まっていい感じ。
お花畑感満載。
振り返って。
瀬戸川橋。
ブナの森をテクテク。
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ブナの森をテクテク。
クロベの大木もあったり、気持ちにゆとりがあると森の美しさが見えるのです。
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クロベの大木もあったり、気持ちにゆとりがあると森の美しさが見えるのです。
白高地沢橋。対岸にいい休憩場所があります。
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白高地沢橋。対岸にいい休憩場所があります。
振り返って左奥に小蓮華でしょうか。右手前は雪倉への尾根ですね。
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振り返って左奥に小蓮華でしょうか。右手前は雪倉への尾根ですね。
カモシカ坂を上ります。
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カモシカ坂を上ります。
ここの登り切れば花園三角点。
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ここの登り切れば花園三角点。
雪倉と奥に三国境でしょうか。
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雪倉と奥に三国境でしょうか。
花園三角点から雪田の水場方面へ。
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花園三角点から雪田の水場方面へ。
振り返っての花園三角点。
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振り返っての花園三角点。
ユキワリソウの花畑。
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ユキワリソウの花畑。
ミヤマアズマギク越しに。
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ミヤマアズマギク越しに。
崩落地。新しくルートを検討してるとのこと。
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崩落地。新しくルートを検討してるとのこと。
朝日岳に向かって進みます。
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朝日岳に向かって進みます。
花と青空と。
花と雪渓。
吹上のコル直下の雪渓です。時間的に雪がしまっていて滑ります。
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吹上のコル直下の雪渓です。時間的に雪がしまっていて滑ります。
コバイケイソウと朝日岳。
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コバイケイソウと朝日岳。
朝日岳山頂に向かいます。
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朝日岳山頂に向かいます。
えっちらおっちら。
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えっちらおっちら。
登って来た五輪尾根を振り返ります。右突端が五輪山。
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登って来た五輪尾根を振り返ります。右突端が五輪山。
もうちょっと。
朝日岳山頂を後にします。
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朝日岳山頂を後にします。
朝日小屋へ。
小屋前。
夕暮れ。
写真を撮って2秒で日が落ちた。
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写真を撮って2秒で日が落ちた。
月が出ている。
夜明け。真ん中が白馬。
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夜明け。真ん中が白馬。
朝日小屋を後にします。
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朝日小屋を後にします。
白馬の山々に朝日が当たります。
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白馬の山々に朝日が当たります。
朝日岳山頂へ。
栂海新道は雲が出てあまり見えない。
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栂海新道は雲が出てあまり見えない。
雲海。覗いているのは頸城あたりかな。
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雲海。覗いているのは頸城あたりかな。
花越しの山々が美しく…
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花越しの山々が美しく…
何枚も写真撮ってしまう。
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何枚も写真撮ってしまう。
名残惜しいけど下ります。
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名残惜しいけど下ります。
吹上のコル直下の雪渓…ステップで歩きやすくなってます。
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吹上のコル直下の雪渓…ステップで歩きやすくなってます。
後を振り返って。そういえばクマがここにいたそうな。
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後を振り返って。そういえばクマがここにいたそうな。
池塘越しの雪倉、小蓮華。
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池塘越しの雪倉、小蓮華。
ガスに包まれ…展望ないけど、涼しい…
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ガスに包まれ…展望ないけど、涼しい…
花園三角点へ下ります。
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花園三角点へ下ります。
ワタスゲ。
白高地沢橋の休憩所。石でイスとテーブルになっている。
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白高地沢橋の休憩所。石でイスとテーブルになっている。
登り返しは時間的にも標高的にも暑くてキツイ。
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登り返しは時間的にも標高的にも暑くてキツイ。
じっくり堪能すればブナの綺麗な森。
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じっくり堪能すればブナの綺麗な森。
蓮華の森。私もキャンプしたい。
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蓮華の森。私もキャンプしたい。
蓮華温泉。飲み物だけ頂いて今日は退散。
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蓮華温泉。飲み物だけ頂いて今日は退散。
道の駅小谷で日替わり定食。今日はお刺身でした。
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道の駅小谷で日替わり定食。今日はお刺身でした。
ショウキラン。今年はフレッシュなのが見えてなかったのでうれしいです。
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ショウキラン。今年はフレッシュなのが見えてなかったのでうれしいです。
もっさりですね…
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もっさりですね…
キンコウカ。朝露でキラキラ。
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キンコウカ。朝露でキラキラ。
タマガワホトトギス。
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タマガワホトトギス。
コバノトンボソウ。はねてますね^^
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コバノトンボソウ。はねてますね^^
トキソウ。小振りですが驚くほどの花の数でした。
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トキソウ。小振りですが驚くほどの花の数でした。
いっぱい咲いてます。
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いっぱい咲いてます。
シロウマアサツキ。
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シロウマアサツキ。
ユキワリソウ。
ハクサンコザクラ。整列中。
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ハクサンコザクラ。整列中。
ハクサンコザクラ。濃い目。
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ハクサンコザクラ。濃い目。
ハクサンコザクラ。薄い目。
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ハクサンコザクラ。薄い目。
虫とイワイチョウ。
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虫とイワイチョウ。
ムシトリスミレ。
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ムシトリスミレ。
ホソバノキソチドリ。距が長いのです。
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ホソバノキソチドリ。距が長いのです。
ミヤマチドリ。
ミヤマチドリ。もっさり。
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ミヤマチドリ。もっさり。
ミヤマアズマギク。
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ミヤマアズマギク。
ミヤマアズマギク。
3
ミヤマアズマギク。
ホソバツメクサ。星みたいで可愛い。
3
ホソバツメクサ。星みたいで可愛い。
イブキジャコウソウ。
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イブキジャコウソウ。
ハクサンシャジン。まだ咲いてる株は少ない。
3
ハクサンシャジン。まだ咲いてる株は少ない。
タカネナデシコ。シロバナははじめて。
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タカネナデシコ。シロバナははじめて。
リュウキンカ。雪解けに沢山咲いていました。
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リュウキンカ。雪解けに沢山咲いていました。
オオサクラソウ。
5
オオサクラソウ。
ミヤマキンバイ。
4
ミヤマキンバイ。
ハクサンイチゲ。
4
ハクサンイチゲ。
ウスユキソウ。
ミヤマムラサキ。
5
ミヤマムラサキ。
タカネシュロソウ。
2
タカネシュロソウ。
クモマミミナグサ。
4
クモマミミナグサ。
ここでは珍しいテガタチドリ。
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ここでは珍しいテガタチドリ。
チシマギキョウ。
3
チシマギキョウ。
チングルマ。雪解けに咲く。
3
チングルマ。雪解けに咲く。
ミツバオウレン。
3
ミツバオウレン。
まだフレッシュなキヌガサソウ。
4
まだフレッシュなキヌガサソウ。
サンカヨウ。まだ咲いてる…
4
サンカヨウ。まだ咲いてる…
ヒメイチゲ。
ノウゴウイチゴ。水滴でつやつや。
5
ノウゴウイチゴ。水滴でつやつや。
ハクサンサイコが好きすぎる件…
4
ハクサンサイコが好きすぎる件…
ハクサンサイコ。真夏の星。
5
ハクサンサイコ。真夏の星。
ヤマサギソウ。多分。マイサギソウとは咲いてる場所が違うっぽく…
3
ヤマサギソウ。多分。マイサギソウとは咲いてる場所が違うっぽく…
キソチドリ。
シナノナデシコ。
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シナノナデシコ。

