チセヌプリ(ニセコ連山):花の道と展望の頂、半袖隊長、北海道遠征初日は軽く足慣らし


- GPS
- 03:04
- 距離
- 7.5km
- 登り
- 426m
- 下り
- 426m
コースタイム
山行時間)3時間04分(うち休憩12分)
往路所要)1時間35分(うち休憩なし)
山頂滞在)チセヌプリ12分
復路所要)1時間17分(うち休憩なし)
往路)神仙沼入口15:08⇒長沼・神仙沼分岐15:17⇒長沼道標15:26⇒長沼南端15:44⇒シャクナゲ岳分岐15:56⇒(雪渓横断)⇒チセヌプリ分岐16:10⇒チセヌプリ山頂16:43
復路)チセヌプリ山頂16:55⇒チセヌプリ分岐17:17⇒(雪渓横断)⇒シャクナゲ岳分岐17:28⇒長沼南端17:38⇒長沼道標17:52⇒長沼・神仙沼分岐18:01⇒仙沼入口18:12
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
飛行機
●レンタカー:タイムズカーレンタル千歳空港店 千歳10:30発〜ニセコ14:30着(全て一般道を利用し、道の駅4箇所での休憩&昼食時間を含む) ●ニセコグランドホテル⇒登山口/神仙沼入口(約30分) |
コース状況/ 危険箇所等 |
★登山ポスト:見当たらず ★道の状況:登山ルートとしては明瞭だが 1.長沼沿いの道は湿気と石や岩が多い滑りやすい道で、樹木が覆い被さっていたり、湖岸が食い込む箇所があり、注意が必要である。 2.シャクナゲ分岐とチセヌプリ分岐間に一ヶ所のみ残雪が残り横断する。登山者が少ないため、トレースが分かり辛いが、良く目を凝らせば下部を横断することが分かる。横断すること自体に特に危険はない箇所である。 ★下山後温泉 当日の宿泊先「ニセコグランドホテル」 http://www.niseko-grand.com/onsen/ 但し、二種ある源泉のうち一つのボイラー故障のため一種のみだったのが残念! 宿泊特典として付いていた湯巡り手形で「ホテルニセコいこいの村」にて立寄り湯 http://www.niseko-ikoi.com/contents/spa/index.html ◇半袖驚かれ指数:(⇒機能停止中) ◆半袖出会い指数:(⇒機能停止中) ○今日のスマホ万歩計:不詳 |
写真
感想
二年ぶり5度目の北海道山旅に行ってきました。
夏季休暇を取得し、六泊七日の山旅です。
2013年:北海道第5次夏季山旅遠征日程(6泊7日)
初日(7/7):チセヌプリ(宿泊地:虻田郡ニセコ町)
二日目(7/8):ニセコアンヌプリ(同:留萌市)
三日目(7/9):暑寒別岳(同:樺戸郡新十津川町)
四日目(7/10):降雨のため・・富良野・美瑛(同:歌志内市)
五日目(7/11):雨竜沼湿原(同:上川郡愛別町)
六日目(7/12):ニセイカウシュッペ山(同:夕張郡長沼町)
最終目(7/13):モエレ沼公園他(帰京)
(総移動距離:1,239.1km)
2008年以降、ほぼ毎年のように夏の北海道にやって来てはレンタカーで道内あちこちを移動し山に登って来たので、残っている百名山は幌尻岳だけになっています。
が、百名山の中でも厳しいルートで知られる幌尻へは、1号隊員の同意が得られず、今回は二年前に稚内に移動する飛行機の中から、その残雪を抱く美しい姿を見掛けて以来気になっていた暑寒別岳に登るのを、山行計画の中心に据えました。
とは言っても、結局は当日・現地の天気次第ですから、今までも臨機応変に予定を組み換え、そのために宿を予約せずに臨む場合もあり、その出たとこ勝負が愉しかったりもします。因みに我が隊は、1号隊員より車中泊は却下されております。
さて、本レコの対象であるチセヌプリは「ニセコ連峰中部にあるこじんまりした山で」「家(の形をした)・山」という意味だそうです。
羽田⇒(飛行機)⇒千歳⇒(レンタカー)⇒ニセコと移動し、温泉宿に到着したのが午後2時半頃。寝不足のため睡眠希望の1号隊員を宿に残して、拙者のみ、勇躍、登山口である神仙沼駐車場に向かいました。
実は2009年には天候イマイチのため神仙沼ハイクをしたことはあるのですが、その折にはすぐ近くのチセヌプリ登山などは考えもしませんでした。今回、チセヌプリを選んだのはナントカ名山基準ではなく、「東京からの移動当日でも簡単に登れるニセコの山」という消去法的基準から選んでおります。
青空の広がる神仙沼駐車場に着いたのが3時頃。ガイド本に拠れば歩行時間は3時間40分とあるので、拙者の脚でセカセカ歩けば6時頃には戻って来れるのではないかとの計算で、すぐに支度をして出発。
神仙沼ハイキングコース入口には、木道や駐車場、トイレなどを運営・維持するための環境募金箱が設置されており、2009年にはなかったなぁ・・・と思いながら100円をきちんと投函。好んでバリ・コースを歩きたい方でもないので、これで環境が維持されるなら恩の字です。受益者負担が原則ですから、皆さん、真面目にお支払いしましょうねm(__)m
