笠岳(笠ヶ岳)〜頂上へ30分、志賀高原の笠帽子


- GPS
- 01:11
- 距離
- 0.8km
- 登り
- 171m
- 下り
- 163m
コースタイム
【実働】0時間49分
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2008年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
県道脇の「峠の茶屋」前に駐車でき、日の高いうちは茶屋も営業している。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道はかなりの区間を階段が占める。 かなり急角度だが、場所によっては手すりや鎖などのサポートもある。 頂上直下は崩落により迂回路となっているが、特に問題はない。 登山ポスト・水場なし。 周辺は温泉の宝庫で、登山口からは県道を上っても下っても至る所に入浴できる施設がある。 |
写真
感想
この山は、志賀草津道路の横手山付近から見ると菅笠のような均整の取れた三角錐に、万座峠方向からだとぽっこりとしたドーム状の盛り上がりを見せ、いずれにしても何とも印象的な山容をしている。おそらくその形に由来すると思われる山名は、周辺の案内表示などではほとんど「笠岳」と表記されており自分もそのように認識していたのだが、地図を調べるとどうも「笠ヶ岳」で統一されているようだ。だが、「笠ヶ岳」だとどうしても北アルプスの方をイメージしてしまうので、自分的にはやはり「笠岳」の方が納まりが良い。
この山は頂上間近を県道が横切っており、登山目的だけだとあまりにも行程が短すぎて、かえって登る機会を得ないでいた。
今日は中野市での仕事のついでがあり、天気予報でも快晴が確実だったので、昨日(大渚山登山)の勢いのままに登ってみようと思い立った。
登山口の「峠の茶屋」脇に車を停めたのがすでに15時過ぎで、茶屋ももう店仕舞を始めている。たまに車を停めて頂上を仰ぎ見る人はいるが、これから登ろうという人は他にはいないようだ。
登山道は一本道で、かなりの部分が階段または階段状になっている。急勾配の所には手すりもあるし、一部補助用の鎖が階段の上を這いずっているのがかえって邪魔なくらいよく整備されている。階段が終わると頂上直下で、道は西側から巻くように頂上に目指す。この道は本来の道が崩落により通行止めとなっているための迂回路であるが、木の根を足掛かりにする箇所もある唯一登山道らしいと思える部分だ。
大小の岩が覆う頂上は狭いが、展望は360度で素晴らしい。間近の横手山をはじめとする志賀高原の山々、万座の山のかなたには浅間山、西を向けば霞の上に北アルプスの峰々が遥かに延びている。地元の黒姫山(2,053m)より標高が高い(2,076m)のに、わずか30分弱で登れてしまうということに若干の違和感がないでもないが、ここは有難味の方を素直に認めよう。
帰りはでかい山靴が階段を踏み外さないように、一歩一歩確実に下って20分。実働で往復約50分という行程だ。
志賀草津道路を走っていると山容が目を引くので、何となく登ってみたい気持ちにかられる山である。天気さえ良ければ空身で運動靴でも問題ないだろう。エスカレーターとリフトでお手軽に上がれる横手山ではさすがに俗過ぎるという方にはお薦めかも。
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