芦生:三国岳



- GPS
- 07:44
- 距離
- 13.5km
- 登り
- 876m
- 下り
- 864m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
古屋〜江丹国境:踏み跡はあるが、ルートファインデングは必要 818mピーク(カベヨシ)〜県道下山口:踏み跡はあるが、ルートファインデングは必要 |
写真
感想
芦生の三国岳に久しぶりに出かけた。それというのも山中に珍しい花が咲いているらしいというので探しに出かけたのだ。幸いと可愛い小さな花は1輪であったが発見できた。
朽木・古屋の橋脇の登山口標識は破損しかけていて登山計画書入れに立てかけてあった。保谷林道との分岐の橋を渡って目の前の斜面を登るようだが、少し右から廻り込んで尾根芯を登る。何処も登り始めはシンドイがすぐに傾斜は緩んで楽に登れるようになり、新緑の自然林となった。イワカガミの葉とユズリハの葉が沢山出てきた。
620m付近の平坦地で休んでから江丹国境稜線を目指して登ると、ナラやクヌギに山毛欅が混ざり始めて下草も少なく踏み跡もそれなりにあるので快適であった。
目当ての花はないものの途中の2個所でそれらしき葉を発見した。これは類似の花の葉かも知れないが、俄然勇気が湧いて右や左をキョロキョロしながらの尾根歩きが続いた。
探し物は突然とそれと判らぬまま現れて、始めは類似花と認識したが、よくよく見てみると探し物の花である確信を得て、皆で悦んだことは言うまでもない。江丹国境稜線に出て三国岳へ進む足も何故か軽くなったかのように感じたのは私だけではないだろう。その昔は何度も歩いたこの稜線も記憶の中にあるものはほとんどなくて、何処の場所も初めてのような気がする。唯一三国岳への江丹国境からの最後の登りだけが記憶の残った場所であった。山頂の高島トレイルの標識も、その昔はなかったのだ。
正午を過ぎていたので山頂でランチとしたが、何時もより饒舌になって探し当てた花の話題とこの芦生周辺のハイクのことで盛り上がった。探しものの花を発見できない時には、岩谷峠からロクロベット谷へ下り、も一度少し南の登山口から登り直す覚悟でいたが、幸いにも発見することができたので、当初のカベヨシから北東尾根を下降することにした。
昼食後は江丹国境稜線を今度は北上して岩谷峠を過ぎて、カベヨシまで到着するとシンドサを感じてしまうのは歳のせいか?向かうべき北東尾根への下降点を確認すると薄いが踏み跡を認められるので一安心して突き進んだ。初めは杉の木があったが、すぐに灌木とナラや山毛欅の雑木林風の下草の少ない良い雰囲気の稜線であった。10年以上前に北東尾根を下降して、途中のピークから保谷林道の水道施設下流に下山したことがあったのだが、何の記憶もない。従って、初めての稜線歩きの感じであるが、林相の良い尾根道に満足していたが、北東尾根を針畑川までの長さについ嫌気が差したので、昔下降した尾根ならすぐ下山できると早とちりをして南へ下降を始めた。ところが、すぐに猛烈な藪に阻まれて、尾根の右も左も藪と急斜面でやむなく諦めて、稜線に戻った。(帰宅後昔の下降コースを確認すると一つ東の尾根であったのだった)
30分ほど時間を無駄にしたので、針畑川への下降に一縷の不安があったが、このコースはGPSの軌跡があるので時間さえ掛ければ下山は何とかなるはずだと思いながら、東に稜線を進んだ。稜線は今までと同様下草のない林相で快適に歩けたので、何であんな藪を降りようとしたのか?と悩みながらの歩きであった。
最後の689mピークからは南東方向に下降して最後のピークから東北東にやせ尾根の斜面となったが、下方に建物が見えると元気が出るものだ。最後の急斜面はやせ尾根で手にするものもないので左の谷へ向けてトラバースをして谷に降りて安堵した。杉の植林の中を進んで段差を降りると県道の中牧であり、すぐ脇が朽木西小学校であった。後は古屋まで30分程であった。
偶々、見つけた記録から珍しい花を探す山旅であったが、うまい事発見できて最高のハイクであった。
”八”、”竹”、”中”
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