北都留郡・御前山5座
山梨県
山キチどん
その他1人 
体力度について
- GPS
- 08:00
- 距離
- 19.4km
- 登り
- 1,554m
- 下り
- 1,445m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 6:55
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 8:00
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2021年02月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車
復路：中央線梁川駅 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
南米沢峠からヨソ木山手前の鉄塔までは藪・倒木ありルートファインディング必要 |
写真
拍手高いところにあり5階建ての駅舎から南口が整備された
電柱の手前のフェンスの切れ目から入る
うまい具合に列車は来てrくれない
感想
上野原駅コンコースの5階から東の空を見ると丁度ご来光の時刻で山の端から朝の光が降り注いだ。桂川橋で左岸に渡り、鶴島集落最奥の登山口に達した。急斜面の登山道は一貫した登りで100m程高度を上げると等高線が益々詰り厳しさが一入となった。鶴島御前山(484m)は、4等三角点「御前山」が設置され信仰の山なのか祠もあった。展望のない山ながら山容魁偉で存在感は大きい。西方向に進むと高柄山への分岐があり、平成16年にはこの分岐を折れて高柄山へと向かった。今回は真っすぐ進み栃穴御前山を目指す。分岐のすぐ先の岩峰は展望が良く、富士山が頭を覗かせていた。
馬ノ背の稜線を進み、鞍部を越えて直下まで来ると見上げるような斜面となり要所に掛けられたロープを手掛かりに這い上がった。栃穴御前山(とちあなごぜんやま431m)は屹立した山で展望は樹林の隙間から見える程度だった。北西斜面の下りも険しく岩混じりの斜面を下り栃穴集落へ降り立った。杖突集落に迂回し、桂川に架かる杖突橋を渡り左岸に戻った。中央線の上を越えて国道20号線に出ると東京方面に戻り、3座目の御前山を目指して牧野集落の奥、上野原西中学校前のフェンスの隙間から尾根に取付いた。入口付近は藪が心配されたが明瞭な登山道となった。稜線に出て暫く進むと岩場となり、六甲で云う須磨アルプスのような地形になってきた。竜の背のような岩場の通過には神経を使った。眼前に大きな山体が見上げるようで急斜面を登った。
四方津御前山(461m)の山頂域に達すると電波塔があり少し西に進むと3等三角点「四方津村」のある山頂に到った。展望は木の間越し周囲が見える程度だった。西側への下りも厳しく鞍部で南に登山道が分岐したが稜線を進み西御前(413m’)に乗り上がると素晴らしい展望が得られた。倉岳山(990m)の左に富士山の頭が見え、眼下にコモアしおつニュータウンが広がり、御春山や綱之上御前山と此の先目指す山々も望めた。住宅地に下り立つと50坪はあろうかと云う戸建住宅の整然とした街並みにグレードを感じた。静かなニュータウンに不似合いなマスクもしていない闖入者の我々は万目睚眥を感じながらもニュータウンを縦断した。
通ろうと思っていた道が通行止めで迂回して車道を歩いたが此方も冬季閉鎖されていたが何の問題なく歩くことができた。大野ダムへの道に出ると嘗て歩いた道、草付きのダムサイトを眺めながら車道を登って行った。ダムサイトに到ると権現山(1,312m)が美しく貯水池に影を落としていた。対岸に渡ると舗装道路の遊歩道が山を登り、稜線に到ると天王宮の祠があり傍らには、金比羅宮、秋葉宮の祠も鎮座していた。舗装道路が途切れ東屋で一息つくとダム周回遊歩道へと進んだ。西南西に一直線に続く稜線が急登となりピークに達すると郡司山(461m’)で展望が良く歩いてきた3座の御前山が見渡せた。
150m程進むと御春山(おはんなやま464m)に達した。4等三角点「臼木」が置かれ東屋もあり初老のご夫婦が休憩中だった。展望は良く権現山(1,312m)や笹尾根の稜線が望めた。陽だまりの中、ご夫婦の発たれたベンチで昼食休憩を取った。西南西に進むと南米沢峠で周回遊歩道が北に下って行った。この先は道が悪く藪で覆われ不明瞭になってきた。分岐のピークに到り南に飛び出した今日の最高峰、綱之上御前山(568m)を目指す。ザックをデポして身軽になってアタックしたがやはり急登で登り堪えがあった。山頂からの展望は良く、四方津、栃穴、鶴島の3座の御前山が望めた。
分岐のピークに戻り西北西に進むと藪が濃く倒木も多く時々目に入る赤テープが心強かった。P485を過ぎると地形が複雑で慎重なルートファインディングが求められた。太田峠に下りると斧窪と大田を結ぶ道が越えていた。峠の先も藪が濃く地形も複雑、中央道のトンネルの上を越え送電鉄塔に到ると巡視路となって藪から解放された。谷を回り込むように稜線が南転し再び送電鉄塔を越えヨソ木山(538m)に到った。展望が良く倉岳山(990m)や扇山(1,138m)を望むことができた。
南に進み鞍部に下りると中央道のトンネルの上でP494の肩に乗り上がるが送電線のピークには立ち寄らず東へと下り最後の御前山に向かった。しっかりした道があり最後の登り返しは100mの標高差で今まで程険しくはなかった。斧窪御前山(おのくぼごぜんやま523m)山頂には3等三角点「斧窪村」があり、共同アンテナが建てられていた。山頂より少し南側に樹林の切れた所があり、綱之上御前山(568m)とJR中央線の線路が見えた。下山路はどうかと心配していたがしっかりした道があり問題なく斧窪集落に降り立つことができた。途中に赤い鳥居の祠があり地元の信仰が集められているようだった。下山路は、落葉が10�僂曚廟僂發蠡�で掻き分けて下った。集落の道に降り立ち国道20号線に出て東京方面に歩いて梁川駅に辿り着き長い縦走を終えた。
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