編笠山〜天狗岳 (山と道を繋ぐ旅、南八ヶ岳編)


- GPS
- 29:42
- 距離
- 48.5km
- 登り
- 3,652m
- 下り
- 3,524m
コースタイム
小淵沢駅22:00〜道の駅こぶちざわ22:25/22:35〜火の見櫓23:00〜富士見平0:20〜観音平0:30(ツェルト泊)
1日目●6月29日(土)
観音平3:35〜富士見平3:45〜屏風山4:10〜雲海4:35〜押手川5:15〜編笠山6:40/7:00〜青年小屋7:25〜権現岳9:15〜キレット小屋10:40/10:50〜赤岳12:30〜地蔵の頭13:00〜横岳14:50/15:00〜硫黄岳15:55/16:20〜夏沢峠17:00(小屋泊)
2日目●6月30日(日)
夏沢峠4:50〜根石岳山荘5:30〜白砂新道分岐5:45/6:00〜東天狗6:10〜西天狗6:25/6:30〜東天狗6:45〜白砂新道分岐6:55/7:15〜本沢温泉8:10/9:30〜本沢入口10:50〜稲子登山口11:45〜松原湖散策12:10/14:50〜松原湖駅15:15
天候 | 6月29日(土) 曇り→雨→晴れ→ヒョウ→雷雨→虹 6月30日(日) 曇り→晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
帰り→松原湖駅16:23〜相原駅19:14 (5,040円特急利用) |
コース状況/ 危険箇所等 |
●山小屋→キレット小屋以外は営業していました。 ●本沢温泉の内湯は10時から利用できるようです。 |
写真
感想
【小淵沢駅〜観音平】●前日
今回は、小淵沢駅から赤岳を目指します。
そしてUL装備の練習として、テントの代わりにツェルトを持って行く事にしました。この事がのちにこの山行に大きく影響を与える事になります。
まずは「道の駅 こぶちざわ」を目指します。ツェルトはペグダウンしないとテントに出来ないので、アスファルトでは設営出来ません。なので道の駅で寝袋に包まり、寒ければツェルトを被って寝るつもりでした。しかし「道の駅 こぶちざわ」には「テント設営禁止」と思いっきり書いてありました。さすがに、ここで寝るわけにはいかない……(車中泊は可能)
そもそも、道の駅でテン泊出来るなどと考えているのが間違えですね。
仕方なく、このまま進む事にします。
観音平駐車場まで行くと、そこに大きなテントを建てて休んでいるグループがいました。
私も便乗して、ここで休むことにします。
ツェルトを建てるのに20分ほど要し、眠りについたのは、1時半でした。
先が思いやられるな……(ーー;)
【観音平〜権現岳〜赤岳〜横岳〜硫黄岳〜夏沢峠】●1日目
3時。外が騒がしくて目が覚めました。隣のテントのグループが朝食の仕度をしているようです。車も何台か入ってきました。
駐車スペースにテントを張ってしまったので、邪魔にならないように、さっさと出発する事にします。2時間半睡眠かぁ〜 (ーー;)
最初の目的地の編笠山は巻いてしまう事も出来るのですが、もちろん登ります。←根拠はよく分からない。
編笠山では若干の雲がかかっていたものの、権現岳や南アルプスが望めて満足でした。
次に目指すのは権現岳。このコースは去年の1月に歩くつもりでしたが、電車が遅れて断念しました。しかし今回登ってみて、あの時、電車が遅れていなくても踏破出来なかったのでは?……と思いました。
真教寺や県界に比べて、山が深いのです。登って降ってかなり体力を消耗します。ましてや雪のある季節にこのコースを歩ききれたとは思えない。もしかしたら死んでいたかも(ーー;)
あの時、電車の遅れを恨んだけど、本当は助けられたのかも知れません。
ちょっと話が逸れました。
権現岳山頂は、少しコースを外れた所にあります。残念ながら今回は雲の中でした。晴れていたらどんな景色が見れるのだろう。目の前に赤岳とか……甲斐駒ケ岳とか……かな?