この時間でも神仙沼へのハイカーや観光客はいます。が、途中でチセヌプリに至る長沼方面への道へ分岐すると、もう誰もいません。木道はすぐになくなり、長沼までは普通の歩き易い山道です。長沼にはすぐに到着。湖畔越にチセヌプリの全容が見渡せ、沼に映る姿もきれいです。
長沼入口からはしばらく湖畔の道を辿ります。のどかな平坦な道をイメージしたら、とんでもない、とんでもない!沼のすぐ近くに取り付けられた道は湿気ており、石や岩の多い滑りやすい道なのです。また倒木が多く、枯れ葉の浮かんだ水面を地面と間違えて踏み込まないように注意しないと、膝下まで水に浸かりそうです。1号隊員を連れて来なくて良かった!と心底思いました。連れて来ていたら、事前リサーチ不足だとかナントか、悪態をつかれていたに違いないからです。
湖畔の道が終わると道幅は広がり、断然、歩き易くなります。足下にポツポツと山野草も見受けられます。シャクナゲ岳分岐地点以降はシラネアオイなども現れ、一気に気合が入ります。そして、道中に残る唯一の雪渓が現れました。雪渓を詰めるのか、横断するのか、一時迷いましたが、よ〜〜く見ると下部を横断すれば、再び、夏道につながるようです。果たして・・・ビンゴ!沢を渡って更に進むと、カンゾウ(キスゲ?)が一本現れ、またまたテンション・アップです。
チセヌプリ分岐から、本日のメインイベントとなる標高差250mほどの急坂登りが始まります。道の両脇には白い花とネマガリタケが連なり、それこそ「花道」が続きます。傾斜が増してくると、背後には今まで歩いてきた道を確認でき、またシャクナゲ岳方面の眺望や昆布の街並などが得られます。
そして頂上に近づくと、進行方向右手に後方羊蹄山が現れてきます・・・が、今日は残念ながら頂上部分に笠雲が掛っています。頂上は比較的平坦ですが、周囲の視界を遮る高木がないため、眺望を得るには優れた山でした。土地勘がないため、山座同定はできませんでしたが、羊蹄山だけは分かります。山頂標識から更に先に進んで頂上部の反対側まで進むと、明日登る予定のニセコアンヌプリの雄姿とその先に羊蹄山を間近に見ることが出来ました。
誰もいない頂上を独り占めして楽しみたいところですが・・・時間が時間ですので長居は出来ません。帰路は往路を戻ります。日が陰り始めているため、薄暗くなった湖畔の道に緊張しましたが、当初目論んでいた約3時間で登山口に戻って来ました。山旅初日から、夕暮れ時の透明感のある眺望と足下の山野草を楽しむ事が出来ました。
その後は、もちろん「温泉」+「ビール」の楽しみも加えて、YamaBeeruYuな一日となりました。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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おはようございます。
北海道の
北海道は
海外への挑戦も間近ですか
北海道には毎年
が、当時は
もっぱらバイトの合間に観光
北海道はほとんど端から端まで行きました。
やっぱり北海道はイイですね。
土曜どうでしょう的北海道山レコ第1弾ですね。足慣らしの山とは言え、さすが北海道の山、伸びやかですね〜
でも
くそ暑い3連休、山で汗まみれになることなく快適な都会生活を過ごす(?)odaxが、忙しい隊長に代って少々調べましょうか・・・・。て
写真30 おそらくフギレオオバキスミレ(道産子)。本州のオオバキスミレより歯の切れ込みが深いようです。
写真33 拡大しても花の形判りません
写真36 コウリンタンポポ(外来種)かな。綺麗ですが、尾根まで上がっているのは微妙ですね。
さて、”チーセー”ヌプリでこれですから、これからの大きな山のレコアップも期待大ですね!駄洒落炸裂もお願いします
拙者の勤務先は、夏季休暇を交代に取る制度でして、業務内容や同僚・1号隊員の都合などを考えると、7月初〜中旬が取り易いのです。
その礼文島には2011年7月初旬に行きました。礼文岳・桃岩や礼文滝・・・花
礼文滝に行った時は雨
北海道は移動時間や費用がかかるので、一度行ったらあそこもここも!と忙しいです
今回も車中
バイト先って桃岩荘ですか?有名なYHですよね
odaxさん
その後の経過は如何ですか?
実は1号隊員の捻挫・・・意外に重くて、全治1カ月で松葉杖使用状態になってしまいました。
さて、元々、代表的な花
足下の写真を摂るのは、実はスクワット運動の繰り返しですから、足腰に地味に堪えるんですな。
立ちあがった時に、立ち眩みすることもありますよ
おまけにコンデジですから、ピント合わせも貴方任せ
松下さん(Panasonic)の腕前次第ってわけです。
花の名前、早速、お調べ頂きありがとうございます。
チセヌプリはまだまだ小手調べ
二年ぶり六度目の北海道山旅、お疲れ様でした。
いろいろあったとのことですが無事レコアップまでたどり
つかれましてこちらも一安心です
北海道の雄大な景観と可憐な花、楽しませていただきました
レンタカーは、、防府産でしょうかね?
