野反湖・四万温泉周遊〜ノゾリキスゲと四万ブルー


- GPS
- 05:41
- 距離
- 17.1km
- 登り
- 641m
- 下り
- 659m
コースタイム
- 山行
- 4:18
- 休憩
- 1:22
- 合計
- 5:40
天候 | 晴れのち曇り にわか雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・万沢林道:路面がかなり荒れており、4WDの高クリアランス車でないと、車体下をヒットさせてしまう。https://goo.gl/maps/NScNy7mvU9kxsqnp8 ・四万温泉:四万川沿いの町営無料駐車場。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・野反湖周辺の早朝は朝露で濡れるので、レインウェア着用か長靴など対策が必要。アブブヨ、メマトイも多いので虫対策も必須。 ・湖畔のノゾリキスゲは満開。今年は昨年より少ない。エビ山から望遠でカモシカ平を見たが、今年も全く咲いていない。食害。 https://gunma-dc.net/tourism/664/ |
その他周辺情報 | ・四万温泉街そば屋「小松屋」 webクーポン券あり。 http://soba-komatsuya.com/ ・四万温泉「積善館」群馬県重要文化財指定。映画「千と千尋の神隠し」の温泉街のモデルとなった旅館。 https://www.sekizenkan.co.jp/ ・中之条町町営 四万清流の湯で日帰り温泉 2時間500円。 https://nakanojo-kanko.jp/shima/hotsprings/seiryu/ |
写真
感想
寒気と湿った暖気がせめぎ合う、不安定な天気が続く。雷鳴が響き土砂降りの雨が降る。昨今は夕方に雨が降る夕立ではなく、強烈なにわか雨が時間に関係なく降る。温暖化の影響だろう。
「梅雨の雷、終わりの合図」今週木曜日からは梅雨前線が消え去り、梅雨明けの予感。今年も新型コロナウイルスの影響で、夏の催しが縮小や中止されている。
暑い夏をさらに熱くするのは東京オリンピック・パラリンピック。批判も多いが始まってしまえば皆テレビの前に釘付けとなるだろう。個人的にはパラに出場するある選手を応援している。無観客でも熱い思いを込めて応援したい。
浅草岳を予定していたが、10日土曜の予報時点で諦め。今年はウルップソウとヒメサユリには縁がない。ノゾリキスゲ満開の野反湖へ。早朝は快晴だが午後は降雨予想なので、四万温泉方面の観光を計画。
4時に前橋を出発。朝焼けの赤城山を上武道路から眺める。irohaさんが籠っているであろう方向に手を振る。上信道から八ッ場ダムを抜け北上し405号へ。遅れた日の出を浴びながら第一駐車場へ。二台停まっていた。
5時55分に出発。気温15℃で快適。今年は弁天山をパスして、早朝で快晴の湖畔へ向かう。咲き始めたノゾリキスゲと透明度の高い野反湖はこの時間ならでは。湖畔の西側を移動してエビ山へ。
登山道は笹が朝露で濡れており、レインウェアやゲーターなど下半身の防水対策が必須。またメマトイ、アブブヨが多いので虫対策も同様。森林香でのろしを上げた。
ニガナとクルマユリに導かれエビ山へ。山頂から望遠で見るカモシカ平は、今年もニッコウキスゲが全く咲いていない。対策していないから昨年と同じだと思っていた。今後5年はダメだろう。ソバナが咲いているかもしれないが、行く気にもなれず湖畔へ向かう。
ニガナとギンリョウソウが道にたくさん咲いていた。エビの展望台からは野反湖と八間山。西日になればターコイズブルーの湖面が現れて美しい景色が見られるだろう。ただその頃はきっと土砂降り。
第二キャンプ場を突っ切って湖畔に下りる。釣り人がキャスティングしていた。アキアカネに先導されて鉄橋を渡る。水中には魚の大群が移動していた。イワナだろうか?