感想

五輪開幕に合わせ、花の五輪開幕中の
五輪尾根から朝日岳へテント泊で出掛けて来ました。

実は本来は折立から薬師岳へ行くつもりで、
前日半休で移動したんですが…
仕事のメンツが残念な感じで終業遅れて、
有峰林道の通行可能時刻に間に合わずでした;;
翌朝の通行可能時刻の出発では
私の足で薬師峠キャンプ場にスペースを取れる気がしない…
そんなわけで以前からいつかと考えていた
五輪尾根ピストンの朝日岳への計画に転進です。
ここは駐車場だけ解決すればおそらくテント場は空いている…

まわりみちをしたものの前夜のうちに蓮華温泉に到着、
車中で仮眠や食事をとって出立です。
蓮華の森の木道が滑って怖いので
そこでのヘッドランプ歩行は避けたくて白んでから。
五輪尾根は遮るものが少なく暑さも心配だけど、
それまでにけがをしてしまったら元も子もないですから。

五輪尾根がキツイと言われるのは、
沢を渡るのに標高を下げてからの登りあげが由縁。
下りも登りも慌てて消耗しないように、ゆっくりじわりと進みます。
木製階段の急峻なカモシカ坂を上がると
草原が広がって日差しは強いものの風が抜けていきます。
また、植生が大きく変わり、花が多く癒してくれます。
花園三角点の上部雪田脇の水場は冷たく身体も癒してくれました。
ガスが出たり切れたり。けど、おかげで消耗はしにくいです。

独特のガレ場青ザクを過ぎ、
一度栂の森に突入し、五輪高原を進んでいきます。
登山道が崩落しかかる場所もあり慎重に。
このあとの水場もとても冷たくおいしい。
ここを越えれば雪解けしたての花の街道。
高山の花々は雪解けを狙って一斉に咲いて見ごたえたっぷり。
吹上のコルの直下に雪渓が残り、
時間的にまだ雪面が緩んでいないので回り込んで進みます。
この雪渓に熊が居たと聞いたのでラジオを爆音にしました;

吹上のコルの稜線からは風がより抜けて気持ちよく進めます。
じわじわとガレた登山道を登り切って朝日岳山頂です。
この時刻には周囲に雲が立ち込めて展望はありません。
でも、満足。また明日もありますしね^^
花を眺めつつ下って朝日小屋へ到着、ゆったり過ごしました。
丸1年ぶりのテント泊でしたが問題なしでした。

翌朝、駆り立てられてみな、早々と出立する中、
明るくなり始めてからのややのんびり出発です。
白馬や劔など、朝日岳山頂より朝日小屋付近からのが綺麗なので。
この日は早い時刻から雲が立ち込め、
栂海新道の山々を全てみることは叶いませんでしたが、
白馬の山々を花畑越しにみて大満足^^

やっぱり五輪高原ではガスが立ち込めていましたが、
花を堪能出来、また違う季節に歩きたいと感じました。
問題の登り返しは…時間的標高的に暑さとの戦いでしたが、
じわじわと進んで蓮華の森キャンプ場、蓮華温泉へと到達です。

以前、周回路の下山に選択した五輪尾根、
その時はここを登るのは大変そうという印象でしたが、
花も展望も美しく、水場も冷たくおいしい…
ペースを保って歩ければ楽しめることを実感できました。
またぜひ再訪したいと思っています。

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