キレット小屋までは下り。ここから赤岳を目指しガレ場を登って行きます。真教寺や県界に比べて鎖場は少ないのですが、とにかくガレている。下りは怖いな。
何とか真教寺分岐まで登りきると一安心。ここからは勝手知ったりです。
赤岳山頂も雲の中。5回目にして初めて天候に恵まれませんでした(T ^ T)
当初の予定では、ここから一度 行者小屋まで降りてテン泊するつもりでしたが、今日のうちにもう少し距離を稼いでおきたい。
ここ最近、ヤマレコに日帰り八ヶ岳全山縦走と言う記録が次々にアップされていたので、もしかしたら私でも2日間あれば行けるのでは?と思ってしまったのです。
注) それらの記録はトレイルランのようです。また阿弥陀などには登っていないので正確には全山ではなく南北縦走と言うのが正しいかも。
私は地蔵の頭を越えて、テントを張れるオーレン小屋を目指す事にしました。
まずは横岳。向かう途中、晴れて中岳や阿弥陀岳が見えました。そして雲の隙間に赤岳も!!
すれ違った女性に「赤岳はどの山か?」と聞かれたので私は「丁度、今見えてきた山ですよ」と答えました。赤岳を目指すその方は、なんと70歳なんだそうです。すごいなぁ〜
横岳を越えると眼下に硫黄岳山荘が見えてきました。
夏沢峠までは、後一山越え。だいぶ時間が押してきた上、天候も怪しくなってきました。
硫黄岳山荘の方が「今日はどちらまで?」と声をかけてくれました。「オーレンまで」「そうですか、オーレンまでね。気を付けて」なぜ、止めてくれんのだ!!
この時間からじゃ、危ないですよ。とか言ってくれれば、私の折れかけた心が完全に折れたのに……
「気を付けて」と言われた私は気を付ければ大丈夫、今の季節ならまだこの時間に歩いても大丈夫なのだろうと勘違い。
硫黄岳の山頂でヒョウに降られました (T ^ T)
急いでツェルトを被り、レインウェアを着る。ちょっと待て!!このツェルト、今夜のテントじゃないですか!!ビショビショです (T ^ T)
そして森林限界の少し手前で、ついにカミナリが (T ^ T)
やってしまいました。急いで下ります。
夏沢峠に到着して身も心もツェルトもビショ濡れです。オーレンまで後20分。進むかどうか迷っていると、たまたま山びこ荘のご主人が出てきました。
「あの〜、今日、泊まる事って出来ますか?」
そんな訳で、今日は山びこ荘に宿泊する事になりました。
【夏沢峠、山びこ荘】
山びこ荘は、宿泊6,600円(夕食、入浴券付き)でした。夕食は17時半からで、私が着いた時にはもう準備が終わっていましたが、ご主人が急きょ1食を追加してくれたので私も食事に有り付くことが出来ました。ありがとうございます(T ^ T)
雨が上がり外に出て見ると、虹が見えました。
山びこ荘の日程はこんな感じです。
17:30 夕食
19:30 モモンガ
20:00 消灯
4:00 起床・モモンガ
……日程に、モモンガ Σ(゜д゜lll?
この山荘にモモンガが遊びに来るらしく、みんなでモモンガを見る時間を設けています。
ご主人がモモンガが遊びに来るようになったいきさつを物語風に話してくれます。
夜には現れなかったようですが(私は寝てしまった)、朝の暗がりの中、モモンガがやって来ました。フラッシュをたいてもほとんど逃げません。慣れたものです。
普段は山小屋に泊まらない私ですが、小屋のご主人や他の宿泊者との交流など今までにない経験が出来ました。小屋泊まりも悪くないな、と思いました。お金がかかるので頻繁には利用出来ないけど(ーー;)
↓夏沢峠・山びこ荘↓
www.yamabikosou.com
【夏沢峠〜天狗岳〜本沢温泉〜松原湖】●2日目
昨日、コースタイムを調べて見ましたが、私の足ではとても蓼科山まで行けそうにありませんでした。
予定通り天狗岳→本沢温泉→松原湖と辿ることにします。
天狗岳には沢山人がいました。「この辺りには色々なコースがあって、コース選びをするのも楽しいですね」と途中で会った方が言っていました。本当ですね。
次はどこから登ろうか、迷ってしまいます。
東天狗では雲がかかっていた赤岳ですが、西天狗に着いた時には、鮮やかに姿を現しました。南アルプスも見えます。
ところが東天狗に戻ると、また全ては雲の中。不思議です。
天狗岳から白砂新道を通って本沢温泉に下りました。
本沢温泉では、山びこ荘で貰った入浴券で日本最高処の露天風呂に入ります。
う〜ん、気持ちい〜い!!でも、ちょっと恥かしいです。
続いて、本沢温泉から林道を3時間ほど歩いて松原湖へ。
松原湖では釣りを楽しむ人が沢山いました。何が釣れるのかな?
なぜか松原湖を2周して今日の山行は終了です。
松原湖駅着 15時15分。
え〜と、次の電車は……16時23分。1時間待ちです (ーー;)
おわり。
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