ビジターセンターを過ぎて第一キャンプ場へ。アサギマダラに逢うために野反湖の北端までやってきた。満開のノゾリキスゲの道を北上。アザミにはウラギンヒョウモンとハチが飛び交っていた。
ヨツバヒヨドリは咲き始めで、少し早かったかと思って佇んでいた。振り返ると、ふわりと目の前にアサギマダラ。思いが通じて嬉しく、しばらくは撮影もせず眺めていた。午前中で体温が上がらず翅を始終動かしていた。
名残惜しいがアサギマダラに別れを告げて白砂ダムへ。展望台周辺もノゾリキスゲが満開で、素晴らしい景観。釣り人もたくさん居た。東岸は車道歩きと花が無いので、再び西岸から休憩舎へ戻ることにした。
一度歩いた道だが、新しい発見もある。平地は時間短縮のため小走りで駆け抜けた。休憩舎手前で、てるてる坊主さんとバッタリ。少し話をさせて頂いた。またお会いしましょう。
八間山登山口でokutさんご夫妻とバッタリ。月曜休みなのでまたお会いするだろう。砂礫地のコマクサは終盤。それでも大株の花が楽しめて良かった。戻って駐車場でJimny-Hikerさんとりんちゃんとバッタリ。7時頃LINEで連絡を頂いていたので、いつかは逢えると思っていた。ご一緒した雄国沼はつい最近。次に会うのは鼻曲山だな。
南東から湖畔へ下りて水辺を散策、イブキトラノオとノゾリキスゲが咲き乱れる湖畔。湖畔の南斜面へ移動し記念撮影。大雨雷警報で観光客もまばら。駐車場に戻るとJimny-Hikerさんから缶コーラの差し入れ。てるてる坊主とも下山後話が出来た。その後、中之条産のイチゴジェラートを美味しく食べて移動。
本日のメインイベント、万沢林道から行く四万温泉。1.3kmに及ぶ美しい直線道路を過ぎ、舗装路から砂利道、落石多いガレた道や深い水たまりの酷道となる。新湯川の美しい渓谷や緑濃い森林に癒される。雨が降る中約20kmを走破し四万駐車場に到着。
腹が減ったので、予定していた小松屋へ。13時を過ぎ先客は二組だけ。口コミでは非常に待たされると書いてあったが、10分ほどで提供された。空いていれば当然なのだ。
頼んだものは海老天蕎麦御膳 。二八そばが終わり十割そばだけとなり、250円アップで1815円。やや高めだが、香りと味は抜群。さすが石臼製粉した夏新の十割、箸でソバをざるから上げただけでソバの香りがする。天ぷらもサクサクでエビも美味かった。
食後は四万温泉街を散策。雨上がりの積善館は、映画「千と千尋の神隠し」の世界そのものだった。四万川沿いから落合通りをぶらぶらと歩いて駐車場に戻る。
移動して奥四万湖へ。ターコイズブルーの湖面、四万ブルー。この美しい色は源泉のアロフェンなどの懸濁微粒子が溶け込み、青の光が散乱反射すると言われている。光の入射角度や季節によって色が異なる。4月頃が一番濃い青。
しゃくなげの滝に寄り道して、ダムの堤体上を散策。放水する水もきれいだった。奥四万湖の透明度は18.5mで日本で三番目。
移動して町営四万清流の湯で日帰り温泉。2時間500円と激安。駐車場には二台しか停まっておらず、館内に入っても貸し切りだった。四万川のせせらぎを聞きながらゆったりと露天風呂で寛げた。風呂上がりに牛乳を秒でやっつけて駐車場へ。
帰りながら観光の続き。四万の甌穴群は増水で近づくことが出来なかった。中之条ダム管理事務所の手前から入る。竹井橋から四万湖を眺める。ここも美しい色の湖。
上流で豪雨が降り、水温差のため川霧が発生。徐々に流れてくる霧。幻想的な風景をしばらく眺めていた。帰路へ。大雨を警戒していたが、自宅までは小雨程度で済んだ。日が沈んだが、雲の上に夕焼け。今日一日朝から晩まで、自然の美しい景色を見ることが出来た。思いに耽っていると暗くなっていた。
コメント
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growmonoさん おはようございます。
野反湖のキスゲは今年も湖畔、青空をバックスクリーン、黄色い花が綺麗ですね、満開なのかな、それと引き換えエビ山からちょっと覗けるカモシカ平はグリーンのまま、こんまま終わってしまうのか淋し過ぎるカモシカ平の一面を写真で紹介(参考にします)、これで今週末の梅雨明け宣言があると思う週末の行き先も考えなのさなけれネ。
バッタリありの楽しい野反湖巡りと四万温泉へのドライブお疲れさまでした。
こんばんは、yasioさん。
今年もカモシカ平はダメですね。予想はしていたので、エビ山から再び湖畔に下りました。アサギマダラに逢うだけのために、キャンプ場まで行きました。きっと居てくれるだろうと思いましたが、ヨツバヒヨドリの開花が遅く、一頭しか見られませんでした。それでも優雅に飛ぶ姿は、私の心を捉えて離しません。
湖畔は昨年より株が少し少ないかなと、てるてる坊主さんと話していました。一日花ですので、急に増えることはないので、今週が見ごろと思った方が良いですね。
午後は悪天候となるのが分かっていたので、観光にしました。四万温泉までのアプローチも観光の一環です。万沢林道。四万温泉は良い所です。平日で空いており、ゆったりと寛げましたね。
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