何と北海道遠征の旅でしたか、それも中日にレコアップとは恐れ入ります。
しかし北海道はほんとデッカイドウ〜
初日から意欲的な歩きお疲れさまでした。
後半のレコ(落ち着いたらで)楽しみにしていま〜す
ところで、1号隊員さんは足が相当やられてるみたいですが、山歩き大丈夫なんでしょうか
navecatさん
とりあえず初日のレコをアップ
第二弾、第三弾・・・と行きたいところですが、あれこれありまして、匍匐前進中であります
デミオ
でも、宇品産の可能性もありますねぇ。
拙者、広島勤務時代にM社及び主要部品メーカーを担当しておりましたので、府中や横川、可部・・・にM社産の社用車でウロウロしちょりました。
ShuMae会長
拙者のレコアップのやり方がセコイので、皆さまに誤解を生じさせているかと思いますが、コースタイムの欄に本当の登山日を書いており、これは7月8日分なのです。
今、感想欄の日程にも日付を追加入力しました。
そのうち、最終的には登録自体を正しい日程に致しますm(__)m
なので、13日(土)夜半に帰宅済みでして、決して遠征中日にアップしたわけでは・・・。
遠征中は、風呂入って食べて飲んで・・・あとは爆睡するだけです
さて、1号隊員の怪我は捻挫ではなく、足首の骨と骨の間が通常間隔以上に開いてしまったがためとの診断でして、早速、ギプスに松葉杖となってしまいました。
怪我をするような危険個所ではなかったのですが、踏み外した右足をかばうために踏ん張った左足に強度の負担がかかってしまった・・・ためらしいです。
左膝から下が異常に膨張し内出血しまして、全治一ヶ月の診断。
先のnaveさんもおっしゃるように、無事に帰京出来て良かった!
明日からどうやってしのぐか・・・課題です
週末の山行もお休みかも
チセヌプリ、私も羊蹄山の足慣らしに登りました。
北海道には百名山が九つもあるから5回ほど行っています。
幌尻岳が残っているとか。
確かに幌尻岳は渡渉が厳しいデス。
水量によっては腰から上まで濡れる覚悟をしないと…
それからアブも沢山居たので長い林道を歩くのが辛かった記憶です。
今年の夏山は相棒の家庭の事情で今の所活動停止になっちゃってます。
一人で遊ぶ自信がないから家でおとなしくしているしかありません。
あ〜北アルプス 雲の平、黒部五郎、行きたいなぁ。。。
暫らくはみなさんのレコで我慢です。
あ、奥様の怪我、大変でしたね。
私も山で捻挫や骨折をしていますからお気持ち判ります。
お大事にしてください。
北海道^^
・じゃがいも・かに・味噌ラーメン
・富良野・ラベンダー
・スキー
・札幌・函館競馬場
そして、"北の国から"〜 ※近くに "北の国から2013" 放送あり
そんな 良い所に いいなぁw
羨ましいです〜^^ノ
OBABAさま
幌尻岳、百名山の中でも厳しい山行を強いられるとかで、1号隊員は絶対に行かぬと申しております。
また、1号、こんなところで・・・との思わぬ場所で怪我してしまい、ちょっとへこんでます
OBABAさまのレコが上がらないなぁと思っておりましたら、そういうご事情で・・・。
確かに、雲の平の先の高天原で温泉に入りたいなぁ・・・でも、遠いなぁ。
黒部五郎のカールの花畑も素敵ですよねぇ。
hayakazeさん
北海道はいろいろあるけど、なにもない・・・。
やはり、デカイですなぁ。
少し街から外れると何もなくなりますから。
我々にとっては、それが良いのでしょうが・・・。
田舎道では
♪あ〜あ〜〜〜、ああああ〜〜♪
と北の国からの間奏曲を口ずさみながら運転してました
隊長は北海道でしたか!
広大な大地と山並み、素晴らしいですねぇ
特に昼食のボリューム
今の熱い時期、北海道・・いいっすね〜
北海道に入ったら・・・
男は黙ってサッ○○黒ラベルでなくて・・・
Classicですなぁ〜
幌尻岳は渡渉がありますからね〜
単独だとロープワークなど大変そうですから、パーティを組んで行かないと遭難しかねません
makoto53さん
そうなんです・・・北海道へちょっこし・・・。
まだまだ見知らぬところばかりで、
帰る頃になると、もう一週間あればなぁ・・・と思うこと暫しです
niiniさん
そう、そう、北海道ではやはり○ッ○ロ
それも「道内限定
そう言えば、先週末、近所のスーパー・ラ○フで北海道フェアなる催しをやってまして、このClassic
幌尻は百名山の中でも、最難関なのでは?
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