一年ぶりの友達と♪伊奈川ダム〜空木岳〜南駒ケ岳〜仙涯嶺〜越百山周回


- GPS
- 33:15
- 距離
- 24.8km
- 登り
- 2,549m
- 下り
- 2,533m
コースタイム
07:00駐車場
08:10金沢土場
13:30木曽殿山荘
15:10空木岳
15:20駒峰ヒュッテ
【第2日目】
05:45駒峰ヒュッテ
06:00空木岳
08:00南駒ヶ岳
09:30仙涯嶺
11:25越百山
12:15越百小屋
16:15駐車場
天候 | 第1日目 曇り後雷鳴、小雨 第2日目 雲海上快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
須原駅入口標識で左折し、道なりに伊奈川ダムを目指します ダム管理事務所を行き過ぎて、左側に二段に渡って駐車場があります |
コース状況/ 危険箇所等 |
【第1日目】 駐車場を出てすぐの橋手前にゲートがあり、橋を渡るとT字路、 左に行くと木曽殿山荘を経て空木岳へのコース、 右に行くと越百小屋を経て、仙涯嶺、南駒ヶ岳、空木岳へ向かうコースです 木曽殿山荘コースの方が少し林道歩きが長くなります 金沢土場を過ぎ(以前左脇に小屋があった気がしたのですが撤去されたようです) 林道終点「うさぎ平」からようやく登山道に入ります 登山道を覆う笹を刈っていただき、道幅が広がって、歩きやすくなっていました とはいえ、急坂が続き、尾根に出るとやや平坦になり、 また樹林帯の急坂が始まるといった繰り返しです 特に危険箇所はありません 木曽殿小屋までに水場は二箇所、いずれも豊富に流れ出ていました 木曽殿山荘からは急峻な岩稜帯を登ります 赤ペンキでコースがはっきり示されています 途中で、小雨が降り出し、雷が鳴り出して焦りました こんな場所で雷が落ちたら逃げ場がありません 幸い、雷鳴は数回、雨も止み、無事駒峰ヒュッテに到着 駒峰ヒュッテには管理人が居て(期間限定)、飲み物の販売もありました お盆で混み合っているかと思いましたが、ゆったり泊まれました シュラフを持参すると宿泊費が500円安くなります 【第2日目】 ヒュッテから空木岳に登り返すと、越百山まで大展望の稜線歩きです 南駒ヶ岳へ登る岩稜帯で一箇所ペンキが薄く、 踏み跡のはっきりしない場所がありました 浮石等による転落にご注意ください 仙涯嶺迄、岩場、ザレ場、樹林帯のトラバースが繰り返します コースがやや不明瞭な場所もありますので、気を付けてください 仙涯嶺の下りからは天気が良ければずっと越百山山頂が見渡せ 快適な尾根歩きです 越百小屋は越百山からかなり下った場所にあり、遠く感じました 小屋を過ぎてやや登り返し、福栃山脇から針葉樹林帯の長い激下りが待っています 途中に水場もあり、休憩すると美味しい水に癒されます おかげで水場毎に随分休憩を長く取ってしまいました 二泊三日なら余裕あり過ぎ?のコースですが、一泊ですと二日目が長く辛く 疲れ切って林道に出て、まだ林道歩きの長さにぐったりでした |
写真
感想
お盆に二日間の連休が取れました。
どこに行こうかわくわくしていると、一年会っていない友達から
「仙涯嶺」に行きたいとのリクエストがありました。
五年前に周回している山ですが、二日間で五年前のように歩けるかどうか?
でも、懐かしさのあまり、即座に返事をしておりました。
前回は、尾根上の日差しのきつさ(暑さに耐えきれず飲んだビールも手伝って)
に徹底的に参りましたから、道の駅で前泊し、なるべく涼しいうちに高度を稼ぐ計画。
登りのきつさはともかく、ゆっくり水場休憩も取り、快調に飛ばしました。
ところが、木曽殿山荘付近から、思わぬ雷鳴が聞こえ始め、たじたじ。
幸い雨もほんの少し降っただけで、雨具を着るほどにはならず、
とにかく、雷雨が来る前に駒峰ヒュッテに着こうと必死に岩場を登りました。
一泊二日にしては豪華すぎる宴会食料も担いでいて
ザックの重さときたら並大抵ではありません。
駒峰ヒュッテは予想外に空いていて宿泊者全員が二階で泊まれ、本当に幸運。
天水という事ですが、熱いお湯もポットから頂けて、ガスも使わず大助かり。
一人銀マット2枚敷いて下さり、持参したマットは必要なく
下界の蒸し暑さを忘れ、心地よく眠れました。
管理人の居る期間は限られていますけれど、大好きな小屋の一つです。
翌朝は期待通りの晴れ、雲海から登る日の出を見てから出発です。
空木岳への登り返しはちょっと辛いですが、
山頂からは正に、天上の散歩道をそぞろ歩きの至福の時♪
アップダウンあり、岩場があり、花の咲く樹林帯の迂回路もあり
登り返しは身体にきついけれど、その瞬間を楽しもうと
一歩一歩を確実に踏みしめて歩けたような気がします。
越百山から見下ろした小屋の赤い屋根は随分小さく見え、実際急な長い下り。
小屋を過ぎてやや登り返し、激下りが始まると疲れがますます体を重くします。
標高が下がるに連れて、気温も上がり、蒸し暑さが加わり、
おまけに登山道の後の平坦な林道歩き小一時間は
ただ無意識に足を引きずって歩くだけとなりました。
山の景色も、一緒に歩く友達が居ることで、全く印象が異なります。
山が与えてくれるのではなく、山を見る自分が風景を通して
様々な感情を創造しているのではないかと思います。
もう一度同じコースを辿る山行で、新しい発見も沢山あった二日間でした。
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